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Yamareco

記録ID: 413678
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

渋ノ湯から高見石・中山周回/北八ツ早春の樹氷

2014年03月07日(金) 〜 2014年03月08日(土)
 - 拍手
GPS
23:10
距離
9.2km
登り
705m
下り
703m

コースタイム

【1日目(3/7)】渋ノ湯〜高見石
 渋ノ湯(1850m) 11:50
 高見石小屋(2270m) 14:15
  TOTAL 4,500歩
  累計標高差 上り420m 下り0m

【2日目(3/8)】高見石〜中山〜渋ノ湯
 高見石小屋(2270m) 7:20
 中山山頂(2496m) 9:05
 中山峠(2410m) 9:35-45 スノーシューから軽アイゼンに換える
 唐沢鉱泉分岐(2200m) 10:15
 渋ノ湯分岐(2125m) 10:30
 渋ノ湯(1850m) 11:00
  TOTAL 9,000歩
  累計標高差 上り230m 下り650m   
天候 1日目(3/7)晴れ→曇り
     気温:渋ノ湯-7℃、高見石小屋-10℃
2日目(3/8)朝方曇り→晴れ
     気温:高見石-13℃、中山-16℃、渋ノ湯-8℃ 
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
往路 路線バス 茅野10:25→渋ノ湯11:22
復路 路線バス 渋ノ湯11:35→茅野12:32 往復割\1,900
 上記は時刻表の運行時刻、実際にはチェーン装着・脱着で10分遅れ  
コース状況/
危険箇所等
【1日目(3/7)】渋ノ湯〜高見石
3/5二ツ玉低気圧の嵐で降った新雪がたっぷり残っていました。
先行者のトレースや目印テープ、ポールなどがあり、ルートを見失うおそれはありませんが、トレースをあてにし過ぎないよう自分のルート判断が必要です。
新雪が締まるまではツボ足より、スノーシューやワカンの方が楽に歩けます。
渋ノ湯でアイゼンを付ける人が多いですが、3/7時点では必要ありません。

【2日目(3/8)】高見石〜中山〜渋ノ湯
・高見石〜中山峠
歩く人が少なく、トレースはあるものの、ルートは締まっていませんでした。
一旦トレースができても、気温が低い間は、地吹雪や樹木からの落雪で一晩もすればトレースはかなり消えてしまいます。
ツボ足歩きは消耗が大きく、スノーシューやワカンを使う方が楽で早いです。

・中山峠〜渋ノ湯
天狗岳狙いの人が多数入っているので、ルートはしっかり踏み固められています。もちろんルートを迷うことはありません。
3/8時点では踏み跡が凍結していなかったので、わざわざアイゼンをつける必要はありませんでしたが、ほとんどのひとは装着していました。
今後アイスバーン化してくると、アイゼンは必要でしょう。
 
