大佐飛山(天空の回廊でテント泊)
- GPS
- 33:06
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,818m
- 下り
- 1,806m
コースタイム
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 7:29
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 8:31
1日目: 9.6km、+1,555m, -276m
2日目: 13.6km、+474m, -1,745m
(合計):23.2km、+2,029m, - 2,021m
(上記はGPSのドリフト(動いていなくとも捕捉精度で動いてしまう現象)を含んでいるため、経験上 数%は多めです。ヤマレコでは最近これを打ち消す仕組みにした様ですが、細かなアップダウンが本当にある場合と区別をどうつけているかは詳細不明です。(アバウトかな?))
天候 | 1日目:晴れ時々曇り・暴風 2日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今年は雪が多く先週迄のレコでは新登山口まで登れなかったので、麓の光徳寺から歩きました。 当初、大佐飛山を抜けて男鹿岳+旧塩那道路で周回の野望を予定していたのもあります。(あえなくピストンに修正で、男鹿岳はまたまたリベンジ確定です(泣)。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
百村山の手前標高900mから雪がべったり。昨年3月末より圧倒的に雪が多い。 山中で出会った方々とも、新登山口まで車で上がれず、光徳寺や林道途中の巡視路、または、鴨内山ルートでした。 コース自体は山藤山の登りの急な斜面に気を遣い、木やロープを頼りに登る場面もありましたが、朝は雪が締まっていて大丈夫でした(下りは融雪で踏抜・滑落に注意!)。 それ以外は危険を感じる場面もなく、昨年来ているのもあって不安感はありませんでしたが、下記2点は踏み跡に釣られ、結果どちらでも大差無くOKでしたが、往復違うルートになりました。 ・黒滝山の先は1日目は踏み跡を辿って問題無かったものの、2日目の戻りは複数の踏み跡に惑わされ気が付いたら違うルート(アップダウン少ないが少し長い)になりました(笑)。 ・西村山への登りで、1日目は踏み跡を辿って東側の尾根を登ったので、西村山手前の大きな雪庇を下から見上げるシーンはありませんでした。 大長山先の天空の回廊を一望できるテント適地で1泊。翌日に大佐飛山ピストンのあと下山しました。残雪の時期とはいえ寒波のせいで寒い夜でしたが、少し寝れたので大丈夫でした。 2日目、昼前から気温が上がり踏抜きが大変で、私は終盤までワカンでしたが、つぼ足の方は5歩に1回ほどクルブシ〜膝下の踏抜きのようでした。 山中で出会った8名の登山口は以下の通り: <3/20> ・新登山口下の巡視路(橋の所):1名 ・光徳寺:当方 (4時過ぎにテン場に来られた1名は不明。) <3/21> ・光徳寺:1名+4人組 ・鴨内山登山口:1名 |
その他周辺情報 | 板室温泉「板室健康の湯グリーングリーン」を利用。 JAF割引で400円。 http://www.alsok-shiobara.jp/greengreen/html/green.html |
写真
感想
3年前に繋げなかった瓢箪峠ー大佐飛山間の赤線ツナギと、男鹿岳にリベンジに行ってきました。
元々は、麓の光徳寺から大佐飛山を抜け、男鹿岳から旧塩那道路で板室温泉へ下る周回ルートでしたが、今年の雪が大量で、結果、大佐飛山ピストンに敢無く縮小。
男鹿岳はまたしてもリベンジとなりました。
以下、自分の備忘録も兼ねて長文失礼します。
朝6時前に麓の光徳寺Pをスタート。
百村山まで標高800m以上は雪が付いており、900m以上はベッタリ。
新登山口方面から上がって来られたらしき踏み跡が1人分あり(新登山口の更に下の巡視路からと後で知る)。
三石山までは昨年3月末はほぼ夏道だったが雪が50cm近く残っている。
さる山、山藤山と進むが、山藤山の標識の高さも昨年より低い(雪が深い)。
黒滝山への雪庇の急登を進むと、黒滝山の標識が右横にすぐ見えた。去年は笹が被って少し笹漕ぎだったが雪が多いと発見しやすい。
その先も先行者の踏み跡を辿って行けば西村山へ1本東の尾根を登ったが難なく到着。その後も雪庇を避ける踏み跡に対し、私は少し外のバージンスノーを十分注意しながら進みます。気持ちいいですね。西村山からは強風というか時折暴風で寒いので何枚か着込みました。
大長山の手前で踏み跡の主が下山してこられ、しばし情報交換。
今日お互い始めての登山者なのでお互いこれまでの労をねぎらい合います。
大長山を超えたところで、天空の回廊を見ながら行動食をほおばって小休止。
このまま大佐飛山山頂へ行っても、風の避けられる場所は限られているし、いっそここの天空の回廊前の樹林帯にテント張る案を思いつく。思いついたら膳は急げ。さっそくテント張って、明日の水作りし、早い夕食のあとお酒タイム。4時半頃に音がするので外を覗いたら男性が1人、同じくその辺でテント張るらしいです。似たようなことを考える人がいるものですね。
外は夕暮れで風も収まり、天空の回廊が少しオレンジに染まり、大佐飛山や那須連山も綺麗に見えています。この景色はここでテン泊しないと味わえない贅沢。
