和名倉山（三ノ瀬からピストン）◆多彩な山の表情に触れる◆

2022年05月04日(水) [日帰り]

• GPS: 06:33
• 距離: 19.9km
• 登り: 1,296m
• 下り: 1,300m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:52
• 休憩: 0:41
• 合計: 6:33

4:49 民宿みはらし
5:05 5:09 牛王院下
5:49 5:50 牛王院平
5:54 5:55 山ノ神土
6:25 6:25 リンノ峰
6:40 6:40 西仙波
6:50 7:01 東仙波
7:40 7:41 八百平
7:47 7:48 川又分岐
7:56 7:56 二瀬分岐
8:06 8:12 和名倉山
8:24 8:24 二瀬分岐
8:30 8:31 川又分岐
8:39 8:39 八百平
9:22 9:31 東仙波
9:41 9:41 西仙波
9:55 9:56 リンノ峰
10:25 10:25 山ノ神土
10:29 10:30 牛王院平
11:02 11:06 牛王院下
11:20 11:20 将監登山道入口
11:22 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【前泊】民宿みはらし
85歳になるおばあちゃんが一人で切り盛りしています。
現在宿泊は素泊まり（4,500円）のみ。食事は自分で用意して持ち込みます（電子レンジ使えます）。ドコモ4G繋がります。

コース状況／危険箇所等

【登山口〜山の神土】
前半は一般林道、将監峠方面と別れた七ッ石尾根は歩きやすい山道です。山の神土に近付くと気持ちのいい草原が広がります。

【山の神土〜東仙波】
いきなりの深い笹藪をかき分けて進みます。ある程度踏まれているのと、ところどころにテープがあるのでルートを見失うことはないでしょう。右が落ちた片斜面＋黒土＋笹でとても滑りやすい状況、スリップ注意です。また途中一ヶ所、崩れた斜面のトラバースがあります。ほんの数メートルですが、慎重に通過する必要があります。

【東仙波〜和名倉山】
テープは多くなく、私も数回ルート外しました。深刻なコースロストにはならないと思いますが、山行計画でルートを取っていけば復帰がスムーズだと思います。危険個所はなく、様々な山の表情が楽しめる区間です。

その他周辺情報

下山後温泉　大菩薩の湯　https://daibosatsu.heteml.net/
大人 620円
「のめこい湯」がよさそうで行ったのですが、GW&昼どきでのめこい湯を併設する道の駅たばやまが大混雑（入場待ちの車両が道路に繋がっているくらい）。
諦めて、以前にも寄った大菩薩の湯に行きました。コロナ禍でサウナは使用中止になっていますが、ぬるっとした泉質は柔らかく、内湯・露天ともゆったり入れます。

写真

5/4 4:53

これまで駐車場をお借りしたことはあった民宿みはらしさんに前泊でお世話になりました。おばあちゃんに「行ってきます」と挨拶してスタートです。

5/4 5:12

気持ちのいい林道を進んで・・・

5/4 5:13

将監峠との分岐を左へ、牛王院平へ向かいます。

5/4 5:44

朝陽が差して、カラマツ林が一気に明るくなりました。

5/4 5:46

標高1,800mあたりで足元には霜柱。

5/4 5:55

牛王院平から先、こんな気持ちのいい風景です。

5/4 5:59

山の神土。これまでここ何回か通過しているのに、つい最近まで「山の紳士」だと思い込んでいました(^^;

5/4 5:59

ここからは未踏のルートを進みます。

5/4 6:01

いきなりの笹藪。ルートは何とかわかりますが、覆った笹をかき分けて進みます。

5/4 6:11

「片斜面＋黒土＋倒れた笹」で、とても滑りやすいです。私は往きと帰り、1回ずつ転びました。

5/4 6:20

眺望が開けてこの光景。

5/4 6:20

富士山がくっきり見えています。

5/4 6:23

ここは崩れた斜面のトラバース。距離はわずかですが、足元は慎重に。

5/4 6:26

延々と笹原を行きます。

5/4 6:29

道の表情が変わりました。そうそう！こういう道が好きなんだよ〜（もう笹原は現れるなと願いながら歩いている）。

5/4 6:29

うん、こんな感じもいいよね♪

5/4 6:34

・・・まじか（笑）

5/4 6:42

シャクナゲのトンネルが現れました。帰りは特に日陰で快適でした。

5/4 6:49

ここを登り切ると・・・

5/4 6:55

東仙波（2,003m）

5/4 6:56

ここまで歩いてきた稜線。

5/4 7:08

和名倉山へ向かって東仙波を降りると、こんなシラカバの木立ち。

5/4 7:12

さらに進むと笹の丘。

5/4 7:15

西側には秩父の山々が連なっています。

5/4 7:26

シラビソやコケの表情も。

5/4 7:33

シラビソ見上げて。

5/4 7:46

こんな感じ、好きです。

5/4 7:56

山の雰囲気がガラリと変わってカラマツの広い林になりました。

5/4 8:00

分岐を東に折れて山頂に向かいます。

5/4 8:02

しばらくは標高を変えないトラバース。

5/4 8:10

急に苔が現れて、「生き生きしてるなぁ」なんて思いながら進んでいくと・・・

5/4 8:14

和名倉山（2,036m）登頂。山頂に展望はありません。

5/4 9:14

帰路にて、このあと戻る稜線。

5/4 9:39

振り返って和名倉山（右奥の高いところ）

5/4 10:08

気持ちのいい稜線を帰ります。

5/4 11:24

登山口の脇に桜が咲いていました。

5/4 11:26

みはらしに帰着。おばあちゃんにお茶を淹れていただき、いろんな話を聞かせてもらいました。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

yoisa

いつか歩きたいと思っていた和名倉山。前日両神山を登った流れで民宿みはらしさんに宿泊、早朝からスタートができました。

昨年この時期に雲取山まで歩いた記憶を辿りながら牛王院平へ、さらに山の神土まで進むとそこから先が未踏ルートです。
踏み込むといきなりの笹藪、足元が見えないほどに覆った笹をかき分けながら進んで行きます。歩きにくく、さらに滑りやすい笹原にうんざりしかけた頃、南側に目をやるとくっきりとした富士山が迎えてくれました。
シャクナゲのトンネルなどを経て東仙波へ、そして和名倉山へ向かいます。ここからは山の表情が次々と変わります。シラカバの木立ち、笹原の丘、シラビソと苔の表情やカラマツ林。苔むした雰囲気が濃くなったと思った先に山頂がありました。
山頂に眺望はなく、途中の眺望も特筆するような印象ではなかったですが、歩いていく山の表情が楽しかったです。途中の笹藪には辟易しましたが（笑）、それを差し引いても十分魅力のある、表情豊かな山だと思いました。