記録ID: 4140105
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ハイキング
関東
赤塚城址ニリンソウと乳房榎 ゴ・ドーハンのチョイ旅 御嶽塚と冨士塚も
2022年04月03日(日) [日帰り]
godohan
体力度
1
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 05:37
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 25m
- 下り
- 20m
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| 天候 | 雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
市街地のお散歩です。 |
| その他周辺情報 | 西高島平駅近くの『ブラウンオニオンカレーファクトリー』は土日のみ営業(11〜15時)、第一日曜はカレーラーメンの日になるみたい。雨でも行列ができていたので、残念ながら今回もパス。 |
写真
城の内堀だったという溜池から赤塚城本丸跡方面(城山、御林山)を見上げる。後で寄ります。まずは本日の目的地、
赤塚氷川神社です。祭神はスサノウノミコト。御霊之神(藤原広嗣)を合祀。
一族争いから千葉を逃れ、赤塚城に入った千葉自胤(これたね)が長禄元年(1457)武蔵一宮氷川神社から勧請。
狛犬は明治三十五年(1902)伊勢太々講の奉納。「東京石工 酒井八右衛門」銘あり。
社殿右に境内社が並んでいます。手前の狛犬は文久三年(1863)。
木祠に続いて2基の石祠がありました。
木祠に続いて2基の石祠がありました。
「痘瘡神」(寛政九年1797)＊疱瘡、天然痘(感染症)の疫病退散を願うもの。
そして社殿の裏手に御嶽塚がありました。ちょっとした築山って感じです。
「清瀧山」背面に「明治三十二年九月吉日(1897)/下赤大門/願主銘」
「御嶽山座王大権現」とその両脇に「八海山提頭羅神王/三笠山刀利天王」、台石には講紋。
背面にも大きな講紋と「元治(紀)元甲子年十一月吉日」(1864)氏子中と「石工 �盒況�太郎」
「開運 甲子 大黒天」も「「元治元甲子年十一月吉日」(1864)」
赤塚氷川神社富士塚。明治5年の「丸吉講新富士百三十三所奉納額」に「上赤塚仙元 富士山」との表記があるそう。
丸瀧講の記念碑(慶應四年1868)があります。講同士の交流もあったのでしょう。
右2基は丸吉講の碑(明治九年と大正十三年)。左は扶桑教の「冨士浅間大神」(大正九年)、講の信仰登山に教派神道の影響が強まる過程のようです。
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4/3 12:19
右2基は丸吉講の碑(明治九年と大正十三年)。左は扶桑教の「冨士浅間大神」(大正九年)、講の信仰登山に教派神道の影響が強まる過程のようです。
唐破風に天狗の羽団扇があるので、おそらく小御嶽石尊大権現の祠でしょう。
頂上にある石祠。台石には丸吉講の講紋と世話人、講元、先達銘が列刻されています。明治九年二月(1876)
参道脇に、形態の異なる庚申塔がありました。ただ、お互いが密着しすぎているので、それぞれの台石に隠れている側面があるのが残念です。
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4/3 12:37
参道脇に、形態の異なる庚申塔がありました。ただ、お互いが密着しすぎているので、それぞれの台石に隠れている側面があるのが残念です。
左は多分、江戸中期の青面金剛像の庚申塔。邪鬼の下に二鶏、三猿がスマートというか人間っぽい。さらに、
その台石には道標銘あります。「右 ふき上道/左 屋くし道」、吹上観音と薬師は先日紹介した清水薬師でしょうか？
左側面には願主銘と「江戸 本材木町八丁目 石工 与(四兵衛)」
「庚申塔/天下泰平/國土安全/蔓延元庚申年九月庚申日(1860)」一見普通の文字塔ですが、
これは珍しい円柱の「青面金剛尊」文字塔。てっきり近年ものかと思ったら、台石には「寛政十二庚申年三月庚申日」(1800)とありました。
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4/3 12:40
これは珍しい円柱の「青面金剛尊」文字塔。てっきり近年ものかと思ったら、台石には「寛政十二庚申年三月庚申日」(1800)とありました。
ケヤキの巨木。碑文によれば「樹令千七百年、赤塚怪談乳房のいのきでしられてる」とあります。
千葉自胤(これたね)はここを拠点に太田道灌に従い武蔵千葉氏の基盤を築き、北條氏の進出後はこれに従う。天正十八年(1590)豊臣秀吉により滅亡。
