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Yamareco

記録ID: 456858
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沢登り
富士・御坂

日影雁ヶ腹摺山(第4ガンガー) 大口沢から湯の沢へ

2014年05月31日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
11.8km
登り
852m
下り
869m

コースタイム

日帰り
山行
7:10
休憩
1:20
合計
8:30
8:30
60
初鹿野駅
9:30
9:30
60
共和集落下の渡渉点
10:30
10:30
140
大口沢林道分岐
12:50
13:00
30
龍神の滝下二股conta750m
13:30
13:50
40
日影雁ヶ腹摺山
14:30
14:50
30
湯の沢右股(半島尾根西conta700)
15:20
15:10
10
湯の沢温泉跡(取水設備)
15:20
15:50
60
日川本流
16:50
初鹿野駅
初鹿野駅8:30
共和集落下の渡渉点9:30
大口沢林道分岐10:30
龍神の滝下二股conta750m 11:10-30
林道conta950m 12:50-13:00
日影雁ヶ腹摺山 13:30-50
湯の沢右股(半島尾根西conta700) 14:30-45
湯の沢温泉跡(取水設備)15:16
日川本流15:20-50
初鹿野駅16:50
天候 晴れ時々雷
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
国鉄中央線 初鹿野駅発着
大口沢の取り付きへは、日川の渡渉と高速横断できる場所が限定される。
コース状況/
危険箇所等
・20号国道は片側歩道で見通しも悪く横断注意。
・入山&下山で日川本流の渡渉を要する。増水時は困難。
・大口沢は涼しげな沢で、conta750 二股上に『龍神の滝』と呼ばれる連瀑帯あり。
 直登するなら3つ道具が必要だが、立派な巻き道もあり龍神様もいるので巻くのが吉。
・日影雁ヶ腹摺山ピーク周辺は下草も少なく、露岩をさければ問題なくピークに至る。
・湯の沢川右俣は、花崗岩チックな岩盤が点在。地図の印象より明るい。
 大きな滝もなく、西面の大口沢とは対照的で、取水施設もある甘露な沢。
初鹿野駅で満員バスを尻目にキスリングについて語り合う二人。
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初鹿野駅で満員バスを尻目にキスリングについて語り合う二人。
片桐のザック。
カニ族?!
目指す日影雁ヶ腹摺山(ヨ)
2014年06月01日 06:17撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
6/1 6:17
目指す日影雁ヶ腹摺山(ヨ)
道標チェックしてるカニ属。
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道標チェックしてるカニ属。
甲州街道惨劇の歴史(ヨ)
甲州街道惨劇の歴史(ヨ)
カニ整形はあらげん氏のが熟練。
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カニ整形はあらげん氏のが熟練。
長柿(おさがき)集落への朽ちた吊り橋(ヨ)
2014年05月31日 09:15撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
5/31 9:15
長柿(おさがき)集落への朽ちた吊り橋(ヨ)
長柿(おさがき)集落への朽ちた吊り橋(ヨ)
長柿(おさがき)集落への朽ちた吊り橋(ヨ)
追いつめられた武田勝頼公が持っていた不動明王像を村人に託したというゆかりの石碑。下は絶壁。いよいよ武田一行は天目山さして落ちてゆくという涙の場所か。(ヨ)
2014年05月31日 09:20撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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5/31 9:20
追いつめられた武田勝頼公が持っていた不動明王像を村人に託したというゆかりの石碑。下は絶壁。いよいよ武田一行は天目山さして落ちてゆくという涙の場所か。(ヨ)
共和集落、森の入り口(ヨ)
共和集落、森の入り口(ヨ)
共和集落、森の入り口(ヨ)
共和集落、森の入り口(ヨ)
車では来られない道(ヨ)
2014年06月01日 06:18撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
6/1 6:18
車では来られない道(ヨ)
共和集落、旅籠の名残(ヨ)
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共和集落、旅籠の名残(ヨ)
共和集落漆喰壁の住宅(ヨ)
共和集落漆喰壁の住宅(ヨ)
共和集落、日川本流へ下る道をまたぐ住宅(ヨ)
共和集落、日川本流へ下る道をまたぐ住宅(ヨ)
共和集落石垣、土壁の納屋(ヨ)
2014年06月01日 06:18撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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6/1 6:18
共和集落石垣、土壁の納屋(ヨ)
