つがいの雷鳥お出迎え・おんたけ2240から剣ヶ峰と継子岳


- GPS
- 06:39
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,522m
- 下り
- 2,061m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
北側斜面は固かったので、そのような場合は滑落しないよう注意が必要です。 それ以外はザラメで緩んでました。木曜日に少し積もったようで、雪もきれいで快適でした。 |
写真
感想
そろそろ山スキーシーズンも終わりそうで、アプローチに雪のないところを歩くのがあるとテンションが上がらないのでどうしようかと思っていたところ、直前になって御嶽山に行く案を思いついて急にテンションが上がりました。
ゴンドラは土日は8:15スタートなので、遠いですが4時出発で余裕です。
準備を済ませるとまだゴンドラ運行開始時刻ではありませんが、既に100人くらいは並んでいました。登山(山スキー)の人たちも結構多いです。その中には木曽福島地区の遭難対策協議会の方々が訓練に来られてて、私は不謹慎ながら単独で山スキー三昧と行きます。
一応登りはゴンドラを使って楽させてもらいました。その分、時間があれば剣ヶ峰から摩利支天山や継子岳も行くつもりです。
以前、チャオおんたけから継子岳には2回ほど登頂してますが、向こう側はかなり急斜面でスキーでの登行は途中で諦めないといけません。おんたけ2240からは比較的緩やか(?)なので、可能な限りスキー登行で進みます。
朝から晴天で暑いです。これは想定の範囲。標高を上げると時折風が吹いて涼しくさせてくれます。気温は結構低いと思いますが、天気がいいのと地面も暖まっているので寒さを感じることはありません。
ドイツ出張があったので、2週間ぶりの休日。山行も2週間ぶりです。空気が薄いですが息も上がらず、余裕の登りでいつしか先頭になりました。斜度は30度前後でしょうか、シール登行できる限界に近いですが、トラバース気味に登るとシールの接触面積が減って滑りやすいので、斜面に対して直登します。やばそうな斜度になれば、かなり緩いトラバースでルートを変えて対応します。
そして王滝頂上に到着、このあたり硫黄臭がプンプンします。御嶽山は活火山なんですね。噴火したら急いで滑って逃げるか?なんて考えてました(笑)
ここから剣ヶ峰へは雪が少ないですが、何とかスキーのまま登れそうなので、クトーをつけて頑張ります。もうあっという間に山頂に到着しました。
何を隠そう今まで3000mを超えたことがなかったので(笑)、今回が初3000mなんです。実は3000m超えると死ぬとか何かあるのでは?何て思ってたりもしてましたが、よく考えると飛行機では10000mくらいですし。
結局3000mを超えても何も起こらず(当たり前)、剣ヶ峰山頂からはサイノ河原を目指してドロップインします。まっさらな斜面を独り占め、強い斜度、もう最高でしたね〜今日のハイライトこれでした。そして斜面をトラバースして、サイノ河原まで滑り込みました。ちなみにサイノ河原というのは賽の河原、いわゆる三途の川です。ここを渡ると地獄という訳ですが、こういう話は「死後の世界が存在することにして、死への恐怖をやわらげたい」という人間の願望から来た作り話ですから、別に渡っても何かある訳ではありません。残念ながら、死んだらその時点で魂も脳波も肉体もすべてが終わります。なので可能な限り遭難して死ぬことがないようにしたいものです。
三途の川を渡った後は少しの登り返し、そこからまたシールを剥がしてドロップインとトラバース。そして最後の継子岳への登り返しです。
稜線上に人影が見えた?と思って継子岳に登ったら案の定2名の登山者、濁河温泉から登られてきたそうです。私が突然登場したのでちょっとびっくりされてました。スマホで頑張って自分(2人)撮りをされていたので、剣ヶ峰をバックに撮影してあげました。さすがに私の「蟲ポーズ」を他の人に撮ってもらうにはまだ顔のツラが厚くないので、お願いはできませんでした(笑)
さてそれほどお腹も空いてないので、パンを少し食べたら準備をして再びドロップイン。ここの滑りも楽しかったです。私が気持ちよさそうに滑っているので見られてたような気がしますが、またよしとしましょう。
帰りはここから摩利支天乗越までの登り返しです。これがまた北向きの斜面で雪が硬く、斜度も強いので滑落の心配をしながら緊張しながら登りました。ハードでした。そして乗越まで来て、さて本丸の摩利支天山へは・・・ちょっと危険そうなので今回はパス。というか雪が残っている季節に行くのは厳しそうです。
なので乗越からまたシールをはがしてドロップイン。サイノ河原に帰ってきました。ここからは延々200mの高度を稼がないといけません。さすがに時間もだいぶたって、空気も薄いしかなりへばってきました。休み休みでしたが、巻きながらも剣ヶ峰のすぐ下まで戻ってきました。
ここからはひたすら滑りです。軽い登り返しはありますが、それよりも滑降の無酸素運動はハードなので休み休み、呼吸を整え太ももの筋肉を休ませながらの滑りです。それでもさすがにスキーは速いです。
ゲレンデトップ手前では林道コースに回ればそのまま滑って下りれますが、ここはシールを貼ってゲレンデトップまで林道コースを逆に登ります。そして後はゲレンデを滑って終了。さすがにゲレンデの方が楽なので速かったです。
空気が薄いということもありますが、ガッツリ体力と筋力を使って大満足の山行でした。
御嶽山の雪もそろそろ限界かな〜って感じです。GWは北アルプスまで行かないと厳しいでしょうね・・・。
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