伏美岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 1,126m
- 下り
- 1,126m
コースタイム
天候 | 吹雪のち晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
夏道の半分以上は雪に埋没。 下山後は芽室町の川北温泉420円(モール泉) |
写真
感想
GWの本命の山行を天候から5月4日に決めていました。伏美岳は4年前の6月にピパイロのコルまで歩いた事があり、本命のため、ピパイロか妙敷山を狙っていました。しかし、予想より前線通過が半日遅れ、みぞれが雪に変わり、強風と大荒れとなった時点でオプションは諦めました。6月中旬の伏美岳は2時間半で登れたため、甘く見ていたため、強烈なしっぺ返しです。
地図はもちろん、ダウンやアイゼン、スノーシューも背負い、やる気満々で登山開始!みぞれ、気温5度もあると暑くてアウターをしまい、初めから手袋無しで汗をかきました。やがて、吹雪となり、汗冷えのためアウターを着込み、手袋着用。氷点下の登山道は、雪の下が凍結し、10本爪アイゼンを着けました。12本爪は、真冬しか使いません。風が強まり、ブリザード状態に。先行者の足跡も雪で消えてしまいます。山頂直下で女性のグループや、男性のパーティー、ソロの男性に追いつきました。
山頂は何も見えず、アウターは夏用のストームクルーザーなので、早々に下山します。ホワイトアウトで下山する尾根を間違えました。偵察後少し登り帰すと、皆さんが下りてきました。人に頼らないのが、単独行。私は私の道を行きます。間違えているのは地図で確認し承知の上ですが、GPSを持たないため、地形が読めないと自分の位置を確認できません。何度も、地図を見ながら、コンパスで方向を見定めます。北東の尾根と、位置が確認できたのは、トムラウシ山が見え、尾根筋も把握できました。標高1500m地点で、谷地形を二つトラバースして正しい尾根を目指します。この時期となっては、尾根を沢まで下れば、ヒグマはもちろん藪漕ぎで尾根に這い上がれません。
谷地形は雪崩れに注意ですが、立木を目指して滑落にも備えます。ピッケルを持参せず、滑落を止める手段はありません。登り帰さない様に、ルートを見定め、正しい尾根に上がりました。皮肉にも、天気は回復し、妙敷山や十勝平野の展望が開けました。強風に、時に地吹雪を浴びながら、昼食です。尾根線の雪庇らしき道を下り、沢を直滑降。せめて、妙敷山に登りたかったという気持ちはありましたが、後悔はありません。気象に立ち向かったのですから、今日の山行に満足です。
下山後は、伏美の牧場の桜を愛でました。芽室も満開でした。ゆもーる川北は、モール温泉で、体の芯から温まりました。露天風呂から、十勝の新緑が素晴らしい。420円で満喫しました。今度来る時は、ピパイロ日帰りを狙います。帰りの日高路も、満開の桜と新緑が眩しいドライブを楽しみました。
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