グンマー!からサイタマの山に登るっ!父不見山(ててみえずやま)
- GPS
- 05:23
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 967m
- 下り
- 934m
コースタイム
10:17生利バス停〜10:36父不見山登山口〜12:12杉ノ峠〜12:20 945ピーク〜12:43父不見山〜13:10長久保ノ頭(大塚)〜13:49坂丸峠〜14:57小平バス停
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
※このバス、八高線の群馬藤岡駅からも乗れます、てか、そのほうが楽です。 バスの便が良くありません。7時代の次は9時台。 一日数便しか有りませんので、よく調べてから。 「一日フリー乗車券」なる切符があるそうです。 時刻表は↓のリンクを。ただし見にくいので注意。 http://www.ncbbus.co.jp/route/pdf/tano.pdf 帰り:小平バス停〜群馬藤岡駅下車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
アクセスが余り良くはありません。 埼玉県からは、八高線群馬藤岡駅から日本中央バスで1時間余り。 →自分は、行きは新町駅からスタートしてしまいました。 登山ポストは見あたりませんでした。 危険箇所はほとんどありませんが、父不見山から長久保ノ頭への急坂は気をつけましょう。 ザレていて滑ります。 そのほかは特に危険箇所は見あたりませんでした。 天候にも恵まれ、総じて気持ちの良い山行でした。 |
写真
感想
父不見山に行ってきました。
”ててみえず(じ)やま” と読みますが、”ててみずやま”とも言うそうです。
将門伝説が山名の由来だそうですが、詳細は以下のリンクを。
https://www.pref.gunma.jp/01/e2310076.html
高崎線新町駅から、日本中央バス上野村行きに乗車、上野村とは、あの悲惨な事故があった御巣鷹山の麓の村。
今回は神流町の生利で下車します。
バス停を下りて、神流川に架かる生利大橋を渡ります。
そんなに大きな川じゃないけど、ゆったりとした流れ。
川下の方には下久保ダムがあり、バスの車中からは放水している様子がうかがえました。
しばらく車道歩き。
先週の観音山もそうでしたが、このところ車道歩きが多い。
しばらく歩くと登山道入り口へ。といっても林道のような広い道。
杉の枝が敷き詰められ、ふかふかして気持ちいい。
かんなマウンテンラン&ウォークの標識がいたる所にあり、それに道標も充実しているので道迷いの心配も無し。
所々倒木が道をふさぐけど、何のことはありませんでした。
途中、谷にうち捨てられた車を発見。
こりゃあどう見ても捨ててったんだろな、ひどいことをするもんだ。。。
さらに進みます。
作業道と交差、すぐ山道に復帰します。
ここも標識がちゃんとあり、よく整備されています。
山の東側が植林中とのことで、作業道が無数に走っています。
かえって迷いのもとになる?と思ったけど、迷いそうな場所にはちゃんと標識が建てられていました。
ミックスナッツと乾パンをダブルミックスしたやつを口に運びながら進みます。
突然、3〜40m先で獣が走り去る後ろ姿を見ました。
おしりだけが一瞬見えただったけど、シカか?クマか?
残像だけで判断すると熊にしては良いカタチのオシリだったような(笑)
たぶんクマのオシリはあんなにスリムじゃないだろ、と希望的観測でシカであってくれぃ!と願う。
その先、ちょいと道迷い。
赤テープを便りに進んだのだが、途中で踏み跡を見失い戻ります。
なんのことはない、道標を見逃しただけ。
こういうちょっとした不注意が事故を招く、と深く深く反省。。。。
本来の登山道に復帰し、小さな小さな沢を数回渡ります。
ここから徐々に登りにかかる。
ダラダラとした登りが続きます。
ここを登り切れば、杉ノ峠は近い。
がんばるのだ!!
父不見山一帯は別名「ザル平」と呼ばれてるそうで、群馬県の造林公社が植林を行っています。
その標識を横目でやりすごし、誰かが忘れていったタオルも無視しながら進みます。
しばらく平坦道。
新緑がいっそう色を増し、さわやかな景色です。
でもここまで一切展望はありません。
『杉ノ峠→』の標識が次々と、代わる代わる現れるんだけど、一向に峠の気配がない、、、
がんばるのだ。。。
最後のだらだら坂を登り切り、杉ノ峠に着きました。
数年前に2度の山火事に見舞われたそうで、峠にはその名残と思われる焼け焦げた杉の大木が立ってました。
南へ延びる道は、小鹿野長久保に通じる道。
祠にご挨拶をして再出発。
約90度方句転換し、西へ向かいます。
南面は、焼け焦げた木々が残り、火災の名残を色濃く残していましたが、徐々に植林の効果が現れており、緑が綺麗です。
945ピークに到着。
ここから徐々に徐々に急登気味になっていきます。
進行方向左斜め遙かには、長久保ノ頭。
その手前が父不見山山頂です。
このあたりで眺望が少しだけ開けました。
春霞ではっきりしませんが、奥武蔵の山並みが確認できました。
傾斜がきつくなってきます。
アキレス腱が痛いくらいの傾斜。
がんばるのだ。。
登り切れば山頂はすぐなのだ。。。
急登〜肩〜急登を幾度か登り切ったところで、山頂標識らしき影が!
