残雪たっぷりの蛇ヶ岳・三峰山
- GPS
- 08:58
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,010m
- 下り
- 1,002m
コースタイム
天候 | 快晴、遠望は利かず |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は無かった。瓶石沢については後述するが、自分でルートを判断する必要がある。蛇ヶ岳と三峰山山頂付近の稜線上は夏道と残雪のミックスで、雪はグズグズ、踏抜き多い。ピッケル、アイゼンを持参したが、使用しなかった。 |
写真
感想
この連休前半、天気は良さそうなので、まだ雪山歩きをしたい。連休で遠出は混むかもしれないし、近くて雪が豊富な船形山周辺に行くことにした。今回は蛇ヶ岳から三峰山に行くことにした。仙台の街から望むと、泉が岳の左隣にまだ雪を戴くアルペン的風貌の山が三峰山である。その隣ののびやかな山は後白髪山。前から雪のある時に登ってみたかった三峰山であるが、今日は快晴の雪の山を楽しむことができた。
毎日雪解けは進んでいますが、26日現在の状況は以下の通り。登山道に入ると時々雪が出てくるが、28番標識から本格的に出てくる。ジグザクの登りも雪面上の直登になっている所もある。大きな倒木の根元を回る道の部分もそこを通らず直登するが、数日で状況は変わるかもしれない。27番旗坂平からの急な上りも雪道である。25番一群平から暫くは陽当りの良い尾根の左を行く夏道が出てくる。その後雪道の緩い登りとなるが、21番鳴清水から暫くは夏道が出ている。22番から上は稜線まで全て雪上である。船形山方面は入山者が多いので、トレースは十分ある。緩斜面と直登の繰り返しになるが、左に大きな雪庇を見て、その脇を登ると三光宮は近い。しばらくぶりでお参りして行くことにした。
元に戻り尾根下をトラバースしながら、少しずつ登っていく。蛇ヶ岳方面に向かう尾根が広くて、どこから行こうか迷ったが、不動石を過ぎて瓶石沢が見えてきた所辺りで、瓶石沢右岸の中腹を登ることにして、升沢小屋へ向かうトレースから離れる。この先トレースはなし。誰かついてきちゃうかな。さて、瓶石沢と左岸岩峰の雪庇の状況を見ると、かなり大きいので、左岸の夏道沿いは危険かもしれないし、沢底もどうかと思うので、沢から50m位上の右岸中腹を登る。雪の状態は締っているし、適度に柔らかく、ツボ足で登るのに良い条件である。藪も出ていない。大きな雪庇の前の左岸斜面を登るトレースあり(10日経つけどcheezeさんのかな)。大分登って大きな雪庇の正面で休憩。更に登っていくと左岸の雪庇は終わり、谷を塞ぐような大きな雪堤に登り着く。左岸側に回り込んで登り、蛇ヶ岳の山頂に達する。天候は快晴で、船形山、黒伏山、三峰山、後白髪山、泉が岳の展望が良いが、霞がかかっている様で遠望は利かなかった。
蛇ヶ岳から南隣のピークまでは一部夏道が出ているが、夏道と残雪のミックスで、雪はグズグズ、踏抜き多い。直ぐに東面の雪上に出て下っていくが、左により過ぎると雪庇なので注意。この辺り、トレースはあるが判別できるのは1人か2人。無雪期より下りは簡単に後白髪分岐まで行ける。三峰へは最初雪上を登っていくが、山頂に近づくと、夏道と残雪のミックスで、踏抜き多く消耗してしまう。三峰の真ん中の2峰は雪上を行く。三角点のある3峰は夏道が出ている。先週derakkumaさんが取り付けた山名板が真新しい。船形山の方向というのが良いですね。
さて、これから夏道と残雪のミックスの稜線と蛇ヶ岳まで登らなければ。帰りの右側雪庇の稜線の登りがきつい。朝来た道で地形は判っているので、蛇ヶ岳からは、やはり瓶石沢右岸中腹を下るが、ちょっとだけショートカットを試みる。不動石付近で升沢小屋からのトレースに合し、後は雪上を下る。今日出会った登山者は、船形山方面数人、蛇ヶ岳で1人、遠くからだが、後白髪山に向かう人が1人。
cheezeさんに蛇ヶ岳周辺の雪の状態についてご助言を頂きました。お蔭様で、安心して行って来る事が出来ました。有難うございます。
コメント
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暑い中、長歩きお疲れ様でした。山名板訪問ありがとうございます。三峰山の紹介も、相変わらず的確で安心の語り口ですね。個人的には、情熱大陸のナレーション役、窪田等が読み上げている錯覚があります(笑)
旗坂からの三峰山ということで、思わずkyenさんの去年の10月の周回レコを見直してしまいました。で、「雪のある時期ならではの周回も可能なんでは?」と、ふと思ってしまった次第です。三峰山からほぼ真東に、長倉尾根よりも1つ北の尾根を進んでいき(1110→1026→922)、あとは北に上がって行けば、升沢林道にぶつかるんじゃないかと。これならピストンで蛇ヶ岳に戻るよりも楽じゃないでしょうか? ええ、もちろん慎重派のkyenさんの性格からしたらアリエナイだろうと思うのですが、コレはコレということで。
今年はまだ船形山に登っていないので、ゴールデンウィークのどっかで行けたらいいなと思いますが、大東岳も気になるし、天気の都合もあるのでワカラナイですね。いずれにせよ、もう少しだけ雪山を楽しめたらと思います(ヽ゜ω゜)ノ
derakkumaさん、こんにちは。
距離は長くないのに時間はロングになってしまいました。
仙台の街から見た形が、私が見慣れた丹沢に似ているんです。泉が岳は大山、三峰山は塔ノ岳、後白髪山は鍋割、標高もほぼ似ています。三峰は特に形が良く、前から雪のある時に登ってみたかったのです。この時期でも雪上を歩けるのが良い所です。
kumaさんの定義から長倉尾根、三峰、後白髪は、下からヤビツ峠までずっと林道歩いてから表尾根から塔ノ岳、鍋割廻って下山くらいの感じではないですか。
いいですね〜残雪たっぷりの船形の魅力あふれるレコです。雪はだいぶ緩んできましたが、まだまだ楽しめますね。山頂板も、秋に見たときは漢字が間違ってたので、新品になってよかったです。今度はkyenさんの快足生かして後白髪ですね
なお、クマ様のご提案のルートはクマ様自身に相応しい道ですね。氾濫原への最後のくだりはシリセードしかないみたい。
cheezeさん、有難うございます。お世話になりました。
なかなか大きな雪庇なので、左岸を通る夏道沿いを通る気がせず、少し離れたところをルートに選びました。また、仰ったように、上から見ると左岸の岸壁上の尾根や、右岸の前ピークまでの尾根の上部は藪が出ているように見えました。雪解けの早い稜線上はこの時期なかなか厳しいですね。
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