隠居岳〜国見山系のんびりハイク

2022年03月13日(日) [日帰り]

• GPS: 03:39
• 距離: 7.4km
• 登り: 393m
• 下り: 401m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:49
• 休憩: 0:14
• 合計: 3:03

9:13 里美農村公園
9:54 9:56 隠居岳
10:29 10:29 里美農村公園
10:39 10:39 オサエ越え入口
11:23 11:25 オサエ観音（オサエ峠）
11:27 11:27 林道出合い
12:06 12:16 郷美谷池
12:16 12:16 里美農村公園
12:16 ゴール地点

危険個所無し。里美農村公園からオサエ越え入口まではしばらく林道歩き。林道をまっすぐ行き過ぎると郷美谷池の方へ行くので要注意。

天候

曇天

アクセス

利用交通機関：

自家用車

県道53号柚木三川内線の里美トンネルの佐世保側に200m行ったところを左折し（谷合橋の先）市道を700m上がると里美農村公園に着く。隣接の駐車場に駐車。

コース状況／危険箇所等

危険個所無し。宇土越え登山口からオサイ観音登山口までの林道部分の不案内なので地図をよく確認されたし。

写真

今日は里山ハイキングにやってきました。
ここは里美農村公園隣接駐車場。

3/13 9:08

公園のグラウンドで野球少年が親子でトレーニング中。
目指せ甲子園。

3/13 9:13

峠の手前が隠居岳登山口。

3/13 9:14

シイ、タブ、カシが茂る自然の山道。
しばらくは樹木観察でも。

3/13 9:22

白い食痕の葉はクロキだ。

3/13 9:24

これは地元の名が付く珍しい樹
「クスノキ科のイヌガシ」
（別名：マツラニッケイ（松浦肉桂）

3/13 9:26

そっくりな葉型のシロダモ

3/13 9:26

シロダモは葉裏が青白い

3/13 9:30

似た葉型のアカガシは濃い緑

3/13 9:54

冬芽が膨らみ始めたタブノキ。
美しい色です。

3/13 10:08

シロダモと同じクスノキ科のヤブニッケイ、
3行脈（さんこうみゃく）が特徴。
ニッケイ≒シナモンの事（香り良し）

3/13 10:06

ヤブニッケイの幹は黒くて滑らか、
一目でそれと分かりますね。

3/13 9:42

この付近は標高350mより上に北松浦溶岩台地と呼ばれる玄武岩が拡がる。

3/13 9:43

3/13 9:56

約40分で隠居岳到着です。

3/13 9:56

3/13 9:57

ここも九州自然歩道です。

3/13 9:59

振り返れば黒髪山系。
左から牧、青螺、天童岩が並んでいます。

3/13 10:30

この峠が宇土越え、
上の鋼管は水路でした。

3/13 10:31

お隣の烏帽子岳は秋のアカハラダカが有名。

3/13 10:32

林道をしばらく行きます。

3/13 10:35

九州西回りの樹木と呼ばれる、クスノキ科のアオモジが開花中。

3/13 10:40

早春のまだ肌寒いこの時期、
里山を暖かく彩る。

3/13 10:36

卒業の時期と重なるので「卒業花」とも呼ばれてる。

3/13 10:41

オサイ峠入口、
ここから再び山道に。

3/13 10:50

3/13 10:50

しばらくは自然林。

3/13 10:52

自然に染まる説明版。

3/13 11:01

このコースで一番大きそうなスダジイ。
境界木だろうか？。

3/13 11:23

オサイ観音（オサイ峠）到着。
積み上げた石垣が目を見張る。

3/13 11:25

雲行きが怪しいので八天岳は止めてここから戻ります。

3/13 11:31

帰りは林道で。

3/13 11:41

ウリハダカエデの実。

3/13 11:42

平地では既に終わった蕗の薹も、
里山では今頃。

3/13 11:50

フキには雌株と雄株が有ります。
これは雌株、雌花が見えていますね。

3/13 11:51

こちらは雄株、花が大きいです。
美味しいのはどちらかな？
（摘んでいって比べてみます）

3/13 12:11

郷美谷池まで降りてきました。
「ごみたにいけ」と読みます。

3/13 12:09

池のふちには赤く酸化した玄武岩がごろごろ。

3/13 12:07

湖畔にネコヤナギ。

3/13 12:12

のどかな農村風景を見ながら下山。

3/13 12:16

花の少ない早春の、アセビの花は貴重です。

3/13 12:26

いつきても気持ちが休まる風景です。

3/13 12:29

ナンバンキブシも早春の里山の原風景。

3/13 12:32

3/13 12:39

さっきから周囲を飛びまわる鳥たちがいます。
なんとか捕らえました。カシラダカのよう。

3/13 12:45

里美農村公園まで戻ってきました。
「里美＝さとよし」と読みます。なんでも郷美谷池（ごみたにいけ）が紛らわしいので、頭の二文字を読み替えたそうです。「郷美　⇒　さとよし　⇒　里美」

3/13 15:55

さて摘んできた蕗の薹を胃の中に収める前に鑑賞中です。
自然の造形は本当に美しいものですね。

撮影機器：

LUMIX DC-TX2 パナソニック

感想

MISB

標高が600m前後の長崎県の里山は照葉樹林に覆われている。
従って熊本や大分の山のようなスプリングエフェメラルが咲き誇るような落葉樹林帯の高山が無い。
先週の山行で見たフクジュソウなどもスプリングエフェメラルの仲間だ。
確かに足元に咲く希少な草花には心を奪われてしまう。

しかし常緑樹の里山にも春を告げる花が咲いている。麓が桜で騒がしくなるほんの少し前に咲く樹の花、その代表が「アオモジ」そして「ナンバンキブシ」や「ヤブツバキ」「オガタマノキ」など。

青々と輝く葉を持つ常緑樹の樹木観察もこの時期の楽しみでもある。
顔の周りに飛んでくる虫がいないこの時期こそ里山歩きの季節かもしれない。そんな早春の一日でした。

コメント

fujikita

MISBさん、こんばんわ。

写真の植物の半分が分かるようになりました。
少し植物を同定できるようになった感じがして嬉しいです。

ウリハダカエデの実の一つ一つは小さな竹とんぼのようで、風で遠くに運ばれる構造になっていました（植物園での観察）。

今は一気に花が咲きます。
1週間すると新芽が成長し、蕾は開花してしまうので毎週植物園に行かなければなりません💦。

MISB

fujikitaさん、いつもコメントありがとうございます。

同定できる植物が増えると、山へ行く楽しみが2倍3倍になりますよね。

植物好きの人にとって、春はとても忙しい時期にないります。息をつく暇もありません。（笑）

夕方山友からの電話が入り、fujikitaさんからお尋ねがありました例の花を、今週見に行くことになりました。（勿論山友はこの話題については知らずに電話してきたのですが・・）

ネットでもいろんな花の開花情報が飛び交うと、心が焦ります。