【磐梯山】〜東北の雄大な山並みと360°の大パノラマに感動♪〜(裏磐梯スキー場より)
- GPS
- 06:32
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 937m
- 下り
- 919m
コースタイム
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 6:27
天候 | 天候:午前中は高曇り、昼頃より青空が広がる 風:山麓から稜線手前まではほぼ無風 稜線上から山頂までは10〜15m/s前後の強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■アクセス ・磐越道/猪苗代磐梯高原ICより、R115〜県道2/R459(米沢猪苗代線) 〜R459”裏磐梯登山口”を左折し名称無し道路〜裏磐梯スキー場駐車場 (7:45着) *R459を左折してからスキー場の駐車場までの名称無し道路は 未舗装路で凹凸が激しいのでご注意を。 (この日は積雪無し。ゆっくり走ればプリウスでも走行できた) <猪苗代磐梯高原ICから裏磐梯スキー場駐車場まで> ・距離:約22km ・所要時間:渋滞無しの直行で約35分で移動 ■駐車場について ・駐車場は上記の通り、裏磐梯スキー場駐車場を利用 (裏磐梯スキー場は既に今季の営業を終了している) ・駐車料金:無料 ・駐車台数:確認できた範囲で20台ほど ・スキー場営業終了のため、トイレ、水道、売店、自販機等は無し *詳細情報はこちら↓ https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-10776 ■コンビニ ・猪苗代磐梯高原IC周辺及び、R115、R459沿いに数軒あります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【ルート状況、積雪状況、水場など】 2022/04/06 現在 <全般> ・この日は始点の裏磐梯スキー場から磐梯山の山頂までしっかり 踏まれたトレースがついていました。 ・積雪量は下部樹林帯から櫛ヶ峰分岐まではトレースを外せば 膝くらいまで沈みます。櫛ヶ峰分岐から弘法清水小屋までの区間は 雪つきが悪く露岩と地表が剥き出しでした。(写真12) その先の弘法清水小屋から山頂までの区間は最も積雪が豊富で、 トレースを外せば深いところで股下くらいまで沈む場所もあります。 また山頂手前はややリッジ形状になっている個所もあるので要注意。 (写真19) <要注意個所> ・スキー場から樹林帯のトレイルに入ると、赤テープが数ヶ所しかなく 降雪直後でトレースがない場合は道迷いしやすい印象。 また櫛ヶ峰分岐に近づくにつれて急登となり、トラバースする個所も 出てくるので滑落なきよう十分な注意が必要。 ・上でも少し記しましたが、弘法清水小屋から山頂までの区間は かなりの急傾斜となり、まだ積雪も豊富でややリッジ気味の 痩せ尾根形状だったので、進行にはそれなりの装備とある程度の 雪山経験が必要な区間になります。(写真19) *この日の雪の状態なら滑り止めは12本爪アイゼン推奨。 <その他、水場など> ・弘法清水小屋と山頂の岡部小屋は冬期閉鎖中でトイレも含めて 使えない状態でした。(写真18、32) また弘法清水小屋にあるとされる”弘法清水”は見当たらず。 ・黄金清水はちょろちょろですが、一応出ていました。(写真17) ・幻の氷瀑と呼ばれる「イエローフォール」は立ち寄っていませんが、 事前の情報では既に融けてなくなっているとのことです。 (その他の状況は写真の方にも載せてあります) |
