テント泊で仙丈ヶ岳・・・のはずが強風で・・・(>_<)
山梨県
長野県
louris
- GPS
- 27:35
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,603m
- 下り
- 1,612m
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8:40歌宿-9:55大平山荘-10:15北沢峠-10:25こもれび山荘（幕営）13:15-13:55二合目-14:35こもれび山荘
二日目
2:50こもれび山荘-3:35二合目-4:25四合目-4:50大滝頭-6:00六合目-6:20小仙丈ケ岳6:35-7:20六合目-8:20二合目-8:45こもれび山荘（撤収）10:30-11:00大平山荘-12:15歌宿
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
小仙丈ケ岳まではトレースばっちり。四合目まではヘッドランプのみで登れました。また早朝のため積雪も凍結気味で最初からアイゼンで行けました。（前日の二合目までの下見ではスノーシューで。膝くらいの踏み抜き多数）六合目からの森林限界より上は風を遮るものがありません。当日も予想では風速10m/sでしたが、時折、身体が煽られる強風で、上着や手袋の着替えやストックからピッケルへの持ち替えにも苦労しました。（ハイマツの陰に座り込んで着替え） 小仙丈ケ岳からの稜線歩きは、見た目、すごく狭い感じで、風にビビッて取りやめました。 下りは大滝頭以下は幾分、雪はゆるみ気味。これからドンドン季節も進むでしょうが、早めの出発が上り下り楽だと思います。 |
| 予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
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感想
北沢峠こもれび山荘前テント場で一泊、仙丈ケ岳を目指しました。
高速道路の平日夜間割引が効く時間に高速に乗りましたので、仙流荘への到着は少し早めの6時半（バスの始発は8時）準備をして、切符売り場へ。6人程乗り場ベンチで待っておられました。
ベンチに荷物を置き、7時半過ぎ頃、切符売り場がオープン。往復切符（手荷物料込み、2080円）を購入。
登山相談所も開設、登山届けの提出を呼びかけておられました。（ヤマレコから提出済み）今年に入って、5人もの人が遭難で亡くなっているようで、補導員の方から目的の山や予定など聞かれ、色々お話を聞かせて頂きました。私の向かう仙丈ケ岳は「魔の山」だとか、「撤退する勇気」とか・・・これらの言葉が後々この山行に大きく影響してくるとは思いもよりませんでしたが・・・(>_<)
10人程度の登山客を乗せ、予定通り8時に出発、運転手さんが周囲の景色なんかを車内に説明してくれます。
なんでも今年は近年稀に見る雪の多さだそうです。
30分程度で歌宿到着、ここから北沢峠まで6.3キロのアスファルトの林道歩きです。伊那市のサイトでは冬用登山靴では辛いので軽トレッキングシューズの持参を勧めていました。冬靴を調整しての初回でしたので、迷わず、歩きやすい履き慣れたコロンビアのスノーブーツを履き、冬靴は担いでいくことにしていました。
アスファルトの林道歩き・・・鋸岳や甲斐駒を眺めながら、結構さくさく歩けました。東海自然歩道歩きで慣れていますので(^o^;・・・
それでも標準程度の時間を要し、テント場に到着。申込書を記入し、幕営料500円。テントは20張り程度。西よりの奥の方は雪がない場所もありました。雪があるところも結構ユルユル。積雪で30cmくらいかな・・・少し掘ると地面が出てきます。サイト等では「雪山装備」でとのことで、テントのフライは雪用にしましたが、他の皆さんはノーマルフライ！ スノーフライは私だけでした。もう雪が降る心配はないのかな
説営地は、初め一箇所あるテーブルの近くを選び、整地したのですがすぐに地面が出てきて、雪が解けてベチャベチャに(>_<) ここは諦めて、雪の比較的多い場所にしました。しっかり雪を踏み固めましたが、それでも雪が柔らかく、テント内で手をついたりするとボコボコに。この季節の幕営の難しさを感じました。
設営完了後、こもれび山荘で生ビール購入（中：200mlくらい？）イッキ飲み。丁度お昼くらいになっていたので、持ってきたパンとお湯を沸かしてポタージュスープでランチを済ませ、13時過ぎ。当初、大滝頭くらいまで下見に行く予定でしたが、そこまで行くと遅くなりそうでしたので、14時半を目処に行ける所まで行くことに。雪は柔らかめなので折角持ってきたスノーシューを履いていざ。
トレースはしっかりあり、所々膝くらいまでの踏み抜き、狭目のトラバース箇所もありましたが、二合目まではスノーシューでまあ快適に歩けました。
そこで引き返し、テント場へ。早めの夕食を唯一のテーブルを済ませ、そこで愛知県から来ておられた方と少しお話して、前日はいつものように、あまり寝ていなかったので、17時くらいには寝袋に。時々外を覗いては夕焼け具合を確認しましたがイマイチのようでしたんもで、本格睡眠へ。
夜中でテント内で6℃程度、防寒着、カイロは使いませんでした。それでも外は、フライには氷がつき、雪もカチカチに。
1時に起きて、もって行くお茶を作り、雑炊を食べて、3時前にスタート。防寒着、お茶、携行食を持って、ストック＆アイゼン。アイゼンがよく効きます。
ルートは急登の連続！！ 結構ハード！ でも四合目までは真っ暗でしたが、トレースはバッチリ、ヘッドランプだけでルートを見失うことはありませんでした。
