記録ID: 4243284
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
近畿
熊野古道 小辺路(高野山〜熊野本宮) ※昴の郷〜果無集落の吊り橋通行止めです
2022年05月02日(月) 〜
2022年05月04日(水)
Buna-blue
体力度
10
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 25:52
- 距離
- 66.6km
- 登り
- 4,085m
- 下り
- 4,795m
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1日目
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 8:31
2日目
- 山行
- 12:08
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 12:44
| 過去天気図（気象庁） | 2022年05月の天気図 |
|---|---|
| アクセス | |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■水場 小辺路は水場が多い。もし逃しても沢や岩壁を滴る水があちこちあるので浄水器があれば水に困ることはない。 伯母子岳ルートにのると水場がないとの情報に基づき伯母子岳登山口でテン泊用の水を汲みましたが、萱小屋に流れる水がありました。 ■迂回路 昴の郷からトンネルを出たところにある吊り橋は通行止めのため迂回する必要がある。30分余裕をもって計画を立ててください。(迂回は6月末まで) |
写真
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きれいな公衆トイレ。前に停まっているのは、同じ道のりを行くハイカーの自転車🚲
公衆トイレの少し上にある休憩所。ここで、バスが同じだったハイカー達が次々に到着。大阪組に香川組…賑やかに情報交換し、一斉に出発。
萱小屋。泊まる準備をしているハイカーもおられましたが、まだ時間が早いので見学だけ。
ストーブがあります。昨年のGWに小辺路を歩いた山友は、季節外れの寒さの中、このストーブに救われたそうです。
萱小屋は水がないという事前情報に基づき、伯母子岳登山口で今夜の水を汲んでいましたが、萱小屋に水がある⁈
テープを追って登っていきます。疲れた体にザックが重くのしかかり、急登がキツい！
山頂に着いたら、先に伯母子峠に立ち寄り荷物を置いて身軽な自転車お兄さん(と勝手に呼ばせいただきます🚲)もちょうど登頂したところ。
5/2 16:21
山頂に着いたら、先に伯母子峠に立ち寄り荷物を置いて身軽な自転車お兄さん(と勝手に呼ばせいただきます🚲)もちょうど登頂したところ。
伯母子峠への降り口に迂回の表示。なので、明日も山頂をかすめるこのルートを歩かなければなりません。
伯母子峠に降りてきました。向かって右がトイレ、左が避難小屋。避難小屋をのぞいてみましたが、自転車お兄さんを含め4名いたので、シェルターを設営することに。
5/2 16:43
伯母子峠に降りてきました。向かって右がトイレ、左が避難小屋。避難小屋をのぞいてみましたが、自転車お兄さんを含め4名いたので、シェルターを設営することに。
ツエルト2ロング。テン泊は久しぶりなので直前に練習したけれども、出来はイマイチ。
初日の晩御飯は自称ビリヤニ🍛ビリヤニを作るために購入したメスティンに、下ごしらえしてきた具と、しばらく水に浸しておいたバスマティライスを投入し、グツグツ…🔥
5/2 18:15
初日の晩御飯は自称ビリヤニ🍛ビリヤニを作るために購入したメスティンに、下ごしらえしてきた具と、しばらく水に浸しておいたバスマティライスを投入し、グツグツ…🔥
ビリヤニを蒸らしている間、他のシェルターを見学。こちらはハンモック。
大型テントもあれば、定番のモンベルも。輪ができていたので私も交じり、山談義に花が咲きました⛰関東から遠征しているパーティもいて、さすが世界遺産とビックリ！登山歴を聞くと、3000m級の日本アルプスや離島の山、大峰奥駈道など健脚揃いでビックリ😳
5/2 18:24
大型テントもあれば、定番のモンベルも。輪ができていたので私も交じり、山談義に花が咲きました⛰関東から遠征しているパーティもいて、さすが世界遺産とビックリ！登山歴を聞くと、3000m級の日本アルプスや離島の山、大峰奥駈道など健脚揃いでビックリ😳
話が盛り上がって暗くなってきたので、めいめいのシェルターに戻り、私はすっかり冷めたビリヤニを温め直して食べてみたら…美味しいっ😭(ビリヤニ初挑戦で大成功✌️山で食べるから美味しいのか⁈)
5/2 19:17