日川本流へ下る小路(ヨ)
2014年06月01日 06:18撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
6/1 6:18
日川本流へ下る小路(ヨ)
日川本流より見上げる傾斜地の村落、共和。葡萄畑(ヨ)
2014年06月01日 06:18撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
6/1 6:18
日川本流より見上げる傾斜地の村落、共和。葡萄畑(ヨ)
日川本流をわたるので沢靴に履き替える。
日川本流をわたるので沢靴に履き替える。
メガスマ飯。
水量は多くない。
水量は多くない。
対岸に渡るとスモモ畑がありました。
対岸に渡るとスモモ畑がありました。
大口沢は護岸で降りづらい。
大口沢は護岸で降りづらい。
人工滑床(ヨ)
2014年06月01日 06:22撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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6/1 6:22
人工滑床(ヨ)
大口沢ダム湖で呆然(ヨ)
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大口沢ダム湖で呆然(ヨ)
堰堤ダム湖(ヨ)
2014年05月31日 09:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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5/31 9:59
堰堤ダム湖(ヨ)
降りた場所に戻って左岸をのぼる。
降りた場所に戻って左岸をのぼる。
林道まで上がって休憩。
林道まで上がって休憩。
左岸林道をゆくと、アカシアの森に養蜂箱。
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左岸林道をゆくと、アカシアの森に養蜂箱。
荒れてるけど美しい逆光杉林(ヨ)
2014年06月01日 06:18撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
6/1 6:18
荒れてるけど美しい逆光杉林(ヨ)
大口沢、沢に降りてみる(ヨ)
林道も飽きたけど、沢も汚い。
大口沢、沢に降りてみる(ヨ)
林道も飽きたけど、沢も汚い。
岩崎温泉在りし(ヨ)
林道分岐のちょい先。
岩崎温泉在りし(ヨ)
林道分岐のちょい先。
岩崎温泉の 湯船跡か?建物基盤か?(ヨ)
露天風呂ですかね。
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岩崎温泉の 湯船跡か?建物基盤か?(ヨ)
露天風呂ですかね。
温泉跡より先は、林道も消えゴミも減る。
温泉跡より先は、林道も消えゴミも減る。
ちび滑床。
始めの5+5m滝(ヨ)
1
始めの5+5m滝(ヨ)
始めの滝、下段5m。
2014年06月01日 06:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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6/1 6:19
始めの滝、下段5m。
上段5m。
あらげん氏トップで登る。
上段5m。
あらげん氏トップで登る。
途中に4m滝。
2014年06月01日 06:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
6/1 6:19
途中に4m滝。
時々堰堤。昔のブル道がある。
時々堰堤。昔のブル道がある。
コンタ750m二股(ヨ)
水がウマイ。
コンタ750m二股(ヨ)
水がウマイ。
この先に大滝×2(ヨ)
この先に大滝×2(ヨ)
始めの大滝(ヨ)
洞穴つき。
2014年06月01日 06:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
6/1 6:19
始めの大滝(ヨ)
洞穴つき。
一段目を左から超える。
一段目を左から超える。
大滝一つ目、上段。12mくらいか。
2014年06月01日 06:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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6/1 6:19
大滝一つ目、上段。12mくらいか。
大滝1つ目全景。
左(右岸)を小さく巻いて落ち口へトラバースで抜ける。
左(右岸)を小さく巻いて落ち口へトラバースで抜ける。
小滝を超えると・・・。
小滝を超えると・・・。
大滝2つ目出現(ヨ)
大滝2つ目出現(ヨ)
大滝二つめ(ヨ)
取り付きは大股で。
2014年06月01日 06:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
6/1 6:19
大滝二つめ(ヨ)
取り付きは大股で。
大滝二つめ(ヨ)
シャワークライムするも。
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大滝二つめ(ヨ)
シャワークライムするも。
大滝二つめ(ヨ)
最後の2mがしょっぱい。
その上に4m滝もあるので降りて捲く。
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大滝二つめ(ヨ)
