記録ID: 457251
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ハイキング
奥多摩・高尾
道志山塊縦走 大栗BS→赤鞍ヶ岳→朝日山→菜畑山→今倉山→二十六夜山→赤坂駅
2014年05月31日(土) [日帰り]
山梨県
さとたけ
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,600m
- 下り
- 1,721m
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大栗BS 8:10→ゴトウ岩9:10→赤鞍ヶ岳（ワラビタタキ）9:45→ウバガ岩9:55→朝日山10:25→道坂峠（道志口峠）11:10→ブドウ岩の頭11:20→12:15菜畑山12:30→水喰ノ頭12:55→今倉山13:50→松山14:30→林道15:05→二十六夜山15:20→仙人水15:55→車道16:25→引野田16:55→赤坂駅17:30
| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
��JR中央線・日野駅→八王子駅→JR横浜線・橋本駅 6:05下車 �⊃斉狎鄰羆�交通バス[三ヶ木 行き] 橋本駅北口BS 6:20→三ヶ木BS 6:52 http://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable01/cs:0000800871-1/nid:00128969 ��神奈川中央交通バス[月夜野 行き] 三ヶ木BS 6:55→月夜野BS 7:40 土曜・休日のみの運行です。 http://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable01/cs:0000800081-1/nid:00128750 �ど抻竜淹獲�バス[長又 行き] 月夜野BS 7:50→大栗BS 8:07 土曜日のみの臨時運行です。出発前に運転手さんが「このバスは臨時運行なので、案内放送が流れません。ですので皆さん、降りられるバス停を教えてください。」と乗客全員に聞いて回ります。中には、地図を見せながら「この辺りで降りたい」と相談している方もいます。 SUICA等で支払う場合、バスを降りる際に運転手さんが料金設定を計算した後、「ICカード乗車券をタッチしてください」と言われて初めてタッチします。 http://www.yamanashibus.com/pdf/rosen/nagamata-tukiyono.pdf ※上記�い蓮�H28.5.5現在で休日のみ運休のようです。従って、橋本駅から上記の時間でバス3本を乗り継げるのは、土曜日のみということになります。 （帰り） 富士急行線・赤坂駅→大月駅→JR中央線・日野駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
このルートは、「山と高原地図」では「��27高尾・陣馬」編に記載があります。 道志山塊には明確な定義が無いようで、JR中央線沿いに流れる桂川と国道413号（道志みち）沿いに流れる道志川に挟まれた山塊とする説、道志村周辺の山々を指すとする説などがあります。いずれにせよ、山塊の盟主は、最も標高が高い御正体山（1681.6m）とされているようです。 【大栗BS〜赤鞍ヶ岳（ワラビタタキ）】 大栗BS（バス停）から道路を挟んで「斜め向かい」に登山口があります。小さな標識が出ているので見逃さないようにしましょう。 登り始めて間もなく、登山道の改良工事現場に出くわします。「仮設の登山道はコチラ」「気をつけていってらっしゃい」の大看板に従って、道なき道を進むとその先に何も看板がありません。工事現場に立ち入るのも憚られます。結局、私は登山道を見失い、仕方なく斜面を直登して上の林道に出ました。正規のルートからは、1.5kmも西です。唯一、道に迷ったのはここだけ。 林道から赤鞍ヶ岳（ワラビタタキ）までは、急登の連続です。途中、ゴトウ岩がルート確認の唯一のポイントでしょうか。振り返ると、時折、西丹沢・甲相国境尾根を見ることができます。 稜線に出たら左折（標識あり）して赤鞍ヶ岳方面へ。「刈り払いがされていないと藪状態になるのでは？」と思える道を若干登ります。その先の山頂は二等三角点があるだけで、山頂を示すものは何もなし。眺望もありませんでした。ここからはずっと尾根歩きです。 【赤鞍ヶ岳（ワラビタタキ）〜菜畑山（なばたけうら）】 細かいアップダウンをしながら尾根を歩きます。