記録ID: 426031
全員に公開
積雪期ピークハント／縦走
日光・那須・筑波
那須茶臼岳、朝日岳。三本槍岳は次回の楽しみに・・。
2014年04月06日(日) [日帰り]
福島県
栃木県
野風
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 15:59
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,101m
- 下り
- 1,120m
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04:05 TDL出発
07:00 大丸温泉駐車場に車をデポ
07:30 大丸温泉出発
08:10 峠の茶屋（ここで忘れていたGPSのログ記録をオン）
09:00 避難小屋
09:45 茶臼岳（アイゼン無しで登頂も下りは途中でアイゼン装着）
10:25 避難小屋
11:40 朝日岳（剣が峰のトラバース通過後にアイゼンを外し登頂、目前でアイゼン装着）
12:30 清水平（清水平へ降りる手前で軽く昼食）
12:45 北温泉分岐（三本槍岳は天候、時間の両面から断念）
13:55 マウントジーンズスキー場トップの展望台
14:20-14:40 夏道が雪で覆われプチトラバース。滑落し20分ロス
15:30 北温泉
15:40 北温泉駐車場
16:10 大丸温泉駐車場
17-17:30 鹿の湯（営業は17：50まで）
20:00 TDL着（渋滞なし）
07:00 大丸温泉駐車場に車をデポ
07:30 大丸温泉出発
08:10 峠の茶屋（ここで忘れていたGPSのログ記録をオン）
09:00 避難小屋
09:45 茶臼岳（アイゼン無しで登頂も下りは途中でアイゼン装着）
10:25 避難小屋
11:40 朝日岳（剣が峰のトラバース通過後にアイゼンを外し登頂、目前でアイゼン装着）
12:30 清水平（清水平へ降りる手前で軽く昼食）
12:45 北温泉分岐（三本槍岳は天候、時間の両面から断念）
13:55 マウントジーンズスキー場トップの展望台
14:20-14:40 夏道が雪で覆われプチトラバース。滑落し20分ロス
15:30 北温泉
15:40 北温泉駐車場
16:10 大丸温泉駐車場
17-17:30 鹿の湯（営業は17：50まで）
20:00 TDL着（渋滞なし）
| 天候 | 午前中天気がよく比較的風が弱かったものの、朝日岳から清水平へ向かう途中で天候が怪しくなり、清水平では小雪がちらつき三本槍岳は完全に雪雲の中。マウントジーンズスキー場へ向かう下り方面は青空も見えて快適だったが、北温泉に着く少し前あたりからは、かなりの粉雪が吹き付けてきて春とは思えない状況になった |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
大丸温泉から峠の茶屋P： 大丸温泉から登山道を歩く。雪道はかなり締まっており滑りやすかったので、最初からアイゼンを装着（軽アイゼンがないので12本爪使用）。車道を3回ほどクロスしながら登山道を登る。車道を渡ったところで雪が2−3mの壁になっているところがあり、階段も完全に雪の下に埋まっていた。ここからは上がれないので、30mほど下の雪面がそれほど高くないところから上がって、登山道に戻る。この1箇所を除けば、ほぼ問題なく峠の茶屋Pまで行ける（GPSのログ記録ONを忘れていることに気づく。大丸から峠の茶屋Pまでは、後から手書きで補足）。 峠の茶屋から避難小屋： 危険箇所はなく快調に登れる。神社の鳥居を越えてしばらく進み、避難小屋が遠くに見えはじめたあたりで、登山道には岩や石が露出してくるのでアイゼンを外した。 避難小屋から茶臼岳頂上： ノーアイゼンで進んだ。茶臼からの下りで、雪面を下る部分が1箇所あり、滑り落ちないようここでアイゼンを装着。 避難小屋から朝日岳： そのまま避難小屋を経て、剣が峰のトラバースを越えるところまでアイゼンで進む。以降、朝日岳の頂上直前までノーアイゼンで進む。朝日岳頂上の直下で道を間違え、アイゼンを装着して最後の数メートルを登る。夏道を進んでいれば、最後まで不要だった。 朝日岳から清水平： この後、清水平で雪がちらつき始める。木道が一部出ている状態。北温泉への分岐まで来たところで、天候と時間を見て三本槍岳はあきらめ北温泉へ向かう。 清水平からマウントジーンズスキー場： 最初のうち、岩や石の露出した箇所でアイゼンを2回外したが、大半は装着したまま下った。途中3回くらい膝上までの踏み抜きがあったが、スキー場へ向かう大きな斜面の下りは、広い雪面を気持ちよく真っ直ぐ下りられた。 スキー場から北温泉： スキー場の天辺あたりで北温泉へ下る道を見失い展望台に出てしまう。GPSで確認しながら道に戻ったが、スキー場から少し下ったあたりは、夏道が完全に雪に塞がれたところが数箇所あり道がわかりづらい。そのうちの一つで、南向きの谷が雪で覆われたプチトラバース状態のところがあり、雪がやわらかく難儀した（後述）。この後、慎重に下り、少しなだらかになった樹林で再び道を失う。GPSを頼りに北温泉への登山道へもどる。北温泉が眼下に見えたあたりで雪がほぼなくなり、アイゼンを外し無事下山。 北温泉から大丸温泉： 大丸温泉までの車道歩きは、車で走ったときには分からなかったが、結構な上り坂が続く。最後に追い討ちを掛けられたように体力を消耗した。次回に同じコースをやるときは、逆回りにしようと思う。映画「Life!」のようにスケボーで滑っては下りられないけど、自転車をデポしておく手はあるかも。ほとんどペダルをこがなくても車までもどってこられる。 鹿の湯： 那須湯本にある温泉。入浴時間は17時50分まで。温度の違う浴槽が6つある。石鹸やシャンプーは使えないが、硫黄臭の強いいい温泉です。 |
