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Yamareco

記録ID: 4388
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

高妻山

2010年03月27日(土) 〜 2010年03月28日(日)
 - 拍手
GPS
30:00
距離
13.8km
登り
1,267m
下り
1,267m

コースタイム

3/27
大橋駐車場 9:00 - 林道分岐 9:35 - 1678m ピーク北側のコル 11:15 - 2053m ピーク北東側の平地 15:20(幕営)
3/28
幕営地 6:20 - 2053m ピークを越えたコル 7:30 - 高妻山山頂 9:20 - 幕営地 11:20 (撤収)12:10 - 1678m ピーク北側のコル 13:45 - 大橋駐車場 15:00
天候 3/27 晴れ午後ガス 15:00時点 -5℃
3/28 晴れ午後遅く雪 7:30 時点 -10℃
過去天気図(気象庁) 2010年03月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
■交通
東京近辺からは、関越道から上信越道にのり、信濃町インターで下車。
インターを下りてすぐにある道の駅しなので前泊ができる。
戸隠牧場手前にある大橋に駐車する。

■幕営地
1826m のピークから 2053m のピークへつづく尾根上で幕営できる。今回
は 2053m ピークの 50m ほど下の平地で幕営。
そこから先は急登になるので幕営には適さない。

■ルート
ルートは大きく 3 つの部分に分けられる。

平地が続きスノーハイクが楽しめる最初の部分。
ルートファインディングをしながらコルを越え、沢を渡り尾根に取り付く
中間部。
急登、雪稜が続く稜線。

高妻山へは複数のルートが考えられる。大橋から入山した場合、どのコー
スをとっても緩斜面をぬけ、尾根に取り付いた後、急登をへて山頂に到達
するのに変りない。

今回は戸隠牧場の北側境界から尾根に取り付き五地蔵山を目指すつもりで
あったが、大橋からの入山地点が分からなかったため、大橋林道を利用し
て入山した。

大橋林道はスキーのトレースがついている。途中、分岐があるので、左に
道をとり、沢を渡る。
ちなみにエアリアマップに掲載されている林道は誤っているようだ。分岐
してから西に向かうように記載されているが、実際は北西方向に道は延び
る。我々はエアリアを信じきったため、真西に進んでいると勘違いし、1652m
のピーク北側のコルに向かっていると思い込んでいた。実際は佐渡山と1678m
ピークの間にあるコルに出たようだ。コルまではスキーのトレースがある。


コルからは沢に向かって下りた後、1826m のピークを目指す。
コルから五地蔵山を目指すルートもあるので、この辺りは実際の山容と地図を
見比べての判断となる。
トレースはないので、自らルートを組み立てていくことになる。

1826m のピーク、五地蔵山どちらのルートにせよ、2053m のピークに向かう
ことになる。
2053m のピークに至る前の平坦なところで幕営することになる。


2053m ピーク直下からは急登となる。ここまではスノーシューでも来ることが
できるが、その先はアイゼン、ピッケルの世界。稜線も決して楽なルートでは
ない。また山頂直下 300m ほども急登となり、状況によるが 2.0h ほどと結構
な時間がかかる。

■危険箇所
佐渡山と 1678m ピークの間にあるコルからはルートファインディングが必須。
ホワイトアウトした場合、沢に下った後、尾根に取り付くのはかなり難しい。

2053m ピークから高妻山山頂までは急登が続く。雪庇があるので注意。また
下りも楽ではない。後ろ向きになって下りる箇所もいくつかある。

■メモ
事前準備段階で積雪期の高妻山の記録はなかなか見つけることが出来なかった。
が、google で「高妻山」を画像検索するとそれなりにヒットすることを発見した。

山行記録をアップする人は、その多くが写真もアップしている。
検索結果が一目瞭然(積雪期か無雪期かぐらいはすぐ分かる)でもあるので、
画像検索を利用するほうが賢いのかもしれない。
ファイル
非公開 4388.xls
計画書
(更新時刻:2010/07/28 08:54)
大橋駐車場
2010年03月29日 00:21撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 0:21
大橋駐車場
しばらく平坦な道をスノーシューで快適に歩く
2010年03月27日 10:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
3/27 10:16
しばらく平坦な道をスノーシューで快適に歩く
いい天気〜(^^)
2010年03月27日 10:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
3/27 10:16
いい天気〜(^^)
幕営地
2010年03月29日 00:21撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 0:21
幕営地
稜線
2010年03月29日 00:24撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 0:24
稜線
高妻山への急登
2010年03月29日 00:24撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 0:24
高妻山への急登
高妻山ピーク 道標を掘り出す
2010年03月29日 00:24撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/29 0:24
高妻山ピーク 道標を掘り出す
さあ、下山。
2010年03月28日 11:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
3/28 11:15
さあ、下山。

感想

金曜夜。最近山行中止に慣れてしまっていたので、予定通り家を出るのが何だか不思議な感じ。ちょっと緊張。。
土曜朝。「天気予報は曇りだけど天気図見ると晴れ」との先輩の予測通り、晴れてる♪ 大橋駐車場からルートを最終判断。しばらく林道をスノーシューでさくさく歩く。久しぶりの全荷(と言っても、共同装備だいぶ免除していただいてます。申し訳ない。)、登り大丈夫かなぁ、なんて思っていたら、大先輩が「もっとゆっくり行こう」と言ってくださいました(ほっ)。
スノーシューで登るの初めてです。かかとを上げて歩いてみると、あら快適。ストックでリズムとって、天気も良いし、あ〜いい気分♪ …がずっと続いたわけではないけれど。。
幕営場所を決め、テント設置。雪の中にトイレ作るのも(見るのも使うのも)初めて、雪から水を作るのも初めて(記念撮影はムリですね、レンズ曇って)。良い経験になりました。寒さも厳しくなく、風もない、まさに静寂(宴会の声以外は)。平和な夜を過ごせました。
日曜。今日はピークを目指します。天気もまずまず。稜線歩きは気持ちよかったぁ。でも、また登り。段々斜度もきつくなり、時々踏み抜き、アイゼンを一生懸命利かせながら一歩一歩必至で登ります(時間かかってすみませんでした)。ここ下らなきゃいけないんだよなぁ(下り苦手です)。そんな不安が段々大きくなってきて、山頂直下の急登、「私ここで待ってま〜す」と何度言いそうになったことか。でも、引き返す場所も待機する場所もなく、行くしかない。大丈夫、下りはいつも不安の方が大きくて実際は大丈夫だったりするんだから。
何とかピークに来た!と思ったら手前の十阿弥陀でした。あの先、あのでっかい雪庇ですか、山頂は。。 稜線上に見えているのに、私ここで待ってますなんてさすがに言えません。あと一踏んばり。…そんなこんなで高妻山登頂! 雪庇のお陰で視界がさえぎられてしまっているけれど、(一応)360度の展望。やっぱりいいなぁ。
下りは緊張の連続。大先輩に付き添っていただき何とか無事下山できました(本当にお世話になりました)。怖がって腰が引けるから余計怖くて危ない…、分かってはいます。。 戻ってきてしまうと、あんなに怖がる必要なかったのになんて思います。でも、またそこに行ったらきっとまた怖いんだろうなぁ。あー、うまくなりたい。
先輩方、天候判断、ルートファインディング、ご指導…。いろいろありがとうございました。良い経験になったし、雪山満喫できたし、参加させていただけて本当に感謝です。
まだ雪山行きたいなぁ。桜の便りがちょっと恨めしく思えるのは初めてです。

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