武奈ヶ岳(青ガレ〜ダケ道)※快晴の武奈で雪山修行!


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,080m
- 下り
- 1,078m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全般に赤いペイント標示があり、とても助かりました。 登山ポストはイン谷口からトイレの間にありました。 |
写真
感想
今週になって暖かい好天が続いているので、ノーマルタイヤの我が
家の車でも、普段は近付けない登山口に行けそうです。
ネットで調べてみると、イン谷口の駐車場に積雪がなさそうだった
ので、秋に登って以来の武奈ヶ岳に行く事にしました。
前回は坊村から琵琶湖側への縦走コースでしたが、今回はイン谷口
から青ガレで登って金糞峠、コヤマノ岳から山頂へ、帰りは八雲ヶ
原、北比良峠からダケ道で下る予定にします。
朝7時にイン谷口に着くと辺りに雪はなく、恐る恐る先に進んで行
くと、トイレ前の駐車場まで上がって来れちゃいました♪
登山ポストを車で通り過ぎてしまったので、相方が登山届を出しに
歩いて正面谷小屋に向かいます。
相方が戻り、今日唯一のトイレを済ませてから準備をして7時30分
に駐車場を出発しました。
少し歩くと道に雪が現れ始めますが、踏み固められてカチカチなの
で、滑らないように雪の部分を避けながら歩いて、10分ほどで大山
口に着きました。
大山口で分岐を左に、初めての青ガレに進みます。
大山口から先は、しっかりと踏まれた傾斜のある雪道になったので、
少し広い場所でアイゼンを着けました。
天気予報通りの気持ちのいい青空の下を、正面谷沿いに何度か堰堤
を越えながら歩いて行きます。
やがてゴツゴツとした岩が、所々に雪から顔を出した青ガレの急坂
に取り付きました。
足元の悪いガレ場ですが、雪の絨毯のおかげで登り易いし、進行方
向を赤いペイントマークで示してくれているので、迷うことなく進
めます。
青ガレをどうにか通り抜け、頭上が開けて、少し広くなった金糞峠
に着くと何人かの方が休憩中。
私たちもここで最初の休憩をしてから、分岐標示を確認して先に進
みます。
金糞峠から少し行くと小さな木橋があって、ここから中峠とコヤマ
ノ岳への分岐になります。
分岐にあった標示板を見ると、武奈ヶ岳へは中峠を経由せず、コヤ
マノ岳へ直接向かうルートが山頂まで1時間で最短とのことなので、
迷わず最短ルートを進みました。
この辺りから雪が深くなってきて、トレースが薄くあちこちに分か
れ始めます。
しばしば膝まで踏み抜くこともあったりの中、木々に記されたペイ
ントマークやリボンを頼りに急坂を登ること1時間半…
ようやく中峠からの尾根道に合流しました。
尾根道になると傾斜も緩やかになり、トレースもはっきりとして歩
き易くなります。
雰囲気のいい樹林帯の道ですが、気温が高いので樹氷はありません
でした。
すぐにコヤマノ岳に着き、進む先に武奈ヶ岳への稜線が見え始めて
テンションが上がりますが、一旦下って登り返すのが大変でした。
コヤマノ分岐を過ぎると、頂上にはあと少し。
西南稜からの稜線に出て、右に歩いて行くと、武奈ヶ岳(1214m)の
山頂に到着です。
時間は11時30分。スタートから4時間の長い道のりでした!
山頂にはあまり風も強くなく、昼食にしてもよかったのですが、二
人とも登りの疲れからか、座り込んだまま何もせずに30分休憩しま
した。
ふと気付くと、いつの間にか人もかなり増えてきたので、八雲ヶ原
か北比良峠でお昼にしようと出発しました。
頂上からの下山路は前回も歩いた道なので、少しは安心かなと思っ
ていましたが、やはり雪があると道も変わるのか、イブルキのコバ
から八雲ヶ原へも初めて歩く感覚です。
何度か渡渉の場所もあったようなのですが、雪に覆われていて踏み
抜いた穴がスッポリ開いた道があって怖かったです。
八雲ヶ原に着くと、池が雪で覆い隠されているせいなのか、前回に
見た以上にとても広い雪原になっていました。
トレースも殆どなく、どこをどう歩けばいいのか、よくわからなか
ったので、そのまま左に沿って八雲ヶ原を素通りして、北比良峠に
向かうことにします。
八雲ヶ原から、旧比良スキー場のゲレンデ跡を登る道は、トレース
のない区間もあったので、前回以上にきつかったです。
ゲレンデ跡を登りきって琵琶湖が見え始めると、見覚えのある大き
なケルンが見えて北比良峠に到着しました。
時間は13時50分。かなり遅くなったけど、ここで昼食にしました。
前回と同じ、琵琶湖が真正面に見える特等席でゆっくりと食事。
もうお腹がペコペコでした!
14時30分に下山開始。前回と同じくダケ道で下りますが、トレース
がステップが崩れて滑り台のようになっていて、何度も転びながら
の下山になりました。
高度が下がってくると、溶けかかったグズグズの雪になってきて滑
ることはなくなりましたが、土が混じってドロドロな場所もありま
した。
途中から雪が少なくなって、少し広くなった場所でアイゼンを外し
ました。
そして北比良峠から約1時間半かかって、16時に大山口へ着いてホッ
と一息。
駐車場には16時10分に到着。
実に8時間40分の山行になりました。
今年で一番、雪の少なかったかも知れない武奈ヶ岳でしたが、雪が
深い所も多かったのに、私たちはワカンやスノーシューもなく、何
百回も踏み抜いては立ち上がる修行のような一日でした。
まだまだ雪山初心者の私たちにはいい勉強になりました。
次回はワカン買ってまた来ます〜♪
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