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記録ID: 449531
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

常念岳 一ノ沢からテント泊

2014年05月17日(土) 〜 2014年05月18日(日)
 - 拍手
GPS
10:14
距離
15.0km
登り
1,684m
下り
1,653m

コースタイム

5/17
第一駐車場7:00→7:15一ノ沢登山口→8:08王滝ベンチ→9:03笠原→10:50常念乗越→テント設営・昼食→12:36常念岳山頂13:04→13:42テント場
5/18
常念乗越7:05→8:08笠原→8:45王滝ベンチ→9:29一ノ沢登山口→9:48第一駐車場
天候 5/17 曇り時々腫れ
5/18 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
一ノ沢登山口手前1Kmの登山者用第一駐車場に駐車
5/17駐車時点で若干の余裕あり
それ以降の登山口までにもいくつか駐車できる余地があり、10台以上が駐車されていた
コース状況/
危険箇所等
登山口から笠原までは全て夏道を通ります。
笠原から雪がつながりますが、所々土の上を歩くところがあります。
胸突八丁からは傾斜が急なのでアイゼン必須です。アイゼンなしでも行けたとの記録がありますが、アイゼンを付けた方が登りやすいです。横の斜面から落石が頻発しているので注意を。一気に下まで落ちる落石はあまりないようですが、トレース上に石がいくつも溜まっており、それを踏んで人為的に下へ落とす可能性大です。
常念小屋から常念岳山頂までは、三股分岐以降雪上歩行となります。傾斜がないのでノーアイゼンで大丈夫です。

