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Yamareco

記録ID: 4222863
全員に公開
ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

高取〜比婆山〜イワス☆新緑と大展望と

2022年04月30日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:03
距離
9.1km
登り
513m
下り
504m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:53
休憩
0:11
合計
4:04
距離 9.1km 登り 513m 下り 515m
13:39
106
スタート地点
15:25
15:26
11
16:04
16:06
10
16:16
16:17
4
16:21
16:28
4
16:32
12
16:44
59
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
落合集落に
新緑の斜面を登る
2022年04月30日 14:22撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
2
4/30 14:22
新緑の斜面を登る
新緑の尾根に
2022年04月30日 14:44撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
1
4/30 14:44
新緑の尾根に
輝く新緑の透過光
2022年04月30日 14:45撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
2
4/30 14:45
輝く新緑の透過光
青紅葉
2022年04月30日 15:07撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
3
4/30 15:07
青紅葉
尾根には自然林の新緑が続く
2022年04月30日 15:16撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
2
4/30 15:16
尾根には自然林の新緑が続く
高取 (p688)へ
2022年04月30日 15:29撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
3
4/30 15:29
高取 (p688)へ
p673は男鬼入谷城跡だったらしい
2022年04月30日 15:44撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
2
4/30 15:44
p673は男鬼入谷城跡だったらしい
p673から南東に湖東の展望
2022年04月30日 15:45撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
1
4/30 15:45
p673から南東に湖東の展望
堀切
2022年04月30日 15:48撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
4/30 15:48
堀切
かつての城址の一部と思われる平地
2022年04月30日 15:49撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
3
4/30 15:49
かつての城址の一部と思われる平地
比婆山の手前から
鍋尻山(左)と御池岳(右)
2022年04月30日 16:01撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
5
4/30 16:01
比婆山の手前から
鍋尻山(左)と御池岳(右)
中央に高室山、右端の送電線が越える山は陣尾山か
2022年04月30日 16:02撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
1
4/30 16:02
中央に高室山、右端の送電線が越える山は陣尾山か
比婆山に
kitayamawalkさんのプレート
架けられたのは丁度一年前2021/4/30らしい
2022年04月30日 16:05撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
4
4/30 16:05
比婆山に
kitayamawalkさんのプレート
架けられたのは丁度一年前2021/4/30らしい
比婆山から北東には大きく霊仙山の展望
2022年04月30日 16:05撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/30 16:05
比婆山から北東には大きく霊仙山の展望
送電線鉄塔から北側には男鬼山
2022年04月30日 16:13撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
4/30 16:13
送電線鉄塔から北側には男鬼山
その右手に伊吹山
2022年04月30日 16:12撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/30 16:12
その右手に伊吹山
イワスの山頂は
2022年04月30日 16:22撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/30 16:22
イワスの山頂は
石灰岩の崖の上から湖東の展望が大きく広がる
2022年04月30日 16:23撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/30 16:23
石灰岩の崖の上から湖東の展望が大きく広がる
眼下に新緑を見下ろして
2022年04月30日 16:23撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/30 16:23
眼下に新緑を見下ろして
光り輝く琵琶湖の展望
2022年04月30日 16:26撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/30 16:26
光り輝く琵琶湖の展望
琵琶湖の彼方には比良の山並み
2022年04月30日 16:26撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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琵琶湖の彼方には比良の山並み
右に荒神山、中央に奥島山、その右手に繖山
2022年04月30日 16:26撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/30 16:26
右に荒神山、中央に奥島山、その右手に繖山
再び送電線鉄塔より野坂の山々を眺めて
2022年04月30日 16:40撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/30 16:40
再び送電線鉄塔より野坂の山々を眺めて
比婆神社に
2022年04月30日 16:51撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
4/30 16:51
比婆神社に
参道を進むと忽然と壮麗な神社に
2022年04月30日 16:52撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/30 16:52
参道を進むと忽然と壮麗な神社に
神社からは尾根に石段の参道が続いている
2022年04月30日 16:59撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
4/30 16:59
神社からは尾根に石段の参道が続いている
北側の鞍部の手前は鳥居が現れる
2022年04月30日 17:01撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/30 17:01
北側の鞍部の手前は鳥居が現れる
男鬼の集落の手前にて
2022年04月30日 17:10撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/30 17:10
男鬼の集落の手前にて
男鬼の集落
2022年04月30日 17:21撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/30 17:21
男鬼の集落
立派な大樹が多い
2022年04月30日 17:22撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/30 17:22
立派な大樹が多い
新緑を見上げながら林道を歩いて落合集落へ
2022年04月30日 17:33撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
4/30 17:33
新緑を見上げながら林道を歩いて落合集落へ
河内への道路沿いには多数の射干
2022年04月30日 17:53撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/30 17:53
河内への道路沿いには多数の射干
射干の大群落
2022年04月30日 17:57撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/30 17:57
射干の大群落
山中で見かけた山芍薬
5
山中で見かけた山芍薬
花弁の縁が紅色の個体も
7
花弁の縁が紅色の個体も
撮影機器:

