若山(太閤道)+安満遺跡公園
- GPS
- 04:02
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 356m
- 下り
- 385m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰路:阪急高槻市駅〜 |
コース状況/ 危険箇所等 |
若山の太閤道はよく整備されています。案内表示もありますが、林道や巡視路の分岐がいくつかあり、気をつけないと間違った方向に進んでしまいかねません。 |
その他周辺情報 | ●若山台バスセンターのすぐ側にスーパーがあります。飲食店は寿司屋が一軒あるだけです。トイレはありません。若山神社の本殿を少し通り過ぎたところにトイレがあります(kumakumo注:個室は和式のみ)。 ●阪急高槻市駅・JR高槻駅近くの安満(あま)遺跡は遺跡公園として整備され、ドッグラン、キャンプカフェ、ボーネルンド・プレイヴィルなど、さまざまな施設がある。(ランニングステーションもあるようです) |
写真
感想
阪急電車で大阪方面に向かうときに、天王山を過ぎると鉄塔だらけの山を目にします。さらに、上牧駅を過ぎ、高槻市駅が近づくと広大な公園が。新しくできた公園は安満遺跡公園というらしく、レストランなどもあるようなので鉄塔の山である若山とあわせて行ってきました。
若山には数年前、高槻側から訪れたことがありますが、今回は最後に遺跡公園ということで、逆ルートで。若山は眺めのよいところがいくつかあり、鉄塔もいろいろな形が入り乱れて、鉄塔好きにはとても楽しめるものでした。遺跡公園は家族連れが多く、小さな子供を遊ばせるにはとても良いでしょうが、ハイキング姿の我々はちょっと微妙な感じでした。レストランなどもランチタイムが過ぎていて、お茶するには夕食時に近くて、こちらも微妙でした。
若山から下山の途中に金龍寺跡というのがあり、結構広大で、以前は栄えていた名残がありました。残っていた本堂は昭和58年に、ハイカーの火の不始末により焼失したようで、とても残念です。
若山は訪れたことがある。太閤道にも聞き覚えがある。年号が令和
になって二日目。この年に登った唯一の山が若山だった。何があっ
たかはあまり記憶にないが、同行者二人の背中を見失わないよう、
ひたすら歩き続けていたように思う。
忘却は一種の自己防衛本能。この地の再訪で、何かを思い出すこと
はあるだろうか。再訪とはいえ、ルートは前回と逆回り。まるで記
憶をたぐり寄せる行為そのものだ。
石段を上がりきって若山神社。そこから太閤道ハイキングコースが
始まる。石段に続いて延々と木段。やがてフェンス沿いの道を黙々
と行く。フェンスの向こうはゴルフ場だ。
四ツ辻までくるとゴルフ場から離れ、鉄塔巡りが始まる。大きい鉄
塔、幅広い鉄塔、小さな鉄塔、茶色の鉄塔、紅白の鉄塔……夥しい
数の鉄塔に包囲され、若山山頂は滞在時間1分。三角点と「大切に
しましょう三角点」の杭は、土埃にまみれてそこにあった。
この辺りは、山頂以外は展望の開けているところが多く、景色は常
に鉄塔群とともにある。
さんざん鉄塔を見て歩き、やがて石塔を見つけたらそこが金龍寺跡。
お寺は40年ほど前まで現役だったらしいが、建物がまったく残っ
ておらず、ノスタルジーの「廃墟」とは違っていた。ただ、石塔、
墓石、石垣、石段、大木などのアイテムが、時の重みを未来へ送り
出していると感じた。
追憶に引きずられていた歩みが次第に軽くなった。参道を下ると、
水の音が聞こえてくる。橋を渡った先に、見覚えのある倒木。赤い
鳥居、岩の下の石仏などが次々と現れた。
高速道路の脇に出てくると、蛇がサインカーブとコサインカーブを
交互に描きながら土手を上って行くところ。カメラを向けると少し
ポーズを取って、またすぐに上って行ってしまった。
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