渋沢丘陵から頭高山
- GPS
- 05:23
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 623m
- 下り
- 552m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:小田急小田原線 渋沢駅 |
写真
感想
私ども低山トレッキング部は、東京近郊低山の電車で行く日帰りハイキングを主体に活動していますので、アプローチエリアがある程度集約されます。ひとつは高尾・陣馬から大月近郊までの中央線沿線。あるいは秩父・奥武蔵方面。または青梅線沿線と武蔵五日市駅からの奥多摩方面。そして丹沢方面です。
丹沢の尾根歩きは冬の特別プランとして、これまで二回程開催しました。軽アイゼンが必要なのと、雪山縦走なので体力も使うということで、参加者はコアメンバーに片寄りますが、山稜から見渡す一面の銀世界の美しさは言葉になりません。山頂から眺める富士山の威容と山小屋一泊ならではのサンセット・サンライズ富士の神秘的な光景には、登山の疲れも吹き飛ばすほどの感激があります。残念ながら今年は大雪のために日程が合わず断念しました。今日は表丹沢から山塊の稜線を眺めつつ、渋沢山稜を歩きます。
小田急小田原線秦野駅から歩いて出発します。山稜歩きとはいえ、前半は車道沿い歩きになります。まずは今泉名水桜公園へ。秦野は湧水に恵まれていて、秦野盆地湧水群が点在し、中でもこの公園の今泉湧水池は最大級の湧水量があるそうです。近くで見ても水が澄んでいて綺麗です。親子ガモや水鳥たちが気持ち良さそうに泳いでいました。桜がシンボルの公園なので、満開の季節はさぞかし絵になるでしょうね。。
続いては関東三大稲荷のひとつでパワースポットとして知られる白笹稲荷神社へ参拝します。大鳥居脇の立派な大ケヤキを見上げつつ参道を本殿へ。おキツネさんがいい感じです。例のごとく社務所で御朱印をいただいてから白笹うどんの方角へ。湧水で打ったおうどんが如何にも美味しそう。いつか食べてみたい。ジュルジュル. ( ̄〜; ̄).
神社入口の交差点を渡ると勾配になります。少しずつ高度が上がり見晴らしが良くなって、これまで歩いた箇所を含めた秦野市街と、その向こうに丹沢山塊の連なりを一望できます。違う角度では富士山の眺めもなかなかです。野菜畑や林道を行くと震生湖に出ます。震生湖はその名の通り関東大震災で沢と分断されてできた湖で、今ではブラックバスがたくさんいるのかバス釣りを楽しむ人が結構いました。
福寿弁財天を通り抜けて渋沢丘陵方面へ。このあたりからルート取りが怪しくなり、ところどころで道を間違えながらもGPSを頼りに栃窪近辺でオンルートに。頭高山手前の西端里山付近では野菜畑が続く展望抜群の気持ちいい丘陵歩きを楽しむことができました。。
頭高山入口からすぐの祈りの丘で山ごはん。今日は飲兵衛のJおじさんがいるので、冷たいビールと赤ワインに合わせ、パスタとナーンドッグにツマミの焼肉を用意しました。調理番はI幹事が主担当ですが、最近はT副部長とKさんが調理を覚えて分担してくれるので時間短縮につながっています。Jおじさんも焼肉を焼いてくれます。相変わらずO島部長だけは憶えてくれませんので、傍観しておいてもらいます。木陰交じりの場所でのんびりと楽しむことができました。。
頭高山山頂を左回りにターンして分岐を渋沢駅方面へ。名水・若竹の泉で喉を潤したり、野菜の無人販売所で野菜を買ったり(最近よく買う)しながら、長閑な住宅地を抜けて、渋沢駅に到着。山を登った気にはなりませんでしたが、思ったより長距離で体力を消耗した感じでした。。
〔感想〕
丹沢の山々の大いなる恵みを受けて、湧水で溢れている秦野・渋沢の一帯は、土壌も豊かなのであろう野菜や草花の菜園も多く、丘陵一帯が里山のような雰囲気の中、心地よいハイキングができました。
夏に歩いた大山、冬に歩いたヤビツ峠から鍋割山までの稜線を眺めつつ、そこに登っている時よりも、豊穣の土地をもたらす偉大な連峰を仰ぎ見る今回の方が、むしろ丹沢の素晴らしさを実感した気がしました。。
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