感想

前日は1日中雨が降り続いていたが、この日は朝から快晴が広がっている。よりによってこの日は朝からオンラインの会議である。出発が遅くなるが、午後の短い時間で鈴鹿の北部に出かけることにする。

霊山の西側の一帯は山に抱かれるように多くの廃村があるが、廃村を取り巻くこじんまりとした山々には独特の魅力がある。特に植林の間には随所に林相の実に美しい自然林に出遭えるのが楽しみだ。

風穴で有名な河内を過ぎて今や廃村となった落合集落が近づくと狭い道を下ってくる車と多くすれ違う。道路脇にはかなりの数の車が路駐されている。そのほとんどは霊仙に向かう登山者のものだろう。

落合集落の最奥の駐車場にたどり着いてみると、数台分の車の空きがある。この駐車場に車を停めるにはかなり早くにここに来る必要があるだろうが、丁度、下山する頃合だろう。折しもご夫婦と思しきカップルが降りてこられたのでご挨拶すると、6時半の時点でこの一帯の最後の一台だったとのこと。

落合集落から林道を歩き、男鬼(おおり)の方に進む。左手の植林の斜面に取り付くと、すぐに植林を抜け出し、新緑の美しい自然林の斜面が広がった。

前日の雨のせいで地面が濡れており、足元が滑りやすい。いかにもヒルが跳梁跋扈していそうなところだ。この季節はまだいないことを期待するがそれは甘かった。家内が早速にもヒルを見つける。近寄ってみると5cmほどある大きな個体だった。

高取のピークから北東に伸びる尾根に上がると、日差しのせいで新緑が一層鮮やかだ。若緑の透過光のシャワーを浴びながら尾根を進む。ca600mまではちょっとした急登となっているが、美しい新緑に見惚れるうちになだらかな尾根になった。

高取のピークを過ぎると尾根の植林の中へと入ってゆく。忽然と尾根を横切る人工的な溝が現れる。山城に見られる堀切のようだと思っていたら、平坦な広場のあるp673に到着する。ここは男鬼入谷城跡だったらしい。尾根を進むと曲輪と思しき階段状の平坦地が次々と現れ、再び堀切を過ぎると広い平坦地が現れる。かなり大きな山城があったのだろう。

その後も杉の植林が続く。比婆山への登りに差し掛かると上から単独行の男性が降りてくる。陣尾山から縦走して来られたとのこと。尾根を登ると石灰岩の集簇が現れる。岩の上に攀じ登ると鍋尻山と御池岳の展望が広がる。

尾根を先に進むとすぐに比婆山の山頂に到着する。北東が大きく切り開かれており、正面には霊仙山の大きな山容が大迫力で展開する。同時に霊仙のパノラマを縁取る新緑が美しい。

比婆山のピークにリュックをデポしてイワスを往復することにする。鞍部を過ぎたところで送電線鉄塔が現れ、南北に展望が広がる。北側には植林に囲まれた男鬼山とその右手に伊吹山が見える。男鬼山の山頂は植林の伐採後に放置されて荒れるがままになっているが、ここから見上げる山頂がそのような状態になっているとは想像もつかない。

尾根伝いに歩いてイワスを目指す。イワスの山頂部は植林を抜け出し、キャンプ場のようななだらかな広地が広がっている。西側には石灰岩の崖が広がっており、その上からは黄金色の夕陽を反射する琵琶湖方の景色が広がる。

