武奈ヶ岳スキー 激ラッセル激パウダー


- GPS
- 09:00
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 1,162m
- 下り
- 1,155m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から山頂までノートレース・フルラッセル。 登山口は積雪20cm程度。 標高850m付近からシール歩行開始。 御殿山直下から新雪1m以上。雪屁の発達が例年以上にすごい。新雪でスキーが潜るため苦労しました。 |
写真
感想
今シーズン4度目の武奈ヶ岳スキー。
夕方から用事のため、気軽に行ける武奈ヶ岳に決定。激パウが予想される。降雪直後は本当にすばらしいルートです。
今回は時間があれば新ルートを開拓したかったが、ガスが濃いうえに時間が不足したため断念。次回は西尾根や口の深谷(御殿山直下まで)を滑降したい。
いつも通り夜間ハイクということで4時に坊村を出発。何度も通ったことがあるルートなので夜でも迷わない。新雪が積もっており、ラッセルとなるが柔らかい雪のため楽に歩ける。急登をクリアし、尾根にのると雪が深くなってきた。ずいぶん潜るようになったため、ここでシール歩行開始。新雪なのでスキーといえども潜る。が、ツボ足やワカンに比べれば格段に楽。
冬道を登っていくと、尾根を行くかトラバースするか別れる場所がある。ちょうどそのあたりで変な小ピークに登ってしまい、リングワンデリングしてしまう。なぜこんなところにトレースが?と思ったが実は自分のものと気づくとぞっとした。コンパスと地図で確認して、正しい方向にトラバースした。原因は、最初トラバースを行くつもりが変なピークに登ってしまい、まあ尾根道でもいいかと思って安易に進んだことだ。
夏道と合流すると、ものすごい雪屁ができていた。身長と同じくらいの高さがある。木がモンスターみたいになっている。ストックで木の枝の新雪を落としながら進む。御殿山に着いた時点で2時間半もかかっている。武奈までは3時間以上かかるだろうと予想。天気は曇り、ガスで武奈は見えない。風は弱い。
御殿山からはシールのまま下る。積雪量は2月に来たときよりも少し増えてるかも?西南陵にはこれまた立派な雪屁ができていた。山頂まで厳しいラッセルが続く。だんだん足が疲れてきた。でも単独なので仕方ない。一人で頑張るしかない。
本来なら3時間もあれば着くはずが、坊村〜武奈ヶ岳で4時間かかってしまった。スキーでなければ御殿山で敗退していただろう。山頂はガスで何も見えないが、記念撮影をすまし、シールを脱いでさっさと滑降地点へ。山頂付近はいつもなら強風なのだが、今回は微風でよかった。
今回も東尾根を滑る。ガスがある程度切れるのを待ってドロップイン!さらさらのパウダーに感激。とはいえ北海道や東北のホンモノのパウダーには到底及ばないけれど。あっとういうまにコルまで下りてきた。せっかくなのでもう1本滑る。小回りも大回りも非常に気持ちいい。ここでガスが晴れて青空が見えた。この一瞬だけ晴れてくれました。写真を撮りまくり。すばらしい天気に脳みそがとけてしまいそうだ。
山頂に登り返すが誰もいない。まあ今日は坊村ルートでなければたどり着けないだろう。シールのまま御殿山へ。御殿山でシールを脱いで滑降モードに切り替え。さあここから楽しい滑降が始まる。最初は樹林やブッシュが密だが問題なく滑れる。冬道を滑降し、小ピークに登ると単独の人がやってきた。本日最初の人との出会い。「スキーうらやましいですね!」との御言葉を頂く。新雪で厳しいですが頑張って下さい。トレースつけておきましたし。
864ピークを下りたあたりで2人目の登山者を発見。ここは腕の見せ所とばかり、ギャップを吸収しながらかっこよくショートターンをキメる。「かっこいいですね〜」と褒められた。どうもありがとうございます。とっても嬉しい。
積雪が足りないため急坂の手前でスキーを脱いだ。そのままツボ足で下山。今日も大満足でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する