蘇武岳、大杉山、神鍋山

2022年07月10日(日) [日帰り]

• GPS: 06:50
• 距離: 13.6km
• 登り: 1,098m
• 下り: 1,077m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:46
• 休憩: 0:18
• 合計: 7:04

7:15 スタート地点
7:31 7:32 万場登山口
9:11 9:12 大杉山
10:12 10:27 蘇武岳
11:27 11:27 登山口（林道分岐点）
12:38 12:38 万場登山口
13:06 13:07 道の駅神鍋高原
13:43 13:43 神鍋三角点峰
13:51 13:51 神鍋山
14:19 道の駅神鍋高原

蘓武登山駐車場から道の駅までは車で移動

天候

くもり時々小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

舞鶴若狭自動車道、北近畿豊岡自動車道利用、日高神鍋高原ICから国道482号
万場スキー場への入口近く、天神神社のところの蘓武登山駐車場に駐車

コース状況／危険箇所等

大杉山から蘓武岳へ反時計周りのコースで登山した。
全体として、道標や急坂にはロープが設置されるなどよく整備され、明瞭な登山道
大杉山までの上りは、1合目から9合目まで標識もあり、少し急だが登りやすい。
大杉山から蘓武岳までは、四つ山から一つ山までアップダウンが激しい。
蘓武岳から万場スキー場への下りは、最初はブナ林の尾根歩きだが、名色への林道との分岐手前は、滑りやすい急坂。（前夜大雨警報が出ていたこともあり、2回くらい滑ってころび服がドロドロ）
また、谷側が切れ落ちた細い登山道もあり、要注意。
結論として、蘓武岳には時計周り（大樹の谷から蘓武山、大杉山）がよいと思った。
万場スキー場から神鍋山の登山口の道の駅へは、車で移動（5分）したが、歩いてもせいぜい20分程度
神鍋山山頂へは、道の駅神鍋高原から徒歩30分程度。ゲレンデや林道などで登山できるが、mtbのコースへは立ち入り禁止。神鍋山はファミリー向き。

その他周辺情報

道の駅神鍋高原に神鍋温泉「ゆとろぎ」があり、入湯料は大人７００円

写真

7/10 7:15

万場スキー場入口天神のすぐそばにある蘓武登山駐車場に駐車
なお、写真のトイレは使用不可

7/10 7:30

蘓武岳・大杉山万場登山口（1合目）

7/10 7:42

中の滝
ここから少し登ったところに、2合目分岐があり、左が巨樹の谷コース、右が大杉山コース

7/10 8:23

大杉山へとブナ林の中を登っていく。
今日は湿度が高く大汗をかいた。

7/10 8:24

「あがりこブナ」
「あがりこ」とは、豪雪地帯特有のブナの特殊な樹形をいう。
ブナの木の幹や太い枝を利用するため、春、地上2から3メートル程度のところを切ることを繰り返すと、切った付近の幹がコブ状に膨れて大きくなり、「あがりこ」と呼ばれる樹形が出来上がる。

7/10 8:32

6合目
大杉山の山頂まで1合ごとに標識がある。
山頂近くまで展望はない。
時おり、小雨も降っているようだが、林の中なのであまり気にならない。

7/10 9:01

9合目
今日は神鍋高原パノラマトレイルフェスが行われていて、トレイルランナーと多くすれ違った。
なお、大杉山、蘓武岳、神鍋山あたりはトレランコースの核心部分で一番短い20キロのコースから60キロのコースまで全てのランナーが走るようだ。

7/10 9:08

山名の由来であるオオスギ
幹回り約7メートル
根が踏まれないようにロープで囲っている。

7/10 9:10

大杉山山頂　1007メートル

7/10 9:41

大杉山から数えて4つ目のピーク　金山（一つ山）
ピークの中では一番高く、997m

7/10 10:05

雪の重みで木が根本で曲がっている。

7/10 10:08

蘓武岳山頂に近づく。
突然、左右の木がなくなり視界が開ける。

7/10 10:09

この石柱のところから、すぐ下に通っている林道に降りることができる。
蘓武山山頂付近は登山道のすぐ下に林道が通っていて、車でのお手軽登山やエスケープルートして利用可能

