大平山/大展望の尾根を登る
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- GPS
- 08:53
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,280m
- 下り
- 1,281m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況 登山道・道標は全くありません。バリエーションルートになります。最低でも地図読みできる必要がありますが、見晴らしが良いので難しくはありません。全体的に急ですが進退窮まるような箇所は無いと思います。登りのルートは急なので余り下りには使いたくない気がします。 ・尾根取付〜990m:急です。鹿避けフェンスを右手に掴みながら登ります。 ・990m〜暫く:少し痩せ尾根ですが問題ないでしょう。 ・1550〜1650m:急です。しかし九十九折れの道がある部分もあり少し楽できる。鹿があのような九十九折れを作るとは考えづらいです・・・ ・1800より上:次第に笹薮がうるさくなりますが、大部分は膝下まで。せいぜい腹まで。お好きな鹿道を辿ってください。 ・全体的に鹿の糞だらけですが、気にしなければ良いだけです。 ・下山時の林道。落石が多く転がっていますので落石注意。 ■登山ポスト 銅親水公園のゲート手前にあります。 ■下山後の温泉 かじか荘。ここの温泉はお気に入りだ。 |
写真
元のサイズで表示して中倉山山頂からの稜線を辿っていくと、例の「孤高のブナ」が立っているのが見えます。
見回したり拡大縮小できます。
下部ブログパーツ部にもあります。
リンクは右クリックから新しいウィンドウで開くなどしてください。左クリックで移動するとここに戻って来れなくなります。
感想
(注意:このルートは登山道ではありません)
■計画
前回中倉山・沢入山へ登った際に、[url=http://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=427509&pid=0db09d197791fbf6d17dd35271df67a2]対面に見えた大平山[/url]がとても気になった。
登山道は日光側からしか無いが、中倉山・沢入山を対面に眺め、松木渓谷を見下ろせる足尾側から登ってみたい。
web上で記録を調べて見ると阿蘇沢の林道が1356m地点まで延びていてそこから尾根を辿るルートで登った記録が比較的多く、地形図を見ても一番緩やかで安全そうだ。しかし中倉山から撮った写真を見ると、この尾根は樹林が多く展望は限られそうだ。最初はこのルートで様子見に行くのが堅実か・・・
それよりも一つ隣の990mピークから登る尾根の方が展望が良さそうだ。ヤマレコではDIYさんらが登っておられ、特に危険な岩場などは無さそうだが、地形図を見ると、最初〜990m、1550〜1650mあたりがかなり急に見える。頑張れば何とか登れる程度だろうか。
南西側の尾根を登った記録もあり、ウメコバ沢の急峻な岩場が正面に見えて展望は一番期待できそうだけど、自分の技術(と言える物がそもそも皆無なのだけども)では危険すぎるような気がする。
結局990mピークから登って1356m地点で林道に降りるコースをとることにした。
■感想
良い天気に恵まれ上々のスタート。松木川沿いに道路を歩いていく。中倉山の様子が素晴らしいです。
右手の岩山に猿が沢山いた。
途中「みちくさ」という休憩所?があった。トイレも借りれそう。寄りませんでしたけども、釣りの人たちのスポットなのでしょうか?
さらに進んで沢を2つ越えて990mピークへの尾根の取り付きに到着。今日のポイントはこの最初の990mへの登りと1550〜1650mあたりの急斜面だと検討してきました。写真で見ると簡単に登れそうに見えるけども実際に目前にすると結構急に見えます。まあ滑落するほどでも無さそうなので何とかなるか・・・と思い登っていきます。
手でもフェンスや草を掴みつつなんとか990mピークに登ります。振り返ると正面には中倉山が聳え立っていて大迫力です。眼下には松木渓谷が流れており、岩壁がそそり立っていて壮観です。
990mから先は少し尾根が細くなりますが特に危険という程ではありませんでした。岩場が出てきても巻けます。巻き道は鹿が作ったものでしょうか。普通の登山道であれば道を辿れば山頂か登山口に着きますが、鹿道を辿った先にどこへ出るかは判らないので無条件では追従できません。
しばらくは普通の急登を登っていきます。草原のようなところを登り、振り返ると中倉山・沢入山が聳えていて気分が良い所です。あまり景色に変化はありませんが、ひたすら登ります。
1550mからの急斜面は急な所は草を掴んでの4駆も織り交ぜての登りですが、途中九十九折の踏み跡を見つけてそれを使うとかなり楽に登れました。
1650mまで登って展望の良いところで昼食休憩。
この調子だと山頂へは14時近くになってしまいそうだ。距離と標高差から検討した時間より遅れている。やはり登山道が無いと余計に時間がとられてしまうようです。通常なら山頂をあきらめる所ですが、今回は林道にそれなりの時間に降りられれば良いかと考えて山頂を目指します。天気予報は山沿いで夕立注意だったが今のところ崩れる気配はありません。
1805mで林道から登る尾根を合流すると少し緩やかになって一安心。山頂も見えるようになります。1805mの少し西側に展望の良いところがあり、パノラマ写真を撮った。
さらに登って稜線へ上がると、日光白根山が見えた。雪が残っているがアイゼンを付ける程でもありません。山頂へは稜線を東へ少し進む。14時を少し過ぎてようやく山頂に到着した。銅親水公園から5時間半、尾根に取り付いてから4時間半かかった。絶景なので途中写真を沢山撮ってますから時間がかかった・・・ではなく急登で息が切れてしまうのでその度に写真を撮っているというほうが正しいか。
山頂は展望は無くなく山名のプレートがあるだけの場所。時間も遅いのですぐに降ります。
1805mまでは登りを一緒のルート。そこから東側の尾根へと分岐します。地図から検討したとおりこちらの尾根の方がなだらかで歩き易い。そして比較的樹が多い。
1356mには監視モニタが立っていて、その下に林道が通っていますが、特に降りる道が見当たりません。登山道も無いので当然か。植生保護しているようなので気が引けますが適当に降ります。降りて林道を少し調べて見ると、西側にロープがありそれを使うと楽に昇り降りできそうでした。
1356mからはひたすら林道。銅親水公園まで2時間程かかりましたが気を使う箇所も無いので気長に降ります。
ただ落石が多く転がっているので落石には注意した方が良いでしょう。鹿が駆け回っているので鹿が蹴落していく可能性も高そう(鹿の屍骸が多く、今日一日で19頭見てしまった。)
このルートは展望も良く登り応えもありとても良かった。
Mt.Ouhira in japan
コメント
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遅米しつれいいたします!
スマホじゃ感想なんて書けないので・・
いいないいな〜、私もこちら側から社山なんか狙ってたりするのです
場所柄(笑)見事に日向道ばかり? 晴れると暑そうですね!
とはいえ雪があるとたいへんだし〜〜
それに、謎のジャンダルム!!
中倉山からはどこやら見えませんから気になってました、凄い崖
あの谷底から、大平山までとは
にゃぎさん、こんばんは。
大平山、好い所でしたよ
社山も良さそうですよね。ツワモノは日帰りで足尾から大平山〜社山を縦走して降りてきたりするようで、私もテントを担いで山頂あたりで一泊すれば可能か?・・・と考えましたが、夜中沢山の鹿に取り囲まれる場面を想像すると怖いので止めました
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