渋ノ湯から高見石・中山周回/北八ツ早春の樹氷


- GPS
- 23:10
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 705m
- 下り
- 703m
コースタイム
渋ノ湯(1850m) 11:50
高見石小屋(2270m) 14:15
TOTAL 4,500歩
累計標高差 上り420m 下り0m
【2日目(3/8)】高見石〜中山〜渋ノ湯
高見石小屋(2270m) 7:20
中山山頂(2496m) 9:05
中山峠(2410m) 9:35-45 スノーシューから軽アイゼンに換える
唐沢鉱泉分岐(2200m) 10:15
渋ノ湯分岐(2125m) 10:30
渋ノ湯(1850m) 11:00
TOTAL 9,000歩
累計標高差 上り230m 下り650m
天候 | 1日目(3/7)晴れ→曇り 気温:渋ノ湯-7℃、高見石小屋-10℃ 2日目(3/8)朝方曇り→晴れ 気温:高見石-13℃、中山-16℃、渋ノ湯-8℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
復路 路線バス 渋ノ湯11:35→茅野12:32 往復割\1,900 上記は時刻表の運行時刻、実際にはチェーン装着・脱着で10分遅れ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【1日目(3/7)】渋ノ湯〜高見石 3/5二ツ玉低気圧の嵐で降った新雪がたっぷり残っていました。 先行者のトレースや目印テープ、ポールなどがあり、ルートを見失うおそれはありませんが、トレースをあてにし過ぎないよう自分のルート判断が必要です。 新雪が締まるまではツボ足より、スノーシューやワカンの方が楽に歩けます。 渋ノ湯でアイゼンを付ける人が多いですが、3/7時点では必要ありません。 【2日目(3/8)】高見石〜中山〜渋ノ湯 ・高見石〜中山峠 歩く人が少なく、トレースはあるものの、ルートは締まっていませんでした。 一旦トレースができても、気温が低い間は、地吹雪や樹木からの落雪で一晩もすればトレースはかなり消えてしまいます。 ツボ足歩きは消耗が大きく、スノーシューやワカンを使う方が楽で早いです。 ・中山峠〜渋ノ湯 天狗岳狙いの人が多数入っているので、ルートはしっかり踏み固められています。もちろんルートを迷うことはありません。 3/8時点では踏み跡が凍結していなかったので、わざわざアイゼンをつける必要はありませんでしたが、ほとんどのひとは装着していました。 今後アイスバーン化してくると、アイゼンは必要でしょう。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
◇3/5に二ツ玉低気圧が通り過ぎ、八ヶ岳連峰には30〜40cmの新雪が積もったようです。
わたしは、その翌日(3/6)、ロープウェイを利用して北横岳に登ったのですが、朝一番の登路はノートレース。たまたま前後した男性2人と交代でラッセルしながら、北横岳の山頂に立つことができました。
山頂駅から北横岳まで、通常の倍近い2時間余りかかりました。
◇3/7になっても、八ヶ岳には寒気が居座ったまま。
渋ノ湯から高見石までの登路も地吹雪や落雪でトレースはすぐに消えてしまいます。
マーキングや地図でルートをしっかり判断しないとミスをします。
今回渋ノ湯から歩き始めてまもなく、ちょっとルートミスをしました。突然足跡が消えてしまい、数十メートル引き返し、正規のルートに戻りました。
あとから来たひともほとんど同じミスをしたと聞きました(ルート図参照)
あまりひとのトレースを頭から当てにするのは問題ですね。
◇高見石小屋に宿泊したのは、平日(3/7)とあって、同宿者は10人足らず。
こたつにあたりながら、山の思い出話などをポツポツするのも、いいもんです。
翌朝起きたら、屋内は零下5℃。
でも、ありたけの服を着て寝たので、特に寒いことはなく、気持ちよく熟睡しました。
◇中山は天狗岳の南にあって、あまり注目もされない地味なやまですが、山頂展望台付近の広漠とした雪原はほんとうに気持ち良いところです。
雪のモンスターが林立し、早春の陽光が燦々と輝く別世界。
もっとも、この日(3/8)は零下16℃+強風とあって、楽しく休憩というわけにはいきませんでした。
◇天狗岳から黒百合ヒュッテのコースは、八ヶ岳の銀座通りかもしれません。
降雪直後の晴天の週末とあって、ほんともう続々と登山者が切れ目ないほど登ってきていました。わたしが路線バスを待っていた11時台だけでも、東京方面から大型バスが3台も到着。
駐車場もマイカーで満杯だったとか。いったい何人のひとが訪れたのでしょうか。
それにしても、みんなしっかりした装備を身につけているのには感心しました。
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