谷川岳 空に登る感じ！
群馬県
新潟県
hase2012
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 1,230m
- 下り
- 106m
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| 天候 | 晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
※注意！ 皆さん、水上駅、上毛高原駅からバスの方が多いようですが、私は水上からちょっとなので、電車を利用しました。・・・が、駅のトンネル階段が長い長い、駅からロープウェイ駅までの歩き。なるほど、バスとロープウェイのセット切符もあるし、そちらが便利なんですね。次回からは、上毛高原駅からバスにします。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険場所はありません。天気が良いせいか雪が水を含み、ジョリジョリです。肩の小屋を過ぎると、モナカ状態となっております。まだまだ5M近く雪があります。踏み抜くと股まで行ってしまう場所もあります。 ワカンどうしようか、散々迷った挙句、ヤマレコみると、大丈夫そうなので、アイゼンとストックで行きました。せっかくピッケルを持っていったので、下山時はピッケルにしました。 危険箇所ありませんが、オキの耳ではセッピあります。先週は滑落者が出たようです。ご注意。それと、いたるところにクラックが入っております。コースの外では、雪崩が起きておりました。帰りでは、ゴゴゴゴーと低音の雪崩（？）かもしれない音が響いておりました。今後登る人はご注意ください。 |
写真
土合駅を降りた。ひんやりとした風邪が吹いてくる。さて、これまで写真でみた階段を登るぞ・・って、結構長い。階段横は水が流れていて、これがひんやりとしている。駅の外にでると、暖かかった。
1
ロープウェイ駅の横で、アイゼンつけて、イザ出発。スノーシューの人が若干。ワカン無し。ほとんどの人がアイゼン装備。スキー板担いでいる人もいる。
最初から、なかなかの急登。いきなり10分で暑くなって、ソフトシェル縫いで、長袖Tシャツ。今回はアンダーからファイントラック仕様。涼しー。ずっと急登は続く。
ずっと急登は続く。
感想
いやはや、待ちに待った谷川岳。昨年の夏に台風で中止となり、今年の2月に大雪で延期となり、相性悪いのかなーなんて思っていたが、やはり、「行っとこう」ということで、谷川岳。本格の初雪山。
一週間前から週間天気予報とにらめっこ。金曜日が天気らしい。土曜日は曇り。うーーーむ。金曜日有給とってしまえということで、初の雪山本格登山は、やはり天気に登りたい。とりあえず子供の用事で・・・ということで、有給申請しておりましたが、週末になるにつれて、土曜日いけるんじゃん。有給キャンセルして、土曜日にロックオン。やはり遊びはだけは真剣にやらなきゃですね。
しゃきーんと、5時に起きて、飯食べて始発電車。新幹線と在来線を乗り継ぎ、土合まで。高崎あたりから、スキースノボと登山の人たちで満載電車。皆さん、朝早くから楽しいですね。登山の人は、恐らく、同じく谷川なのだろうねーと思いながら、ウトウトするうちに水上駅到着。乗り換え。土合駅到着。薄暗いプラットフォーム。ひんやりとした空気を肌で感じつつ、見上げると写真でみた、長いトンネル。なげーよ。上りきった所が改札口。あれ、暖かい。今日は暑くなりそうだ。
両脇に積もった、自分よりも背の高い雪を横目に、乾いたアスファルトをテクテク歩き、ロープウェイ駅に着いた。入り口付近には登山か届け用紙が用意されており、この山の人気が伺える。往復チケットを購入し、スロープを渡り、ゴンドラに乗り込む。自動ドアがゆっくり締まり、白銀の世界へ動き出す。乗客は2組の老夫婦と若い娘さん2人と私。老夫婦たちは、いかにもという観光スタイル。若い娘さん達は、スノボー装備でいかにも現代の若者らしい風体だ。ゴンドラは高度をぐいぐい上げて空に向かう。すぐ手前の二人の娘さん達は、なにやら行動食を食べ始め、ぼろぼろこぼしながら食べている。なんだかなー！。よく見てみようと思い、サングラス着用。空を見る顔の角度で彼女たちの行動を観察。おや、おやっ？ 超かわいいじゃないですかぁ。いやはや、いやはや、かわいいんだけどねー。ボロボロ食べかす落としている。うーん。
天神平駅到着。駅を出てすぐに右で、登山装備セット。他に5人くらいがアイゼンやスノーシューをそそくさとはいている。見上げると、これから登るルートに点々とハイカーたちの色とりどりの小さい点が見える。あのルートなんだなーぁ。12本アイゼン装着。皆さんストック持ってあがっているので、とりあえず、私もストックで出発。いきなりの急登。事前に急登につぐ急登と調べてはあったが、結構な斜面。重たい足周り。すぐに汗が額から流れてくる。これはいかんです。ソフトシェルを脱ぎ、タオルで頭を覆う。（これが失敗。後におでこがツートンカラーとなる）。傾斜はだんだんきつくなり、前爪を引っ掛けながらキックステップ。とりあえず、ひと段落。皆さんも休憩中。
ここからは、長い長い雪道と、空に向かって急登です。日本百名山（NHK_BS）さださんの「空になる」が頭の中を流れ出す。きつい登りだけど、ひたすら歩く。数組のハイカーに道を先に譲ってもらい、数人の超人的ハイカーに道を譲り、何とかかんとか肩の小屋まで到着。横では、山スキーのチームがシュプールを描いて、気持ちよさそうに滑っている。あれやりてぇー・・。かっこいいです。面白そうです。
肩の小屋周辺から風邪が冷たく、雪もモナカ状になる。そろーり、そろーり歩き、ズボっと、股下まで踏み抜く。繰り返しながら、トマの耳に到着。20名程度のハイカーがいました。オキの耳まで行こうか迷いましたが、今回はここで終了。オキの耳はセッピが張り出していました。肩の小屋付近にてランチタイム。コーヒーをいれ、おにぎりとカップヌードルをおいしく堪能。万太郎山までの美しい稜線を見ながらのランチ。私ははずいぶん贅沢をしている。2年前までは街の中で、おいしいものを食べて、おいしいお酒を飲むことが贅沢だってけど、こっちのほうが贅沢三昧だ。
もっと長居もしたかたけど、帰りもあるので下山。これまた、帰りの道も美しい。贅沢ですなー。ところどころ、コース外では小さい雪崩が発生。たまに、ゴゴゴゴーと低音が響いている。どこかで大きく崩れているのであろう。ようやく、ロープウェイ駅近くに戻ってくると、雪山講習会の真っ最中だった。遭難救助犬もいる。愛くるしいワンコたちで、思わず、ムツゴローさんモードに入りそうになるも、邪魔してはいけないので、ちょっとだけ、犬にちょっかいを出して、通り過ぎる。最後の急な坂を下り、ロープウェイ駅到着。そそくさとアイゼンなどをはずす。雑誌の付録についてきた、空気で膨らむ座布団が役に立ち、それを敷きながら下山支度。ロープウェイに乗り込み下山。いやいや感慨深い谷川岳でした。バスの時間まで少しあるのでビールを堪能。楽しすぎる谷川岳でした。さて、次の山はどこにしましょうかねぇー
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