記録ID: 4224072
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ハイキング
日光・那須・筑波
社山〜黒檜岳 * 中禅寺湖ぐるり *
2022年04月30日(土) [日帰り]
ピアソラ
その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 10:00
- 距離
- 28.7km
- 登り
- 1,508m
- 下り
- 1,491m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:54
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 9:53
16:07
○ CT（標準） ： 11時間05分
○ CT（実績） ： 08時間30分（休憩含まず）
○ CT（実績） ： 08時間30分（休憩含まず）
| 天候 | ○ 天気 ： 晴れ のち 曇り。 ○ 風速 ： やや強い（稜線上で時折10m/s程度）。 ○ 気温 ： 寒い（朝で4℃）。 ○ 視程 ： やや長め。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・03:30 {自宅} - 06:00 歌ヶ浜第一駐車場 ※高速利用：桜川筑西IC〜壬生IC、鹿沼IC〜清滝IC ※駐車場：無料（約100台） ○ 復路（約138km） ・16:10 歌ヶ浜第一駐車場 - 16:50 霧降温泉ほの香 ・17:30 霧降温泉ほの香 - 20:30 {自宅} ※高速利用：日光IC〜鹿沼IC、壬生IC〜桜川筑西IC ※途中、食事の時間を含む（50分） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【全般】 ○ 総距離：約29km、累積標高：約1500m。 ○ 歌ヶ浜を起点とし、時計回りに社山、黒檜山、中禅寺湖を周回するコースです。 ○ 距離の内訳は、10km（山歩き）＋19km（湖畔歩き）です。 ○ 距離が長い割に累積標高は少なめです。 ○ 5名のハイカーの方とすれ違いました。 【社山】 ○ 阿世潟峠は中禅寺湖畔南岸稜線の最低鞍部（標高1410m）です。 ○ そこから400m登る社山への道のりは基本的に急です。 ○ 山頂から黒檜岳方面へ下る際の樹林帯はやや道が分かりづらいです。 テープ等の目印を見落とさないように。 【黒檜岳】 ○ 破線ルートの山です（比較的距離が長く、エスケープルートもありません）。 ○ 全般的にトレースは薄めなため、地形図に加えてGPSを活用したほうが良いと思います。 ○ 太平山分岐までは、緩やかなアップダウンのある稜線歩きです。 ○ 広い稜線と複雑な地形に対して道標はほどんど無くトレースも薄いため、 （特に悪天候時は）道迷いのリスクが高くなると思います。 ○ この時季の笹はさほど煩くありませんでした。 ○ 大平山分岐から千手堂までは見通しの効かない樹林帯歩きです。 ○ 標高1850mより上は残雪がありますが、傾斜が緩いため滑り止めは不要です。 但し、雪でトレースが隠されているため、テープ等の目印を見落とさないように。 ○ 黒檜岳からの下山（特に後半）はかなり急な下りです。 ○ 千手堂手前（下山直前）はザレたトラバースが連続します。 【中禅寺湖畔】 ○ 遊歩道が整備されており、一部を除き、舗装道を踏まずに歩けます。 ○ わずかながらアップダウンもあります。 ○ たまに熊の目撃情報もあるようです。 ○ なお、南岸線（阿世潟〜千手ヶ浜）は9月下旬まで通行止めです。 |
| その他周辺情報 | (1) トイレ �� 歌ヶ浜第一駐車場 �� 西六番園地公衆トイレ �� 湖畔園地公衆トイレ �� 立木公衆トイレ (2) 登山ポスト 見つけられませんでした。 (3) 温泉施設 下山後「霧降温泉ほの香」の日帰り入浴を利用しました。 一応源泉掛け流しのようです。狭いですが露天風呂もあります。 ※営業時間 ： 11:00 〜 19:00（コロナ対策のため時短営業中） ※料金 ： 600円／人 ※参考HP ： https://www.nikko-casual.jp/spa.html |
写真
