根子岳東峰登山ツアー


- GPS
- 05:00
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 711m
- 下り
- 694m
コースタイム
天候 | 薄曇り 気温15〜17℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
地道な努力の甲斐があり、現在、我が職場の登山部員は7名まで増加した。
つい3日前、先輩のMさんが山に連れて行けと言い出した。
このMさん、今回が3回目の登山初心者だが、やれハードな所だの、険しい所だの、希望だけは一人前である。テニスをしていて、体力はそこそこ有るのだが、歩きの経験が絶対的に足りない。そしてよくコケる。
「連れて行く側はいろいろ考えるんですよ。」、と言った所でたぶん解からないので、とりあえず怪我しない程度にヒイヒイ言わせてやることにした。
ちょうど休みのIさんと、当日夜勤明けなのに、やる気満々なNを加え、4人での登山となった。出発の時間が遅くなるため、行き先は近場でスリル満点な根子岳に決定。
前回来たのは阿蘇の豪雨災害以前だったため、現在の登山道の状況が多少気になったが、行ってみると思ったほどの影響は無かった。
牛避けゲートの時点で運動不足のI氏はすでに息が上がってきている。一方、夜勤明けのNはぐいぐいと、いつものペースで登って行く。MさんにNのペースは速すぎるからゆっくり行けと言うのも聞かず、登っていく二人。
まぁ、道を間違えることは無いので、とりあえず放っておこう。
I氏について、休みながら高度を上げてゆく。途中、何回か待っているのだが、こちらが追いつくと、またすぐガンガン登っていく二人。どうもこの二人は「ゆっくり」と言う言葉が解からないらしい。Nは山慣れしているのでMさんを任せたいが、どうも面倒を見る気は無いようだ。問題児ばかりである。
そんなこんなで東峰に到着。遅めの昼食をとることにする。カップめんを作るため、ジェットボイルを取り出し水を注ぐIさん。なみなみと溢れんばかりに注いでいる。「いや、入れすぎだけど。」と言いかけたが面白いのでそのまま沸かしてもらうことにした。
(ご存知の人もいるかと思うが、沸騰すると、ふたの注ぎ口から熱湯が噴き出すので絶対にしてはいけません。)
火を消すためにはつまみを回さなければならない。しかし、そこに降り注ぐ熱湯の雨。もしテント内でしようものなら、やけど必至、地獄絵図である。(経験有り)幸い噴出が収まってきたところで無事消火。もう少しあちち、あちちと言うコントを見たかったのだが。
これで、今後二度と彼は同じ過ちを繰り返さないでしょう。何事も経験である。
さて、食事も終わり、天狗岩を見物しに行くことにした。東峰に荷物をデポし、アスレチックコースへと向かう。
ここからは怪我してもらうわけにはいかんので、こちらの緊張感も増す。しかしここまでバテバテだったIさん、ここで本領発揮。きつい登りには弱いが、険しい箇所は得意なのである。しかしその体力もコルに着くころには尽き果て、息絶えかけていた。
Iさん、安心して。死んだときには、「岳」みたいに、ちゃんと顔だけ傷付かないようにして落としますから。
コルから、高度感と薄曇りの靄懸かった微妙な景色を堪能し、いざ帰路へ。
相変わらずかっ飛んでいくNは放って置き、二人をサポートしながら東峰へ戻っていると、思わず目を疑う光景に出くわす。Nが迂回路を迂回せず、直で進んでやがる。阿呆だ。そういえば、コイツは直登が好きだった。
「お前、、、行けるかも知れんが、落ちたらどうすんだヨ。」
しかし、もはや後戻り出来ない所まで進んでいるのでそのまま行かせる。何とかクリアしたためホッとしたが、やはりこの男は問題児だ。当然、下りでもかっ飛んでいくN。そして張り合ってそれを追うM氏。Mさんコケますよ。
体は一つしかないので、ヘロヘロのI氏に同行し、山を降りると、そこには案の定、泥で汚れたMさんがいました。
本日の反省
・大勢で行くとこっちも疲れる。
・問題児から目を離してはいけない。
・ジェットボイル使用時は水を入れすぎない。
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