記録ID: 4500171
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ハイキング
増毛・樺戸
稜線はノービューでも花畑が美しい暑寒別岳(箸別登山口から往復)
2022年07月18日(月) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,057m
- 下り
- 1,047m
コースタイム
箸別避難小屋6:15→3合目7:35→7合目9:00→分岐9:30→暑寒別岳山頂9:45→分岐9:55→7合目10:20→3合目11:15→箸別避難小屋12:15 【歩行時間:6時間】
天候 | 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
増毛町(ましけちょう)は、北海道の北西部にある留萌市の隣町で、日本海に面しています。美しい海岸を見ながら国道231号線を走行すると、「暑寒別岳 箸別ルート 登山入口13km」の看板があります。町道に入り3.5kmほど進むと三叉路がありますので、左折して林道に入ります。後は駐車場まで一本道。道路は全線舗装されています。 無料駐車場は24台分で、脇には避難小屋が建っています。小屋前を通過すると奥にあるのが登山口。登山ポストとルート案内の看板があります。 最寄りのコンビニは、国道沿いのセイコーマートいとう増毛店(北海道増毛郡増毛町舎熊397-1、営業時間は6時〜0時)でした。 https://store.seicomart.co.jp/detail.php?nbr=21534 |
コース状況/ 危険箇所等 |
暑寒別岳(標高1492m)は増毛山地の主峰で、日本二百名山に選ばれています。 晴れた日には山頂から大雪山、羊蹄山、利尻山、積丹半島などを一望することができ、また、6月中旬から7月には、山頂一帯に花畑が現れます。山名の由来はアイヌ語で「滝の上にある川」を意味する「ソー・カ・アン・ペツ」とのことです。 https://www.town.mashike.hokkaido.jp/tourism/area/mtsyokan/index.html 登山口は増毛町側の暑寒荘または箸別、雨竜町側の南暑寒荘からの3ルートあり、 雨竜町側からは白竜ノ滝を経て「北海道の尾瀬」とも呼ばれる雨竜沼湿原を通り、南暑寒別岳を経由して山頂へと向かう長距離となります。 ●全体的に 箸別登山口から暑寒別岳までは直線状に距離を稼ぎながら登っていきます。 3合目までは平坦で歩きやすいのですが、4合目から先は勾配が増すとともに、道が細くなり、洗屈が進んで歩きにくくなります。周囲はネマガリタケが密生しています。5〜6月頃によく熊が筍を食べているヤツですね。熊鈴を鳴らし、時折ホイッスルを吹いて歩きました。 6合目付近には道に水流があり、折からの雨で草露にも濡れながら進みます。雨天時は要ゲイターです。7合目からは樹林帯を抜けて稜線に登りますが、この辺りの斜面は一面が花畑になっています。素晴らしい。 8号目からは稜線歩きになります。晴れていれば雄大な景色を眺めることができるのでしょうが、海側から強風が吹いてガスが上がってきており、防寒装備で進みました。分岐(標識あり)から先も道は明瞭ですが、真っ白なガスの中にぼんやりと山頂標識が見えてきました。う〜む、無念なり。 ルート上に水場、トイレはありませんでした。私のau携帯は所々で電波が入ったようです。 |
その他周辺情報 | ●道の駅るもい 留萌駅の駅弁「にしん親子弁当」に興味を惹かれましたが、この後、旭川に寄って旭川ラーメンを食べたいと思っていますので、水産加工品を購入しました。 https://www.michinoeki-rumoi.info/ ●増毛町観光情報 登山口のある増毛町は、ボタンエビの漁獲高が日本一だそう。アマエビやタコなどの水揚げも多く、良質の水を利用した日本最北の造り酒屋・國稀酒造もある、と。 町内には北海道遺産に選定されたレトロな建物が立ち並んでおり、ドライブしましたが、土産物店の情報が乏しく留萌市内の道の駅に立ち寄ることにしました。 https://mashike.jp/tourism/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%B0/%E5%9C%9F%E7%94%A3%E3%83%BB%E5%9C%B0%E9%85%92%E7%AD%89/ |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
|
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感想
梅雨の無い北海道と言いますが、今回の北海道旅行は、異例の長雨に翻弄されまして、予定がいろいろと変更になっております。
天候の関係で、いつか行きたいと思っていた暑寒別岳に、予定外に行くことに決めました。
始めに計画したのは、南暑寒荘から白竜ノ滝を経て「北海道の尾瀬」とも呼ばれる雨竜沼湿原と南暑寒別岳を経由して山頂に向かうルート。標準的には往復で12時間を要するようです。
前夜まで天気予報と睨めっこをした上で、午前10時頃までは山中は雨だと読んで向かったのが箸別ルートでした。留萌周辺は観光でも訪れたことの無い場所でしたので、日本海を眺めたいというのも動機です。
実は往路に国道から海岸線を眺めて、このままドライブしようかと思ったくらい海の景色が良くて、それだけでも来た甲斐があったように思えました。
勿論、暑寒別岳に登れて満足感は一入です。7合目までは楽しさもほどほどといった感がありましたが、花畑が見られたことは収穫でした。稜線からの眺望はまたいつかの楽しみにしたいと思います。この天気でしたが、帰路は山頂付近でペア2組、ソロお一人と出会いました。こんな天気なのに「あんたも(山が)好きねぇ♡」(by加藤茶)ですね。
ああ、帰京したら仕事が溜まっているんだろうな・・・。
その内にリタイヤしたら、好きなだけ山に向き合える時間が持てるといいななんて、つい夢を見てしまいますが、制約があるからこそ「また今度」と思えて、楽しいのかもしれませんね。
夏休みをいただいての北海道遠征はこれにて終了。暫くは週末の☀晴れに期待して、近場の山で過ごしたいと思います。
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