釣り客でほぼ満車の歌ヶ浜第一駐車場より。気温は4℃。今日はここから中禅寺湖をぐるりと一周（時計回り）します。ちなみに、対岸の白いのは奥白根山（おくしらねさん：2578m）です。
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4/30 6:17
釣り客でほぼ満車の歌ヶ浜第一駐車場より。気温は4℃。今日はここから中禅寺湖をぐるりと一周（時計回り）します。ちなみに、対岸の白いのは奥白根山（おくしらねさん：2578m）です。
まずは阿世潟（あぜがた）まで5kmの湖畔歩き。途中アカヤシオ（赤八汐）が見頃を迎えてました。
しかも、うまい具合の場所に咲いているので、良い絵が撮れます。
アカヤシオ越しにこれから歩く稜線を遠望します。ちなみに、左の尖がってるのが社山（しゃざん：1826m）です。
足許に目をやるとひっそりとヒゲネワチガイソウ（髯根輪違草）が咲き始めてました。
湖畔歩きはウォーミングアップにぴったり。相変わらず風は冷たいですが、体は温まり、寒さが和らぎました。
中禅寺湖越しの男体山（なんたいさん：2486m）。お決まりの構図ですが、今日に限って、ほぼ100mの等間隔で釣り糸を湖に垂らす釣り客の邪魔にならないように写真を撮れる場所は限られました。
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4/30 7:15
中禅寺湖越しの男体山（なんたいさん：2486m）。お決まりの構図ですが、今日に限って、ほぼ100mの等間隔で釣り糸を湖に垂らす釣り客の邪魔にならないように写真を撮れる場所は限られました。
阿世潟に着きました。なお、この先の周遊歩道（南岸線）は木橋や階段が老朽化して危険なため通行止めとのことです（開通予定は9月末）。
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4/30 7:21
阿世潟に着きました。なお、この先の周遊歩道（南岸線）は木橋や階段が老朽化して危険なため通行止めとのことです（開通予定は9月末）。
阿世潟からは一旦湖を離れ、10kmの山歩き区間に入ります。美しい新緑を全身に纏いながら、稜線目がけて一気に登っていきます。
少し登った次の小ピークで休憩します。これから登る稜線が目の前に迫り、良い眺めです。ただ、ここで休憩することにした理由は他にもありました、、、
14
4/30 8:03
少し登った次の小ピークで休憩します。これから登る稜線が目の前に迫り、良い眺めです。ただ、ここで休憩することにした理由は他にもありました、、、
まだ冬の装いの山。そこにほんのりピンク色の差し色が加わるだけでちむどんどんします。
この稜線でアカヤシオが見られるとは知りませんでした。思いがけず巡り逢えた幸運。
山頂は足尾方面（南側）が開けてます。さっきまで見えていた富士山は残念ながら雲の中に隠れてしまいました（以降二度と姿を現すことはありませんでした）。
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4/30 8:54
山頂は足尾方面（南側）が開けてます。さっきまで見えていた富士山は残念ながら雲の中に隠れてしまいました（以降二度と姿を現すことはありませんでした）。
ここからが今回のハイライト。黒檜岳（くろびだけ：1976m）への稜線漫歩の始まりです。
かなり複雑な地形。標識の類はほとんど無く（鹿糞は沢山ありますが）、薄い踏み跡とGPSを頼りに進んで行きます。
ダケカンバ（岳樺）の林に突入。紅葉時季に来ても良さそうです。
この景色を二人占め（本当に誰にも会いませんでした）。贅沢すぎる〜♪
p1816の先の見晴らしの良い場所で小休止。中禅寺湖や日光連山ファミリーはもちろんのこと戦場ヶ原までを一望に収めました。目を凝らすと、高山（たかやま：1668m）の左肩に湯滝が見えました。
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4/30 10:13
p1816の先の見晴らしの良い場所で小休止。中禅寺湖や日光連山ファミリーはもちろんのこと戦場ヶ原までを一望に収めました。
