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Yamareco

記録ID: 4239678
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大台ケ原・大杉谷・高見山

近くて遠い口坊主・奥坊主を花抜峠から目指す

2022年05月03日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:37
距離
15.7km
登り
1,353m
下り
1,356m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:23
休憩
0:12
合計
8:35
8:09
78
9:27
9:35
138
11:53
11:56
28
12:24
12:25
200
15:45
15:45
59
16:44
16:44
0
16:44
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大台林道の花抜峠登山口へ駐車
2台ほどのスペースあります
コース状況/
危険箇所等
花抜峠道は下半分の植林帯は問題なく歩けますが、植林を抜けた上から峠までは結構あれています。道崩れ草木の?茂で5年前に歩いた時からは廃道化が進んでいるように思います。

加茂助谷ノ頭の手前までは西側に明瞭な土倉古道があって歩きたくなりますが、山ヌケしている箇所が多くで通しでは歩けないので稜線を忠実に歩くほうがいいです。

苔平付近は尾鷲辻へ向かう方向にテープがあって気を付けないといけないです。
苔平から先は尾根が複雑に入り組んで、加えて下りになるのでルートロスには気を付ける必要があります。
口坊主の手前は細い岩場が続いて気を付けないといけないと思います。

水場は加茂助谷ノ頭のトラバース、苔平の下の尾真砂鬼丸谷んp源流がすぐ近くにあって簡単に取れます
大台林道を花抜峠の登山口に向かう途中から小木森滝を見ます。140mと言われていますが、200mはあるのではと思ってしまいます。
2022年05月03日 07:30撮影 by  ILCE-7M3, SONY
1
5/3 7:30
大台林道を花抜峠の登山口に向かう途中から小木森滝を見ます。140mと言われていますが、200mはあるのではと思ってしまいます。
今回目指す奥坊主(左)と八町滝
2022年05月03日 07:32撮影 by  ILCE-7M3, SONY
5/3 7:32
今回目指す奥坊主(左)と八町滝
小木森滝、何度も車を止めて見入ってしまいます
2022年05月03日 07:41撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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5/3 7:41
小木森滝、何度も車を止めて見入ってしまいます
大台林道の花抜峠の登山口。くるは2台くらい泊めることが出来ます。
2022年05月03日 08:07撮影 by  808SH, SHARP
5/3 8:07
大台林道の花抜峠の登山口。くるは2台くらい泊めることが出来ます。
花抜峠までは何度も沢を横切ります。水の心配はありません
2022年05月03日 08:37撮影 by  ILCE-7M3, SONY
5/3 8:37
花抜峠までは何度も沢を横切ります。水の心配はありません
この沢の下はおそらく小木森滝の上あたりです。遠くに小木森谷の沢の音が聞こえてきます。
2022年05月03日 08:38撮影 by  ILCE-7M3, SONY
2
5/3 8:38
この沢の下はおそらく小木森滝の上あたりです。遠くに小木森谷の沢の音が聞こえてきます。
2022年05月03日 08:48撮影 by  808SH, SHARP
5/3 8:48
2022年05月03日 08:48撮影 by  808SH, SHARP
5/3 8:48
1時間ちょっとで花抜峠につきました。
峠の直下はかなり道が荒れていました。
2022年05月03日 09:24撮影 by  ILCE-7M3, SONY
5/3 9:24
1時間ちょっとで花抜峠につきました。
峠の直下はかなり道が荒れていました。
いつ来ても、晴れていても寂しい雰囲気の峠です。
2022年05月03日 09:24撮影 by  ILCE-7M3, SONY
5/3 9:24
いつ来ても、晴れていても寂しい雰囲気の峠です。
大台林道が出来るまではこの道を通って、堂倉谷や大杉谷、大台辻を通って筏場まで森林作業道が付いていました。今でも加茂助谷ノ頭までの西側斜面には土倉古道と呼ばれる道がはっきりと残っています。
2022年05月03日 09:24撮影 by  ILCE-7M3, SONY
5/3 9:24
大台林道が出来るまではこの道を通って、堂倉谷や大杉谷、大台辻を通って筏場まで森林作業道が付いていました。今でも加茂助谷ノ頭までの西側斜面には土倉古道と呼ばれる道がはっきりと残っています。
ここからの海山の町と熊野灘の眺めは最高です。
2022年05月03日 09:40撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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5/3 9:40
ここからの海山の町と熊野灘の眺めは最高です。
2022年05月03日 10:36撮影 by  808SH, SHARP
5/3 10:36
加茂助谷ノ頭をトラバースして稜線に合流した当たり。ブナとヒメシャラと苔の台地。別天地のようです。
2022年05月03日 10:45撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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5/3 10:45
加茂助谷ノ頭をトラバースして稜線に合流した当たり。ブナとヒメシャラと苔の台地。別天地のようです。
ブナの森と熊野灘。不思議な景色です。
2022年05月03日 10:47撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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5/3 10:47
ブナの森と熊野灘。不思議な景色です。
すぐそこに海があるのにここは1000mを越えています。これじゃあどれだけでも雨が降るわけですね。
2022年05月03日 10:47撮影 by  ILCE-7M3, SONY
