鳩打峠から烏帽子岳・池の平山へ【アルプスの絶景は濃霧の中】
- GPS
- 08:57
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,359m
- 下り
- 1,359m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 8:50
天候 | 曇り 稜線は濃霧 【気温】 登山口:18℃ 池の平山:13℃ 飯島ルート分岐:16℃ 小八郎岳:23℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
高速をくぐり舗装された小八郎林道で鳩打峠へ向い、峠手前の駐車場を 利用。(簡易トイレが二基設置) 《中荒町で「烏帽子岳登山口」への案内看板に従って林道へ入ると、 所々に懸る小さなプレートが登山口へ導いてくれます。》 |
コース状況/ 危険箇所等 |
以前からナギの名称が混乱していましたが、個人的には飯島ルート分岐の 南側が「シロナギ」、西側が「セキナギ」と区別しています。 |
写真
感想
久し振りにしっかり歩きたくなり、念丈岳までピストンしようと
意気込んで鳩打峠に到着するが、駐車場の前に広がるはずの南アルプスは
厚い雲に覆われ、小雨が降り始めた。
出鼻をくじかれてしまったが、雨具を着込むほどでもないのでそのまま
登山口をくぐる。
樹林に覆われた登山道で雨を感じることなく小八郎岳の捲き道に入り、
尾根下から谷地形の登りにかかると「清水坂」の看板が付けられていた。
その後尾根に合流するとすでに笹刈は行われ、整備用の物置やベンチが
設けられたり、シロナギの縁には新しく捲き道が付けれたりと、
かなり整備が進んでいた。
シロナギのTOPから望む大島山辺りから南アルプス南部にかけての展望も
楽しみだったが崩壊が進んだのだろうか?
烏帽子岳までの中間地点を過ぎた飯島ルート分岐から西向きの尾根に
入り、やがて荒々しいセキナギの縁を辿るように登ると一気に
展望が広がる。尾根筋から谷底まで一気に崩落したセキナギ、
飯島ルート分岐のピーク、尾根の先に見える小八郎岳や片桐ダム、
しかし肝心の南アルプスの絶景は雲の中だ。これでは稜線での展望にも
恵まれず、黙々と念丈岳まで歩く事になるんだろうか・・・。
セキナギを過ぎ、益々足場が悪くなった急斜面を登り続け、
やがて正面に現れた山頂と間違えそうな烏帽子岩を捲き終えると
全方位に遮る物が無い烏帽子岳山頂に飛び出すが、濃い霧が周囲の展望を
を閉ざしていた。
さすがに稜線の風は肌寒さを感じるほどで、展望もさっぱりの山頂に
長居はつらいので早々に稜線を西へ向かい池の平山に到着すると
草原のような山頂は濃霧に囲まれ、厚い雲から霧雨が落ちてきた。
しばらく様子を見ようと行動食を頬張っていると、午後近くに好転する
予報の天気も悪化する一方で、徐々に下がっていたモチベーションは
完全に切れてしまい念丈岳までピストンする気力は失せてしまった。
そうなれば時間はたっぷりあるので足元に咲く花や、樺やシラビソと
笹が創り出す林の雰囲気を楽しみながら戻った飯島ルート分岐の平坦地で
ゆっくりと昼食を摂り、展望を楽しみに小八郎岳にも立ち寄ってみたが
相変わらず伊那山地も南アルプスも雲の中だったが、振り返る烏帽子岳はまさしく烏帽子そのもので霧の晴れ間にルートの全貌を見せてくれた。
コメント
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久しぶりのアルプス、お天気あいにくでしたね。
荒々しいセキナギ、柔和な池の平山の景観など
変化が楽しそうなお山だけに
残念です。
次回こそお天気に恵まれますように。
展望が期待薄なのは想定内でしたが、雨具を着込んでまで念丈岳をピストンする
根性はありませんでした。
制約の多い毎日が続いていますので、遠征めいたお山はなかなか行けそうに
ないだけに残念な日になりました。
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