【高尾山】雪山満喫のはずが3号路で悪戦苦闘


- GPS
- 06:32
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 807m
- 下り
- 808m
コースタイム
07:30 清滝駅
07:40 6号路登山口
08:00 琵琶滝
08:40 浄心門下分岐 08:50 3号路へ
11:00 5号路合流前ベンチ(ランチ)11:35
12:00 高尾山頂 12:30 4号路へ
12:55 吊り橋
13:05 浄心門 13:10 1号路へ
13:50 清滝駅
14:00 高尾山口駅
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【高尾山口駅〜琵琶滝】 ・高尾山口駅前より清滝駅付近までは踏み跡で圧雪 ・清滝駅前は除雪作業中 ・6号路入口までは車の轍あとを辿る ・6号路入口から雪深く、入口付近に雪の重さによる倒木が道を塞ぐ ・琵琶滝付近は雪深く静寂 【琵琶滝〜浄心門下分岐】 ・登り階段の段差が積雪のため判らず ・おそらく前日の踏み跡が一人分があり、それを辿る ・病院からの合流点より数名の踏み跡が合流 ・キックステップで急登を一歩づつ登る 【浄心門下分岐〜3号路へ〜山頂】 ・3合路方面は踏み跡無しのためアルミワカンを装着 ・かなり雪深いがワカンが好調 ・陽射しで気温が高く、木々の枝の雪が溶け始め降雨状態 ・進むに連れ段々深雪も水分を含み重く、ワカンが重くなる ・降雨状態でビショヌレ、途中でワカンを外す ・水分を含む重い深雪の中、2時間ほどの悪戦苦闘で体力消耗のため、 5号路合流手前の雪に埋もれたベンチの除雪してランチタイム 【山頂】 ・大勢のハイカーで賑わう ・茶屋はすべて休業 ・三角点も雪に埋もれてる ・雲は多めだが空は青く澄んだ空気で眺望は良い 【山頂〜4号路〜浄心門】 ・踏み跡もしっかりある ・10本爪のスノースパイクを装着 ・日影のため、木々の枝の雪解け雫も無く雪も締まっていて歩き易い 【浄心門〜1号路〜高尾山口駅】 ・道の所々に雪だまりはあるが踏み跡のあるところは圧雪状態 ・茶屋前よりケーブル山頂駅周辺は除雪作業中 ・リフト乗り場付近より除雪されている ・途中、ショベルカーによる除雪作業中 ・登山口手前、雪解け水で雪がグチャグチャの箇所あり ・清滝駅付近は除雪がかなり進んでいた |
写真
装備
MYアイテム |
重量:-kg
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個人装備 |
アルミワカン
スノースパイク
サングラス
オーバージャケット
オーバーパンツ
ニット帽
ネックゲーター
防寒手袋
手袋
ロングスパッツ
タオル
テッシュ
ファーストエイド
保温水筒 熱湯
飲料水 500ml
防寒着
ストック スノーバケット
行動食
|
感想
【2014年2月8日:関東地方40年ぶりの大雪】の翌日
2月8日は朝からの降雪、午後からの法事の前に
家族4人で東京都知事選挙を期日前選挙で済ませて、密かに9日の山行準備。
9日の朝、電車の運行状況を確認するとちゃんと動いている様子。
JR高尾駅北口より、陣馬高原下行き始発に乗るため、午前6時に家を出る。
最寄り駅で予定の電車を待っていると、結局雪の影響で30分の遅れ。
この時点で陣馬山は諦め、高尾山口駅へ向かい、高尾山から城山までのコースに変更。
高尾山口駅で身支度して清滝駅横を通り、6号登山口から琵琶滝経由のコースを進む。
6号登山口を入ってすぐのところに積雪の重みで折れた倒木が道を塞ぐ。
倒木の山側を回り込めば進めるのだが、
この倒木を目の前にして引き返す女性ハイカー、なんか嫌な予感。
ここで、体が温まったので、オーバージャケットをザックに仕舞い込む。
風も無く寒くない、晴天で陽射しも眩しく気温も上昇中。
琵琶滝は40Cmほどの積雪で雪の中に封じ込まれての静寂感。
琵琶滝の横の登山道の石段は雪で段差が不明瞭、
おそらく、早朝か前日に先人が残した一人分の消えかかっている踏み跡が
辛うじて目安となる。
浄心門下の分岐点までは結構な急登、年初めの天神平での雪山講習を思い出しながら、
キックスッテプで一歩づつゆっくり進む。
分岐点で3号路方面を見ると踏み跡が無いので、アルミワカンを装着、出だしは快調。
