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Yamareco

記録ID: 4585352
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
支笏・洞爺

樽前山 絶景を楽しみながら溶岩ドームを一周

2022年08月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:14
距離
7.7km
登り
575m
下り
568m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:07
休憩
0:06
合計
3:13
8:18
8:18
13
8:31
8:31
6
8:46
8:46
5
8:51
8:51
7
8:58
8:58
5
9:03
9:04
23
9:27
9:27
5
9:57
10:01
5
10:06
10:06
36
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
舗装された県道から駐車場の間は未舗装の林道。よく整備されているが砂利が深いのと交通量が多いせいで滑りやすくなっている場所がある。運転注意。シーズン中は駐車場が混み合う。係員の誘導に従うこと。駐車場が満車になると林道入口で規制がかかる。早めに出かけるか時間に余裕を持った行程を。
コース状況/
危険箇所等
危険な場所は特に無いが活火山なので噴火情報等に注意すべし。また火山性ガスが常時発生しているようなので呼吸器に不安がある場合は風向きなどに要注意。
その他周辺情報 至近の温泉は支笏湖温泉ということになるだろうが、料金が高いのと混み合っていたのでパス。苫小牧温泉ゆのみの湯を利用した。https://arten-camp.co.jp/yunomi/index.html
スーパー銭湯的な設備が充実した温泉だが、露天風呂は源泉掛け流し。茶色のナトリウム塩化物強塩泉はタオルが染まるほど成分が濃く入浴した甲斐がある。600円。
朝7時の段階で駐車場はすでに満車寸前。こんなに混んでいるとは思わなかったので面食らった。
朝7時の段階で駐車場はすでに満車寸前。こんなに混んでいるとは思わなかったので面食らった。
人の流れが途切れたのを見計らって入山。
ツ「わいも行くで! 野鳥観察や!」
人の流れが途切れたのを見計らって入山。
ツ「わいも行くで! 野鳥観察や!」
登山道はよく整備されている。…が、火山灰土壌で崩れやすいのかあちこちで大なり小なり崩壊している場所がある。
登山道はよく整備されている。…が、火山灰土壌で崩れやすいのかあちこちで大なり小なり崩壊している場所がある。
ツ「いえーい、樽前山踏破!」
茶「いやいや、まだだって」
ツートンはここまで。滑りやすい路面に恐れをなした模様。
ツ「いえーい、樽前山踏破!」
茶「いやいや、まだだって」
ツートンはここまで。滑りやすい路面に恐れをなした模様。
15分ほどで頭上を多く灌木が途切れ、視界が開けた。
15分ほどで頭上を多く灌木が途切れ、視界が開けた。
支笏湖が見える。ツートンももうちょっと頑張ればこの景色を見れたんだが…。
支笏湖が見える。ツートンももうちょっと頑張ればこの景色を見れたんだが…。
ネジリバナ?
足元には広大な原野が広がる。地平線が見える…とまでは言わないが、北海道らしいスケールの大きな景色だ。
足元には広大な原野が広がる。地平線が見える…とまでは言わないが、北海道らしいスケールの大きな景色だ。
外輪山に登る道は上に行くほどゆるく穏やかになっていく。砂礫の平坦な道なのでハイキング気分で登れる。実際、ファミリー層や観光客も多く歩いている。
外輪山に登る道は上に行くほどゆるく穏やかになっていく。砂礫の平坦な道なのでハイキング気分で登れる。実際、ファミリー層や観光客も多く歩いている。
登山口から約50分、外輪山の縁まで上がってきた。目の前には先程までとはガラリと違った風景が展開する。
