黒部川 下の廊下と水平歩道

2008年10月04日(土) 〜 2008年10月05日(日)

• GPS: 30:41
• 距離: 22.2km
• 登り: 973m
• 下り: 1,857m

コースタイム

−１日目−
扇沢　７：００
黒部ダム　７：１４−７：４０
黒部ダム下　８：０５
内蔵助谷　８：５１
黒部別山谷　１１：１４
（途中で昼食タイムあり）
十字峡　１３：２２
半月峡　１４：２４
東谷吊り橋　１５：１１
仙人ダム　１５：２９
阿曽原温泉小屋　１６：２７

−２日目−
阿曽原温泉小屋　８：２０
折尾谷　９：５７
大太鼓　１１：０９
志合谷　１１：２３
（途中で昼食タイムあり）
欅平駅　１３：５５

天候

１０月４日　晴れ
１０月５日　曇りのち雨

コース状況／危険箇所等

このコースは、黒部別山谷の通過ができるかどうかを知ることが先決です。
2008年から阿曽原温泉小屋からホームページで情報を発信していますので、チェックをしてからでかけるのがいいと思います。

コース上はどこも、落ちたら「死」が待っています。
それだけに気は抜けませんが、逆にそういう所だからこそ、他にはない魅力があります。

コースの中程にある阿曽原温泉小屋には露天風呂があり、一日中緊張した体をほぐすのにはもってこいです。

黒部渓谷鉄道は紅葉最盛期の時期は別として、それ以外では空席を設けていると関係者から聞き、僕らはそれに従って阿曽原温泉小屋を８時頃出ましたが、１４時台の列車に余裕で乗れました。

写真

9/10 20:43

扇沢駅でゲートが開くのを待ちます。

9/10 20:43

黒部ダム駅でトラックに乗せた荷物を下ろします。

9/10 20:44

放水中の黒部ダム。

9/10 20:44

黒部ダム駅から黒部川へ下ります。

9/10 20:45

黒部川を渡ります。

9/10 20:46

最初は黒部川沿いの低いところを登山道が沿っています。

9/10 20:46

内蔵助谷との分岐には「通行禁止」のプレートがあります。
ここは自己責任で通ります。

9/10 20:48

徐々に下の廊下らしい風景になってきます。

9/10 20:48

丸太で組まれた渡しの下は数十ｍの断崖。

9/10 20:49

水平歩道には彫り込まれた道がありますが、下の廊下にも随所に見られます。

9/10 20:50

雪渓が残る場所は迂回路として丸太で組まれた梯子があります。
バックは雪渓です。

9/10 20:51

雪渓もここまで来るとアート？。

9/10 20:51

雪渓で埋まる黒部別山谷。
ここを渡れるかどうかで黒部川の開通が決まるのだとか。
このときは雪渓が安定していて、案外簡単に渡れました（簡単に渡れるように整備してあるのですが）。

9/10 20:52

雪渓で埋まる別山谷です。

9/10 20:52

下の廊下も水平歩道も「やばい」場所はワイヤーが引いてあります。

9/10 20:53

雪渓で削られた岩もありかも。

9/10 20:54

再び、丸太の梯子です。
高度感ありスリル満点です。

9/10 20:55

白竜峡

9/10 20:55

道中唯一の濡れ場です。
雨が多いとずぶ濡れになるそうな。
この日は水量も少なくあまり濡れずにすみました。

9/10 20:56

十字峡の吊り橋。

9/10 20:56

十字峡を越えてからが一日目のハイライト。
幅数十ｃｍの岩壁をワイヤー片手に歩きます。

9/10 20:57

心地よい緊張感を持ちながら一歩一歩歩きます。

9/10 20:58

要所要所に場所を示すプレートが。

9/10 20:58

足下から川底まで何十ｍ？。

9/10 20:59

とてつもない巨石で埋まる谷。
そこを登山道が横切る。

9/10 20:59

気が抜けない箇所が目白押し。

9/10 21:00

Ｓ字峡。

9/10 21:01

黒四発電所から延びる送電線出口。
ここまで来ると阿曽原温泉小屋も近い。

9/10 21:01

東谷吊橋を渡り対岸へ。

9/10 21:02

対岸へ渡ると人工物があちこちに見える。

9/10 21:02

仙人ダムからは関電の専用鉄道の橋が見える。

9/10 21:02

仙人ダムから鉄道軌道を抜けるには、関電施設の通路を通る。

9/10 21:03

通路を横切る鉄道軌道。
運が良ければ列車が見られるそうだが、残念ながら見られなかった。

9/10 21:04

こんな山奥にはとても考えられない鉄筋の建物がいきなり現れる。
関電の関係者が泊まる宿舎だ。
１階の炊事場ではコックさんが忙しそうに働いていた。

9/10 21:04

阿曽原温泉小屋に到着。

9/10 21:04

テン場全景。
この日は幸いにも少なかった。

9/10 21:05

阿曽原温泉小屋名物の露天風呂。
ビール片手につかる温泉は最高！。

9/10 21:06

露天風呂への誘導看板。

9/10 21:07

阿曽原温泉小屋の裏側。
冬季は雪崩が多発するので、営業期間のみ建てられるそうだ。

9/10 21:08

二日目。
阿曽原温泉小屋を出発する。

9/10 21:08

堰堤を利用したトンネルがある折尾谷。

9/10 21:09

水平歩道を象徴する彫られた岩壁。

9/10 21:10

すでに高さはご覧の通り。

9/10 21:10

高熱隧道でも知られた泡雪崩多発地帯の志合谷。
この谷を巻くようにトンネルが掘られている。

9/10 21:11

志合谷のトンネル内部。
電灯は一切無いのでヘッデンなしでは歩けません。
ストロボに反射して光っているのは何かの鉱物？。

9/10 21:13

ここまで来るとラストスパート。
あとは下るだけ。

9/10 21:13

感動のゴーーーール！。

9/10 21:14

黒部峡谷鉄道の列車に乗って黒部川をあとにしました。

撮影機器：

IXY DIGITAL 900 IS CANON

感想

てる

山行をホームページにしました。

http://outdoorsite.biz/mountain/shimono_rouka/shimono_rouka.html

水平歩道の大太鼓の様子を動画に納めました。