3号路は南斜面のため陽射しで木々の枝に積もっていた雪が解け、
雫が雨の様に降ってくる、オーバージャケットを脱いでいたため、
ミドルウェアはずぶ濡れとなり重みを感じ始める。
雪質も水分を多く含んだズッシリとした深雪状態で、
踏み込んだワカンの足が抜けなくなってきている、
そのうちにワカンのベルトが緩みはじめ、何度が調整したが、
左足のワカンが外れたので、右足も外してツボ足で進む。
ワカン無しのほうが遥かに歩きやすい。
ここまででかなり体力を消耗ていた。
普段は30〜40分でサクサク歩ける3号路、
既に2時間ほど雪の中で悪戦苦闘。
この時点で、城山行きを断念。
5号路との合流する手前で、
雪に埋もれているベンチを見付け、腰掛ける部分を除雪し、
腰を下ろした瞬間に仰向けになって5分ほど脱力、精根尽きた状態。
その後、気を取り直してランチの準備をし、カップ麺の豚汁うどんを食すと、
嘘のように元気が出て回復した。
山頂まではしっかりとした踏み跡を辿り、一気に到着。
すでに正午を過ぎで、気温も高かったのだが、
空気が澄みきったとても美しい眺望、富士山も雲の切れ間から姿を現していた。
雲は多めであったが、青空と白銀で近隣の山脈も美しく見える。
20分ほど景色を満喫して山頂を後にする。
帰りは4号路から1号路を使って降りることにする。
4号路は北側で日陰が多いため、雪も締まり歩き易い。
念のために10本爪のスノースパイクを着けたが、
サクサクと軽快に歩け、浄心門まで難なく到着。
1号路はケーブル山頂駅付近から除雪が為され、
リフト乗り場から山麓の途中まで、重機が入り完全に除雪されていたので、
途中でスノースパイクを外した。
1号路登山口付近は未だ除雪前で、
雪解け水が混じってグシャグシャになっている箇所もあったが、
清滝駅周辺の除雪はかなり進んでいた。
14時前に高尾山口駅に到着して本日の山行を無事?に終える。
ここのところ雪山好いて、今回も雪山を満喫するつもりで勇んでの山行予定だったが、
思った以上の雪深さと、八ヶ岳の雪質とは全く異なった重たい雪で大苦戦を強いられ、
体力の消耗を身にしみて感じ、いろいろな意味で良い教訓であった。
basemanさん、こんにちわ。
ずいぶんと頑張りましたね。
リフト使って
そして、
25枚目の写真、
一番左の奥、柱の横は小生でした
こんにちは keith-kさん、お近くにおられたのですね。
写真、勝手に載せてしまい大変失礼致しました。
keith-kさんのレコを拝見して、山頂付近から1号路で降りてくる時刻が
ほとんど同じだったので、気付かずにとても残念に思っていました。
妙に「雪山」に気持ちが昂ってしまい、今回はコース取りに失敗しました。
先月の北横岳のサクサクに乾いた雪質に惑わされ、甘かったです。
もう少し慎重に計画しようと思います。
今年こそ、どこかで再会するのを楽しみにしております。
初めてのコメントにて失礼します。
当日私も琵琶滝〜2号(南)、3号、5号、4号、2号(北)と歩いたのですが、
basemanさんが先を歩かれていたとは驚きました
特に、3号路は歩きにくいなあと思いながら苦労したのですが、
それでもbasemanさんが当日の第一歩をわかんで作っていて
下さった所を辿ることができたんですね
いやいや御苦労拝察いたします
「ひと休みしていきませんか」の看板、
まさに天の声のようだったでしょうね。
木の上からの雫によるずぶ濡れは私も同じでした
おつかれさまでした&ありがとうございました
はじめまして、yamahiroさん、コメントありがとうございます。
雪解けの雫と重たい雪質には本当に参りました。
実は、お礼を賜るほどの貢献はできていないのです、
雪と戯れてのたうちまくっていただけですから・・・・。
厳密に言うと、ワカンの調整を繰り返しているうちに
2〜3人の人に抜かれているので、ほんの出だしだけになります。
「ひと休みしていきませんか」でランチ休憩をしている時、
優雅に傘を差して登られているご婦人をお見かけしました。
こんな日の「傘」は多いに有りだと思いました。
それにしても、
yamahiroさんのアクティブな山行記録には敬服致します。
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