登山口から約50分、外輪山の縁まで上がってきた。目の前には先程までとはガラリと違った風景が展開する。
正面にこんもりと盛り上がっているのは溶岩ドーム。今も盛んに噴煙を拭き上げている。
駐車場から一時間弱でこの景色。人気なわけだ。
正面にこんもりと盛り上がっているのは溶岩ドーム。今も盛んに噴煙を拭き上げている。
駐車場から一時間弱でこの景色。人気なわけだ。
右に進めば、すぐに最高地点である東山を踏めるのだが、それではつまらない。外輪山を時計回りに一周してこようと思う。
右に進めば、すぐに最高地点である東山を踏めるのだが、それではつまらない。外輪山を時計回りに一周してこようと思う。
少し進むと溶岩ドームの影から西山が見えてくる。
少し進むと溶岩ドームの影から西山が見えてくる。
広々とした景色の中を風に吹かれて歩いていく。気分はどこまでも爽快だ。この開放感を言葉で説明するのは難しい。
広々とした景色の中を風に吹かれて歩いていく。気分はどこまでも爽快だ。この開放感を言葉で説明するのは難しい。
西山へ向かう道の途中には樽前山神社奥宮がある。岩やコンクリートで覆われているのは、万が一の噴火の際にはシェルター代わりにするためだろうか。
西山へ向かう道の途中には樽前山神社奥宮がある。岩やコンクリートで覆われているのは、万が一の噴火の際にはシェルター代わりにするためだろうか。
溶岩ドームからは時折風にのって硫黄の匂いが流れてくる。突然噴火したりしないことを祈るしかない。
溶岩ドームからは時折風にのって硫黄の匂いが流れてくる。突然噴火したりしないことを祈るしかない。
だいぶ西山が近づいてきた。比較対象物が少ないから距離感がつかめないな…。
だいぶ西山が近づいてきた。比較対象物が少ないから距離感がつかめないな…。
イワギキョウ…かな。
ツ「だから花の名前は(笑」
イワギキョウ…かな。
ツ「だから花の名前は(笑」
遠くからでは平坦に見えた山頂一帯だがところどころに深いガリーができていた。いかにも脆そうな地質なので大雨の後は通行注意かもしれない。
遠くからでは平坦に見えた山頂一帯だがところどころに深いガリーができていた。いかにも脆そうな地質なので大雨の後は通行注意かもしれない。
浸食谷から西山へ一気に登っていく。なかなかの急坂だが道は悪くない。ゆっくり登っていこう。
浸食谷から西山へ一気に登っていく。なかなかの急坂だが道は悪くない。ゆっくり登っていこう。
荒涼とした岩原も夏の緑に彩られている場所がある。ビロードみたいで綺麗だな。
荒涼とした岩原も夏の緑に彩られている場所がある。ビロードみたいで綺麗だな。
緑のビロードに混じってイワブクロが咲いていた。イワブクロの別名はタルマイソウ。樽前山に多く存在することからつけられた名前だ。樽前山はイワブクロの本場、というわけだ。
緑のビロードに混じってイワブクロが咲いていた。イワブクロの別名はタルマイソウ。樽前山に多く存在することからつけられた名前だ。樽前山はイワブクロの本場、というわけだ。
西山の尾根に乗り上げる。
西山の尾根に乗り上げる。
するとまたガラリと風景が変わった。
火山風景だけでなく周囲の眺望が良いのもこの山の魅力。支笏湖と羊蹄山のコラボレーションが素晴らしい。
するとまたガラリと風景が変わった。
火山風景だけでなく周囲の眺望が良いのもこの山の魅力。支笏湖と羊蹄山のコラボレーションが素晴らしい。
見た目より急な尾根を登り詰めると西山山頂だ。標高は1000mに満たないが、いやいやどうしてなかなか、素晴らしい眺望だ。
見た目より急な尾根を登り詰めると西山山頂だ。標高は1000mに満たないが、いやいやどうしてなかなか、素晴らしい眺望だ。
三角点タッチ!
西山の山頂には何やら周囲の景観になじまない人工物が設置されている。おそらく火山観測用の機器だろう。まるで月面に着陸した宇宙船のようにも見えるな。
西山の山頂には何やら周囲の景観になじまない人工物が設置されている。おそらく火山観測用の機器だろう。まるで月面に着陸した宇宙船のようにも見えるな。
