春の南アルプスを滑る 仙丈ケ岳(小仙丈カール滑走)
コースタイム
7:20歌宿〜9:20北沢峠〜9:30こもれび山荘チェックイン&準備10:30〜13:00大滝ノ頭〜13:30ドロップポイント〜15:00林道〜15:45北沢峠
2日目
6:30北沢峠〜9:00六合目〜9:45小仙丈ケ岳〜11:15仙丈ケ岳〜12:00小仙丈カール〜13:30小仙丈ケ岳〜14:15林道〜14:35北沢峠〜16:15歌宿
天候 | 1日目:晴れ時々曇り 2日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
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コース状況/ 危険箇所等 |
【歌宿〜北沢峠】 平右衛門沢のところにデブリの雪あり、ココ以外は全て舗装路を歩いて北沢峠まで通行できます。下りは北沢峠〜緩い登りの前の端までスキー滑走可能 【北沢峠〜小仙丈ケ岳】 雪と土のミックス帯で途中から斜度が上がるためシールよりもアイゼンorツボの方が歩きやすかったです。 【稜線】 一部ナイフリッジあり、雪が緩んだ時間帯は問題ないが朝の硬い時間は滑落に十分注意 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
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写真
感想
今年の南アルプスは例年に無く雪が多くて滑れる部分が多いとのこと。RくんがGW後半の企画として持ってきた南アルプス滑走計画に乗っかってみました。当初は2泊3日で仙丈小屋の冬季小屋泊で計画でした
【1日目】
乗り合わせて首都高〜中央道で移動するがGW渋滞に巻き込まれ仙流荘到着が3時半・・・嫁さんは後部のベッドで寝ていてもらったのでいいとして男子2名は運転席と助手席で1時間だけ仮眠・・・zzz
朝4時半起床、準備して6時15分のバスに乗り込んで歌宿へ。日帰りの友人2名と一緒に北沢峠を目指して歩きます・・・・が、自炊+寝具+板+ブーツの超重装備と睡眠不足で全く足が出ません。北沢峠まで歩いてもうフラフラの自分たち。
こもれび山荘でコーラを頂いたりしていると今日は6割程度のお客さんだそうな。。この重い荷物で仙丈小屋まで上がるのは無理ではないかとグラグラ。3人で相談の結果、5日はお天気悪いので行程を山小屋素泊まり1泊に変更することに決定w チェックインして荷物を減らすため時間が掛かる。バスの時間もあるし日帰り組の2人は先に登って行って貰うことにしました。
遅れること1時間、無線で連絡取り合いながら登りはじめるがシールだと結構厄介な登山ルート。途中からの急登があるため標高2300mくらいからアイゼンに切り替えて登る。距離感もよくわからないので13時半時点で帰りの時間も勘案して標高2700m地点よりドロップ開始。日帰り組は小仙丈ケ岳の少し上から滑り込むみたいで無線が通じなくなる可能性もあるためここでお別れの通信。
滑った沢は割りと疎林帯で滑りやすいが雪質がなんとも言えない感じで引っかかる。ルートを探りながら慎重に落として無事に林道到着。歩いて30分ほどで山小屋に戻り今日の行動終了。
夜はTwitterのフォロワーさんたちと初対面したりして消灯までガッチリ飲んじゃいました♪就寝スペースはかなり余裕あり、快適快眠♪
【2日目】
4時に起床、前日のお鍋の残り汁を雑炊にしてガッチリ朝ごはん。雪面ガチガチのため小屋前でアイゼン装着して6時半に出発。大滝ノ頭までは前日よりも早く2時間で到着。もう1時間かかって急登りを登り詰めた小仙丈ケ岳。ここまで来ると右には北アルプス、左には富士山、北岳、間ノ岳。後ろには鳳凰三山&甲斐駒&八ヶ岳と大パノラマ、一気に足取りが軽くなり写真を撮りながら山頂へ向かって歩みを進めていきます。
途中ライチョウのつがいにも遭遇♪なぜか北岳・甲斐駒周辺での遭遇率100%の我が家w 4時間半チョイでようやっと仙丈ケ岳山頂に到着。本当にいいお天気だったので山頂は殊のほか賑わっていましたが滑り系の人たちはほんのわずか・・というか知り合いばかりな感じw 山頂から見えた塩見・荒川・赤石が本当に遠い・・・歩きたい。
さて本題の滑走。時間的にも小仙丈カールを少し滑って登り返し、小仙丈ケ岳からドロップするルートが一番最後の歩きが少なく時間が短縮できるだろうと判断。Rくんが写真を撮ってくれるというので我が家2名はカールの反対側へナイフリッジをトラバースしてキレーな雪面の上にスタンバイして滑走。上部はカリカリしていたもののカールの底に行くにつれてナイスザラメになりヒャッホー!落とした後は小仙丈ケ岳へのコルに向けて登り返し、ここは急斜面の上ズボズボ底の抜ける雪で割と苦戦。。
2本目は登りのときに背景がイイねといっていた小仙丈ケ岳ピークからドロップ。今度は自分がカメラマンで富士山&北岳をバックに滑る2人を撮影。最後に1本最高のザラメ斜面で自分も撮影して頂いてそこから先は林の中の消化試合。前日の自分たちのトラックが残っていたのでそれを辿って難なく林道着。
この頃から気になるのが帰りの時間。16時15分が歌宿最終バスだが下山時14時15分、小屋での再パッキングの時間も考えるとちょっと急がないとまずいぞ的な時間で焦る自分。。先に小屋に戻りみんなの荷物を外に出しておいて急いでパッキング。小屋番さんに挨拶がてら聞いてみたところ「早足なら大丈夫です」とのことで、ブーツからトレランシューズに履き替えて14時55分に北沢峠出発!いそげー!!!
歩き始めて10分ほどでツアーブーツで来たRくんのペースが上がらないので自分たちが先行。よく見ると道端の雪がかなり先まで繋がっているようなのでスキーを履いて滑った方が早いと伝達。雪がつながらなくなるところまでは自分たちが先に行き、程なく追いつくRくん。ここから先は歩く区間なので先に行ってバスに間に合えば何とか待ってもらえるようにお願いする方向で我が家だけ急ぐことに。途中ポールで勢いをつけたりしてペースを上げて最後は走って何とかバスの時間に間に合ったーーーー!運転手さんに1名少し遅れてますと伝えて待っていただきました・・・スミマセン。。 Rくんも後半は気合の激走で5分ほどの遅れで到着。・・・びっくりしたのはまだ後ろに4人いたこと。
食料も酒もあったので最悪歌宿待合室泊で宴会でもいいかと思っていたのですが、ギリギリセーフ?で最終バスに乗れて仙流荘まで帰還。温泉でサッパリしたあとは下山が1日早まった分を伊那グルメで楽しみつつシーズンお疲れ様会、2軒ハシゴして最後はホームの居酒屋ハイエースで締め!GW後半も密度の濃い山行となりました。計画を立ててくれたRくんありがとー!
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