登山道は狭いものの明瞭で分かりやすいです。また、朝日山は割合と近くに見えており、目標にしやすいと思います。 道中、赤鞍ヶ岳（ワラビタタキ）のピークを過ぎても「赤鞍ヶ岳はこの先」という指導標が現れます。そして、朝日山山頂には「赤鞍ヶ岳」の標識がありました。この辺りでは、朝日山が「赤鞍ヶ岳」なんですね。 朝日山からの急坂を下った後も、菜畑山まではかなりのアップダウンがあります。 本坂峠（道志口峠）からブドウ岩ノ頭まで登り返すと、登山道は左に折れ、南に向かいます。後方左手にこれまで来た尾根が、前方右手にこれから向かう尾根が高く見えます。「ここが中間地点で、まだまだこれからだ。」と思い、気合いを入れます。 菜畑山まではまた急登。山頂は南側に展望がありますが、この頃から辺りには積乱雲が出てきて富士山は見えず、御正体山さえ霞んでいます。残念。 【菜畑山〜二十六夜山】 菜畑山→今倉山の「唐沢尾根」は、延々続く尾根道の中で比較的アップダウンが少ないところで、気持ちの良い土道の尾根歩きになります。左手の眼下には「道の駅どうし」が見えてきます。 その後、今倉山直下からは一気に高度を上げていきます。山頂に眺望はありません。ここには道坂隧道へ下る分岐があります。 更にその先の西ヶ原を通過して、松山に出ると、ここは本日のルート上で一番（唯一？）視界開けます。ずっと樹林の中を歩き続けてきたので、気分爽快。幸いまだ雨にも降られていません。 ここからは下り基調となり、一旦、舗装林道に出ると100mほど先の二十六夜山登山口へ。しかし、山頂は間もなくです。 【二十六夜山〜赤坂駅】 二十六夜山山頂には倒木ベンチが設けられており、座って休憩ができます。 さあ、後は下るだけです。山頂直下の分岐で上戸沢に向かう下山道（右手）を選び、ひたすら下ります。暫く歩くと道は北斜面に入り、鬱蒼とした薄暗い道を九十九に下ります。この時点で「予定の山には全部登った」という達成感があるからか、人里に辿り着くまでが案外長く感じます。 二十六夜山登山口を出てからは、赤坂駅を目指してひたすら舗装道を歩きます。まっすぐ西へ。これがまた長い。体は疲れてピッチはあがりません。駅までは頑張っても1時間はかかります。 【全体的に】 二十六夜山下山開始後の沢沿いや車道歩きを除けば、土の道で歩きやすいです。（ただし急な下りは滑るので注意） ロープ場が数か所ありました。確かに足を滑らせると危険な場所ですが、落ち着いて慎重に進めば特別に危険ということはなさそうです。 指導標識は少ないのですが、入山者が少ない割に道は明瞭で迷うことは無さそう。残念なのは、樹林の中をひたすら歩く感じなのでごく一部を除き眺望がありません。 水場は仙人水のみですが、飲用に適しているのか不明でした。トイレ・小屋などはありません。私のau携帯は、赤鞍ヶ岳、朝日山、二十六夜山付近では電波が入ったようです。 |
| その他周辺情報 | 都留市温泉「芭蕉月待ちの湯」 所在地：山梨県都留市戸沢８７４ 開館時間：午前１０時〜午後９時 休館日：毎週月曜日（祝日の場合は翌日）、年末（12/28〜31）、詳細は要確認 料金：大人（中学生以上）７１０円 無料利用可能：ボディーソープ、リンスインシャンプー、ドライヤー、鍵付きロッカー http://tsukimachi.velvet.jp/ |
写真
JR橋本駅北口のバス乗り場案内です。三ヶ木へは1番乗り場を使います。
既に30人ほどがバス待ちをしています。これは座れそうにありません。
三ヶ木のバスターミナル。既に次に乗り継ぐ「月夜野」行きバスが停車しています。
月夜野バス停に到着しました。左が三ヶ木から乗ってきた神奈中バス。その右が土曜日限定で接続している「長又」行きの富士急バスです。
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5/31 7:39
月夜野バス停に到着しました。左が三ヶ木から乗ってきた神奈中バス。その右が土曜日限定で接続している「長又」行きの富士急バスです。
湯川屋さんという両国橋キャンプ場の管理施設。既に営業中で、食事ができ、入漁券も扱っているようです。写真では切れていますが、右手に公衆トイレがあります。この富士急バスは牧歌的運営なので、「トイレに行くから待ってて」と言えば、出発を待ってくれます。
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5/31 7:42