目を凝らすと、高山（たかやま：1668m）の左肩に湯滝が見えました。
目を凝らすと、高山（たかやま：1668m）の左肩に湯滝が見えました。
あらあら。松木渓谷側からガスが湧いてきちゃいました。稜線の終盤で良かったです。
太平山分岐にて。ここから先下山するまでは基本展望の効かない樹林帯歩きです。
しかも雪が出てきました。所謂「踏み抜き地獄」というやつですが、それほど傾斜は無いのでつぼ足で歩けます（滑り止めは不要です）。
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4/30 10:49
しかも雪が出てきました。所謂「踏み抜き地獄」というやつですが、それほど傾斜は無いのでつぼ足で歩けます（滑り止めは不要です）。
着いたー、黒檜岳！展望はありません。昨日ブランデ（最近つくばにできた高級スーパー、笑）で調達した「天むす」を戴きました。
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4/30 11:09
着いたー、黒檜岳！展望はありません。昨日ブランデ（最近つくばにできた高級スーパー、笑）で調達した「天むす」を戴きました。
下山開始。登山道は雪で見えないため、テープ（ピンクor黄色or青）と目印（黄色と赤の四角いやつ）にかなり助けられました。
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4/30 11:21
下山開始。登山道は雪で見えないため、テープ（ピンクor黄色or青）と目印（黄色と赤の四角いやつ）にかなり助けられました。
結構な急斜面がずっと続きます。逆コース（上り）の場合苦労すると思います。
1時間くらい下ると、数は少ないですが再びアカヤシオが出てきました。
この辺りはシャクナゲ（石楠花）だらけ。当然まだ咲いてませんが6月頃に来たら凄いことになってそうです。
終盤はザレたトラバースが連続し気が抜けませんでした。もしここに残雪が乗っていたらかなり危険だと思います。
無事下山しました。一安心・・・には違いありませんが、ここからはゴールの歌ヶ浜まで延々14kmの湖畔歩きです。
千手ヶ浜にはタマザキサクラソウ（玉咲桜草）が沢山咲いてました。タマザキは初めて見ました。
千手ヶ浜で遊覧船が乗降できるようになるのは6月から。それが使えればスタート地点（歌ヶ浜）まで船で戻ることもできます。
後半はさすがにちょっとだれてきましたが、たまのアカヤシオに元気を貰いました。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
|
|---|
感想
湖沼があると、人は何故ぐるり（一周）したくなるのでしょうか。
その謎を解くため（←嘘つけ！）、中禅寺湖をぐるりしてきました。
ちなみに、去年のGWは宣言下だったこともあり、近所の霞ヶ浦をロードバイクでぐるりしました。せっかくの連休序盤に夫婦揃ってお尻を痛め、慣れないことはすべきでないと悟りました。今回はその反省もあり、普通に山をぐるりすることにしたのでした。
東北道から日光道に入りそびれるという痛恨のミスをやらかし、予定時刻よりも遅れて歌ヶ浜の駐車場に着くと、奥日光の気温の低さにも増して、釣り客の多さに驚かされました。二台の空きを残してぎりぎり停められましたが、あと数分遅かったら恐らくアウトでした。
季節は冬に逆戻り。寒風吹きすさぶ中、中禅寺湖の冷たい湖水に半身を浸す釣り客たちには、見ているこちらが凍えてしまいそうなほどでしたが、よくやるなぁと思うのは些か身勝手な発想で、彼らからすれば僕ら登山者のほうがよっぽど奇怪に映ることでしょう（笑）。
対岸遠く、山名の通り奥白根がまだたっぷりと雪をたたえ、ここらの山も湖もまだまだ春には程遠いと感じられる中、湖畔の道を歩いていくと、その認識を改めさせる鮮烈なピンク色を見つけました。アカヤシオでした。今回の山歩きでは花は期待できないだろうと高を括っていたので、全く嬉しい誤算でした。
絶景とアカヤシオに後押しされながら、社山への急坂を登り詰めました。
ここから先、黒檜岳までの稜線漫歩が今回の核心部でもありハイライトでした。すぐお隣の人気者、中倉尾根に負けず劣らずの絶景を楽しみました。
