屋久島トレッキング(白谷雲水峡〜荒川登山口)
- GPS
- 12:09
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,497m
- 下り
- 1,532m
コースタイム
- 山行
- 11:05
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 12:06
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
船 飛行機
羽田→鹿児島空港→屋久島空港 帰り 安房港→鹿児島港→鹿児島空港→羽田 ※民宿〜白谷雲水峡、荒川登山口〜宿まではタクシー手配 |
コース状況/ 危険箇所等 |
深めの水たまりが多かった |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ガス
ライター
足首サポーター
ウェットティッシュ
寝袋
寝袋マット
食器セット
ジプロック
|
---|---|
備考 | ツェルト(ピコシェルター)は、もし日没前に下山できなければこの中に入って朝がくるのを待つんだという安心感があった |
感想
行ってきました屋久島トレッキング!!
約9kgのザック(と??kgの自重😂)を背負って12時間、23キロ登り切りました!
この日を迎えるにあたって、会社帰りの5キロウォーキングや、土日実際の荷物を背負ってのウォーキングなど準備してきました💪
その甲斐あって、私にとってはいままでで1番過酷なルートでしたが、無事に降りてくることができたと思います。
豊かな自然に癒やされ、一方で自然に脅威を感じ、でもやっぱり山が好きだなと思うそんな旅になりました。
<山行計画と実績について>
当初の計画:高塚小屋or新高塚小屋で1泊予定でした(ツアーガイド無しの単独登山)
実績:小屋には宿泊せず、1日で同ルートを下山
※ツアーに参加しないと決めた理由は下記。
・コースが整備されていて道迷いのリスクが低い
・これまでの登山経験からヤマレコアプリでGPSを拾って警告が出るので道外れにはすぐ気づくことができる
・大人数だと自分のペースで歩けない(自信がない)
・ツアーだと1日で歩くようなルートを自分達で2日に分けて歩くことで体力に余裕が出る
<変更の経緯>
入山前、2日目は大雨の予報でした。
ネットの情報を見て、この降水量であれば問題無く行けると思っていました。
しかし、その後天気予報が変わってさらに雨が強くなるようでした。(ネットが繋がらないので自分達ではわからなかった)
途中ガイドさんとすれ違った際にこんなことを聞きました。
・明日はひどい雨になると思う
・僕たちはザックを置いて身軽になって縄文杉を見てきた、高塚小屋泊まる予定だったけど日没までに荒川登山口に戻るよ
・屋久島は天気が変わりやすいしなんとも言えないね(かといってこのまま行けるとも言えない)
・高塚小屋には今日は誰もいないかも
これを聞いて、瞬時にこんなことを思いました。
・怖い、どうしよう(真っ先に感じた)
・2日かける予定だった経路を1日で行く方が危ないのでは?
・縄文杉を見ずにこのまま下山した方がいいのではないか(ガイドさん一行は既に復路で私達はそこから往復+80分)
数分の間にお互いがいろんなことを考え、最後は同じ答えを出して当日の下山を決意しました。
縄文杉を諦めて降りるか、見ていくかは本当に迷い、ガイドさんの話を参考にしてザックを洞穴に置いて向かうことにしました。
道中は同行者と励まし合いながら、「急いで、でも焦らず」と足元を注意深く歩き進めました。私達は今、運命共同体だな、と思いました。大げさではなく、本当に。
友達が一緒じゃ無かったら到底無理でした。
雨がかなり強くなっていて、滑りやすい箇所も多くありましたが、怪我をしては当日の下山は絶望的なのでとにかく慎重に、かつ急いで進みました。
そんな中出会った縄文杉はとにかく感動しました。
あの光景を一生忘れないと思います。
あのタイミングで出会ったガイドさん、ツアー参加者のご夫婦(ご夫婦も時間が押していたのにガイドさんと私たちが10分くらい話しても嫌な顔せず見守ってくれた)は私達の命の恩人です。
<振り返り>
今回自分たちは軽い気持ちで山に入っていたのではないかと反省しました。
自分では万全の準備をしたつもりでも、もっと下調べできることがあったし、ツアーに参加しないという選択が本当に正解だったのかなと思っています。
SNSの情報や、経験者の助言だけを鵜呑みにして、最悪のパターンの想定や、入山当日の雨予報次第で、荒川登山口のピストンのコースに変更するなど事前に決めておく必要があったと思います。
山では自分の決断に責任を持つ(人のせいにしない)と心に誓いました。
帰宅して読み漁った屋久島の記事の中に、こんなものがありました。
↓
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「登山は自己責任」という言葉をよく耳にします。どういう場面でどのように使われるかにもよりますが、僕はそうではないと考えています。
例えば、ビーチサンダルで登っているような人が足を捻って歩けなくなったとしても、その場に居合わせたガイドは、自分の顧客を案内中であっても救助にあたります。
状況次第では救助要請をし、救助隊や救助ヘリがやってくるかもしれません。そこに投入されるのは公的費用です。
それでも誰ひとりとして、「それ見たことか! 自己責任だ!」といって見捨てることはしません。
どちらの立場でも、「自己責任」の一言で片付けられる問題ではないということです。どれだけ多くの人に迷惑と心配をかけることになるか、一生懸命想像して欲しいと思います。
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Re島ブログ
なめたら危険! 屋久島登山を安全に楽しむための3つの心得 より
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何でも自己責任と言うのは聞こえがいいですが、無責任な行動にも繋がりかねないなと痛感しました。
ガイドさん、ご夫婦、下山後に登山口まで来てくれたタクシー、当日の夜遅くに宿泊させてくれたホテルの管理人さん。みんな嫌な顔せず無事に降りてこれてよかったねと。
本当に素敵な出会いをしました。私もいつかこの恩を返したいし、別の誰かに繋げたいと思いました。
ツアーに参加されていたご夫妻の旦那さんは、縄文杉から戻る段差で挫いてしまっていて、結局私達の方が1時間30分ほど早く下山しました。真っ暗になっても帰って来ず、本当に心配しました。暗闇の中に3人のヘッドライトを見つけた時、大きな声で叫んで迎えに行きました。
後日LINEのやり取りで、旦那さんは足を骨折をしていたとのこと。
骨折してから8km以上も山道を歩いて帰ってくるなんてすごすぎる。ご夫婦は私達の親と同世代で、普段からノルディックウォーキングや筋トレをなさっているとのこと。日々の努力の賜物ですね。
<最後に>
屋久島の人も自然も大好きになったので、またいつか屋久島に行きたいです💓
今度は、今回出会った素敵なガイドさんと一緒に宮之浦岳に登る約束をしました!
トレーニングして、山の知識を増やして挑みます⛰
今回一緒に登ってくれた友達には感謝してもしきれません!!本当にありがとう😭
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