湯川屋さんという両国橋キャンプ場の管理施設。既に営業中で、食事ができ、入漁券も扱っているようです。写真では切れていますが、右手に公衆トイレがあります。この富士急バスは牧歌的運営なので、「トイレに行くから待ってて」と言えば、出発を待ってくれます。
その後、沢沿いの道なき道を進むのですが、ほどなく踏み跡が途切れます。はて、どっちに行けばよいのやら？
仕方なく斜面を直登して上の林道に出ました。正規ルートよりだいぶ西にいるようです。
約1．5kmほど林道を歩き、正規ルートに戻ってきました。写真では、車両の後方から上がり、左手に入って行くのが正しいです。
林道からは急登です。やっとゴトウ岩まできましたが、バテたこと、気温が高いこと、道迷いの時間ロスがあることから、真剣に「帰ろうか」と考えちゃいました。
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5/31 9:04
林道からは急登です。やっとゴトウ岩まできましたが、バテたこと、気温が高いこと、道迷いの時間ロスがあることから、真剣に「帰ろうか」と考えちゃいました。
思い直してだいぶ上まで登ってきました。間もなく尾根道と出合います。
ここが尾根道の出合い。「道志村」の表示の方向から登ってきました。
これからずっと歩く尾根道。全体的にはこんな感じです。道は明瞭で樹林の中を歩きます。
これから行く朝日山方向。まだ天気がいいです。あ、赤鞍ヶ岳（ワラビタタキ）の山頂を撮影し忘れました。
ややこしいのですが、朝日山を赤鞍ヶ岳と表示しているようです。これはこれで正しい標記なのでしょうが…。
朝日山からは、グングンと下って行きます。登りだったら大変だろうな。
道坂峠（道志口峠）を経た後、ブドウ岩の頭まで登ります。岩らしきものは見当たりません。
菜畑山までの稜線は南北に渡っていますので、今まで歩いた赤鞍ヶ岳・朝日山の稜線が左手後方に、これから行く菜畑山・今倉山の稜線は右手前方に見えます。それにしても、嫌な雲が湧いてきました。
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5/31 11:45
菜畑山までの稜線は南北に渡っていますので、今まで歩いた赤鞍ヶ岳・朝日山の稜線が左手後方に、これから行く菜畑山・今倉山の稜線は右手前方に見えます。それにしても、嫌な雲が湧いてきました。
菜畑山まで頑張って登ります。朝日山からは結構アップダウンがありました。「ゼェゼェ」…やっと山頂が見えてきました。
山頂は南側に眺望があり、明るくて気分爽快。これはこの先の今倉山方面を見たところです。左へ下って行けば曙橋バス停などへ行くことができます。
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5/31 12:21
山頂は南側に眺望があり、明るくて気分爽快。これはこの先の今倉山方面を見たところです。左へ下って行けば曙橋バス停などへ行くことができます。
尾根道が比較的なだらかになってきたようです。天気が悪くなってきたのか、多少風が出てきて、日が陰ってきました。
今倉山山頂へは、結構な登りになります。本日の山行では最高峰となる1470m。
ここからは、道坂隧道まで下りることができるのですが…。ここまで来たら、二十六夜山を目指しましょう！ 「♡Σ（≧д≦）きゃー、かっこいい！！」 ←誰も言ってくれないので、自分で言ってます。
5/31 13:55
ここからは、道坂隧道まで下りることができるのですが…。ここまで来たら、二十六夜山を目指しましょう！
「♡Σ（≧д≦）きゃー、かっこいい！！」 ←誰も言ってくれないので、自分で言ってます。
「♡Σ（≧д≦）きゃー、かっこいい！！」 ←誰も言ってくれないので、自分で言ってます。
今倉山からはひたすら下っていきます。道は明瞭で歩きやすいです。
おっ！ キュートな花を発見。これは記念に撮影しておきましょう。
「お前も疲れたろ？そろそろ町へ下りちゃどうだい？」「いえいえ、あっしは二十六夜山に用がありますんで、この辺で。ゼェゼェ」
松山到着。明るくて視界が開けていて、今日一番のビュースポットです。
振り返って。霞んでいますが、赤鞍ヶ岳や朝日山が映っています。よく歩きました。
なになに？「発破作業中のため、サイレンが鳴りましたら安全な場所に移動してください。」ですと？
是非そうさせていただきます。
是非そうさせていただきます。
北側の遠くに見えるのが、これから向かう都留市の上戸沢方面でしょうか。
ゆっくりしたいのですが、早く下りて大好きなビールちゃんが飲みたいし、山の中はどこにいても虫が寄ってくるので、早速下山開始。山頂直下でコースが二手に分かれており、私は上戸沢コースへ進みます。
