一ノ沢から常念岳ピストン
- GPS
- 10:27
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,647m
- 下り
- 1,630m
コースタイム
- 山行
- 9:27
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 10:24
天候 | 晴れ、風は強い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
胸突八丁からは雪渓のため、アイゼンとピッケルが必要。稜線に上がったら、雪はない。 |
写真
感想
北アルプス日帰りルートのひとつ、常念岳の一ノ沢ルートを登った。
過去2度、一ノ沢ルートを登っているが、積雪状況によって登る楽しさが毎年異なり、飽きない面白さがある。
今年は融雪が早かった様で思った以上に雪渓が薄く、踏み抜きの緊張感が高い。常念山脈の稜線を見上げながら、あの稜線を歩けると思うと気分も高揚する。とはいえ、胸突き八丁は立ち止まっては呼吸を整えることを続ける、文字通りの苦戦箇所。乗り越えて常念乗越に辿り着けば強風が吹いており、休む暇がない。常念小屋のありがたみが、宿泊であれば身に沁みて感じるであろう。
稜線に上がり、最後の登りは寝不足の身体にはしんどく、山頂に着いた頃にはガス欠になっていた。撮影後、早々に下って常念乗越でラーメンとウインナーを押し込み、登山口へ戻った。
厳しくもその懐には筆舌に尽くし難い自然を持つ常念岳は、1年を通して登りたい名山であった。
色んなことが重なり、この日に日帰りの常念岳ピストンの強行日程になった。
晴天に恵まれ気持ちの良いスタート。樹林帯では、姿は見えないが、木の枝がガサガサ揺れ、サルの声がした。樹林帯は思った以上に長く感じた。
胸突八丁でアイゼンを装着し、ピッケルを持ち、雪渓へ。登り始めは雪の踏み抜きに気をつけた。小さい石など楽石に注意しながら、慎重に登っていく。傾斜はかなり急で疲れるし、その高度の感覚の恐怖心と滑ったらどうしよう、と頭で考えてしまう恐怖心がちらつく。
常念乗越からは槍ヶ岳方面がきれいに見渡せる!すごい迫力。風の通り道だからか、槍ヶ岳方面からの風がかなり強かった。稜線には雪はない。
2500mを超えたからか、呼吸が浅く感じたし、雪渓登りの疲れもあり、常念岳への登りは結構苦労した。雷鳥が拝めればと思っていたが、鳴き声が聞こえただけで、姿は見つけられなかった。残念。
時間もあまりなく、常念岳の山頂では数分の滞在。山頂からの景色、周りの雪を冠った山々は圧巻だった。
雪渓の下りは、少しシリセードをしながら下る。思っていたよりも下りは怖くはなかった。
去年の夏に常念岳へ登ろうとして途中で断念したので、登頂できたのは嬉しかった。ただし、今度はテント泊をして、時間に余裕を持って、北アルプスに臨もうと思う。
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