大朝日岳雪渓
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,370m
- 下り
- 1,369m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:10
天候 | 薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく踏まれた登山道ながら、積雪のあるところではルートファインディング、滑落要注意。 |
その他周辺情報 | 古寺に民宿。 |
写真
装備
備考 | アイゼンを持っていくべきだった。 |
---|
感想
山形の山々は随分の登ったが、朝日にはまだ足を踏み入れたことがない。朝日連峰のアイドル的存在はヒメサユリだ。山形、新潟、福島の三県にまたがる山域に特産種ということになっている(実は、山形・宮城県境にも自生地がある)。開花は6月。朝日に行くならヒメサユリの咲く6月、となるわけだが、言うまでもなく梅雨のさなかで天気が難しいのだ。そしてこの日、チャンスが訪れた。行くぞ!と仙台を後にして、一路、古寺鉱泉の登山口を目指す。車で走る途中の雰囲気も、上高地の梓川のほとりのように高原ムードがあふれている。上高地と違うのは、誰もいないってことだ。
車を置いて登り始めるが、果たしてどこまで行けるだろうか。梅雨の晴れ間と言ってもそれなりの標高の山となれば、そんな好天は望めない。その代わり、涼しさを味方にペースは上がる。意外に簡単に古寺山に達する。目の前には小朝日の端正な姿がある。うまくすれば大朝日まで行けるかも。そんな気分に駆り立てられて先を急ぐ。稜線にはオオバキスミレやイワブクロ、ショウジョウバカマなど様々な花が咲く。そしてもちろん、ヒメサユリのピンクの花も。こうした花々に励まされて小朝日岳の山頂まで来た。こうなると欲が出てくる。よーし、大朝日まで行くぞー。次第に風は強まりガスもかかるが、先を急ぐ。銀玉水までくると、大朝日岳がガスの切れた瞬間、どんと目前に現れる。おお、もうそこだ。勢い込んで進むと、雪渓が行く手を阻む。取り付いて登り始めるが、これはちょっと危ない。ルート上の傾斜はさしたることはないが、少し先では雪渓が左の谷に向かって続いており、アリジゴクのようにすとんと落ちているのだ。悔しいが命あってモノものだねと、ここで断念して引き上げることにしたのだった。後日、地元の案内を見ると、6月まではアイゼンとピッケルがないと危険、と記されていた。出がけにどうしようかな、と思ったにだが、重くなるしもう6月だからとアイゼンを置いてきたのが仇となった。以来、雪が残る初夏の山には必ずアイゼン持参で出かけることに。またくるからね!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する