剣山
- GPS
- 06:54
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,927m
- 下り
- 1,510m
コースタイム
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 8:02
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
ハイドレーション
地図(地形図)
ヘッドランプ
GPS
日焼け止め
保険証
携帯
時計
|
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感想
予報では11時頃から雨が降り出すとの事で、ある程度覚悟しながらも、降られずに下山したい気持ちを抱きつつ、車中泊した名頃駐車場を朝5時に急ぎ足で出発。
三嶺までは真っ直ぐ進みその先はUターンするようにトレイルが続いている。谷の先では雲が激しく動き、霧の向こうにこれから進むトレイルが見え隠れし、わくわくスイッチがオンになる。三嶺山頂に手前で急に笹原が広がり、その美しさに第一雄叫び発声!
三嶺山頂には何とか戦隊みたいなカラフルな色をまとった登山者と遭遇し暫し談笑。ここから一気に下りそして小規模なアップダウンを繰り返す。トレイルは細く且つ笹に覆われ足元が見えず、思うようにスピードを上げられない。おまけに朝露に濡れた笹で既に靴の中はぐしょ濡れ状態。それでも時折気まぐれに見せてくれる笹原の絶景にふと立ち止まり、振り返りそして再び霧が晴れた延々と続く笹トレイルを見て、自分が憧れの風景のど真ん中にいる事を実感し第二雄叫び発声!
稜線をひた走り、左に目をやると名頃駐車場から三嶺までの稜線、さらに首を捻じると三嶺のまるっこい山頂が見える。まだまだ先は長い。トレイルは幅は測った様に狭いまま。走れるとこはなるべくランを入れながら先を急ぐ。
丸石避難小屋を過ぎたあたりからは、天気は悪くなるどころか真夏の太陽が気まぐれに時々顔を覗かせる。その度に帽子とサングラスをかけたり外したり忙しい。
ひょっとして天気に恵まれ遠望もきくのかと期待に胸がふくらむ。丸石に到達するとピーカンの天気になり今までのトレースが広がり眼前には今日一のボスキャラ級お山が登場!あれが剣か!待ってろよと第三雄叫び発声!がよくよく調べるとそれは次郎笈(泣)愕然とするも左に巻き道が!この水平巻き道で次郎はうまいこと攻略。
ほっとしたのも束の間。その先に本物のラスボス登場。腿筋ほぼ売り切れ状態でいきなり牛歩の歩み。でも左に目をやると早朝から歩き詰めた軌跡が最高の美しさで自分を讃えてくれる。遅くてもむしろ景色がゆっくり楽しめる!脳内は走馬灯モードに入り今日の始まりからを反芻している。上りの辛さを味わうのも登山の楽しみ。どMで良かった! んな事を考えてる内にじっちゃん、ばっちゃんのしゃべり声が聞こえだし、何とか剣山完登!
見の越側から登ってきたハイカーが山頂の木道をのんびりと散策している。次郎笈まで行く?行かない?なんて会話が風に流れてくる。木道をもくもくと(だじゃれか?!)歩き絶景の広がるべスポジに腰をどっかと下ろし、ザックも靴も体から取り去り今日一番の伸びをして帽子を顔にかぶせて仰向けになる。帽子越しでも強い日差しを感じる。こんな天気に恵まれて景色がここまで堪能できるとは思ってもみなかった。
ストレッチを済ませ、今日一日のルートを眺めながらのコンビニのおにぎりは格別にうまい!ここで第四雄叫びを発声したかったが、他のハイカーが居たのでニンマリするだけにした。 気力は十分。予定のバスにも時間は十分。後は下るだけ!と飛ばしに飛ばした。が途中右足に違和感を感じ始め、着地の度に鈍い痛みが、足がむくんでいるのだろうと靴ひもを緩めるがあまり効果なし。それでもなんとか無事下山。
名頃駐車場まで行くバス出発には2時間近くあり、登山口にあった食事処でゆっくりと芋とうどんを頂いた。
この後バスに乗り、名頃駐車場で車を回収し、ぽつぽつを雨が降り出すも、かずら橋を見学。その後町場に向かうとバケツをひっくり返したような土砂降り。
明日の石鎚山を目指し愛媛に向かう高速で大きな大きな虹が青空に伸び今日の健闘を称えられたような気になった。
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