最後の2mがしょっぱい。
その上に4m滝もあるので降りて捲く。
左岸を見たら右上するバンドがあった。
導かれると荒廃した遊歩道が出現。
2つ目の大滝もあっさり巻ける。
左岸を見たら右上するバンドがあった。
導かれると荒廃した遊歩道が出現。
2つ目の大滝もあっさり巻ける。
Yes!Coke!Yes!(ヨ)
2014年06月01日 06:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
6/1 6:19
Yes!Coke!Yes!(ヨ)
地図にない林道付近で水流枯れる。味は極めてマズイ。
林道に上がるとにわかに雷鳴。時雨れる。
地図にない林道付近で水流枯れる。味は極めてマズイ。
林道に上がるとにわかに雷鳴。時雨れる。
林道から植林の斜面を30分ほどで登頂。
林道から植林の斜面を30分ほどで登頂。
電子機器返還式。
電子機器返還式。
山頂で一服。
山頂(ヨ)
2014年05月31日 13:40撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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5/31 13:40
山頂(ヨ)
記念撮影。
山頂(ヨ)
2014年05月31日 13:55撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
5/31 13:55
山頂(ヨ)
山頂(ヨ)
2014年05月31日 13:55撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
5/31 13:55
山頂(ヨ)
北峰まで稜線をいく。
北峰まで稜線をいく。
山頂から下る薮の無い斜面(ヨ)
2014年05月31日 14:11撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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5/31 14:11
山頂から下る薮の無い斜面(ヨ)
下り中、水が出てきたので、休憩と沢用に履き替え(あ)
下り中、水が出てきたので、休憩と沢用に履き替え(あ)
数十メートル伏流になる(あ)
数十メートル伏流になる(あ)
右俣の上二股。
さんしょの葉っぱ。
さんしょの葉っぱ。
小さいけど花崗岩質の岩盤。
小さいけど花崗岩質の岩盤。
チュパカブラの骨。
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チュパカブラの骨。
右側から別の沢と合流で、大堰堤(あ)
湯の沢本流出合
2014年05月31日 15:08撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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5/31 15:08
右側から別の沢と合流で、大堰堤(あ)
湯の沢本流出合
堰堤左岸に埋もれた作業道。
堰堤左岸に埋もれた作業道。
立派な堰堤。涼しげで綺麗。
日川沿岸集落の水はここから取水されている。
立派な堰堤。涼しげで綺麗。
日川沿岸集落の水はここから取水されている。
森の中に温泉跡(ヨ)
森の中に温泉跡(ヨ)
温泉跡の物的証拠を発掘。
温泉跡の物的証拠を発掘。
湯の沢は楽しい沢。
湯の沢は楽しい沢。
往時は立派な道があったらしい。
往時は立派な道があったらしい。
右俣にもナメ滝が見える。
右俣にもナメ滝が見える。
森の中に岩壁(ヨ)
高速の音が聞こえてくる。
森の中に岩壁(ヨ)
高速の音が聞こえてくる。
ここらでゴール。記念撮影。
ここらでゴール。記念撮影。
日川本流(ヨ)
日川本流(ヨ)
立派な橋脚。
2014年06月01日 06:20撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
6/1 6:20
日川本流(ヨ)
立派な橋脚。
日川本流のブル道(ヨ)
日川本流のブル道(ヨ)
真新しい堰堤。
流れこむ支流。
ガラス瓶を洗う二人。
ガラス瓶を洗う二人。
Yes,Coke!牛乳!
こんな渋い店あったっけ(ヨ)国道沿いにありました(あ)
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こんな渋い店あったっけ(ヨ)国道沿いにありました(あ)
バスのりましょーよ。
バスのりましょーよ。
ご当地コンビニ栄屋(ヨ)
2014年05月31日 16:44撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
5/31 16:44
ご当地コンビニ栄屋(ヨ)
完全復刻名糖牛乳(ヨ)
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完全復刻名糖牛乳(ヨ)
完全復刻名糖牛乳(ヨ)
完全復刻名糖牛乳(ヨ)
栄屋駐車場牛乳会(ヨ)
ペットボトル牛乳だと?!
栄屋駐車場牛乳会(ヨ)
ペットボトル牛乳だと?!
ホームにて 下山の余韻(ヨ)
おつかれさまでしたー。
2014年05月31日 17:00撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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5/31 17:00
ホームにて 下山の余韻(ヨ)
おつかれさまでしたー。