予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ
1日目です。
この日渋ノ湯零下7℃、軽アイゼンを装着して出発しました。
2014年03月07日 11:49撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/7 11:49
1日目です。
この日渋ノ湯零下7℃、軽アイゼンを装着して出発しました。
3/5の嵐で30〜40cmの新雪があったようです。樹木に雪がびっしり被っています。
2014年03月07日 12:54撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/7 12:54
3/5の嵐で30〜40cmの新雪があったようです。樹木に雪がびっしり被っています。
標高2000mを過ぎたあたりから更に雪が深く、スノーシューをつけようか思いつつ、先行者のトレースをたどります。
2014年03月07日 13:16撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/7 13:16
標高2000mを過ぎたあたりから更に雪が深く、スノーシューをつけようか思いつつ、先行者のトレースをたどります。
賽の河原。風が強い。トレースもすぐに消えてしまうでしょう。
2014年03月07日 13:20撮影 by  DSC-WX100, SONY
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3/7 13:20
賽の河原。風が強い。トレースもすぐに消えてしまうでしょう。
賽の河原で、お天気もトーンダウン
2014年03月07日 13:20撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/7 13:20
賽の河原で、お天気もトーンダウン
見通しもだんだん悪くなる。
2014年03月07日 13:33撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/7 13:33
見通しもだんだん悪くなる。
主稜線の道標も埋もれています。
2014年03月07日 14:12撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/7 14:12
主稜線の道標も埋もれています。
小屋近く、雪の樹林
2014年03月07日 14:13撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/7 14:13
小屋近く、雪の樹林
高見石小屋にたどり着き、ホッ!
2014年03月07日 14:19撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/7 14:19
高見石小屋にたどり着き、ホッ!
高見石から白駒池方面
2014年03月07日 15:33撮影 by  DSC-WX100, SONY
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3/7 15:33
高見石から白駒池方面
高見石から中山方面。
雪をかぶった一面の樹林が、ちょっと荘厳な感じです。
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高見石から中山方面。
雪をかぶった一面の樹林が、ちょっと荘厳な感じです。
高見石から蓼科山方面。
ほんと3月とは思えない冬景色。
2014年03月07日 15:33撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/7 15:33
高見石から蓼科山方面。
ほんと3月とは思えない冬景色。
2日目です。
中山へはずっと雪の樹林道。歩くとときどき枝から雪の塊が、ドサーッ!!
2014年03月08日 08:25撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/8 8:25
2日目です。
中山へはずっと雪の樹林道。歩くとときどき枝から雪の塊が、ドサーッ!!
静寂で幽玄なシラビソの雪道
2014年03月08日 08:26撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/8 8:26
静寂で幽玄なシラビソの雪道
歩くうち、澄んだ青空が見えてきました。
2014年03月08日 08:49撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/8 8:49
歩くうち、澄んだ青空が見えてきました。
樹林帯を抜けると、展望台も間近。
2014年03月08日 08:53撮影 by  DSC-WX100, SONY
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3/8 8:53
樹林帯を抜けると、展望台も間近。
北八ヶ岳にも雪のモンスターがいた。
2014年03月08日 08:53撮影 by  DSC-WX100, SONY
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3/8 8:53
北八ヶ岳にも雪のモンスターがいた。
モンスター、その2
2014年03月08日 08:53撮影 by  DSC-WX100, SONY
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3/8 8:53
モンスター、その2
モンスター、その3
2014年03月08日 08:53撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/8 8:53
モンスター、その3
中山・展望台の雪原
2014年03月08日 08:57撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/8 8:57
中山・展望台の雪原
中山・展望台、燦々と輝く太陽&白い樹氷
2014年03月08日 08:57撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/8 8:57
中山・展望台、燦々と輝く太陽&白い樹氷
モンスター、その4
2014年03月08日 09:02撮影 by  DSC-WX100, SONY
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3/8 9:02
モンスター、その4
高見石小屋でご一緒した方々。
一見長閑そうに見えますが、零下16℃、風も強くて、かなり辛〜い
2014年03月08日 09:02撮影 by  DSC-WX100, SONY
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3/8 9:02
高見石小屋でご一緒した方々。
一見長閑そうに見えますが、零下16℃、風も強くて、かなり辛〜い
中山峠への道
2014年03月08日 09:21撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/8 9:21
中山峠への道
天狗岳が迫ってきました
2014年03月08日 09:28撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/8 9:28
天狗岳が迫ってきました
天狗岳/東天狗・西天狗の偉容
2014年03月08日 09:31撮影 by  DSC-WX100, SONY
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3/8 9:31
天狗岳/東天狗・西天狗の偉容
中山峠手前の見晴台
2014年03月08日 09:32撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/8 9:32
中山峠手前の見晴台
中山峠、ここから急にひとの往来がふえます
2014年03月08日 09:38撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/8 9:38
中山峠、ここから急にひとの往来がふえます
黒百合ヒュッテ、雪の週末大賑わい
2014年03月08日 09:54撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/8 9:54
黒百合ヒュッテ、雪の週末大賑わい
渋ノ湯へ下山路、分岐の道標も埋もれてしまっています
2014年03月08日 10:15撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/8 10:15
渋ノ湯へ下山路、分岐の道標も埋もれてしまっています
川を渡って終点渋ノ湯
2014年03月08日 11:01撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/8 11:01
川を渡って終点渋ノ湯
二頭のカモシカが出迎えてくれました
2014年03月08日 11:00撮影 by  DSC-WX100, SONY
3/8 11:00
二頭のカモシカが出迎えてくれました
茅野の街から八ヶ岳連峰が一望です。
信州の空は透明に澄み渡っていました。
2014年03月08日 13:54撮影 by  DSC-WX100, SONY
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3/8 13:54
茅野の街から八ヶ岳連峰が一望です。
信州の空は透明に澄み渡っていました。
撮影機器:

感想

◇3/5に二ツ玉低気圧が通り過ぎ、八ヶ岳連峰には30〜40cmの新雪が積もったようです。
 わたしは、その翌日(3/6)、ロープウェイを利用して北横岳に登ったのですが、朝一番の登路はノートレース。たまたま前後した男性2人と交代でラッセルしながら、北横岳の山頂に立つことができました。
 山頂駅から北横岳まで、通常の倍近い2時間余りかかりました。

◇3/7になっても、八ヶ岳には寒気が居座ったまま。
 渋ノ湯から高見石までの登路も地吹雪や落雪でトレースはすぐに消えてしまいます。
 マーキングや地図でルートをしっかり判断しないとミスをします。
 今回渋ノ湯から歩き始めてまもなく、ちょっとルートミスをしました。突然足跡が消えてしまい、数十メートル引き返し、正規のルートに戻りました。
 あとから来たひともほとんど同じミスをしたと聞きました(ルート図参照)
 あまりひとのトレースを頭から当てにするのは問題ですね。

◇高見石小屋に宿泊したのは、平日(3/7)とあって、同宿者は10人足らず。
 こたつにあたりながら、山の思い出話などをポツポツするのも、いいもんです。
 翌朝起きたら、屋内は零下5℃。
 でも、ありたけの服を着て寝たので、特に寒いことはなく、気持ちよく熟睡しました。

◇中山は天狗岳の南にあって、あまり注目もされない地味なやまですが、山頂展望台付近の広漠とした雪原はほんとうに気持ち良いところです。
 雪のモンスターが林立し、早春の陽光が燦々と輝く別世界。
 もっとも、この日(3/8)は零下16℃+強風とあって、楽しく休憩というわけにはいきませんでした。

◇天狗岳から黒百合ヒュッテのコースは、八ヶ岳の銀座通りかもしれません。
 降雪直後の晴天の週末とあって、ほんともう続々と登山者が切れ目ないほど登ってきていました。わたしが路線バスを待っていた11時台だけでも、東京方面から大型バスが3台も到着。
 駐車場もマイカーで満杯だったとか。いったい何人のひとが訪れたのでしょうか。
 それにしても、みんなしっかりした装備を身につけているのには感心しました。

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