道迷いに注意して、深い森の中にある黒檜岳の山頂を極め、ジェットコースターのような気の抜けない急下降を経て、再び中禅寺湖の湖畔から男体山を見たときは、僕も嫁も安堵感に包まれました。
もう危険は無いですが、あとは長い長い湖畔歩きが待ってました。
金谷ホテルを過ぎた辺りで、手許のログが24kmを超えたことに気付き、冷や汗を掻きました。嫁には、今日の歩行距離は24kmだと伝えていたためです。結局最後まで言い出せず、後になって「ひどい・・・」と怒られました。
いつもなら、すた丼かラーメンで手っ取り早く済ませる夕食を爆弾ハンバーグに格上げしたことで、嫁の機嫌を元に戻すことに成功しました。丸みを帯びた鉄板の外周を肉汁が泳ぐのを目にし、ふと気付いたのでした。これもある意味ぐるりやな、と。
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中禅寺湖ぐるりと長距離走破凄い！ですね。
私なら社山、黒檜岳でおそらく終了です。
私、昨年、親戚に中禅寺湖の解禁日4/1に釣りに誘われて、釣れないし寒いし山に登りたいな〜と。思いましたし、きっとテクテク歩くとここで釣りたいとか思うのかな〜？やはり私も身勝手なんでしょうね。
奥様に24�狙議召妨獣呂�29�舛噺世錣覆�て正解でしたね。（笑）肉の味な沁みましたね〜！
お疲れ様でした！
ぐるりにしたのは、千手ヶ浜からの北岸線を歩いたことがなかった、というのもあります。ほとんど平らですし、ゆっくりだったのもあると思いますが、それほど疲労はしませんでしたよ。嫁には怒られましたが（笑）。おかしいなー、どっかの記録で24kmって見たと思うのですけど・・・。
それはそうと、andounouenさんは、釣りもされるのですね。山も登れて釣りもできるなら、日光のあの辺りは二倍楽しめそうですね。羨ましいです。僕は釣りはやったことが無いですが、沢を登って岩魚釣りとかは憧れます。
コメントありがとうございました！
今年はお尻を大切に、中禅寺湖ぐる〜りに変更ですね。✨😁
思いがけず巡り会えた幸運アカヤシオ🌸、濃い💘も薄いも
青空に映え〜、男体山とのコラボも素敵デス。🎵🌸
イイ感じに咲いてましたねーっ😄🌸🌸
でもって、お二人揃って相変わらず健脚〜
30kmコースをつぼ足＆踏み抜き地獄があっても
なんのその、流石デス。✨🙀😆
No.41の写真もイルカにのった少年のよう。good😊
千手ヶ浜にはタマザキサクラソウというのも
咲くですか。🌷クリンソウは知ってましたが…。
〆は肉汁ぐる〜りの爆弾ですね。😆😊
さすがぐる〜り研究家のpiazzollaさん、目の付け所？
観察力？が違いますねー。お疲れ様でした。😁🍀
二、三日山に籠ってて返信遅くなりすみません！
中禅寺湖ぐるりは去年の秋にmoominさんが歩かれていたのに触発されて、いつかは僕らもとタイミングを見計らっていたのでした。でも、僕らは半月山をパスしたので、moominさんの時よりは大分楽だったと思います。しかも、うっかり奥にもう一つ黒檜岳の山頂があったことを忘れておりましたし（笑）。
アカヤシオはノーマークでしたのでラッキーでした。濃いのを見つけたときは、危うく鼻血を出すところでしたが、寸でのところで堪えました。moominさんが行かれた利平茶屋もピンクの海で凄かったですね。そのうち僕らも見に行きたいです。
「イルカの少年」の例えは、嫁も気に入ったようです。ありがとうございます。きっと下山の喜びに解き放たれたのだと思います。なんか丸太があるとすぐ乗りたがるんですよね。
タマザキは僕らも知りませんでしたが、建物の柵の中に沢山群生していたので元々はどなたかが植えられたものだと思いますが、風で種が飛ばされたのか、湖畔等周辺に群生が広がりつつあるようです。
〆の肉汁ぐるりは完全に妄想？こじつけ？で、嫁にもそんな訳ないやろと怒られましたが、拾って頂いてありがとうございます♪
いえいえ、このところ花ばかり見に行ってたもんで、たまには長めので鍛えなきゃ、と思って頑張りましたが、最後は長いロードに挫けそうでしたし、全然凄くなんてないですよ〜。30km、40kmを平然と歩ける足が欲しいです！コメントありがとうございました！
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