森戸川南沢遡行・中沢(仮)下降
- GPS
- 06:36
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 307m
- 下り
- 282m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
葉山方面行きのバスに乗って長柄交差点バス停で降りて歩くことも可能ですが、逗子/新逗子からあまり距離はありません。駅から歩いてしまってもよろしいかと。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
沢は二俣まではややヌメっていました。それほど深くはありませんが、所々深いところがあります。降雪直後に入渓する人はあまりいないと思いますが、降雪直後は底が見えないのでリスクありです。 |
写真
感想
1 記録
(1)入渓点まで
地図をチェックしていれば道を間違えることはないでしょう。
林道ゲートの近辺は護岸工事が施されていることと、一つ堰堤があることから、
ゲートを過ぎてすぐに入渓するべきではないでしょう。
ゲートを過ぎてから最初に森戸川を渡るところから入渓できるかもしれません。
もっとも、もう少し進めば容易に入渓できるので、ムリに入渓する必要はありません。
(2)入渓点から二俣まで
通常であれば危険箇所はありません。
今回は降雪直後で、水のよどんでいるところには雪が溜まっていて底が見えませんでした。
急に深くなるところも多少あります(深いといっても膝くらいでしたが。)。
降雪直後に入渓する篤志家の皆さんはご留意ください。
堰堤が一箇所あるので、一度林道に上がらないといけませんが、堰堤を越えてすぐ沢に戻れます。
もっとも、程なくして深いところがあるとの記録に接していたので、
今回は堰堤を越えてすぐは沢に戻りませんでした。
いずれにせよ、すぐに二俣に着きます。
(3)二俣から乳頭山(211mピークの北のピーク)まで
二俣までは川原がありましたが、二俣から先はなくなります。
降雪直後の入渓でなければなくても問題ないでしょうが。
また、二俣から先は倒木が多くなります。
雪の重みで倒れた木も多かったです。
後者はともかく、前者もそれなりにあります。
今回は可能な限り水線沿いを進むことを心がけましたが、
そこまでのこだわりがなければ、積極的に沢沿いの登山道
(と思しき踏み跡)を進んでしまう方がよいでしょう。
今回のポリシーは、水線沿いを進むというもののほか、
本流をできる限り詰めるというものもありました。
が、雪が多いとやはり難しいです。
滝を登れなかった怪我の功名で、
乳頭山の南のコルに詰め上がる登山道に出会いましたが、
遡行時は枝沢に入っていると思っていました。
房総半島もそうですが、三浦半島もどこも同じように見えるので、
雪がないときも、記録に頼らずしっかりと地図読みをすることが必要でしょう。
ちなみに、稜線に出たときは乳頭山から西に派生する尾根(中尾根)に詰め上げたと思ったため、
乳頭山に行こうとして右(方角は南)へ進んでしまいました。
(4)乳頭山から二俣まで
中沢に降りるためには、中尾根には入らないことが必要ですが、
乳頭山からほんの少し降りた所にある分岐を右に進まないといけません。
ちなみに、無雪期のハイキングで田浦方面に行こうとしたときに間違えたところです。
知っていれば全く問題ないのですが、知らないと迷うので注意が必要です。
地形図上は適当なところから降りれば良さそうですが、
意外と傾斜があるので、もう少し先から中沢に降りるのがいいでしょう。
道なりに進むとピークを巻くように登山道が付けられているところがありますが、
ピークを巻いたあたりから容易に中沢に降りられます。
今回はもう少し進んで枝沢から中沢に降りました。
中沢はやはり倒木や雪で倒れた木が多くありました。
もっとも、南沢よりも通過は容易ではないかと思われます。
ただ、あくまでも程度問題であり、沢沿いの登山道も適宜利用すべきと思われます。
ところどころ深いところもありましたが(股くらいまで)、
難しいところはありません。
倒木がなくなってくれば、もうしばらく進めば北沢(小附沢?)出合、
さらにもうしばらく進めば二俣です。
北沢(小附沢?)出合からは登山道もすぐ脇にあります。
2 感想
(1)入渓点まで
もともとは8日に遡行を企てていた森戸川。
大雪で中止しましたが、逗子在住のm-starさんから
積雪は膝上くらいではないかとのコメントをいただいておりました。
葉山の沢でラッセルなんてこの機会を逃したら体験できないと考えて、急遽行くことにした次第です。
(2)入渓点から二俣まで
こんな時に入渓するのはnamemaniaだけだろうと思いきや、目前にトレースが。
三浦半島のマニアは侮れないと思いましたが、後でm-starさんのトレースと聞いて納得。
納得してしまっていいのかよく分かりませんが。
トレースがあったので楽に歩けました。m-starさん、どうもです。 m(_ _)m
それはそれでよかったのですが、水はとても冷たいです。
雪と混ざっているので当たり前ではあるのですが、
やけに冷たいと思ったら、ネオプレーンの靴下に穴が空いていました。
買い換えないと。
今回は、吉沢川@鎌倉でよく分からなかったHyper-Vの試し履き第二段でもありました。
幸か不幸か二俣までに少しあったナメはヌメっており、そのようなところでは結構滑ります。
それほど履いているわけではありませんが、アクアステルスと同じような感じという印象を受けました。
(3)二俣から乳頭山まで
m-starさんのトレースは南沢には向かっていませんでした。
そんなわけで、ここからは一人旅です。
さしたる情報もなく、先行者がおらず抜けられるか分からないことから、
正直なところかなり不安でした。
稜線に上がれば何とかなると考えていたこともあってテンパったりはしませんでしたが、
やっぱり平常時の状況を把握しておく/単独行は控えるということは大事かもしれません。
そのため、標識を見たときは大変安堵しました。
そこからの急登が本日一番の核心部だとはつゆ知らず。
(4)乳頭山から二俣まで
ここは登山道もそれなりに使いました。
南沢でさんざん冷たい思いをしたためか、中沢ではさほど冷たさは気になりませんでしたが
倒木は気になって仕方がありません。
シャーベット状になった水流を突き進むのも飽きたというのもありました。
所々にナメがあったことと詰めの急登がないことから、倒木がなければ楽しく歩けると思います。ちょっと残念。
倒木がなくなってからは、さっさと下山すべく、
びしょ濡れになるのを厭わずに登山道は使わずに水流に突っ込みました。
なお、着替えを持ってこなかった(=電車にそのまま乗らなくてはいけない)ことを思い出したのは二俣直前でした。
雪の森戸川を行く千載一遇のチャンスでしたね! 私は馬頭観音の少し北西の、登山道分岐点に詰めあがり、沼間小学校へ下山しました。ハイキングコースが錯綜しているので、逗子市環境協会の観光マップが有用です。
雪の森戸川を次に体験できるのはいつになるかと思ったら、
家でまったりしている場合ではありませんでした。
示唆いただいたおかげでかなり貴重な体験をできました。
帰宅後にググって京急の手による三浦アルプストレッキングMAPを見つけました。
これによるところの小附沢(北沢としている記録もあります。)を遡行されたんですね。
もうちょっと暖かくなったらそちらにも行ってみようと思っています。
三浦や房総は地形が入り組んでいて、読図の上級コースだと思っています。
僕も森戸川を遡行した時には何度か迷いました。
2月9日の雪の森戸川ですか。。。実は僕もちょっと考えました(笑)
良い記録をありがとうございます。
kawamasaさん
どうもお粗末様です。
三浦や房総で正確に読図できる自信はまったくありません -.-;
今回も途中からよく分からなくなっていました。
低山のバリエーションルートに入るときは、GPSを持って行く方がいいと思います。
見ないで済めばそれに越したことはありませんが。
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