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5/31 15:29
ゆっくりしたいのですが、早く下りて大好きなビールちゃんが飲みたいし、山の中はどこにいても虫が寄ってくるので、早速下山開始。山頂直下でコースが二手に分かれており、私は上戸沢コースへ進みます。
「飲用適」なのか、何の表示も無く不明ですので、手と顔を洗いました。冷たくて気持ちいいです。
沢沿いを歩いて下って行くと、土石流対策の「砂防堰堤」が見えました。新しいようです。
上戸沢には「芭蕉月待ちの湯」という公衆浴場施設があります。後20分で到着するようです。
ここを右折すると「芭蕉月待ちの湯」。左折すると富士急行線赤坂駅方面です。私は左折。
それにしても遠いなぁ。駅までは登山口からたっぷり1時間はかかりそうです。
これが赤坂駅前から振り返った様子です。右手にスーパー、左手にはマクドナルドがあります。他の飲食店などは見かけません。
撮影機器：
感想
長い間、道志山塊を縦走してみたいと思っていました。しかし、ご存じのとおり道志への公共交通機関のアクセスは悪く、今回のルートを日帰りしようと思うと、土曜限定で橋本駅から始発バスを3本乗り継ぐか、タクシーを利用するか、マイカーで出かけて自転車をデポするくらいしか思いつきません。タクシー会社に問い合わせると、都留市駅から大栗まではタクシーで約8千円だそう。これはバスで行くしかありますまい。
エスケープルートも少ないし、いざという時に備え、テント・シュラフ・予備の水に非常食等を持って、出かけることにしました。日没は18:55。出来れば明るいうちに里に下りたいものです。
橋本駅北口の1番バス乗り場は、私が到着した時には既に30人ほどが行列をつくっています。服装や持ち物から大半は登山者とお見かけしました。このバスに乗るからには、恐らく裏から丹沢に登る方が多いことでしょう。
私の後ろにも続々と列ができて行きます。バスは満員。終点（三ヶ木）まで立ちっ放しの方もいました。
三ヶ木では、既に三番乗り場に「月夜野」行きバスが停車中。これもあっという間に満員になりました。やはり丹沢方面に出かけるのでしょうか、途中、「焼山登山口」「東野」で多くの登山者が降りていきます。
終点（月夜野）で降りたのは、私以外には女性の登山者3人とバスマニアの若者4人。
ここから道志村方面に接続する富士急山梨バスが「レトロ」なので、わざわざこれを撮影に来たのでしょう。
大栗バス停から、いよいよ標準タイム（山と高原地図）で11時間のハイキングが始まります。ところがいきなり道に迷い、時間をロスすることに。それに赤鞍ヶ岳（ワラビタタキ）へは急登の連続です。
この日は真夏日で日差しも強く、体調も今一つ。貴重な時間をロスしているし…ゴトウ岩まで来て「引き返そうか」と真剣に悩みました。戻ってもバスの便が無いんですけれど、ね。
それにしても、もう少し早い時季に来たかったです。
何故なら、暑いことも去ることながら、虫（初夏によく見る小さなハエ）が沢山出てきて、私が休憩のために立ち止まる度に「ようこそ〜！」（←ここはミッキーマウス風にお読みください）と、わんさかたかってきます。
キモい…。
道中、ゼェゼェと口呼吸していたら、不届きな1匹が口の中に入ってきた時にぁ、私はすかさず遺憾の意を表わしました。（大人なので滅多に怒りません）
私がイケメンだから寄ってくるのでしょうか？ 汗臭いから？ 加齢臭がするから？ よく分かりませんが、皆さまは虫対策をお忘れなく。虫よけスプレーは効果が無いようです。
本日は「晴れ後ち、山間部ではにわか雨か雷雨」の予想です。菜畑山を出発して間もなく、前方から雷鳴が聞こえました。結局、私は終始雨に降られることはありませんでしたが、天候の急変に限らず、事故があるかもしれないことを考えると、ここは仲間連れで歩きたいです。実際に道中、菜畑山の山頂で、トレラン仲間と思しき男性6人グループとお会いした以外、人を全く見かけませんでしたし…。
ピークの巻き道もなく、アップダウンが多くてとにかく疲れました。でも、念願叶って気分よく尾根を歩くことができました。今回の山行前に奥多摩の「戸倉三山」や「鳥沢駅→扇山→権現山→高指山→不老山→四方津駅」などで、アップダウンに体を慣らしていたのが役に立ったようです。
次回はもう少し涼しい時季に来たいと思います。
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