テント場には雪が全くありません。(小屋前周辺には全く雪なし)
テント場のトイレ使えます。(利用料100円。テント利用者は料金700円に含まれています)
テント泊の方は水1リットル200円。小屋内の蛇口から給水できます。
奥穂高が雲に隠れる
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奥穂高が雲に隠れる
笠原で小休憩
登山口でいきなり猿に怒られ、気がつけば数匹に包囲されていた(笑)
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登山口でいきなり猿に怒られ、気がつけば数匹に包囲されていた(笑)
とりあえず常念岳へ
ここまでほぼ雪がなく、山頂直下の三股分岐あたりからようやく雪がつながる
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とりあえず常念岳へ
ここまでほぼ雪がなく、山頂直下の三股分岐あたりからようやく雪がつながる
小屋から少し離れた第二?テント場
こちらの方がフラットなスペースは多い
ただしこちらは遮るものがないので風が強いとのこと
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小屋から少し離れた第二?テント場
こちらの方がフラットなスペースは多い
ただしこちらは遮るものがないので風が強いとのこと
ここの大岩のところでアイゼンを装着した
ここの大岩のところでアイゼンを装着した
一ノ沢登山口第一駐車場
7:00の時点でまだ余裕あり
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一ノ沢登山口第一駐車場
7:00の時点でまだ余裕あり
今日も無事下山
山の神に感謝
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今日も無事下山
山の神に感謝
まぁよくある残雪期の雪渓登りですが…
まぁよくある残雪期の雪渓登りですが…
穂高方面は飛騨側からどんどん雲が上がってきてやがて隠れてしまった
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穂高方面は飛騨側からどんどん雲が上がってきてやがて隠れてしまった
さてと、そろそろ下山しますか
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さてと、そろそろ下山しますか
安曇野を見下ろすところからはソフトバンクが使えるところがある(不安定なので通話には適さないかも)
安曇野を見下ろすところからはソフトバンクが使えるところがある(不安定なので通話には適さないかも)
もちろん12本アイゼン
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もちろん12本アイゼン
間もなく・・・
乗越から下る
下を見るとそれなりに急
下を見るとそれなりに急
ここからも常念岳
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ここからも常念岳
最後に槍をズームで
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最後に槍をズームで
胸突八丁の急なところは慎重に
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胸突八丁の急なところは慎重に
槍の方ばかり見ていて振り返ると出ていた(笑)
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槍の方ばかり見ていて振り返ると出ていた(笑)
王滝ベンチ
ベンチと名乗るにはちょっとチープ過ぎる気が…
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王滝ベンチ
ベンチと名乗るにはちょっとチープ過ぎる気が…
ここまで下りればアイゼンを外しても大丈夫
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ここまで下りればアイゼンを外しても大丈夫
駐車場着
傾斜が緩むとあと一登りで常念乗越
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傾斜が緩むとあと一登りで常念乗越
常念の右上の月が明るい
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常念の右上の月が明るい
いつの間にか先行者のすぐ後ろに
いつの間にか先行者のすぐ後ろに
常念岳?
さてと、空き缶を小屋に返して下山
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さてと、空き缶を小屋に返して下山
小屋から常念岳を見る
ここから見えるピークは山頂ではない
山頂はその右奥をさらに登る
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小屋から常念岳を見る
ここから見えるピークは山頂ではない
山頂はその右奥をさらに登る
ここが笠原か?
何人もの人が休憩中
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ここが笠原か?
何人もの人が休憩中
笠原からしばらくで雪がつながる
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笠原からしばらくで雪がつながる
ここから笠原まではグリセードで下りた
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ここから笠原まではグリセードで下りた
「この先駐車場なし」の看板にも関わらず、登山口までの間の余地に多くの車が駐車されていた
「この先駐車場なし」の看板にも関わらず、登山口までの間の余地に多くの車が駐車されていた
一ノ沢登山口
早速テント設営
今日は一番乗りならず
一番の人は朝5:30に登山口発だった
テント場の地面は実際にこれくらい傾いています
自分と隣のテントのところがややマシ
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早速テント設営
今日は一番乗りならず
一番の人は朝5:30に登山口発だった
テント場の地面は実際にこれくらい傾いています
自分と隣のテントのところがややマシ
NTTドコモの中継施設
ここから槍ヶ岳方面に電波を飛ばしているのかな?
ドコモはバッチリ使えるけど、ソフトバンクは下界が見えるところをウロウロしてなんとか通じた
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NTTドコモの中継施設
ここから槍ヶ岳方面に電波を飛ばしているのかな?
ドコモはバッチリ使えるけど、ソフトバンクは下界が見えるところをウロウロしてなんとか通じた
モルゲンロートはあまり赤く染まらなかった
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モルゲンロートはあまり赤く染まらなかった
マイテントの後にモルゲンロート
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マイテントの後にモルゲンロート
御嶽山
一瞬富士山かと思ったけど、方角が違うしよく見るとピークがいくつもある
こちらから見るとこんな形に見えるんだ
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御嶽山
一瞬富士山かと思ったけど、方角が違うしよく見るとピークがいくつもある
こちらから見るとこんな形に見えるんだ
翌朝4:20、東の空が赤くなってきた
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翌朝4:20、東の空が赤くなってきた
横通岳が輝く
入り口が「かまくら」な常念小屋
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入り口が「かまくら」な常念小屋
エボシ沢
常念小屋のすぐ後ろに槍ヶ岳
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常念小屋のすぐ後ろに槍ヶ岳
槍に朝日が射したような?
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槍に朝日が射したような?
融けたばかりの冷たい水が美味い
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融けたばかりの冷たい水が美味い
この看板のところでアイゼン装着
この看板のところでアイゼン装着
横通岳と大天井岳
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横通岳と大天井岳
南岳が朝日に染まる
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南岳が朝日に染まる
槍をズーミング
山荘から下へ伸びる斜め線はトレース?
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槍をズーミング
山荘から下へ伸びる斜め線はトレース?
乗越から2時間25分で一ノ沢登山口着
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乗越から2時間25分で一ノ沢登山口着
この頃から雲が晴れ、白い稜線が見えてきた
この頃から雲が晴れ、白い稜線が見えてきた
常念乗越到着
いきなりの槍ヶ岳
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常念乗越到着
いきなりの槍ヶ岳
ここから胸突八丁の急登
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ここから胸突八丁の急登
北穂高岳
朝日を浴びる常念岳
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朝日を浴びる常念岳
山頂からまずは槍
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山頂からまずは槍
槍ヶ岳山荘にいる人はこちらを見下ろしながら日の出を待っているのかな?
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槍ヶ岳山荘にいる人はこちらを見下ろしながら日の出を待っているのかな?
大キレット
登山口から500Mの「山の神」
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登山口から500Mの「山の神」
こちらは小屋のすぐ横のテントスペース
自分はこちらに張った
ほぼフラットなのは左の2張のみ
右奥にトイレ3室。一番左は女性専用
中身がすぐ近くに見えてなかなかのトイレだが、きれいに清掃管理されている
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こちらは小屋のすぐ横のテントスペース
自分はこちらに張った
ほぼフラットなのは左の2張のみ
右奥にトイレ3室。一番左は女性専用
中身がすぐ近くに見えてなかなかのトイレだが、きれいに清掃管理されている
表銀座、裏銀座の山々
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表銀座、裏銀座の山々
蝶ヶ岳へ続く稜線
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蝶ヶ岳へ続く稜線
振り返ると常念岳
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振り返ると常念岳
小屋とテン場を見下ろす
テントはぜんぜん少ない
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小屋とテン場を見下ろす
テントはぜんぜん少ない
三股分岐から山頂を振り返る
三股分岐から山頂を振り返る