2
5/3 10:47
すぐそこに海があるのにここは1000mを越えています。これじゃあどれだけでも雨が降るわけですね。
苔平と呼ばれているところ。与八ノ高(左)と加茂助谷ノ頭(右)与八ノ高の方が見晴らしはいいです。今回はパスしましたけど・・・
2022年05月03日 11:00撮影 by  ILCE-7M3, SONY
1
5/3 11:00
苔平と呼ばれているところ。与八ノ高(左)と加茂助谷ノ頭(右)与八ノ高の方が見晴らしはいいです。今回はパスしましたけど・・・
抜けるような空。雨の多いこの山でお天気が続くのは心強い。
2022年05月03日 11:01撮影 by  ILCE-7M3, SONY
1
5/3 11:01
抜けるような空。雨の多いこの山でお天気が続くのは心強い。
この苔平から、地池高、堂倉山を経て尾鷲辻、日出ヶ岳へ向かうことが出来ます。
2022年05月03日 11:01撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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5/3 11:01
この苔平から、地池高、堂倉山を経て尾鷲辻、日出ヶ岳へ向かうことが出来ます。
何枚も撮ってます。
2022年05月03日 11:01撮影 by  ILCE-7M3, SONY
5/3 11:01
何枚も撮ってます。
本当はここでテントするはずだった・・・
2022年05月03日 11:02撮影 by  ILCE-7M3, SONY
5/3 11:02
本当はここでテントするはずだった・・・
2022年05月03日 11:22撮影 by  808SH, SHARP
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5/3 11:22
2022年05月03日 11:22撮影 by  808SH, SHARP
5/3 11:22
奥坊主への複雑怪奇な尾根を地図とにらめっこしながら進みます。ヒメシャラの隙間から奥坊主が見えてきました。
2022年05月03日 11:37撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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5/3 11:37
奥坊主への複雑怪奇な尾根を地図とにらめっこしながら進みます。ヒメシャラの隙間から奥坊主が見えてきました。
斜面をあえぎ登ってやっとのことで奥坊主。口坊主はまだまだ遠い・・・
2022年05月03日 11:50撮影 by  ILCE-7M3, SONY
5/3 11:50
斜面をあえぎ登ってやっとのことで奥坊主。口坊主はまだまだ遠い・・・
奥坊主から先、口坊主までは地図の見た目以上にアップダウンが続いてかなり時間がかかります。
2022年05月03日 11:50撮影 by  ILCE-7M3, SONY
5/3 11:50
奥坊主から先、口坊主までは地図の見た目以上にアップダウンが続いてかなり時間がかかります。
口坊主ピーク手前で岩場を10mくらい下ります。足元に八町滝が見えて高度感抜群です。この滝も100m超える大きな滝です。こんな高い標高なのになんでこんなに水量があるのか。凄いとしか言いようがありません。
2022年05月03日 12:05撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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5/3 12:05
口坊主ピーク手前で岩場を10mくらい下ります。足元に八町滝が見えて高度感抜群です。この滝も100m超える大きな滝です。こんな高い標高なのになんでこんなに水量があるのか。凄いとしか言いようがありません。
2022年05月03日 12:07撮影 by  808SH, SHARP
5/3 12:07
2022年05月03日 12:07撮影 by  808SH, SHARP
5/3 12:07
口坊主へはこんな場所が続きます。
2022年05月03日 12:07撮影 by  808SH, SHARP
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5/3 12:07
口坊主へはこんな場所が続きます。
2022年05月03日 12:07撮影 by  808SH, SHARP
5/3 12:07
口坊主のピーク。もうバテバテです・・・
2022年05月03日 12:21撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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5/3 12:21
口坊主のピーク。もうバテバテです・・・
帰りの時間を考えるとゆっくりはしていられません。
2022年05月03日 12:21撮影 by  ILCE-7M3, SONY
5/3 12:21
帰りの時間を考えるとゆっくりはしていられません。
口坊主の手前の岩場の下り。結構気持ちがへこみます。
2022年05月03日 12:30撮影 by  808SH, SHARP
5/3 12:30
口坊主の手前の岩場の下り。結構気持ちがへこみます。
帰りは奥坊主をトラバース。途中から口坊主を振り返ります。人を寄せ付けないような厳しさを感じます。
2022年05月03日 13:16撮影 by  ILCE-7M3, SONY
5/3 13:16
帰りは奥坊主をトラバース。途中から口坊主を振り返ります。人を寄せ付けないような厳しさを感じます。
ヘトヘトになりながら大台林道へ下りました。
2022年05月03日 16:10撮影 by  808SH, SHARP
5/3 16:10
ヘトヘトになりながら大台林道へ下りました。
帰りの大台林道。もう日が傾いていましたが奥坊主(右)と口坊主(左)を振り返ります。もう訪ねる機会はないのかもと思うと感慨深いものがあります。
2022年05月03日 17:09撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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5/3 17:09
帰りの大台林道。もう日が傾いていましたが奥坊主(右)と口坊主(左)を振り返ります。もう訪ねる機会はないのかもと思うと感慨深いものがあります。
2022年05月03日 17:18撮影 by  ILCE-7M3, SONY
5/3 17:18

