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記録ID: 438160
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山滑走
富士・御坂

【世界文化遺産を滑り降りる】富士山・富士ノ宮口から

2014年05月02日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.2km
登り
1,405m
下り
1,400m

コースタイム

06:40 五合目駐車場出発
09:50 八合目
11:00 九合目
12:40 山頂 浅間神社奥宮
13:10 下山開始 準備後13:45滑走開始
14:20 六号目下で道迷い
15:00 駐車場帰着
天候 はれのちガス
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往路:用賀IC〜御殿場IC 138号〜23号で富士山スカイライン
(ゲートは7時半オープンですが入れないこともないです)
駐車場:富士ノ宮口5合目の駐車場利用(無料)
復路:往路をほぼそのまま逆行

ETCの割引が変更されて平日はマイレージ還元方式に、少しわかりづらいですね。
深夜は0時〜4時が3割引とのこと。
http://www.smile-etc.jp/
コース状況/
危険箇所等
コンビニは陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地下のセブンイレブン御殿場滝ヶ原店が最後。
富士山スカイライン「登り」ゲートは夜間閉鎖、7時半オープン。
道路は凍結箇所なし、駐車場内で少しだけ凍っている場所がありました。

基本的には柔らかめの歩きやすい雪の斜面を直登。時折凍っている部分は慎重に。
横着してスノーシューのみで上がったのですが、奥宮への最後の急登の上り下りは相当難儀しました。やはりアイゼンも持っていくべきだったと反省。
3600mあたりで早々にスノーボード装着、表面は凍っているものの普通に滑りやすい。
3400m近辺で装備を整え、沢方面へ滑走開始、動画撮影。
八合目下で溶岩帯を横切る為に一旦ボード脱着。
六合目以下はガスで視界なし、誤って東側の樹林帯に下りてしまい、しばし登り返し。

お風呂は口コミで悪評が多かった御胎内温泉健康センター。確かにカルキ臭のするスーパー銭湯的な施設ですが、露天風呂から見える山頂に満足。
お風呂近くの「魚啓」でおまかせ丼。こちらは評判の割に今ひとつ。
予約できる山小屋
八合目池田館
富士ノ宮口五合目の駐車場。雪壁高いね。
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富士ノ宮口五合目の駐車場。雪壁高いね。
早めに着いて仮眠をしていたらすっかり出遅れてこんな青空。
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早めに着いて仮眠をしていたらすっかり出遅れてこんな青空。
それでは、出発。
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それでは、出発。
続々と登山者がエントリーして行きます。
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続々と登山者がエントリーして行きます。
連休の谷間ということで駐車場もこのとおりの余裕。
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連休の谷間ということで駐車場もこのとおりの余裕。
しばらくは溶岩帯の間の残雪歩き。
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しばらくは溶岩帯の間の残雪歩き。
延々と伸びるシリセードの軌跡。
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延々と伸びるシリセードの軌跡。
富士宮方面だけ雲が切れている。ふもとっぱらでキャンプしている友人一家に手を振ってみる。
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富士宮方面だけ雲が切れている。ふもとっぱらでキャンプしている友人一家に手を振ってみる。
本日は動画も撮影。ゴープロのバッテリーが次々と減っていく。
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本日は動画も撮影。ゴープロのバッテリーが次々と減っていく。
御殿場方面はずっとこんな感じ。
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御殿場方面はずっとこんな感じ。
雪に埋もれた小屋を横目にズンズン進む。
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雪に埋もれた小屋を横目にズンズン進む。
やっと八合目。小屋の陰で休憩中の方々も。
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やっと八合目。小屋の陰で休憩中の方々も。
東側から雲がどんどん上がってくる。
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東側から雲がどんどん上がってくる。
数少ないランドマークを目視確認。
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数少ないランドマークを目視確認。
青空に大鳥居、どーん。
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青空に大鳥居、どーん。
宝永山はずっとこんな感じ。
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宝永山はずっとこんな感じ。
雲海を臨む鳥居を後ろから。
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雲海を臨む鳥居を後ろから。
すっかり埋まっている登山道と合流。
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すっかり埋まっている登山道と合流。
九合目、萬年雪山荘。
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九合目、萬年雪山荘。
眠気に耐えきれず、しばし休憩。
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眠気に耐えきれず、しばし休憩。
山頂バックに自分撮り。
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山頂バックに自分撮り。
登山者が引きも切らず、次々と上がってくる。
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登山者が引きも切らず、次々と上がってくる。
九合目から見上げる山頂。近いようで遠い。
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九合目から見上げる山頂。近いようで遠い。
九合五勺目、胸突山荘。雲上の休憩時間、いい画が撮れた。
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九合五勺目、胸突山荘。雲上の休憩時間、いい画が撮れた。
この辺にに来ると、皆さん少しづつ進んでは一休み。
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この辺にに来ると、皆さん少しづつ進んでは一休み。
すぐそこに見えるのに、なかなか近づかない。
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すぐそこに見えるのに、なかなか近づかない。
ようやく、山頂。
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ようやく、山頂。
雪の女王でも現れたような光景。レリゴー♪レリゴー♪
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雪の女王でも現れたような光景。レリゴー♪レリゴー♪
スカッと晴れているが、暴風が吹き荒れる山頂。
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スカッと晴れているが、暴風が吹き荒れる山頂。
剣が峰とお鉢。
あそこを滑る人もいるとか。すごいね。
あそこを滑る人もいるとか。すごいね。
日本で一番高い場所、しかし風が強すぎたので今回はパス。
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日本で一番高い場所、しかし風が強すぎたので今回はパス。
氷がモコモコ。アイゼンなしではちょっとキツい。
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氷がモコモコ。アイゼンなしではちょっとキツい。
強風がガスを運んできた。撤収!
強風がガスを運んできた。撤収!
山頂直下でボード装着。流されないようにピッケルで確保。
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山頂直下でボード装着。流されないようにピッケルで確保。
気持ちよく滑り降りたのだが、ガスの中森に迷い込んでしまい40分ほどプチ遭難。
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気持ちよく滑り降りたのだが、ガスの中森に迷い込んでしまい40分ほどプチ遭難。
御殿場側に下りて、御胎内温泉健康センター。露天から時折見える山頂を堪能。
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御殿場側に下りて、御胎内温泉健康センター。露天から時折見える山頂を堪能。
お風呂のすぐ近く、魚啓さんのおまかせ丼980円。味は、まあまあ。
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お風呂のすぐ近く、魚啓さんのおまかせ丼980円。味は、まあまあ。