さて、それでは後半戦に突入だ。溶岩ドームに向かって西山尾根を下りていく。
さて、それでは後半戦に突入だ。溶岩ドームに向かって西山尾根を下りていく。
分岐を過ぎ風不死岳方面へ。時間があれば風不死岳も…と思っていたが、午後から雷警報が出ているので割愛することにした。また次回ってことで。
分岐を過ぎ風不死岳方面へ。時間があれば風不死岳も…と思っていたが、午後から雷警報が出ているので割愛することにした。また次回ってことで。
分岐点まで来た。せめて932m峰まででも行ってこようかと迷ったが、振り向くと真っ黒な雲が西山を覆い隠しているのが見えた。…やめとこ。
分岐点まで来た。せめて932m峰まででも行ってこようかと迷ったが、振り向くと真っ黒な雲が西山を覆い隠しているのが見えた。…やめとこ。
予報より天気が崩れるのが早いのかもしれない。こんな何もないところで雷に曝されるのはゴメンだ。
予報より天気が崩れるのが早いのかもしれない。こんな何もないところで雷に曝されるのはゴメンだ。
下界はまだ天気良さそうなんだけどねぇ。
下界はまだ天気良さそうなんだけどねぇ。
東山に向けてゆるゆると登っていく。やたらトレランの人とすれ違うのはなぜだろう。樽前山を走るのが流行ってるのか?
東山に向けてゆるゆると登っていく。やたらトレランの人とすれ違うのはなぜだろう。樽前山を走るのが流行ってるのか?
ハァハァ…。意外とキッツいな、この長い登り。マイペースで登って行けばそれほどでもないだろうけど、雷が怖くてオーバーペース気味だ。
ハァハァ…。意外とキッツいな、この長い登り。マイペースで登って行けばそれほどでもないだろうけど、雷が怖くてオーバーペース気味だ。
山頂! …じゃなかった!!
山頂! …じゃなかった!!
今度こそ、山頂!
もうもうと噴煙を上げる溶岩ドームの迫力がすごい。一周してきたが、このアングルが一番迫力がありそうだ。
今度こそ、山頂!
もうもうと噴煙を上げる溶岩ドームの迫力がすごい。一周してきたが、このアングルが一番迫力がありそうだ。
三角点タッチ! 樽前山には東山、西山にそれぞれ三角点があるようだ。
三角点タッチ! 樽前山には東山、西山にそれぞれ三角点があるようだ。
東山のピークから少し降りれば、駐車場方面への道にぶつかる。これで溶岩ドームの周りを一周したことになる。
東山のピークから少し降りれば、駐車場方面への道にぶつかる。これで溶岩ドームの周りを一周したことになる。
あとは駐車場に向けて下っていくだけだ。このあたりでは多くの登山者…というか観光客とすれ違う。おいおい、大丈夫か? 雷雲来てるぞ?
あとは駐車場に向けて下っていくだけだ。このあたりでは多くの登山者…というか観光客とすれ違う。おいおい、大丈夫か? 雷雲来てるぞ?
階段…というか、ハードルを華麗に乗り越えて…
階段…というか、ハードルを華麗に乗り越えて…
ツートンと合流し登山口へ。
これにて無事下山。お疲れさまでした。
ツ「鳥、いなかったっぺ…」
ツートンと合流し登山口へ。
これにて無事下山。お疲れさまでした。
ツ「鳥、いなかったっぺ…」
支笏湖畔から見る風不死岳と樽前山。
支笏湖畔から見る風不死岳と樽前山。
支笏湖畔の野鳥の森にて野鳥観察。
ツ「コゲラ!」
支笏湖畔の野鳥の森にて野鳥観察。
ツ「コゲラ!」

感想

北海道遠征四日目は樽前山に登りました。手軽に登れるわりに異世界感のある風景が見られるからなのか人気の山のようで、老若男女様々な年代の登山者が大勢訪れていました。
実際、盛んに噴気を上げる火山風景や麓に見える湖沼風景など見ごたえのある景色が展開します。外輪山を一周すればそれらが角度を変え形を変え次々に眼前に展開し見飽きることがありませんでした。
三時間程度の山行でしたが風不死岳を行程に組み込めば、もっと登り応えのある山行となっていたはず。次回は是非チャレンジしてみたいですね。

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