開聞岳 + 南九州観光

2022年05月20日(金) [日帰り]

• GPS: 04:48
• 距離: 9.9km
• 登り: 1,042m
• 下り: 1,028m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:08
• 休憩: 0:40
• 合計: 4:48

5:21 かいもん山麓ふれあい公園
5:42 5:42 二合目
6:42 6:46 五合目
8:04 8:40 開聞岳
8:47 8:47 九合目
9:27 9:27 五合目
9:56 9:56 二合目
10:09 10:09 かいもん山麓ふれあい公園
10:09 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

飛行機

写真

5/19 17:31

15:30ころ、登頂を終えた霧島山を後に、開聞岳を目指して移動しています。

5/19 17:52

開聞岳は明後日21日に挑戦するつもりでしたが、明日からどんどん天候が崩れる予報だったので、予定を繰り上げる事にしました。

5/19 17:59

18時ころ、登山口でもあり、キャンプのベースでもある、「かいもん山麓ふれあい公園」に到着しました。

5/19 18:46

駐車場からすぐの管理棟でキャンプの手続きを済ませます。

5/19 18:18

駐車場からキャンプ道具を積んだリヤカーを引いて、フリーテントサイトにやってきました。

5/19 18:31

早速、手慣れた手つきでササッとテントを建てたまでは良かったのですが、ペグを打ち込もうとハンマー代わりの石ころを探しますが完璧に整備されたテントサイトには全く見当たらず…
結局、足で踏みつけてペグを打ちました。
山岳キャンパーあるある→テントサイトには石や岩があって当たり前で、ペグハンマーなど持ってはいない。

5/19 19:24

夕食を求めて指宿方面に車を走らせていましたが、なぜかカツオ漁の港町、山川地区に迷い込み、名店「和ゆう」を偶然発見する。
写真は、かつおタタキ定食1,100円+唐揚げ200円
この後、店の女将に聞いた温泉「ヘルシーランド(350円)」で汗を流してからテントに戻りました。

5/20 4:52

現在時刻は午前5時前です。
昨夜の予報ではこの時刻から既に雨の予報でしたが、今の予報では雨の降り始めは昼12時になています。
良い方向に予報がハズレました。

5/20 5:21

何にしても、いつ雨が降り出したり、山頂に雲が掛かるか分りません。
まずは駐車場に戻ってから、急ぎ身支度を済ませて出発です。

5/20 5:24

ユニークな案内表示。

5/20 5:25

パークゴルフ場兼、フリーテントサイトが登山道となっていますので、自分の立てたテント脇を通ります。
よく見ると奥の方に水平に整備された立派な区画が見えます。
本来はそういった場所にテントを設営するようです。
山岳キャンパーあるある→多少の傾斜など全く気にならない(笑)

