阿弥陀岳南稜〜中央稜下降
- GPS
- 11:35
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,224m
- 下り
- 1,222m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・船山十字路まで一部未舗装あり ・登山ポストなし ・南稜、中央稜ともに3月中旬〜4月上旬にかけて気温、風、近々の降雪量(残雪量)の差異、トレースの有無、踏み抜きの有無等によって難易度や要する時間に大きな差が生じるので注意が必要。 |
写真
感想
年度初めの4月1日に山に行くことなど、現役時代には考えられないことであったが、天候優先で山に入れる喜びを噛みしめながら前夜東京を車で後にした。
道の駅「こぶちざわ」で仮眠後、登山口の船山十字路に向かうが、今回も鉢巻道路の脇の林の中を鹿の群れが移動する光景に遭遇した。
広河原左股に沿って奥へ延びる林道は20〜50cmの雪に覆われていて歩きづらい。
広河原沢左股を渡る付近でアイゼン装着するも、南稜尾根上では雪解けが進み、いったん外すこととなった。
立場山の樹林帯を抜け、真っ青な空をバックに阿弥陀岳とご対面。南稜上部はうっすらと新雪が付き、岩稜や岳樺の枝は白く樹氷が輝いている。
無名峰から上部はトレースの大半が消えているが、クラストしていて歩きやすく立場川本谷側に張り出した雪庇に気をつけながら快適に登り続ける。
P3はルンゼ内の氷と雪のガリーをダブルアックスで登ったが、昨年3月19日に登った時は雪解けが進みルンゼ内に一筋の氷しか残っていなかったので、全く違う状態に驚かされた。(写真比較)
P4もトラバース中間点で足場となる雪の付き方が不安定で緊張を強いられる箇所があった。
予定より1時間オーバーでたどり着いた誰もいない山頂で、どうにかミニ三脚を立て権現岳をバックに記念撮影。
山頂の標識も雪に埋もれ、昨年3月19日と比べ明らかに雪が多いようだ。(写真比較)
行動食を口に入れ、下山にとりかかる。
御小屋尾根を100mほど降り、分岐を中央稜へ入るが、この入り口の傾斜が急なためクライムダウンで慎重に下った。
この後も第1岩峰までは滑落が許されない急斜面が続き、時間をかけて下り続けた。
岩峰の下で、緊張感から解放されお湯を沸かしてランチタイムの大休止をとった。
第2岩峰の巻ルート入口の斜面は踏み跡が新雪で消えていたが、昨夏に降りた記憶をたどり岩峰基部へのルートを発見することが出来た。
ここからは尾根通しに赤布、赤テープの目印を頼りに長い下りをひたすら雪の踏み抜きの難行に耐え、何とか真っ暗になる直前に船山十字路に戻ることが出来た。
※余談ですが八ヶ岳から下山後の帰路にいつも原村・樅の湯で汗を流して帰ります。
ちなみに私は「原村ファン倶楽部」の会員になって原村を応援しています。
コメント
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こんにちわ。peak315様。3月18日にご一緒させていただいたT野です。天候に恵まれてよかったですね。道の駅「こぶちざわ」にて仮眠されたようですが、わたくしはあのスキー場のトイレに感動しております。ガサツな私一人でしたらあそこで仮眠してしまいそうです。結構あのトイレは気に入りました。今回の雪庇の亀裂は雪崩に気をつけなばならない雰囲気ですね。次回八ヶ岳でご一緒できるときはもみの湯に寄ってから帰りましょう。
PS 4月1日は八景島シーパラダイスで花粉を目いっぱい浴びてきましたが、やっぱり八ヶ岳の花粉を浴びたかったです。
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