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ テント テントマット シェラフ 携帯トイレ

感想

5年前に同じコースで口坊主を目指し、残念ながら奥坊主で敗退。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1252647.html
今回はそのリベンジとしてテントをもって口坊主までのんびりと一泊で行く計画でした。

口坊主には10年くらい前に岩井谷の沢登りで大雨の増水で口坊主の東寄りの稜線に逃げてビバーグ。翌日に、口坊主、奥坊主を越えて花抜峠で下山をした苦い経験のある山なのですが。その時は下山するのに必死で写真の一枚も撮ることなく、もう一度ちゃんと踏んでみたいと5年前に行こうとしたのですが、地図の見た目以上に険しいルートと複雑な稜線に時間がかかり残念でしたが奥坊主で敗退。今回はテント持参というある意味せこくて安直な方法で口坊主を目指すこととしました。

が、しかし。花抜峠に到着してテントのポールを持ってくるのを忘れたことに気づいてテント類を一切をフライシートにくるんで花抜峠にデポ。クマが多い場所なので(前回も熊の親子に遭遇して焦った)食料と念のためにお酒、ヤマトのご飯はザックに入れて、時間は押していたけどなんとしてでも口坊主を踏んだという思いで駆け足な山行となってしまいました。

水は加茂助谷ノ頭のトラバースと苔平の下の真砂鬼丸谷の源頭付近で労せずにとれることはわかっていたので帰りに水を汲んで花抜峠でフライにくるまってビバーグすればいいし、天気も続く予報だったので予定通りにまずは苔平を目指しました。

この山は地図の見た目以上に山が険しく複雑。人もほとんど入っていないので踏み跡もなくて地図とコンパスが手放せません。スマホのGPSを使ってもいいのですがこの山は沢登りの時も含めて何度かビバーグを強いられている山だったので、安易にGPSに頼ると負けてしまったような気がしてあえて今回も今まで通り山行中は地図とコンパスだけで歩くようにしました。

でも、もう何度も歩いているこの台高の山でも町に一番近いのにとてつもなく深い山域でも地図を見なくても全然間違わないで歩いて行けました。前回地図にかじりついて血眼になってルートを探していた記憶がほぼ残っていてかなりいいペースで奥坊主まで迷うことなくたどり着くことが出来ました。

奥坊主に立って向かう方向を確認し口坊主を目指しますがここからが本当の核心部でした。地図では出てこないアップダウンに細い岩場の上り下り。北に真砂谷の八町滝、南に岩井谷と台高を代表する厳しい谷が切れ落ちていて相棒のヤマトは口坊主までは怖がって行くことが出来ませんでした。10年前は岩井谷の厳しさばかりが記憶に残ってこのあたりはほとんど覚えていなくて、こんなに厳しい所だったかなとバテバテになりながら、時間を気にしながら写真だけを撮って来た尾根を登り返していきました。

帰りは奥坊主はトラバースで逃げて、ヘトヘトになりながら苔平まで戻ってきました。多分歩いている時間より立ち止まっている時間の方が長かったかも。
すぐ目の前にある与八ノ高と加茂助谷ノ頭はパス。トラバース道でヤマトと沢の水をがぶ飲みして一気に花抜峠まで戻りました。

デポしてあった装備はフライシートにくるまれて出発した時のまま。安心したけどGWのこの快晴のお天気にも関わらず誰もこの山には上がってきていないんだと思うと同時に堂倉谷を挟んで見える日出ヶ岳はおそらく賑やかなのだろうと思うと急に寂しくなってやっぱりここで一泊はやめて帰ろというう気になり。そそくさとパッキングして薄暗くなった大台林道へ帰りました。

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コメント

おはようございます。
テント、残念でしたね!でも、早く気づいてよかったです。
私はテントとポールを別のを持って中央アルプスを縦走したことがあります。
小屋に泊まれたからよかったけど・・・
5年前になるんですね!
このレコを見ると、やっぱり私には無理だと思いました。
苔平は素敵な場所でしたね。
あそこだけだったらまた行きたいです。
今度はポールを忘れないようにしてのんびりテント泊しに行きましょう!
2022/5/5 8:29
mayutsuboさん
こんにちは。
相変わらずのヌケヌケでテントのポールを持たずで結局バタバタと急ぎ足の口坊主となってしまいました。
奥坊主から口坊主へは帰りの時間を考えると向かうかどうか迷うところで、向かっている最中もなかなか近づかない口坊主に気持ちが折れてしまう可能性もあるかもと思いました。
ここはテントと粟谷小屋を使って日出ヶ岳を絡めると面白い山る気が出来るかもわかりません。
山が深すぎて急ぐ山歩きは似合わない場所だとあらためて思いました。
今回は最強のクマ除けのヤマトとクマ鈴も付けて行きましたのでクマには合わずに済みました。
2022/5/5 15:11
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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