5/20 5:29

テントサイトからの出口はこの旗印を目指すと良いでしょう。

5/20 5:30

車道に出ると、タヌキの一家が見送ってくれます。
右端の子狸が妙にカワイイ。

5/20 5:30

これは、皆楽来（みらくる)というソバ屋のディスプレイですので、推しはタヌキ蕎麦なのかもしれません。

5/20 5:38

2.5合目登山口です。
道から1段低いところに立派な駐車場がありましたので、ここまで車でチートできるのかも。

5/20 5:39

登山道に入ると早くも熱帯植物園で見かけるようなお花がお出迎え。

5/20 5:41

うっそうとしています。

5/20 5:55

とにかく薄暗いのでシャッター速度が稼げず、手ブレにかなり気を使います。

5/20 6:01

密林

5/20 6:04

シダに当たる薄暗い光が印象的。

5/20 6:09

今は曇天の上に夜が明けたばかり、薄暗い上に緑が濃く、まるでジャングル。

5/20 6:12

そういえば、ジャングルはジヤングルジムしか経験がありません。
ジャングルに関しては全くの想像です。

5/20 6:18

コガクウツギとシダの葉。

5/20 6:23

石段が現れました。
ジャングルに飲み込まれた古代遺跡にも見える。

5/20 6:25

幹の小さな丸い葉はマメヅタ（豆蔦）

5/20 6:32

コガクウツギ

5/20 6:32

ここは僅かに日が当たるポイントのようで、コガクウツギの群落となっていました。

5/20 6:38

五合目救助ポイントに到着しました。

5/20 6:39

初めてまともな眺望が得られるポイントでもあります。
奥の岬は景勝地の「長崎鼻」。

5/20 6:43

真っ赤な若葉。

5/20 6:44

5/20 6:54

序盤は滑りやすい火山の砂礫が続いていましたが、高度が上がるにつれて、岩が多くなります。

5/20 7:11

岩の道が始まりました。

5/20 7:23

5/20 7:26

仙人洞。
穴は下方に向かって思ったよりも深く、ここから仙人が這い出てきたら、かなりの恐怖です。

5/20 7:30

岩

5/20 7:45

タツナミソウ

5/20 7:56

5/20 7:56

5/20 7:58

ハシゴ登場。

5/20 8:00

右奥の湖が九州最大のカルデラ湖である、池田湖。

5/20 8:02

5/20 8:10

そろそろ山頂ですが、樹木の勢いは衰えません。

5/20 8:11

こんなところで御岳神社って、木曽の御岳の流れでしょうか？

5/20 8:12

修験の方もおいでになったようです。

5/20 8:15

そして少し進むとそこは開聞岳山頂でした。
100名山登頂証拠写真。77／100

5/20 8:16

山頂の岩からの眺め。
池田湖

5/20 8:17

うっすら大隅半島。

5/20 8:18

今上天皇も昭和63年07月に登られたのですね。
レスキューポイントはその際の整備の名残なのかしら？

5/20 8:18

山頂までジャングル。

5/20 8:20

コバミツバツツジ

5/20 8:32

さて、眺望を楽しんだので下山に掛かります。
下山道の道しるべの手前のオレンジの実は？

5/20 8:33

正体はイチゴでした。
一つ頂いてみたら、甘み7分、酸味3分のとても美味しい実でした。

5/20 8:35

5/20 9:02

雨の日は要注意、踏み外すとかなり下まで落ちます。

5/20 9:22

赤い火山土。

5/20 9:52

5/20 9:56

九州遠征で初めて見かけたキノコさん。

5/20 9:58

2.5合目に戻ってきました。

5/20 10:03

振り返れば、山頂にはガス。
もちろん、晴れる事は無かったが、雨、眺望共に間に合って良かった。

5/20 10:04

さすが南九州！
5月にもうアジサイが咲いています。

5/20 10:07

ベースを素通りして…

5/20 10:09

レンタカーにザックを放り込みます。

5/20 10:54

幸い、雨に降られることも無く、テントの撤収も11時前に完了しました。

5/20 11:23

登山の汗を流そうと、昨夜も利用した温泉ヘルシーランドへ向かう途中、半ば観光地となっている日本最南端の駅である「西大山駅」に寄ってみました。

5/20 11:23

私がここに来たことで、ついに四つ全ての最○端の駅に来た事になったのですが、私の最西端は佐世保ではなく、高校生の時に「青春18きっぷ」で訪れた国鉄、平戸口駅でした。

5/20 11:50

駅のホームにいる人々は列車を待つ乗客ではなく、にわか撮鉄の皆さんです。(私はにわかではありませんので…　もっとタチが悪い)

5/20 11:52

JR九州も硬券の入場券自販機を設置すれば、私を含め、にわか撮鉄さんたちも売り上げに貢献できるのに、などと思ったりします。

5/20 11:55

そして誰一人乗降客が無いまま、賑わう駅を列車は出発して行くのでした。

5/20 11:55

景色がフィリピン国鉄 (笑)

5/20 11:56

最後に薩摩富士を撮り納め。

5/20 12:29

下の建物は温泉施設のヘルシーランド。

5/20 13:52

そしてこの岩山は標高204mの「竹山」。
リアルで見るとその迫力に圧倒されてしまいます。

5/20 13:52

ついつい、岩壁にクライマーが居ないのか、入念に観察してしまいます。

5/20 13:53

こちらはヘルシーランドが管理する樹木の根。
本当にここは日本なのか…

5/20 14:51

さて、登山の汗も流したので、雨が降りしきるなかでの観光です。
こちらは「池田湖パラダイス」のイッシーさん。

5/20 14:54

店内に入ると屋久杉のスライスが数百万円で取引されていました。

5/20 15:00

池田湖特産のオオウナギです。
たしが高校の修学旅行で池田湖のオオウナギ見たけど、ここに来たのかなぁ？

5/20 17:01

さて、夕方になってから、昨日に引き続き山川港のある山川地区にやって来ました。

5/20 17:16

お目当ては昨日、「和ゆう」さんで目を付けていたこの、黒豚トンカツ定食1,200円が食べたかったから。

5/20 18:17

明日まで雨が続く予報ですので、テントで寝る気にはなれず、今夜は安宿に泊まる事にしました。
素泊まり、内風呂無し、トイレ無し、座椅子なし、テレビ・エアコン別料金で4,670円これって本当に安いのか…

