藤原岳 🌸一輪の福寿草と樹氷


- GPS
- 07:10
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,112m
- 下り
- 1,103m
コースタイム
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 7:01
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
藤原観光駐車場はかなり埋まっていた。 1台300円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
藤原観光駐車場にお手洗いあり。 避難小屋にもお手洗いあり。 |
写真
感想
「藤原岳に福寿草を見に行こう」とお誘いを頂いた。
断るわけないやん。当然参加です(⌒⌒)
しかし 気温は三寒四温とはよく言ったもので寒かったり暖かかったり
天気もめまぐるしく変わりハラハラドキドキ。
直前のヤマレコやヤマップでは福寿草は雪の下だとか・・・
→まぁ春なんだし 他の花が見れるかもしれないよね。
雪が解けてジュクジュクドロドロ道になってるとか
→これは気合と根性で乗り切ろう!!とあくまで楽天的な私。
間近になって なんとかお天気は大丈夫そうな雰囲気だが
どの天気サイトも 風が強いと出ている。
うーん。。。 これは気合も根性も役に立たないので
フェイスガード代わりのネックウォーマーにダウンジャケット等
防風防寒対策のものを詰め込んで
10本の軽アイゼンにチェーンスパイク
気温は高めのようだし 水分も多めに持っていこう
とかやってたら もうザックがパンパンで重くなる。
今回のターゲットの藤原岳は、三重県と滋賀県の境界の、花の山としても有名なお山。
北の方角には御池岳がどーんと控えていらっしゃる。
石灰岩地帯特有のドリーネが点在するカルスト地形だそうで 「石灰石の山」や「化石の山」とも呼ばれているらしい。
雪のない時期に花と地形を求めて一度歩いてみたいのだが 蛭さんがウジャウジャいるそうで 京都の北山でヒルを見るたびに絶叫してた私には無理な話^^;
既に雪解け水の中に既にいたとの情報もあるが これだけ登山客がいれば踏みつぶされてるはず。と希望的観測に縋りつく^^;
一応”ヤマビルファイター”は準備したけどね。
今回はお休みされていたようで 会えなくてほっとした。
朝の9時前に大貝戸登山口にある無料駐車場についたけれど 既に満杯。
ここから徒歩3分ほどの「藤原岳観光駐車場」(300円)に停める。
ここも既に満車に近かった。
登り始めから雪が出てくるまでは 花もないし単調な普通の登山道。
二合目、三合目と丁寧に標識が立っている。
天気もよく 寒さ対策してきたのが馬鹿みたいに暑い。
風も穏やかで春山気分。
が八合目を過ぎれば 雪が深くなり一気に雪山となる。しかもめっちゃ急坂やん・・・
雪と言ってもべちゃべちゃ、シャバシャバ状で凍ってるわけでもなく アイゼン付けてもなぁ。。。と悩むところ。
とりあえずチェーンスパイクを付けてはみるものの効果はあまり感じない。
なんとかよじ登りやっとの九合目には福寿草が一輪のみ。
スポットライトを浴びたかのように キラキラと輝いていました。
さらにここから急坂で ズルズル滑って先に進まない(泣)
キックステップをきざんで体重を掛けて登ろうとしたら あら不思議?
足場が崩れて右足と左足が同じ高さに揃う(笑)
これどうするねん?って上を見たら お姉さんが両手両足の四輪駆動で登ってはる。
そうか!この手があったかと思いながら見ていると 四つん這いのままズルズルと擦り落ちてくる。
これもあかんのかと思いながらさらに上を見ると メンバーのK氏が長い足をいかしてザックザックと登ってはる。
なんか悔しいねんけど。
シャバシャバで赤茶色に染まった登山道を離れて横についている足跡を辿って歩く。
所々嵌っているところを避けて歩くけど それでもハマる。
けどまだシャバシャバのルートを歩くよりましやね。
なんとか避難小屋に辿りついた時にはもうヘトヘト。
完全にエネルギー切れ。
この九合目から避難小屋手前までの急坂は 今期の雪山の中で最難関やった。
人でめっちゃ密の避難小屋を避けて 風の来ないところでお昼ご飯。
ここはお手洗いもあり ちょうど椅子代わりの丸太もあり これからピークハントが控えているのに 急坂が厳しかったせいかまったりモードになってしまう^^;
久しぶりのカップラーメンは美味しいしね。
このランチを食べた近くに”イルカ岩”があり 写真を撮ろうと思っていたのに
お手洗いでアイゼンを外して 付けなおすなら下山に備えて10本の軽アイゼンに変えておこうとか思ってる間に忘れてしまった。
残念。
避難小屋から山頂までのルートはやっぱり直登コースで息が上がる。
やっとたどり着いた感MAXの山頂は360度の眺望で 残雪の山並みがどーんと迫ってくる。
伊勢湾?も琵琶湖も しかも樹氷も見えて素晴らしい。
ちょっと離れた展望台も樹氷が綺麗に見えて 帰りに寄ってみる。
ここでお弁当でもよかったかなと思ったが 風が吹く度樹氷の大きな欠片がばらばらと落ちてきて当たるとかなり痛かった(涙)
ずっと見て痛い景色だったけど 帰りの時間もあるので ここから藤原岳のピークに登り返さずに避難小屋までトラバース。
新雪にはトレース跡があり やっぱり皆さん考えることは同じなんやね。
避難小屋を過ぎてからの下りの急坂は雪ごと滑り落ちやすく、どうしても腰が引ける。
転ければドロドロ確定やもんね〜〜〜。
私? コケませんでしたよ<( ̄- ̄)>
何回か危なかったけど^^;
やっと八合目でアイゼンを脱いでほっとした後は ひたすら下るのみ。
予想以上に雪の状態がハードで面白い登山でした。
登山口の休憩所に靴の洗い場があって ドロドロが洗えて助かった。
藤原岳はずっと前に一回登っていたことがあるけど その時はもっと雪が多くて
こんなに苦労したという記憶はなかった。
雪の状況で色々と変わるもんやね。
そういえば その前回の登山の時に 藤原岳の鉱山拡張計画というのを聞いた。
どういうものだったのか ググればその計画が出てくる。
【藤原岳の東面と多志田谷の西面を石灰採取のために80年間掘ってきて、次は東面・北面の山頂部(三等三角点周辺)と多志田谷の孫太尾根中腹をさらに50年間掘削してゆこうというものです。】
が この計画がどうなったのか もう掘削に入ってるのか中止になっているのか
ググっても出てこない。
この計画が実行されたら 山容が大きく変わると聞いた。
どうなっているのか気になるなぁ。。。
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