虎捕山〜石田ブヨメキ 山の神住まう大岩から水芭蕉咲く別天地へ

2022年04月25日(月) [日帰り]

• GPS: 03:15
• 距離: 5.6km
• 登り: 459m
• 下り: 456m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:35
• 休憩: 1:35
• 合計: 3:10

8:01 虎捕山入口
8:26 8:27 山津見神社奥ノ院の祠
8:28 8:32 山津見神社奥ノ院
8:33 8:39 山津見神社奥ノ院の祠
8:42 8:42 虎捕山
9:04 9:41 石田ブヨメキ
10:06 10:06 虎捕山
10:10 10:32 山津見神社奥ノ院の祠
10:33 10:50 山津見神社奥ノ院
11:02 11:10 虎捕山入口
11:11 ゴール地点

天候

晴れ　風なく暑い

アクセス

利用交通機関：

自家用車

山津見神社の駐車場　かなり広い駐車場です

コース状況／危険箇所等

標識はありませんが、所々に赤テープあります。神社から奥の院にかけて、岩場も多く、ロープ・鎖場・鉄梯子など連続します。下りでは足を滑らせないようにご注意ください。山頂から石田ブヨメキへは少し荒れ気味の道を行きます。踏み跡が分かりにくい個所もありますので、GPS等の利用をお勧めします。

その他周辺情報

霊山IC近くの霊山道の駅は地場産品のショッピングやレストランも充実しています

写真

4/25 7:56

大きな駐車場に止めました

4/25 8:03

こちらが山津見神社拝殿。山の神様ですね。

4/25 8:03

本殿は山の上の大岩の所です。この先に害獣除けの柵がありますので、しっかりと閉めていきましょう。

4/25 8:12

つい、こういうものに目がいく季節になりました

4/25 8:16

センボンヤリ

4/25 8:18

アケボノスミレ。もう葉が出てきましたね。

4/25 8:19

水場です。美味しい清水でした。

4/25 8:20

ウスバサイシン

4/25 8:22

杉林に巨が累々

4/25 8:24

木の鳥居をくぐって

4/25 8:25

凶賊、橘墨虎が隠れていたという虎捕洞はこれかな。（山津見神社にあったパンフレットによる）

4/25 8:26

洞の内部はなかなか広い

4/25 8:28

大きな岩壁が見えてきました

4/25 8:28

鉄梯子の鎖場を登ります

4/25 8:30

見下ろすとこんな感じ

4/25 8:31

奥の院の祠が見えてきました

4/25 8:32

ここへお参りするのはなかなか大変ですな

4/25 8:33

大岩の下に立つ奥の院。厳かな感じです。

4/25 8:34

参拝してその奥へ回り込んでいく

4/25 8:37

見晴らしの良い岩場に出ました。手前にある山の上に顔を出すのは安達太良山群ですね。

4/25 8:37

霞んで見難いですが、東吾妻や吾妻小富士、一切経山、家形山など

4/25 8:37

虎捕山の陰から顔をのぞかせる霊山。その左奥は南蔵王かな。

4/25 8:37

大岩の上に小さな祠

4/25 8:38

里山に囲まれた別天地

4/25 8:42

山頂へ向かいます

4/25 8:43

虎捕山702m三角点。虎捕山の名は900年ほど前、この地を荒らした凶賊、橘墨虎に由来したもの。源頼義に討たれたのがこの山だったという。（神社のパンフレットから）

4/25 8:46

マキノスミレ

4/25 9:00

落葉松の美しい疎林に出た

4/25 9:03

こちらはコバイケイソウかな

4/25 9:06

細い水路に沿って水芭蕉が咲いている

4/25 9:09

だいぶ葉が伸びて終盤ですね

4/25 9:15

下っていくとこの先に駐車場があるようだ。霊山が顔を見せる。

4/25 9:16

水芭蕉は終わりだがリュウキンカは盛り

4/25 9:16

鮮やかな黄色に目を奪われる

4/25 9:17

4/25 9:22

静寂を破って野鳥の声だけが響く別天地

4/25 9:22

霜などが下りなかったのか、水芭蕉の花は割と綺麗だった

4/25 9:26

ヒトリシズカの大家族

4/25 9:26

ニョイスミレ

4/25 9:29

葉ばかりになった水芭蕉でも、新緑の森とよくマッチします

4/25 9:30

香りも届きそうな一輪

4/25 9:43

白い苞が浮かび上がる光のマジック

4/25 9:47

目を上げれば光を浴びた若葉たち

4/25 9:53

今だけの色

4/25 10:05

虎捕山に戻ります

4/25 10:36

奥の院からは別なルートを辿ります。こちらもロープ、鎖、階段のオンパレード。下りは気が抜けません。

4/25 10:43

そして辿り着いた大岩から見る、桃源郷のような風景。左下は麓の山津見神社拝殿です。

4/25 10:44

あの岩の上に立ったわけではありません

4/25 10:47

間近から見上げると、今地震が起こるなよと言いたくなる

4/25 10:52

菫咲く道を帰る

4/25 11:03

山の神のお使いは白狼

4/25 11:03

御眷属様と呼ばれ火盗災難を除く力があるそうです。（パンフレットより）

4/25 11:06

拝殿の天井絵も見事な狼たち

4/25 11:07

面白いお山でした

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

LUMIX DC-G9 ボディ パナソニック

感想

yonejiy

毎年その年の干支の山というのは気になります。今年は寅年、近くならば虎毛山などが有名ですが、現在、最短の登山道は通行禁止で簡単に登れない状態。すると霊山の南に虎捕山というのがあるじゃありませんか。
調べてみると山麓には水芭蕉の群生地もある、というわけで下調べをして、この山を目指しました。
スタートとなる山津見神社はまさに山の神。由緒も正しく、阿武隈山地らしい岩々の山でもあります。鎖にすがり、梯子をよじ登り、辿り着いた奥の院は大岩に抱かれた雰囲気のある場所。その上の展望の良い岩の上は安達太良や吾妻を見晴るかす絶好の休憩場所。
三角点のある山頂は林の中の見栄えのしない場所でしたが、そこから下った石田ブヨメキは新緑のカラマツ林や疎林の中を、細い水流に沿って水芭蕉やリュウキンカが咲き乱れる別天地でした。平日ということもあって、他に人影もなく野鳥の声だけが響く気持ちの良い場所。水芭蕉は終わり気味で葉が目立っていましたが、黄色いリュウキンカはまさに最盛期。ちょうどいい時期に訪れたなという感じでした。
山麓は山笑うと形容される新緑の季節。またひとつ面白い山を知りました。