5/21 7:04

550円の朝食。
山小屋方式で味噌汁、ご飯は食べ放題。

5/21 8:43

朝食を頂いてから今日も雨だし、どうしようかなぁなどと思っていたら、予報では昼過ぎまで雨だったのに天候に回復の兆しが…

5/21 8:53

急いで宿を脱出して霧島方面に向かいます。
天候の回復が早いのならば、高千穂峰に登ろうと思ったためです。

5/21 10:17

車を1時間余り走らせて桜島SAにやってきましたが、思ったよりも天候は回復せず、登山に挑戦したとしても帰りの飛行機の搭乗時刻に間に合うのか微妙です。

5/21 10:17

結局、高千穂峰を諦めて、空港に向かいながら観光をする事にしました。
まずは日本一の巨木との呼び声高い「蒲生の大クス」に行ってみることにします。

5/21 10:59

大クスのある、蒲生八幡神社に着きました。
この正面に見える木もなかなかの巨木ですが大クスではありません。

5/21 11:04

こちらが、日本一の巨木と言われる、幹廻り24.22m、樹高30mの「蒲生の大クス」です。

5/21 11:09

ちなみに縄文杉は幹廻り16.4m、樹高25.3mと結構差がありますね。

5/21 11:09

こちらの扉はエルフや妖精の家の扉では無く、樹木の状態を調査するための点検口。

5/21 11:18

重厚です。
1,600年の重みを感じます。

5/21 11:18

樹木とも、岩とも見える。

5/21 12:13

はい、お次は「犬飼の滝」にやってきました。

5/21 12:17

ここは、坂本龍馬とおりょうが日本初の新婚旅行の際に立ち寄った場所とされているようです。

5/21 12:31

龍馬もこの河原の大岩を飛び越えたのでしょうか？

5/21 12:36

龍馬夫妻はこの辺りの場所が気に入って10日も滞在したそうです。

5/21 13:22

お昼時を過ぎたので妙見温泉の「cafe すが商店」でランチを頂きます。
名前とは真逆なオシャレなお店でした。

5/21 14:14

ランチを頂いたお店からほど近い場所に謎の看板がありました。
史跡 日本武尊 熊襲隼人？　なんだかサッパリ分りません。

5/21 13:49

別名：熊襲(くまそ)の穴。
ぐぐると、古代から伝わる洞窟があるそうです。

5/21 13:51

簡素な鳥居が気味悪さを演出します。

5/21 13:54

急な階段を5分程上ります。

5/21 13:58

階段を上り詰めると巨大な岩壁が立ちはだかります。

5/21 13:59

簡素な鳥居の奥が洞窟の入り口の様です。

5/21 13:59

この照明操作盤のONスイッチを押してから洞窟に入ります。
ちなみにONボタンを押すと中のリレーが働いて、ドラマやアニメで照明を点灯したときの様な「ガチャン」といった音が鳴り響きます。

5/21 14:00

いざ、まいる！

5/21 14:00

おじゃましますぅ…

5/21 14:01

ん？

5/21 14:03

なんじゃこりゃ〜！？
洞内は芸術が爆発していました。

5/21 14:04

芸術家・萩原貞行氏のモダンアートだそうです。
どなたかは存じませんが…
さらにこの穴についての伝承は、各人でお調べ下さい。

5/21 14:06

そして、私の南九州での旅が終わりました。

5/21 16:34

穴から出た後は、クロネコに荷物を預けたり、レンタカーにガソリンを給油したり、レンタカー会社で車を返した後に空港まで送ってもらったりで、思いのほか時間を費やしてしまい…

5/21 16:45

飛行機のチェックインの時刻にはギリギリで、最後は非常に慌ただしくなてしまいました。

5/21 17:33

17時半過ぎには無事に中部国際空港に戻り、この後5時間ほどかけて富山に戻りました。
〜おわり〜

撮影機器：

EOS 6D CANON