感想

一ノ沢から常念岳に登り常念小屋で本年最初のテントを張ってきた。
17日午前3:30分金沢を出る時は地面が濡れており雲の多い空模様。糸魚川を経て長野県に入る頃には小雨も降り出す。上空は青空だが白馬の山々は厚い雲に隠れて全く見えない。これは常念をあきらめて八ヶ岳あたりに転進かな?と思う中、大町を過ぎたあたりから常念岳につながる山々が白く見え出す。うん、これなら大丈夫だ。
午前7:00、一ノ沢登山口手前の駐車場を出発。今年初のテント装備が肩に喰い込む。たちまち汗が吹き出るが、このところ毎週山を歩いているので足取りは軽い。稜線は雲に隠れて見えないが登るにつれ徐々に雲は取れ、胸突八丁の急登の先には青空をバックに常念乗越がはっきり見えた。
登山口から3時間30分、意外に早く常念小屋着。斜めっていると噂のテント場の比較的フラットな場所にテントを設営。昼食後山頂を目指す。この時期の稜線は風が強い。鼻水をすすりながらのんびり登り、小屋から1時間で山頂着。360度の絶景を堪能した。

常念山頂アタックから小屋に戻ってもまだ2時前。十分日帰りできる時間だが、今日の目的は常念小屋でテントを張ること。常念岳は2度目の登頂だが前回は蝶ヶ岳から三股周回だったので常念小屋ははじめて。ここのテント場は小屋の前ですぐ近く、トイレもテント場の奥にある。ハイマツを隔てた少し離れたところにもテントスペースがあり、そちらの方がフラットな感じだった。今日は両方合わせても10張程度とガラガラなテント場だった。
早速飲みモードとなり、ビールのあとはウイスキーをチビチビやりながらまったり過ごす。ソフトバンクの電波が届く場所を見つけ、家族にメールを送った。

稜線のテント場ということで強風が心配だったが、時折強い風が吹くもののテントが飛ばされるほどではない。外は曇りがちとなり、槍も雲に隠れてアーベントロートが見られる天気ではなくなった。テント場はソロの方ばかりで、ひっそりと静まり返っている。ウイスキーの酔いに任せて早々に就寝した。

夜中にトイレへ行ったところ、雲ひとつない明るい月夜に常念が照らされ槍ヶ岳もはっきり見通すことができる。これは翌朝の好天を確信。4時前に起床しご来光に備える。テントの外に置いた鍋の水は完全に凍っている。
サンダルのままカメラを持ってウロウロしていたので、足先が寒くて仕方がない。
モルゲンロートはあまり赤くならなかったが、槍の絶景に大満足だった。

特に用事もないのでのんびり下るつもりだったが、結局は10時前に登山口に戻る。猿がたくさんいたのでカメラを向けたところ猿が怒り出す。そのうち親子猿など数匹に包囲されてビビる。
駐車場へ戻る林道から振り返ると青空に常念岳が鮮やかに聳えている。今回も満足な山だった。

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