装備

個人装備
ヘルメット・沢靴
雨具・照明
地図・コンパス・ナイフ
他、夏山個人装備
共同装備
ザイル8.5mm✕30m
ハーネス・カラビナ
1式
貸出
捨てなわ
適量
ノコ・火セット
ツエルトorタープ

感想

甲斐大和駅で東京からの二人と合流。諏訪神社の朴の木にお参りして、甲州街道に出て、ガーガー走る車におののきながら日川沿いに下る。ガーガー道をそれ、古い甲州街道の名残を残す史跡などを見ながら、斜面の集落「共和」の中を通る。老婆と笑顔で挨拶をかわす。中程から谷へ降りる牧歌的な坂道を下り日川の谷へ。清流だ。ここでスパヂカ、もしくはフェルトに履き替え。適当に徒渉して左岸に渡り、ブドウ畑を登って高速道路をくぐると、ようやく目当ての沢へ。この沢もすぐダム湖に阻まれてしまうので左岸の壁を登って林道へ。ようやくとりつきまできたよ。
林道を登って行く。この上にはオフロードの稽古場みたいな施設があるのだそうだ。ときどき沢を歩いてみるが、全然おもしろくないしゴミが多いので林道にもどったりする。ニセアカシアの花が満開の季節で、蜂蜜取りの箱がおいてあるところもあった。森に甘い香りが漂っている。標高650で林道がヘアピンカーブして北へいってしまうところで、林道を離れ、沢沿いに上がって行く。岩崎温泉跡という立て札と、往年の風呂場跡を発見。湯の匂いは無し。
標高750二股で休むと、道は不明瞭なのに、やけに立派なポールが立っていて、「龍神の滝」とある。案の定、左股少し行くと20m以上の滝があらわる。右岸をまくと、うまい具合に落ち口の所に出るが、その先にも更に3段30mが出た。傾斜が緩いので行けそうだと思い、イハラがロープ垂らして登るが2段めの上あたりで行き詰まる。そういうことでは後続も行き詰まりそうなので、チョックストンに掛けた捨て縄に通してテンションかけて下る。左岸少し戻ったところに、良い巻道があり、そこから滝上まではよく踏まれた道があった。上から見ると、引き返したところの上にも一段水流強いのがあった。こんな滝があると思わなかったのでもうけた気分だ。
その後は水量の減った緩い沢をとぼとぼ行く。沢の中はゴミが多い。右岸遥か上には地図には無い林道があるようでそこからのゴミだ。ここでコカコーラのくびれボトル(1970年代モノ?)を発見し、アラゲンさんと収穫を喜ぶ。
上に見えた林道が沢をまたいだあたり(標高950m)で林道に上がる。雷鳴がして、大粒の雨が少し降る。龍神の怒りか?薄紫の桐の花があちこちで咲いている。そこから最大傾斜の杉林をひたすら直上して山頂。山頂にはどこから来たのか道がある。樹林の中で、展望無し。ツツジの花が咲いている。
北東に降りるかすかな尾根の樹林を下る。人の痕跡の無い雑木の斜面だ。900付近の踏み跡記号を目指すが、杉の植林地を過ぎても目立つものは見当たらず。かまわずそのまま湯の沢右股に下る。720mの半島状地形を右に確認する。黒雲母花崗岩の岩盤が、多く顔を出す。湯の沢本流に合流すると、堰堤固め打ちになるが、途中、水源地施設らしきものがある。昔温泉があったと思われるところかな。そこで、またも名糖牛乳の懐かしき牛乳瓶を発見!!アラゲンさんが持ち帰る。やっぱり、フロがあった物証の気がする。ここからはアスファルト舗装の成れの果てみたいな無惨な残骸を通って日川に下る。
そのまま日川沿いに初鹿野まで行ければと思うのだが、デカい堰堤が阻んでいるので、日川のはるか上を通る高速道路の巨大橋脚の下で徒渉して、甲州街道に戻る。途中、鶴瀬のバス停で、イハラが30分待ってどうしてもバスに乗る!とごねるが、15分で初鹿野につくじゃん、と説得して歩く。と思ったら「武田勝頼公腰掛けの石」という矢印に吸い込まれて街道を外れ妙な新興住宅地を遠回りしたが一向にそれらしい石も無く、甲斐大和の駅まで戻る。諏訪神社の荒ぶる朴の木に帰着のあいさつをして、駅前の栄屋で牛乳ジャンケンをして1リットルを買う。アラゲンさんは拾った牛乳瓶をきれいに洗って、価値ある一本に仕立てていた。牛乳飲んでいる間に小淵沢行きが行ってしまった。駅できっぷを買っている間に高尾行きも行ってしまった。跨線橋の上でお別れして、下りは15分、登りは45分くらい待つ。天下の中央線だ。本数は多い。田舎の駅のホームの腰掛けはいいなあ。