感想

少し前倒しで1日〜4日でゴールデンウィーク。諸々計画はあったのですがたまには実家に帰省しつつ八ヶ岳でもと目論んでいたのだが、直前に父からちょっと予定合わずとの連絡。

出鼻をくじかれた気分でリスケジュール。4日は友人とゲレンデ予定、2日3日で泊まるか日帰りか考えていたところで残雪富士山を思いつく、世界文化遺産になったことだし、下りもシリセードで楽チンと言っていたっけなあ... いや待てよ普通に滑ればいいんじゃないか?

下調べしてボード積んで1日の晩に出発。新しいETCの割引設定、ヒトリストにはちょっと面倒くさい。セブンイレブンで食料買い込んで駐車場で仮眠と思ったら富士山スカイラインの登りゲートは7時半まで開かないと。幸いスタッドレスも履いたままだったので慎重に侵入、凍結箇所もなく無事駐車場着。

すっかり熟睡してしまい、6時過ぎ起床。抜けるような青空の下出発。雪も緩んでいそうなのでスノーシューのみ、アイゼンは車に置いていく。これが大失敗。たくさんの登山者が思い思いのラインで直登、スノーシューのヒールリフターのおかげでズンズンと進める。

順調に進んでいたのですが九合目直前でなぞの睡魔襲来。立ったまま寝そうになり慌てて休憩。ちょっと休んだら体力回復、その後眠気は現れず。奥宮への最後の急登が凍っていて難儀。山頂は風が強く、とてもお昼ごはん食べられる感じではない、剣が峰もスノーシューでは困難そうなので今回は最高所はパス。しばしお鉢眺めてから下山。指がかじかんで感覚なくなる。

直下の急登をスノーシューで下るのが今回の一番の難所でした。背中に背負ったボードが風にあおられて、ヒヤっとする場面も。さっさとボード履いて少し風のない場所へ移動。滑走は短時間でしたが最高の時間。1度溶岩帯を渡る為に脱いだ以外は上から下まで一気に滑走。

しかし6合目の辺りからものすごいガス。全く視界を失って気がつけば樹林帯、どうやら駐車場よりも少し東側に下りてしまったらしい。仕方なく再びスノーシュー履いて森の中の腐った雪を登り返し。途中サングラス紛失。

汗だくで駐車場にたどり着き、全く視界の効かないスカイラインをノロノロと下山。御殿場に着くと雲も晴れて、露天風呂から時折見える富士山頂愛でて、大満足。

---
帰宅して動画確認したら、なんか思っていたよりもいい画が撮れていて、サクサクと編集。いよいよスノーボードシーズンも終了ですが、世界文化遺産相手にこの画が残せたのならば、今シーズンもいいシーズンだったと断言してもいいですよね。


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