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記録ID: 4479402
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ハイキング
白山

白山

2022年07月09日(土) [日帰り]
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子連れ登山 YKW その他3人
GPS
--:--
距離
12.3km
登り
1,467m
下り
1,486m

コースタイム

曖昧な記録ですが
別当出会(出発):05:35
中飯場(到着):06:12
中飯場(出発):06:24
甚之助避難小屋(到着):08:03
黒ボコ岩(到着):09:37
室堂(到着):10:12
昼食
登頂:11:30
室堂(出発):1213
別当出会(到着)15:30
天候 晴れ→曇り→下山時 雷雨
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
市ノ瀬ビジターセンター ⇔ 別当出合 シャトルバス(往復運賃 大人1,600円 小人800円)
紺屋ヶ池?
2022年07月09日 11:38撮影 by  COOLPIX S9500 , NIKON
7/9 11:38
紺屋ヶ池?
家族全員で登頂
2022年07月09日 11:43撮影 by  iPhone 8, Apple
7/9 11:43
家族全員で登頂
登頂し、改めて白山奥宮で参拝。
が、この後雨が降ってきて、地獄の下山となる・・
2022年07月09日 12:11撮影 by  COOLPIX S9500 , NIKON
7/9 12:11
登頂し、改めて白山奥宮で参拝。
が、この後雨が降ってきて、地獄の下山となる・・

装備

備考 今まで一度たりとも雨に降られたことはなかったし、当日の天気予報は隈なくチェックしたつもりでしたが、やはり山に行く以上、レインウェアは必要でした・・・

感想

我家としては全員で大日岳登頂が目標だったのだが、まだ雪も多く残っていたので、日本三霊山の一座、白山に行ってみようと軽いノリで決まった。これが全ての間違いの始まり。

ちょうど当日からマイカー規制が始まり、ビジターセンターから別当出会まではシャトルバスが運行されるとのこと。立山でもケーブルカー乗るのに長蛇の列という光景を何度も目にしていたので、シャトルバスが運行開始される5時には何としてもビジターセンターに到着していたいということで、夜中の2時に自宅出発。車に枕を持込、運転する私以外は全員寝ていかせました。

別当出会 スタート
10歳(男)、8歳(女)
今まで何度も無謀な旅や遊びに連れまわした甲斐あってか、早朝スタートにも関わらず特に文句を言うでもなく、泣き言を言うわけでもなく、それなりに楽しんでいる様子。

朝一番だったので少々堪えたけれど、そこまでの急登もなく、ちょっと息はあがる程度でよいペースでハイクアップ。
しかし、甚之助避難小屋に到着したあたりから、室堂までの道のりが果てしなく長いのではと薄々家族全員思いはじめる。
黒ボコ岩に到着した時点で、疑問に思っていたことは確信へと変わり、一体いつまで続くのだと先が見えないため、家族全員イラつきはじめる。
そう、急な思い付きだったためコースタイムやルートなど一切の予備知識なく来たため、自分自身もまったく見当がつかなかったのです。

なんとか、室堂へ到着。
ガスが出たり、太陽が出たりと天気は安定していなかったけれど、全員腹ペコだったので、持参したカップラーメンに担ぎ上げたお湯を注ぎ、この山行で唯一といっていいほどの至福の時間。山で食べるカップ麺ってどうしてあんなにも美味しいのだろうか。

荷物をデポして、山頂目指してもうひと踏ん張り。
お湯やら、水やら、食料やらでパンパンに膨れ上がったザックを背負わずに歩けたので、羽が生えたかのように軽やかに進むも、妻のスピードがいまいちあがらず、結構時間がかかってしまいました。

そしてようやく登頂!
うっすらガスがかかっていて絶景とまではいかなかったけれど、夜中の出発、そして長時間の登りを考えると、感慨深いものがありました。
ノリの良い大学生グループにたくさん写真を撮影してもらいました。
前日に白山市の観光課の方に電話で問い合わせたところ、シャトルバスの最終時間が15時とのこと。登りのコースタイムからすると結構ギリギリの予感がしていたけれど、下りるだけだしなんて思っていたら、突然の雨。しかも結構強め。
晴れたり、ガスったりを繰り返してたから、通り雨だろうと室堂のビジターセンターで雨宿りするも、全然雨はやまず。天気予報はいくつも確認してきたのだけれど、我家での登山始まって以来、雨の中行動することに。ビジターセンターに売店があったので、きっと雨具くらいと思って聞いてみたら、透明合羽と上下セットアップの二種類(子供用もあり)ありとのことで、なんとか最悪の事態は避けることができると安堵し、妻に雨具の購入を任せ、自分は電話・財布・着替え等濡れないように袋に詰めたりのパッキング。数分して戻ってきた妻が手にしていたのは、まさかの透明合羽。「えっ、何で?」「さっきはセットアップのを買おう」と言ってたのに。
理由は単純。「安かったから」・・・ 家計を握る、妻としての性なのでしょうか。
いくら手痛い出費とはいえ、ここは山だよ?命を預ける道具だよ?と内心思っていたけれど、「沈黙は金」という名言を信じ、ここはぐっと堪えました。

きっとGORE-TEXのような透湿性のある雨具でも、汗をかいてべったりしていたであろうと信じたいほどの温度と湿度。雨に濡れないために雨具を着るのに、結局その雨具で衣服はずぶ濡れ。
15時のバス時間に間に合うかどうか不安でイライラしはじめる長男。
ただでさえ疲れているのに、雨天で滑りやすくなっている登山道を何度も足を滑らせ、捻って痛そうに歩く長女。
歩けば歩くほど険悪なムードが漂っていました。
シャトルバス間に合わなかったら、バスできたあの道のりを徒歩下山か、、、
自分自身、何度も心折れそうになりましたが、途中から疲れと足の痛みで泣き始めた長女に「うるせー!歩け!」と言えるはずもなく、「ゆっくりでいいからねー」と能面を顔に被せて、励まし続けました。

しかし、長い。
雨が降っていたからでしょうか。
本当に長い道のりでした。
吊り橋を渡り、無事 別当出会に。
時間は15時20分。
ここからもうひと踏ん張りか・・・と思っていた矢先、「俺だけでも絶対にバスに乗る!」と先に下山していた長男が走って出迎えにきてくれました。
なんとバスはあるとのこと。
自分が聞いていた最終時間は、シャトルバスの登りの時間。
下りは17時頃まであったのだと。電話で尋ねたときは何度も確認したのだけれど、白山市観光課の方のミスか、私の聞き間違いか。もうそんなことはどうでもよいくらい、あ〜もう歩かなくてもいいんだと、漫画あしたのジョーの最終回の名場面のように、白黒の世界になり座り込みました。

着替えて、あー終わったーと思うや否や、帰りの運転という現実が待っていたのです。北アルプスの麓に暮らし、山が身近にあるけれど、県外から前泊などしてこられる登山愛好家の方々。おつかれさまです!

大日岳のときも言われたけれど、いつもより強い口調で、「もう山には登らない!」とビシッと言われてしまいました。
ほとぼりが冷めた頃に、また、、、



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