 昨年暮れの笹子ガンガーにつづいて第四ガンガーを攻略してきた。笹子で東面直登沢に挑んだので、今回は西面から。標高も低く集水域も狭いので、それほど期待してはいなかったが、上りの大口沢には涼しげな滝がいくつかかかり、下りの湯の沢川では花崗岩チックなナメ滝を見ることができた。また、歴史的温泉遺構や保存状態良好なコーラ瓶&牛乳瓶などの文化遺産を発見することもでき、学術的にも非常に有意義な登山となった。新緑やツツジが色鮮やかな一番いい季節に歩けたことにも満足。よねさん、あらさん、ありがとうございました。
 龍神の滝下二股の水は口に含んだ瞬間に甘みが広がるウマい水だったが、上部の水涸れ地点では見た目、味ともにとても残念な状態であった。やはり人工物が多くなると水が傷む。水が傷めば、森もそこに住む生き物たちも死に絶える。にもかかわらず、より下流で飲んだ水が美味しかったという事実は、やはり自然のもつ素晴らしい浄化作用の賜であろう。おかげで帰宅した今朝も快便。
 今回、以前sekihiro氏に教わったテーピングを試してみた。はじめはちょっとキツイかなぁと不安もあったが、歩き始めると気にならず、確かに膝も足首も快調だったような気がする。次回も実践してみようと思う。また、matsuko嬢が日記に掲載していた片桐のキスリングというものを、間近に見ることができた。『おれも思わず注文してしまった。』『イハラ、今年は片桐100周年だぞぉ〜!!』というヨネさんの勧誘のような強要もあったので、一度、水道橋まで出かけてみようかなぁ。
 そうそう、中央線は立川駅から山ガールだらけだった。すごいもんだなぁ!!と感心しきり。ともあれ、今回も旧街道散策と陽気なおしゃべりで楽しい一日が過ごせた。また秋にでも計画作りますので、よろしくおねがいします。
 

yoneyamaさん、粉だらけにならない信玄餅、ありがとうございます! ihara1990さん、今回も近くて歴史と冒険を味わえる計画をありがとうございます!