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4/3 13:15
千葉自胤(これたね)はここを拠点に太田道灌に従い武蔵千葉氏の基盤を築き、北條氏の進出後はこれに従う。天正十八年(1590)豊臣秀吉により滅亡。
少し歩いて都道沿いの交番横に「怪談乳房榎紀念碑」、その怪談噺の主要舞台になっているのが、
万吉山松月院ですが、現在は榎はないみたい。ちなみに千葉氏の菩提寺。天保期には高島秋帆が徳丸ケ原(高島平)で様式砲術調練をした際の本陣となりました。
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4/3 13:56
万吉山松月院ですが、現在は榎はないみたい。ちなみに千葉氏の菩提寺。天保期には高島秋帆が徳丸ケ原(高島平)で様式砲術調練をした際の本陣となりました。
少し歩いて、赤塚諏訪神社のこぶ欅。木のこぶをたとえて「乳の木様」と呼ばれる。乳の出がよくなることを祈願する民間信仰があり、ここも「乳房榎」もモデルの一つといわれているそう。
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4/3 14:11
少し歩いて、赤塚諏訪神社のこぶ欅。木のこぶをたとえて「乳の木様」と呼ばれる。乳の出がよくなることを祈願する民間信仰があり、ここも「乳房榎」もモデルの一つといわれているそう。
以前紹介した十羅刹堂と神将像。神仏分離で廃され、その後紆余曲折あったみたいだが、結局ここに落ち着く。とにかく秀逸な神将像が残されて何より。
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4/3 14:15
以前紹介した十羅刹堂と神将像。神仏分離で廃され、その後紆余曲折あったみたいだが、結局ここに落ち着く。とにかく秀逸な神将像が残されて何より。
赤塚一山元講社の御嶽(おんたけ)神社に参拝。石鳥居は昭和二年建立。
その直前に「浅間神社」の石鳥居が建っています。(昭和34年」)
赤塚諏訪神社。武神として戦国武将に尊信された信濃の諏訪大社から、赤塚城主千葉自胤が勧請。城の鬼門に祀られた。石鳥居は享保十五年(1730)。
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4/3 14:30
赤塚諏訪神社。武神として戦国武将に尊信された信濃の諏訪大社から、赤塚城主千葉自胤が勧請。城の鬼門に祀られた。石鳥居は享保十五年(1730)。
ご近所の集会所の前にあったかつての航空写真(昭和38年)、赤塚城の縄張り？が何となくわかる。
台地の崖線と下(北側の)新河岸川の間に、見事に何もありません。
食べそびれたランチを久しぶりに「ホワイト餃子」にしようと思ったら、タッチの差でタイムアウト！
『キッチンすみれ』昭和レトロな洋食屋さんがあったので立ち寄りました。競馬好きの方々が集う、予想以上にディープでした。とりあえず煙草がダメなひとはNGです。
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4/3 15:34
『キッチンすみれ』昭和レトロな洋食屋さんがあったので立ち寄りました。競馬好きの方々が集う、予想以上にディープでした。とりあえず煙草がダメなひとはNGです。
カレーは簡単に言うと業務用粉ストレートって感じでしたが、カツは肉を叩いてから揚げており美味しかったです。これに味噌汁がついて700円。
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4/3 15:50
カレーは簡単に言うと業務用粉ストレートって感じでしたが、カツは肉を叩いてから揚げており美味しかったです。これに味噌汁がついて700円。
二の丸跡には熊野神社。志村氏が勧請。千葉自胤が志村城の守護神に定めた。
志村城跡。千葉自胤が赤塚城に入った際、一族の千葉信胤が入場して拠点となった。大永四年(1524)北條氏綱により落城。
＜参考＞御嶽神社、榛名神社、阿夫利神社(大山)の石祠が並んでいます。「三山講」と言って三山を順々に代参したそうです。
撮影機器：
感想
・朝から雨で度々躊躇しましたが、意を決してお出かけしました。ランチカレーをしてからと思っていましたが、今回も待ちの行列ができていたのでパスしました。
・雨の御嶽＆富士塚＆城址巡りもなかなか乙で新しい発見もありました。『牡丹燈籠』や『真景累ヶ淵』の怪談噺で有名な三遊亭圓朝の『怪談乳房榎』の舞台がこのあたりだということも知りました。ちなみに圓朝は幽霊画のコレクターで「圓朝まつり」の時に見た記憶があります。
・ニリンソウも雨の中、けな気に咲いておりました。偶然出会った昔の航空写真を見て、ビックリすると同時に、崖線歩きの復習ができました。
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