再び比婆山に戻ると山頂からは自然林の広がるなだらかな北斜面を加工して比婆神社を目指す。すぐに石灯籠が現れる。西側斜面をトラバースする参道を進むと、門の奥に忽然と大きな岩とその下に立派な社殿が現れる。社殿の前には大きな杉の樹が聳え、なんとも壮麗で幻想的な雰囲気だ。

尾根まで林道が続いているが、尾根上には古い参拝道と思しき石段が続いているので、石段を下降してみる。石段はca450mのコルまで続いており、小さな鳥居が現れる。果たして誰がこんなところまで来られるのかとも思うが、注連縄に下垂する白い紙の紙垂(しで)が真新しい。いまだに神社への信仰を受け継ぐ方がおられることに感心すると同時に嬉しく感じられる。

右手の植林の谷を下降すると再び林道に合流する。谷の下に小さな流れが見えるので、急斜面を下降してゆくと忽然と斜面に一面の山芍薬の大群落が出現した。

林道を下るとすぐにも男鬼の廃村に出る。家々のつくりは立派ではあるが、扉や雨戸が開け放たれ、家の中が荒廃している様を目にするのは痛ましい感じがする。集落の中にはいくつもの広場や大樹が目立つ。人々が生活していた頃はさぞかし美しい山村風景だったのだろう。

集落を後にすると林道を歩いて20分と少しで車を停めた落合の集落に帰着する。流石に他の車はいなくなっていた。落合から河内にかけては林道ぞいに多くの射干(シャガ)が咲き乱れている。シャガの淡い薄紫色は日陰の方が目立つようだ。

車で京都方面に向かって湖東三山ICで名神高速に乗ろうとしたところ、なんと京都東まで渋滞が20km70分と表示されている。仕方がないので琵琶湖の湖岸に向かい、琵琶湖大橋を渡って帰ることにする。

先ほどまではほとんど雲ひとつない晴れ空が広がっていたが、琵琶湖の西の比良の山々の上に雲がかかり始めたかと思うとみるみるうちに比良の山々を包み込んでゆく。明日は天気が悪そうだ。

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コメント

yamanekoさん、こんばんは。
いつもレコを楽しく拝見させて頂いてます。
毎回奇抜なルートでの山行は大いに興味をそそられてます。今回のこのルートもまた、よくぞこんな山行を思いつかれるなと敬服致しております。😔
故に時々yamanekoさんの軌跡をなぞらせて頂いております。
この界隈にもヤマシャクが自生してるのですね。大変勉強になりました。
また機会がありましたら訪れたいと思います。これからも素晴らしいレコ期待しております。??
2022/5/3 23:20
Duo-Jetさん コメント有難うございます。
山行ではないのですが泊りがけで出かけており、レスが遅くなり失礼しました。
今回のこのルートはkitayamawalkさんに教えて頂いたでした。
山芍薬は近くの霊仙がはるかに人気ですね。しかし、この界隈は訪れる人が少なく、静寂が魅力かと思います。
過分なご評価に恐縮の限りです。私の過去のレコを振り返ってみましたが、大半は一般的なルートを歩いているかと思います。
2022/5/5 20:57
こんばんは
10年くらい前にイブキまで縦走しましたが、気になっていたところを歩けて良かったです。
その時にヤマシャクヤクの木をいっぱい見つけて、、GWに検証に行きました。
素晴らしい群落でしたね。\(^o^)/
2022/5/4 21:57
jionさん コメント有難うございます。
時間があれば勿論のことイブキまで私達も縦走したいと思っていたのですが、何しろ午前中の仕事のせいで出発が遅かったので(-_-;)
jionさんも見たであろう光景を見ることが出来て良かったです。
2022/5/5 21:00
yamanekoさん、お早うございます。
当日、我々も山芍薬を観に行っていました。前半のル−トは一緒で、我々が下山した頃高取にいらっしゃったとは。全くの偶然ですが好天下の山芍薬が観られて良い山でした。
2022/5/5 9:26
shikakuraさん コメント有難うございます。
shikakuraさん達とは山行先が似ているので、いつどこで出遭っても不思議はないのですが、この日の午前中の仕事がなければ、高取でshikakuraさんがお遭いした三人組の方達と行動を共にしている予定だったので、またまた山中でばったり遭遇することになったかと思います。
またどこかでお目にかかるのを期待しております。
2022/5/5 21:09
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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