話が盛り上がって暗くなってきたので、めいめいのシェルターに戻り、私はすっかり冷めたビリヤニを温め直して食べてみたら…美味しいっ😭(ビリヤニ初挑戦で大成功✌️山で食べるから美味しいのか⁈)
天気予報で覚悟はしていましたが、初日の夜は寒くて夜中に何度も起きました🥶朝の気温は0℃❄️
迂回するだけなら山頂は通りませんが、せっかく登るので伯母子岳に立ち寄ります。昨日と同じ眺望のはずなのに、朝日に照らされた山々はまた違う趣の美しさでした💚しかし、強風で寒いっ🥶
5/3 5:34
迂回するだけなら山頂は通りませんが、せっかく登るので伯母子岳に立ち寄ります。昨日と同じ眺望のはずなのに、朝日に照らされた山々はまた違う趣の美しさでした💚しかし、強風で寒いっ🥶
前を行くには、大きなザックを背負った自転車お兄さん。自転車は8kgだそう🚲私なら担げない〜😭
ここで痛恨のルートミス。向かって左側のトンネルを行くところを向かって右に伸びる道に行ってしまいました。レコの警告音で気づき、ひき返しました。
5/3 8:40
ここで痛恨のルートミス。向かって左側のトンネルを行くところを向かって右に伸びる道に行ってしまいました。レコの警告音で気づき、ひき返しました。
トンネルを抜けてしばらく行くと、三浦登山口の標識がありますが、どこをどう行くのか少し分かりづらいです。
橋の手前にある三浦の湧水を汲んでいたら、自転車お兄さんが追いつき、自転車でさっそうと橋を渡って行きました🚲
吉村家防風林。なかなかの迫力です！(写真が多くなるため遺跡系の写真は省略していますが、吉村家防風林は推しなので載せます)
「ゴミをすてたらあカンでぇ」
五百瀬小児童のセンスは大阪人の上を行きます。
五百瀬小児童のセンスは大阪人の上を行きます。
標高があり冷んやりするので、日陰の休憩所は寒っ🥶日光が当たる地べたに座り、朝仕込んできたおこわを食べました🍚
ここでまたしても痛恨のルートミス！この標識から山道に入るのに車道を進んでしまい、レコの警告⚠️
こんな分岐。ここでルートミスしたハイカーは他にもおられたようですので、要注意箇所です。
ちょうどバスが来ました！男性ハイカー2名をお見送り🚍(うち一名は15kgのザックの重みに耐えきれず歩きからバスに切り替えたそう😵)
5/3 14:07
ちょうどバスが来ました！男性ハイカー2名をお見送り🚍(うち一名は15kgのザックの重みに耐えきれず歩きからバスに切り替えたそう😵)
慣れないロードで足首の痛みなど足に不調をきたし、ヨレヨレで昴の郷に到着。トイレに立ち寄ります。
昴の郷の駐車場からトンネルに向かうとレコの警告が⁈いったん道に戻ったら警告が出ませんでした。ちょっと計画ルートからズレただけなのに…おかげで遠回りすることに。
5/3 16:18
昴の郷の駐車場からトンネルに向かうとレコの警告が⁈いったん道に戻ったら警告が出ませんでした。ちょっと計画ルートからズレただけなのに…おかげで遠回りすることに。
なんと、吊り橋が通行止め😱(6月末まで)
体力的にも時間的にもギリギリなのに迂回とは…
体力的にも時間的にもギリギリなのに迂回とは…
車道を川沿いに迂回して行くと、昴の郷から車道にかかるトンネルの出口の前を通過。6月までは、車道のトンネルを歩いた方が迂回しやすいです。
5/3 16:28
車道を川沿いに迂回して行くと、昴の郷から車道にかかるトンネルの出口の前を通過。6月までは、車道のトンネルを歩いた方が迂回しやすいです。
たまたま通りがかった観光客風のパーティに迂回路を聞いたら、赤い橋を渡ると教えてくださいました。(この方々も果無集落に行こうとしたけれども断念されたそう😵)
5/3 16:35
たまたま通りがかった観光客風のパーティに迂回路を聞いたら、赤い橋を渡ると教えてくださいました。(この方々も果無集落に行こうとしたけれども断念されたそう😵)
元の正規ルートにようやく合流！(20-30分のロス😑)水場のある観音堂まで行けるかわからないので、登山口の水場で今夜の水を汲みます。
5/3 16:47
元の正規ルートにようやく合流！(20-30分のロス😑)水場のある観音堂まで行けるかわからないので、登山口の水場で今夜の水を汲みます。
ヨレヨレの足を引きずって登っていくと、果無集落が見えてきました！
「世界遺産 熊野参詣道 小辺路」集落で「どこまで登るの？」と声をかけられ、観音堂か天水田と答えたら、「10組登って行ったから混んでいるのでは？」と貴重な情報をいただきました⛺️「頑張って！」と励まされ、最後の力を振り絞ります。
5/3 17:23
「世界遺産 熊野参詣道 小辺路」
集落で「どこまで登るの？」と声をかけられ、観音堂か天水田と答えたら、「10組登って行ったから混んでいるのでは？」と貴重な情報をいただきました⛺️「頑張って！」と励まされ、最後の力を振り絞ります。