その他周辺情報 | <下山後の温泉はこちらを利用しました> ■裏磐梯温泉 露天風呂 ”香の湯”(こうのゆ) 入浴料:800円 ・基本的に露天風呂のみで、敷地内のお風呂ごとに脱衣所つきで 数ヶ所点在している。 ・湯舟ごとに備え付けのリンスインシャンプーとボディーソープがあり 体を洗うことも可能。但しこの日の男湯に割りあてられていた、 ”れんげの湯”はシャワーが全2個所とも故障中で、体を洗い流すには 湯舟のお湯を汲んで洗い流す状態だった。 ・湯舟ごとの脱衣所にロッカーやアメニティーはないが、受付棟の 向かいにある管理棟内に無料の鍵付きロッカーとドライヤーがある。 ・贅沢な温泉設備や備品類など、細かいことを気にせず自然の開放感と 野趣溢れる温泉を好む方にはお勧め。 ・アメニティーも含めて今どきの温泉施設できちんと体を洗って 日常生活レベルの清潔感を求める方には不向きだと思う。 |
写真
感想
新年度の4月となり年度末の仕事にひと区切りついたこともあり、週中の水曜日に休みが取れることになったこの日。お天気もそこそこ良さそうな予報が出ていたので、今回も日帰りで未踏の百名山へ行こうと候補の山を選定していると、伊吹山と磐梯山もしくは同じ山域で西吾妻山が候補にあがりました。
これらの山は自宅のある神奈川南部からだと距離的に日帰り圏内ギリギリということで、東北の磐梯山もしくは西吾妻山か、西の伊吹山のどちらにするか山行前日の夜まで悩んでしまいました。
散々迷い悩んだ結果、これから5月中旬くらいまでの時期は高い日差しとポカポカ陽気の中で登る残雪の雪山を楽しみたいと思ったので、既に雪が消えてしまった伊吹山は今後のお楽しみにして、今回は残雪の磐梯山へ行ってみることにしました。
そんなことで山行前夜に決定した初の磐梯山でしたが、山頂から眺める360°の大展望は想像を遥かに超えるもので、雄大で穏やかな東北の山々をこの目でじっくり見ることができました。
山頂に着くとまずは広大な猪苗代湖が眼下に現れ、南西から西にかけて尾瀬から新潟方面の遠景、北にはこの山の噴火によって出来たとされる桧原湖を始めとする美しい湖沼群、北西の遥か先には以前から気になっていた飯豊山も見えます。その純白で横長のどっしりとした山容は私好みで、この目で実際に見ると益々行ってみたい気持ちになりました。
美しい湖沼群の後方(北東)には、今回の候補でもあった西吾妻山、東吾妻山、さらに東にはいくつものピークが連なり、広がりのある山容が特徴的な安達太良山まで見えます。
安達太良山は2020年の1月に踏んではいるものの、この時は予報が外れて厳冬期コンデションの風雪で景色は全く見えなかったので、今度は無雪期にその周辺の山も含めて歩き回り、あちらの最高点からこの山を眺めてみたいです。
空はやや高曇りで風は強かったものの、眺望絶佳の山頂から東北の山岳風景を心ゆくまで楽しむことができて本当によかったと思いました。
また、山頂では本日唯一お会いした登山者で、2人組の地元の方に周辺の山々を教えていただきました。ありがとうございました。
何しろ磐梯山は初めてのお山で、周辺の山も含めてほぼ未踏の山域でもあるので、こうして詳しく教えていただけると細かい山までよく分かりますし、嬉しいものです。すらすら出てくる山名にさすが地元の方は違うなと感心してしまいました。
さらに相方の女性はなんと、磐梯山に100回以上登頂されているとのこと。地元のお山をこよなく愛されている証であると同時に、これほど秀麗で抜群の存在感があり、山頂からの展望も優れているお山が近くにあったら私も足繁く通ってしまうだろうなと納得してしまったのでした。
そんなことで無事に踏むことができた残雪期の磐梯山でしたが、山頂から周辺の雄大な山々を眺めているうちに、すっかりこの山域の虜になってしまいました。
以前から「東北にもいい山がたくさんあるんだろうなぁ…」と想像するだけでしたが、現地へ行って実際にこの目で見てその雰囲気を肌で感じることでそれらが実感となって心に残りました。
これまではどうしても距離的に遠いということで、段取りや移動が大変なことから敬遠していた東北方面の山でしたが、これを機に行く決意ができました。
今年のグリーンシーズンは時間をつくってこの方面の山々をゆっくり歩き回りたい…そんな思いを抱いた残雪の磐梯山でした。
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