夜半は少し寒かったですが、持参したダウン上下などありったけの衣類を着込んで、呼吸をシュラフ内に半分還元したら結構暖かくなってうつらうつら寝れました。
朝5時に目覚めますが、何せ寒いので動きが緩慢。
コーヒー湧かして朝食したり準備しているとスタートが6時半になりましたが、大佐飛山へピストンします。今日は昨日より快晴です。
天空の回廊を進みますが、晴れわたって気持ちいい。
もう一人のテン泊者が100m程前を歩いています。
鞍部から先が思ったより長いですが、お見覚えのある大佐飛山の山頂に到着。
雪の多い時期に山頂に来れたことに感謝します。
先行者は瓢箪峠方面へ行かれた模様でした。
さて、小休憩したら戻りましょう。左手の薬指と中指が痛むので見たら、少し膨らんで水ぶくれのようになって感覚が麻痺していました。これはマズイかもと、指先を脇の下で数分暖めます。ジンジン痛みますが、感覚が戻ってきたので手袋はめて再スタート。昨年の四国で凍傷モドキになってから、どうも寒さに弱くなったようでダメですね(泣)
テン場に戻って撤収していると9時頃に1人と、9:40頃に1人。
少し談笑しますが、2人とも新登山口まで車が登れず、1人は鴨内山ルート、もう1人は光徳寺ルートを早朝スタートのようでした。
撤収に1時間弱かかりましたが、戻りは基本的に下り基調なので早いです。
しかし残雪テン泊は10年振り2回目でしたが、これだけリモートの地では初めてで、何か忘れたら究極のWorst Case Scenarioもあり得るだけに、ビビッてましたが無事完了できてよかったです。
黒滝山の先で11時半頃、光徳寺からの4人組に出会いました。疲れ気味の顔だったので、励ましの意味もあって少し情報共有。私も昨日はこのくらいの時間でしたが、このペースだと山頂まで行くと日没確実と思いましたが、どこまで行かれたのでしょうか。ちょっと心配です。
その先、昼過ぎて柔雪にてこずりながら百村山へ。
その先標高900m以下は雪が無くなっていました。
光徳寺まで戻りましたが、重荷での雪歩き、大変でしたが、天気にも特に2日目は恵まれいい歩きができて何よりでした。
しかし男鹿岳は本当に遠い。今回も果たせなかった夢を3度目のリベンジに託します。
帰り、板室温泉のいいお湯で暖まり、西那須野駅北の盛りがいいと有名な中華店「鴻華 」で、恒例の厨房内の夫婦喧嘩を聞きながら(笑)、美味い中華をたらふく頂き、帰路につきました。
コメント
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大佐飛山(天空の回廊)ですね。
何年前だったでしょうか。。。
2019年の3月に大佐飛山に私が登って、ShuMaeさんが男鹿岳にちょうど登っていたのを思い出します。
同じように寒気が流入してしてきましたが、今回は晴天でいい景色に出会えて羨ましい。。。
今回の連休は山域を選定するの難しかったですね。
いつも、ありがとうございます。
2019年3月の私の大佐飛山記録。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1770782.html
あれは3年前ですね。”ちあきなおみ”じゃないですが(古ぅ!(笑))、omatsuさんが荒天ながら仲間と楽しく?大佐飛山ピストンされてた裏で、大佐飛山の北西尾根を柔雪が登れず男鹿岳はおろか、ワイルドフィールズ男鹿まで天使に連れられて、からがら撤退したので、今回もomatsuさん、この辺でテント張ってたよな、とか何度も思ってました
今年は雪が深いですが、おかげで天空の回廊でテント張れて結果オーライでした
大長山手前でスライドした者です。
あの日はてんくらCの爆風予報でしたので、登ってくる方はいないかなと思ってました。
下山路のヘロヘロピークの時にお会いでき、元気をいただきました!
翌日は天気も良く、天空の回廊も満喫できたようですね。
赤線や山行スタイルが似ていますので、またどこかのお山でお会いできそうです。
お互いケガなく、楽しみましょう!
garikun
私こそ、こんな日に登る物好きはいないかもな
と歩いたので、新登山口からの稜線から踏み跡を見つけて、おぉ!と思っていました。
大長山手前でお姿を拝見した際に、妙に安堵感に包まれて長話してしまい失礼しました。
少しでも下山時の励みになれたなら幸いです。
私はgarikunさんの格闘の軌跡(踏み跡)に助けられていましたから・・・
翌日は好天で良かったですね。
今年のヤマレコ初の大佐飛山はgarikunで、翌日は私ですかね
今後ともよろしくお願いします
大佐飛山!
去年、計画したのにお天気に恵まれず。。
その後もなかなか仕事が休めなかったりしているうちに雪が無くなってしまい、
結局登る事が出来ませんでした。
とはいえ、チャレンジするのもかなりの勇気が必要で・・・
登れなくてホッとしたりして
晴天に恵まれてよかったですね♪
お疲れさまでした!
メッセージありがとうございます
ここは日出前スタートでも大変なのに、何ですか?公共交通機関派のkaori509さんも検討されてたとは、素晴らしいサスガです
今年は去年にも増して雪が深く、恐らく標高1,700m以上では積雪1mは違うと思いますので、4月前半はリベンジを、大変ですが、検討されては如何でしょうか。
2日目の快晴と無風には癒されましたよ。
ありがとうございました
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