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Yamareco

記録ID: 425774
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

自分の雪山の原点 八ヶ岳・天狗岳西尾根を引き継ぐ

2014年04月05日(土) 〜 2014年04月06日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
9.8km
登り
1,016m
下り
1,020m

コースタイム

1日目:12:45渋御殿湯〜15:00黒百合ヒュッテ〜滑落停止訓練
小屋泊
2日目:6:50黒百合ヒュッテ〜7:45東天狗岳〜8:05西天狗岳〜8:40第2展望〜9:10第1展望(食事)9:45〜10:30唐沢鉱泉〜11:30渋御殿湯
天候 1日目:曇り時々晴れ
2日目:雪時々曇り
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
海老名駅〜圏央道高尾I.C.〜中央道諏訪南I.C.〜渋御殿湯
コース状況/
危険箇所等
堅雪面の上、新雪が5〜15cmほど積もってます。
一番やっかいな感じ。アイゼンは12本爪が要ります。
初日、マイナス15くらいまで下がったが、二日目は気温が上がり風も無かったので厳しさはありませんでした。

以下写真
Nikon D600 TAMRON SP24-70mm F2.8 Di VC USD (stk)
予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ
渋の湯からアイゼン装着してスタート
2014年04月08日 00:30撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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渋の湯からアイゼン装着してスタート
黒百合平に到着〜
2014年04月08日 00:30撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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黒百合平に到着〜
この頃から、少しだけ青空が見えるように。
2014年04月08日 00:29撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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この頃から、少しだけ青空が見えるように。
エビのシッポはこの時期にしてはそこそこ発達
2014年04月08日 00:29撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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エビのシッポはこの時期にしてはそこそこ発達
天狗の奥庭。スリバチ池はもちろん凍結。
2014年04月08日 00:47撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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天狗の奥庭。スリバチ池はもちろん凍結。
ひびが入っていたがとりあえず乗ってみる。
2014年04月08日 00:48撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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ひびが入っていたがとりあえず乗ってみる。
滑落停止訓練を何度も行う。
2014年04月08日 00:54撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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滑落停止訓練を何度も行う。
双耳の東天狗・西天狗
2014年04月08日 01:02撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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双耳の東天狗・西天狗
この週末は大気の状態が不安定で、真っ黒い雲とか出ていた。
2014年04月08日 01:06撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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この週末は大気の状態が不安定で、真っ黒い雲とか出ていた。
訓練中のryu1banda
2014年04月08日 01:08撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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訓練中のryu1banda
編笠山。
2014年04月08日 01:04撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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編笠山。
ryu1bandaのスキットル。よーく写ります^
2014年04月08日 01:05撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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ryu1bandaのスキットル。よーく写ります^
宿の食事をしたら、アーベントロートには間に合わなかった。。
2014年04月08日 00:58撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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宿の食事をしたら、アーベントロートには間に合わなかった。。
夕陽をバックに撮ってもらうstk
2014年04月08日 01:00撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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夕陽をバックに撮ってもらうstk
翌日。雪降るなか東天狗を目指します。
2014年04月08日 00:51撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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翌日。雪降るなか東天狗を目指します。
寒々しい写真だけど、この日はそんな寒くなかった。
2014年04月08日 01:02撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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寒々しい写真だけど、この日はそんな寒くなかった。
一瞬太陽が出た!
2014年04月08日 00:50撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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一瞬太陽が出た!
天狗の岩場。このあたり12本爪必要と思う場所。
2014年04月08日 00:50撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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天狗の岩場。このあたり12本爪必要と思う場所。
東天狗到着〜
2014年04月08日 00:47撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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東天狗到着〜
ホワイトアウト その1
少し地面に黒いものが見える。95%ホワイトアウト
2014年04月08日 00:46撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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ホワイトアウト その1
少し地面に黒いものが見える。95%ホワイトアウト
ホワイトアウト その2
99%のホワイトアウト!空間識失調なりそう。 スノーリッジだけわずかにみえる
2014年04月08日 00:53撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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ホワイトアウト その2
99%のホワイトアウト!空間識失調なりそう。 スノーリッジだけわずかにみえる
ホワイトアウト その3
85%ホワイトアウト。山頂の道標が見える。
2014年04月08日 01:07撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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ホワイトアウト その3
85%ホワイトアウト。山頂の道標が見える。
山頂記念写真。
少しガスが薄まったかな。
2014年04月08日 01:34撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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4/8 1:34
山頂記念写真。
少しガスが薄まったかな。
西尾根を目指してくだっていく。
2014年04月08日 01:20撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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西尾根を目指してくだっていく。
またほんの一瞬青空
2014年04月08日 01:31撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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またほんの一瞬青空
樹林帯まで下る。振り返ると一瞬だけ西天狗が見えた。以降はまったく見えず
2014年04月08日 01:36撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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4/8 1:36
樹林帯まで下る。振り返ると一瞬だけ西天狗が見えた。以降はまったく見えず
展望のない第二展望
2014年04月08日 01:30撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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展望のない第二展望
この時期に新雪を味わえたのはうれしかった。
2014年04月08日 01:24撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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この時期に新雪を味わえたのはうれしかった。
青空の写真多いように思うかもですが、実際はほとんど曇天でした。
2014年04月08日 01:33撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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4/8 1:33
青空の写真多いように思うかもですが、実際はほとんど曇天でした。
このあたりの樹林帯は美しい。モノクロ仕上げ
2014年04月08日 01:30撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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このあたりの樹林帯は美しい。モノクロ仕上げ
樹氷もいい感じ
2014年04月08日 01:23撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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樹氷もいい感じ
展望のない第一展望
2014年04月08日 01:32撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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展望のない第一展望
寒くないので、お湯沸かしてカップ麺を食べる
2014年04月08日 01:27撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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寒くないので、お湯沸かしてカップ麺を食べる
癒される光景
2014年04月08日 01:25撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
4/8 1:25
癒される光景
唐沢鉱泉に到着〜
2014年04月08日 01:28撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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唐沢鉱泉に到着〜
りっぱな宿です。(今は営業してません)
2014年04月08日 01:25撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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りっぱな宿です。(今は営業してません)
5cmほど積もってました。
2014年04月08日 00:34撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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4/8 0:34
5cmほど積もってました。
帰りの中央道。竜巻にしか見えない雲が。。
2014年04月08日 00:33撮影 by  NIKON D600, NIKON CORPORATION
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帰りの中央道。竜巻にしか見えない雲が。。
撮影機器:

装備

個人装備
アイゼン
1
ピッケル
1
スパッツ
1
防寒2点
1
耳・首
手袋(インナー)
1
手袋(アウター)
1
行動食
1
凍らないもの
サングラス
1
テルモス
1
時計
1
コンパス
1
目出し帽
1
共同装備
ファーストエイドキット
1
ツエルト
1
日焼け止め
1

感想

相変わらず体調は悪いままだが、精神的健康を求め息切れを抱え山にいった。
山を初めてから冬の八ヶ岳はほとんど欠かしたことが無い。今期はまだ行ってなかったので、なんとなくノルマを達成した気分。

去年から一緒にいくようになったryu1bandaと行くことに。初の本格冬山という事で、自分が9年前に冬山デビューした渋の湯〜天狗岳〜西尾根というルートを辿る。
2005年1月の壮絶な雪山デビュー記録w http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-84618.html

直前に降雪があったようで、堅雪の上に5〜15cm程度の積雪。当日は寒波が来ており、この時期としては低い温度。初アイゼンのパートナーに爪の効かせ方、引っ掛けをしない等の基本を教える。黒百合ヒュッテ前の斜面で雪訓も行った。

そのあとは、宴会タイムに突入。乾杯のビールのあとは持ち込んだボトル1本分のウイスキーを二人でじっくり飲んだ。

翌日。
東天狗は曇天の中進む。岩場手前で6人ほど抜き先頭に出てノートレースとなる。パートナーに12本爪アイゼンを貸したので、自分は6本爪でいった。冬の天狗は4回目だが、これまでは10本前爪無し→6本軽→12本であった。6本の実績もあったのだが、結果的に今回はかなりキツかった。堅雪にのった新雪がジャマになり、爪が効かせられない。こういうコンディションでは前爪での蹴りこみが有効。それが出来ない。ルートを工夫してピッケル依存で対応した。ひと昔まえは、天狗岳は6本爪でOKというガイド本が多かったが、最近は12本爪必須と書かれている。確かにな〜〜とそれを体感した思いだった。

その後、東天狗山頂でしばし悩む。「西天狗が見えない」のだ。これまで初回のビバーク、3回目のマイナス30度含めここではいやな目にあってはいるが、それでも西天狗はかすかにでも見えてはいた。見えないのは初めてであった。相当悩んだが、
・気温は高い(マイナス7くらい)
・風は弱い(寒くない)
・パートナーは相当な体力の持ち主(ウインドサーフィン上級者)
という事で、最悪戻ればいいや〜という判断をして、西天狗に向かうことにした。東天狗→西天狗はこれまでの3回ともノートレースw
コルのあたりはほぼホワイトアウト。手掛かりになるものは何も見つからない。ただし雪庇のないリッジを登るというルートが頭に入っているので何も見えない中、左にコースをとっていきリッジを見つけるべく登っていった。
今回のホワイトアウトは酔いそうになった。遠近感がまったく取れない中、足もズブズブ。自分がどう動いているか分かりづらいため、感覚のズレとでもいうのだろうか、それにより酔いを感じた。空間識失調というヤツだろうか?
とはいえ、ここは過去の経験をいかしクリア。西天狗山頂に到着。ここの下り口も視界がないとなかなか厄介だが、コンパスをフル活用して真西に向かって西尾根スタート地点へ無事到着。
この後は、ryu1bandaにルーファイ訓練をさせつつ進み、第一展望ではお湯を沸かして昼食。
以降はなにも問題はなく終わった。西尾根からの南八ツを見せたかったが、今回はお預け。それでも初本格雪山のパートナーには学ぶこと多き山行にはなったようだ。

帰りは縄文の湯で汗を流す。時間が早く、空いていたので快適だった。

p.s. 圏央道の相模原〜高尾間は、3末工期が間に合わず6月に延期。なんとも残念〜〜

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