集落で「どこまで登るの？」と声をかけられ、観音堂か天水田と答えたら、「10組登って行ったから混んでいるのでは？」と貴重な情報をいただきました⛺️「頑張って！」と励まされ、最後の力を振り絞ります。
ヨレヨレで天水田とうちゃこ！果無集落情報で観音堂は混んでいることが予想されたため天水田で泊まることに。健脚の関東組も混雑を避けるため天水田にテントを張っていました⛺️
5/3 18:04
ヨレヨレで天水田とうちゃこ！果無集落情報で観音堂は混んでいることが予想されたため天水田で泊まることに。健脚の関東組も混雑を避けるため天水田にテントを張っていました⛺️
既にテントがいくつか張られていましたがスペースは余裕がありました⛺️
前日とは打って変わって穏やかな一晩を過ごし、朝日に照らされた天水田。広々した平地で、テン泊適地です。(水場やトイレはありません)
西国三十三観音の数字をカウントダウンしながら登っていきます。(第二十二番)
観音堂には遅出のハイカーが数人。撤収前のテントの位置(水場のすぐ横)からすると、かなり混んでいた模様。
果無峠とうちゃこ❗️有名スポットの割に地味です。
ちょうど追いついてきたトレランナーの足元を見ると…
ちょうど追いついてきたトレランナーの足元を見ると…
なんと、ルナサン⁉️かかとの形状から靴全般が合わず、山ではルナサンだそう(冬は靴下を履いて)😳
東京からやって来たトレランナーはあっという間に姿が見えなくなりました。果無峠越えの後はこの旅最後の長い降りです。
小辺路ではお花は余り見ませんでしたが、シャクナゲが咲いていました。今季見納めかもしれないのでパシャ🤳
昨夜観音堂に泊まった健脚の大阪組は既に道の駅到着されていて、なんと、本宮へ一緒にゴールするため待っていてくださるそう😭
八木新宮バスの時刻表。この日本一長い路線バスに、帰りに乗ることになるとはこの時は思っていませんでした。
道の駅奥熊野ほんぐうで大阪組に合流。パワーを分けてもらい、ゴールに向けて一緒に出発！
おしゃべりに高じて平岩口で分岐を見落とし、Uターンしてルート復帰し、三軒茶屋跡へ💧ここで中辺路に合流し、ハイカーや観光客が増えます。
5/4 10:21
おしゃべりに高じて平岩口で分岐を見落とし、Uターンしてルート復帰し、三軒茶屋跡へ💧ここで中辺路に合流し、ハイカーや観光客が増えます。
大斎原を通過し、十津川の河原で一緒にランチタイム🍚山などアウトドア談義に花が咲き、楽しいひととき💕最後は、また一緒にどこかの山に行きましょうと手を振ってお別れ👋
5/4 12:52
大斎原を通過し、十津川の河原で一緒にランチタイム🍚山などアウトドア談義に花が咲き、楽しいひととき💕最後は、また一緒にどこかの山に行きましょうと手を振ってお別れ👋
【番外編】川湯温泉で一泊し、翌日は大峰奥駈道を降りてくる山友を、昨日ランチした河原で待ち受け。山友情報通り、まず降りてきたのは2泊3日で駆け抜けたトレランナー。
【番外編】川湯温泉で一泊し、翌日は大峰奥駈道を降りてくる山友を、昨日ランチした河原で待ち受け。山友情報通り、まず降りてきたのは2泊3日で駆け抜けたトレランナー。
次は、3日4日の3人組がガッツポーズ！ほどなくして4泊5日の山友もゴール！
わんちゃんがママとやって来てご主人様を待ち受け。ご主人様が降りてきたら川に飛び込んで対岸に泳ぎ渡り、お出迎えしていました。
帰阪するためバス発着場に行ったら、ちょうど八木新宮バスがやってきたので飛び乗り！途中の休憩で、日本一の谷瀬の吊り橋を見学したり、日本一長い路線バスの旅を楽しめました🚍
5/5 13:31
帰阪するためバス発着場に行ったら、ちょうど八木新宮バスがやってきたので飛び乗り！途中の休憩で、日本一の谷瀬の吊り橋を見学したり、日本一長い路線バスの旅を楽しめました🚍
撮影機器：
感想
初めての熊野古道(小辺路)⛩
昨年この道を歩いた山友の話も参考にしながら、直前にhlc関西のパッキング講習を受け、一応U Lスタイルで臨みました。
これまでアルプスなどでのテン泊縦走では、ザックの重みや脱水症で失敗を積み重ねてきたので、今回はギアの一つ一つを計量して無駄を省いたり、これまでの分厚い2番シュラフを5番シュラフ(ラップタイプ)＋ヴィヴィに置き換えるなどして、装備を軽量化。
お陰で、ザックの重さでバテることはなく、また、水も意識的に補給したので脱水症をきたすこともなく、これまでの教訓を生かすことができたかな🤔
熊野古道(小辺路)は、ルートがあちこち伸びるアルプスと異なり、本宮に向けての一本道なので、そこを行くハイカー達は線でつながれた一体感が醸成され、言葉を交わしながら抜きつ抜かれつ時には一緒に歩いたり、出会いが点で終わりがちなアルプスと一味違う、旅の仲間との交流も醍醐味の一つでした💕
小辺路と、そこで出会った仲間達、サイッコー‼️
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