前回に引き続き、ihara1990さんとyoneyamaさんの、ものを言わずとも、阿吽の呼吸で?行き先のルート選択やコース取り、休憩取りを進めていくやり方には、やはり一緒にいろいろな山に行った経験が自然とできる状態になっているのだろうと思う。事前に地図を良く見てないのもあるが、現場で移動の最中に地図の位置を特定する間も無く、2人にお任せで、お客様状態で、歩行速度もついて行くのが
精一杯でした。後から地図を見返せば、あぁあそこがここだったというのは、分かるのだが、リアルタイムで見ていけるようにしなければならないなと思います。事前に職場でプリントしてきたものの、2枚に出力したので、見にくく1枚に張り付ければよかったなと思った。

駅から歩き始める旧甲州街道は初めて歩く道で、前回もそうだが、近い場所でもまだ、まだ歩いていないところが沢山あるし、意外に名所、旧跡が沢山残っているものですね。民家の軒先歩くのは、楽しい
ですね。一人ではちょっと気が引けて、犬に吠えられることもしばしば、今回も吠えられましたが(笑)

沢歩きは、最初水量も少なく、斜度もそれほどでもなく、私が先に行ってもいいよというレベルな登りだったのですが、竜神の滝のポールの先には、まさに竜神の名に恥じない見事な滝が連続して見えて、素晴らしい景色だったが、登ることは叶わず、右に巻いて尾根に乗ると道がしっかり付いていたのには
驚きだった。さらに上流に行くにつれ、ゴミが増えてきたのには閉口する。林道の終点方面にオフロードコースがある為と思われるのと、不法投棄と思われるものもあった。山頂に登る斜面の直前、最後の水流と思われる場所で、ihara1990氏が、水を口に含んだ際に、まずい!といっていたので、それより下流の最初に休憩した場所でも水を飲んでいたので、これはショックを受けた!なんで下流の水を飲んで何でもなかったのが、上流で不味いのかということが、不思議だったが不味い成分の濃度の問題なのかと考えてみる。

下りは、山頂より少し北に戻った所から、下草、藪のない斜面をどんどん下る。途中炭焼き跡と思われる石積み遺構で方角を確認、再び下る。谷状になったところで、水も出てくる。そこで、休憩して私とihara氏は靴を再び沢用に履き替える。沢歩きは短かったが、大きな堰堤を越えて進むと、水道取水施設があり、原型を留めていない林道のコンクリート舗装が、空中に浮いた状態、近くでyoneyamaさんが牛乳瓶を発掘、温泉の物的証拠に間違いないとする。それにしては、とても綺麗な発掘状態。洗って再利用する。道なりに下ると、左側が岩壁の連続、石屋が対岸に見える、所に出てきた。日川を渡っては戻り、大きな堰堤の見えないところで、最後の休憩。再び川を渡って、高速道路の橋脚の傍で靴を履きかえて、再び甲州街道を戻る。

私のカメラ時刻3分ほど遅れてました。

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コメント

名古屋より
すっかり名古屋市民になってしまったMt_thetaです。
こんにちは。

あらげんさんのご意向!?もあってかいつも僕の実家の近くの
地主さえ入らない山域の映像を提供していただきありがてぇっす

初鹿野駅でずっと通してるところにこだわりを感じました
別田駅起点の山行記録も楽しみにしてます
2014/6/2 2:41
Re: 名古屋より
Mt_thetaさん、おはようございます。名古屋に転勤だったんですね
私の意向は電車移動のみで、場所の選択はすべてCLの意向になってます、事前打ち合わせがないのが、この山行の特徴です
2014/6/2 7:20
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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