7/10 10:13

「ようこそ　さんちょうへ」
このゲートを通過すれば山頂
蘓武岳は、新田次郎の小説「孤高の人」のモデルとなった登山家・加藤文太郎と冒険家植村直己が愛した故郷の山として知られる。

7/10 10:15

蘇武岳（そぶだけ・そぶがだけ）山頂
兵庫県美方郡香美町と豊岡市との境界に聳える一等三角点の山で標高1,074.4m
山頂は芝生で整備されており、360度の展望

7/10 10:20

ヒョウモンチョウ
青いリュックを花と間違えたか？
オレンジのクマよけ鈴など、鮮やかな色のものに寄っていました。

7/10 9:46

大杉山コースの巨樹の谷コースの分岐点に戻る。
下山は、名色・万場方面の巨樹の谷コースを降りる。

7/10 10:56

しばらく、ブナの美林の尾根をゆるやかに下る。
気持ちがよい。

7/10 11:08

少し高度が下がると、リョウブなど灌木の緑のトンネルが出てくる。

7/10 11:41

あまり怖く映っていませんが、谷側が切れ落ちた登山道です。
昨夜の雨で道がぬかるんでいるので、注意が必要です。

7/10 11:45

ロープのある急な坂
昨夜の雨でぬかるんでおり、ロープをつかんでいてもくるっと回ってこけてしまいます。
2度、こけて、服がどろどろです。

7/10 11:55

正面に滝が見え、巨樹の谷まで降りてきました。

7/10 11:56

栃の大木
地元名産のとち餅の元になる栃の木

7/10 11:59

カツラの親分
幹回り1m30cm

7/10 12:18

沢の横まで降りてきたので、こけて泥だらけになった腕を洗いました。

7/10 12:21

夫婦カツラ
ちなみにカツラの葉はハート型

7/10 12:37

2合目で朝の大杉山への道と合流、ほどなく万場スキー場に下山
今日はついでにすぐ近くの神鍋山へも登ることとする。

7/10 14:20

車で約5分の道の駅神鍋高原に移動

7/10 13:12

神鍋スキー場のゲレンデの中を登っていく。

7/10 13:17

ベニシジミ
最近、蝶々がマイブームで先日図鑑を買った。

7/10 13:18

神鍋スキー場から蘓武岳、大杉山方面を振り返る。

7/10 13:19

ナデシコなど秋の花が咲いている。

7/10 13:52

ピラミッド型の神鍋神社
このあたりが、神鍋山の最高地点　469m

7/10 13:53

神鍋山（かんなべやま）は、標高469.5mの近畿で唯一噴火口の残る火山
火口の周りは約750mで遊歩道でくるりと回ることができる。

7/10 13:53

神鍋高原には遊歩道ぞいに三十三カ所の石像観音菩薩がお祀りされている。日高町栗栖野にある臨済宗「久遠山・大円寺」に1番の観音様がいらっしゃる。

7/10 13:55

火口縁には、ベンチがおかれ、蘓武岳、大杉山方面の展望がよい。

7/10 13:56

四葉のクローバー見っけ！

7/10 14:00

火口縁南側の休憩所

7/10 14:00

お鉢の向こうには神鍋神社

7/10 14:04

ところどころに観音がお祀りされている遊歩道沿いを道の駅に降りていく。

撮影機器：

FinePix XP80 富士フイルム

感想

マルヒコ

　夏山に向けた体力アップの一環として、くもり時々小雨という天気予報でしたが、兵庫50山、植村直己や加藤文太郎が愛した山としても知られる蘓武岳に登りました。
　展望には恵まれませんでしたが、ガスがかかったブナ林や巨樹の谷はミステリアスでした。
　太陽が照らず、気温は真夏にしては低めでしたが、湿度が高く、登り、下りも急なので、バテバテになりました。まだまだ夏山に向け、体力増強が必要と感じました。
　神鍋山は近畿で最も新しい火山で、活動は約2万5千年前。噴火口が残る関西唯一の火山ということで勉強になりました。