写真
「恋人の聖地」で茶臼岳と朝日岳を撮影。駐車場は坂になっていて、スケートリンクのように滑ってうまく歩けない。目的地の大丸温泉まで約2�劼世�、ここで念のために想定外のチェーン装着
2
4/6 6:30
「恋人の聖地」で茶臼岳と朝日岳を撮影。駐車場は坂になっていて、スケートリンクのように滑ってうまく歩けない。目的地の大丸温泉まで約2�劼世�、ここで念のために想定外のチェーン装着
登山道入り口の横にある公衆トイレの前のベンチには誰かが忘れた靴が・・。
神社の鳥居。このあたりでGPSのログ記録忘れに気がつき、スイッチオン
朝日岳から三本槍岳方面。アプリ「山カメラ」によると、その奥には右から安達太良山、吾妻山、磐梯山などが見えるらしいが、雲で見えない
頂上で一緒になった人に写真を撮ってもらう。この方は、先に朝日岳に来たとか。三本槍岳はあきらめて茶臼岳に向かうとのこと
朝日岳と茶臼岳のツーショット。こちら方面も天候が悪くなってきた
マウントジーンズスキー場方面へ下りる斜面。気持ちよく下りられます。こちら方向は青空も。でも来た道を振り返ると雪雲に覆われて視界は良くありません
1
4/6 13:17
マウントジーンズスキー場方面へ下りる斜面。気持ちよく下りられます。こちら方向は青空も。でも来た道を振り返ると雪雲に覆われて視界は良くありません
清水平のほうから下りてきた斜面を振り返る。よく見ると自分の足跡のトレースが見える
展望台まで来てしまいました。GPSで北温泉へ下りる道へ強引にもどる
こちらも同じです。プチトラバースです。雪が柔らかく足をしっかり固定できません。そして20mほど滑落。気を付けてください。100m以上は滑って落ちていけます
1
4/6 14:18
こちらも同じです。プチトラバースです。雪が柔らかく足をしっかり固定できません。そして20mほど滑落。気を付けてください。100m以上は滑って落ちていけます
北温泉が見えてきました。写真が少し白く見えるのは粉雪が激しく横殴りに降っているためです
北温泉の裏手に到着。この後、北温泉の露天風呂を周遊するように北温泉駐車場への道に進む。家族連れでしょうか、男女のグループが混浴していましたが、見ないようにそそくさと足早に過ぎる。テルマエロマエに出てきた温泉そのものです
1
4/6 15:32
北温泉の裏手に到着。この後、北温泉の露天風呂を周遊するように北温泉駐車場への道に進む。家族連れでしょうか、男女のグループが混浴していましたが、見ないようにそそくさと足早に過ぎる。テルマエロマエに出てきた温泉そのものです
北温泉から車道を登って大丸温泉の登山口に戻ってきました。ここまでの車道の登りが体にこたえました
感想
土曜に「てんくら」を見て、午後3時くらいまでは天気が持ちそうだったので、急遽日曜日に出かけることにした。TDL近くの自宅を出るときは雨。東北道の矢板あたりでは雪がちらつき不安になったが、那須ICに着く頃は青空も見え始め、期待が膨らむ。那須湯本へ向かうとうっすらと雪化粧になる。コンビニのおばさんに聞くと、昨日はノーマルタイヤの人が途中で引き返してきたとのこと。AWDとはいえ、自分の車もノーマルなので先が思いやられる。「恋人の聖地」で車を停めていなければ、路面の状態に気づかずそのまま大丸温泉までいったと思うが、大丸温泉間近でチェーンをつけることに。
最近の暖かさに突然冬へ逆戻りしたため、新雪の下は締まった雪面だった。冬の赤城、安達太良、日光白根などに比べると、茶臼や朝日は地肌の露出部分が多く、アイゼンを取ったりつけたりしたのが面倒だった。幸いにも風は思ったより弱く稜線の歩きには助かった。
三本槍岳は完全に雪雲の中で、清水平からはまったく見えず断念した。北温泉に降りたが、途中のアクシデントもあり想定以上に時間がかかり、結果的にこの断念は正解だった。マウントジーンズスキー場から北温泉に下る途中で、道が雪で完全に覆われ、トラバースもどきのような状態が数箇所あった。この一つで、足元の雪がズルッと崩れて雪面を20mほど滑落した。幸いにもなぜか途中で静止したが、顔面や肩を強打し左腕が上がらなくなってしまった（肘から下はOK）。ザックに括りつけていたピッケルを取り出し、利き腕の右腕でピッケルを深く刺し、急斜面を12本爪アイゼンで蹴り込みながら慎重に登る。途中で飛ばされたストック2本を回収しながら登山道に戻った。この間20分のタイムロスと体力・気力にダメージを受けるも無事下山。
北温泉は露天風呂を周回するように歩くので、入浴者がいるとこちらもちょっと落ち着かない。良さそうな温泉なので、次回はゆっくり入ってみたい。
今回もまた一つ自分の未熟さを悟り、大いに反省する山行となる。翌日、整形外科に行ってレントゲンを取ったが何もなかった。2週間もすれば腕は上がるようになると言われて、ロキソニンテープを貼っておしまい。滑落から翌々日の本日は仕事をしているが、左腕は上がらず不便極まりない。自業自得か・・。それにしても、またしても急斜面で止まった。神様のご加護に心より感謝。
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