そこからは徐々に明るくなって、樹々の隙間からまわりに景色が・・・鋸岳、甲斐駒、栗沢岳、アサヨ峰、北岳もチラホラ
大滝頭を過ぎて森林限界を越えると、北アルプス、鳳凰三山もハッキリと。そして富士山の頭がチラリッ
それまでも風は気になっていましたが、樹々に遮られてそれほど感じませんでしたが、遮るものがなくなる森林限界より上はまともに風の影響を受けます。予報どおり平均10m/s、瞬間的には身体が煽られるくらいの強風です。
しかし、ここまで来ると、中央アルプス、乗鞍、北アルプス、鋸岳、八ケ岳、甲斐駒、鳳凰山、富士山、北岳、間ノ岳と・・・絶景です。でも写真を撮る余裕が・・・(>_<)
風を防ぐために比較的大き目のハイマツの陰に入り、一枚着込み、手袋も厚手のものに、ストックからピッケルに持ち替えました。大滝頭辺りで変えておけばよかったと思いました。
壁のような小仙丈ケ岳への最後の登り・・・登り終えるとまたまた絶景！！ 仙丈ケ岳への稜線、カール、南アルプス南部の山々
ここで進退を迷います。風は幾分弱くなったように思いましたが、強い風、仙丈ケ岳への狭い稜線、登山口の補導員さんの言葉が蘇ります・・・「魔の山魔の山魔の山魔の山、撤退する勇気撤退する勇気撤退する勇気撤退する勇気」
「競馬競馬競馬（ここで引き返せば13時のバスに乗れ、仙流荘では携帯電波が入るので馬券が買えます）」
初の撤退決定！ここの稜線歩きは強風下では荷が重過ぎます。しばらく写真を撮った後、小仙丈ケ岳を後にしました。
登るときには、かなり急に感じましたが、下りる時には、それほどでもなく、雪の硬さも丁度良く、サクサク下山。
多くの登ってこられる方に、「早いですね〜」と声を掛けられましたが、「風強くて小仙丈で止めました」と・・・ポリポリ(^o^;
踏み抜きもそれほどでもなく、最後までアイゼン＆ピッケルで
9時前にはテン場に戻り、テント片付け。10時半過ぎに出発。
下りの林道歩きは、登山の疲れからか、かなり疲労感・・・今回一番辛い行程となりました。下り基調ですが、登りとほぼ同じ時間がかかってしまいました。
13時15分のバスに乗り、仙流荘の駐車場で馬券を購入（・・・負けましたT_T）温泉に入って（600円）、16時過ぎまで仙流荘の無料休憩室で仮眠。
伊那IC経由、駒ケ岳SAで「さくらソフト」を食べて20時、無事帰宅しました。
目的の仙丈ケ岳には行けませんでしたが、素晴らしい景色は堪能できました。次回、夏か秋、雪はないでしょうが、リベンジしたいと思います。
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小仙丈ヶ岳の最新記録
koki_wakei さん
夕暮れ時、ぎっくり腰でヘロヘロの私でしたがお話しさせていただきありがとうございました。2日間の温泉療養を経て、今は大分回復しております！また何処かでお逢い出来てば、ブランデーで乾杯しましょう。
ヤマレコ、大分詳細に記録されていて大変参考になります。
私はヤマレコは見るだけですが、BLOGは書いてます。よろしければご覧下さい。
http://yuzaman.seesaa.net
では、またどこかの山で
お疲れ様でした
腰・・・少し良くなったそうで良かったですね・・・お大事にしてください
こちらこそお話・・・ありがとうございました
ブログ・・・拝見させて頂ますね
ブランデー・・・いつか一緒に飲めればいいですね
途中で会ったのかもしれません。Missy_kunと申します。
テン場でスノーフライの方がいたので覚えておりました。
次は山頂ですね
強風は小仙丈の手前だけだったんですね(>_<)
あの風にビビッてしまいました
ヤマレコではあの稜線は「怖くない」と書いてあったのですが・・・
仙流荘までは、そんなに遠くない（300キロ！？）ので
またチャレンジしてみます
お疲れっス
景色が良かっただけに、チョット残念でしたね
まぁ確かにカール裏に入るまでの稜線上で強風だと、不安がよぎりますね
ってか、300kmは近くない
ご指摘頂いてたので、3日の登山やめといて正解だったかな？！
（前日が遅番で面倒くさくなったってのもある･･･
もう
俺はとりあえず9・10日が休みなので、どっかないかなぁと画策中･･･
コメントありがとう
まだ休暇、27日の乗船、次は外国航路なの(>_<)
次は、この金土日と上高地からの蝶ケ岳を予定していたんやけど
天気が不安定みたいで、またこれだと2泊3日になってしまう・・・
上で泊まれればいいんやけど、結構風が強い場合が多いので、
また上高地から徳沢までの冬靴歩きも辛いし・・・
で日曜日（11日）、三股から蝶ケ岳、この日は天気良さそう
翌月曜日は「てんきとくらす」の登山指数は「×」なんやけど
下山だけやし、雨風が強くなければ可能かな・・・と
最悪、日帰りで（強行軍やけどね330キロ）
これからテント泊装備を徳沢装備（2泊）から蝶ケ岳装備（1泊）に変更します
風が強いとやめた方がいいですよね
仙丈ケ岳は１０年以上も行ってませんが、行ってみたくなりました
歌宿までバスに乗れば日帰りできそうですね
雪が消えたら考えてみます
お疲れ様です
日月曜日と蝶ケ岳に行ってきました
また
バス・・・平日は8時始発、バス40分、林道歩き2時間、北沢峠〜仙丈ケ岳4時間、
下り北沢峠まで2時間半、林道1時間半・・・バス最終16時15分・・・
六月から北沢峠までバスが行くようですが・・・
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