父不見山、山頂に着きました。
造林のおかげで、眺望は望めません。
山頂標識が2つ。
三角点ならぬ三角天あり。
ダルマ石と呼ばれてるそうで。
松の木が、まるでしがみつくように根を伸ばし、屹立していました。
山頂は、登山道の通過点といった感じで、狭かった。
北の方角に目を向けると、神流川対岸に群馬側の山々が。
赤久縄山、御荷鉾山あたりの、西上州の山々でしょうか?
南面は杉林に阻まれ、展望全くなし。
メシを、と思ったが、どうも腰を下ろす適当な場所も無く、メシ場所を探しながら、早々に下山します。
長久保ノ頭を目指す。
山頂直下は急坂、慎重に下る。
普段より慎重に。
ほぼ真西に、険しい岩峰がいくつも見えました。
長久保ノ頭への急登を一汗かきながら登り切りました。
別名「大塚」
三角点あり。
ここから埼玉側へ南下する道が延びており、山と高原地図では破線ルートになっています。
一応埼玉県の山なので、標識がひときわ自己主張をしていました(笑)
ここもメシ場所じゃないなぁ、、と、先を急ぐ。
坂丸峠を目指します。
途中、寝転んで一日中昼寝を決め込みたくなるような、日当たり良好な窪地もあり、春の柔らかい日差しも注いできて
良い気分です。
先週同様、またバス停メシになるかなぁ、と思いながら、足を進める。
新芽も芽吹き、薄緑色の葉っぱを揺らしていました。
ミツバツツジ?のピンクも、緑一色の中ではいっそう映える。
遙か彼方に、槍のような鋭い山影。
西南西の方角。
西上州の山々は厳しさがあるなぁ、、と思いながら、進みます。
そういえばここまで、一人のハイカーとも出会ってません。
天気もそこそこ良いのになぁ、でもお一人様が一番気楽だ(笑)と、文字通り一人でナットク。。。
さらに下る。
小鹿野山岳会の標識を確認しながら、矢久峠方面へ。
矢久峠は、二子山方面に通じる稜線上にあります。
このあたりから再び植林用の作業道が伸び、凍結防止用の塩化カルシウムが無造作に置かれていました。
坂丸峠到着。
3本の大木に守られた祠があります。
ここまでの安全を感謝し、先を急ぐ。
いよいよ小平バス停を目指す。
メシ場所なし!
バス停メシだ!
落ち葉が引き詰められ、ふくらはぎあたりまで埋没するような道を、転がるように下ります。
注意しないと、落ち葉に隠れた根っこに足を取られて転倒します。
高度を下げてきました。
新緑のトンネルをくぐり、対岸の山々を見上げながら下る。
雪の影響か、道にせり出した小枝を除けながら進みますが、突然鋭いトゲトゲのついた枝の攻撃にあい、気がつくと無数の小さな傷だらけに。
「小平70分→」の標識。
だいぶ遅いメシになるなぁ、、
桜?のような花を見上げつつ、車道にでました。
ここには真新しい案内板あり。
ここから登る人が多いのかな??
トイレがありました。
『登山者・試走者用」と書かれている。
先を急ぐ。
うっかり車道を直進しようとして、あわてて山道に戻ります。
「神流マウンテンラン&ウォーク」のピンクテープや看板にも導かれ、ここまで下ってきました。
ここで本日唯一のハイカー達とすれ違い。
トレラン組でした。
猫目草?でしょうか?
小さく咲いていました。
里は近い!
目の前にどっしりとした山が見え、里に下りました。
工事中の神流川橋をわたり、小平バス停へ。
河原が目の前だ。
よし、河原でメシだぁ、はらぺこ。。。
例によって、在庫消化のチキンラーメン。
お湯が沸くまで、水面を眺め、山行を振り返ります。
いいメシ場所だった。。
大変だったけど良い山だった。。
でも腹減った。。。
ものの3分で食べ終わり、バス停へ。
バス待ち30分を例によってな〜〜んにもせずに過ごしてるとそのうちバスが来ました。
乗り込み、しばしウトウト。
「浮気商店」という、笑っちまうようなバス停を通り過ぎ、小一時間。
八高線群馬藤岡駅に着きました。
ものすごい怖顔の鬼瓦を見上げながら電車待ち。
夕日がとても綺麗でした。
チキンラーメン、在庫3つ。あれ?一つ足りない。
おわり。
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