つむぎ峡 泊まり沢登り
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- GPS
- 07:31
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 591m
- 下り
- 594m
コースタイム
天候 | 初日 晴れと夕立 二日目 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
過去は左岸側から登ってたようだが
右岸側の方が登れそうな気がして行ってみるが難しい。
厳しい姿勢でハーケンを打ち、その後、落ちて交代。中途半端なハーケンだったが抜けずに耐えた
感想
「泊まり沢登り体験山行」という事で新人さん2人を連れて久しぶりにつむぎ峡に行ってきた。初級沢のイメージだったが、水量が多かったのか登りごたえがあって面白かった。予報通り、午後から夕立もやってきて水量が増えたり濁ったり、2日間でいろいろな経験ができた山行になりました。
最高の沢日和の中、つむぎ峡Pに到着。さっそく大量のアブが車の窓ガラスに攻撃してくる。勇気を出して車外に出て急いで準備をして出発!駐車場から離れるとアブの襲撃は収まった。明確な踏み跡を辿って堰の処から入渓。さっそく素晴らしい景色だ。少し進むとすぐにF1、入渓してすぐの滝にしては大きく見えて一瞬、ビビってしまうが登攀は難しくない。ロープの練習にちょうどよいと思う。F2の2段も一緒に越える。F3、F4はどうだったかな。滑滝やゴルジュが美しい。F5、遡行図には直登不可となっている。今回、水量が少なそうだったら取り付いてみようと密かに思っていたのだが、下まで近づいて見てみると左岸側の壁はツルツルで支点も取れそうになく難しそう。あっさりと諦め、左岸側から巻く。この時に後続メンバーが落石を起こし、下のメンバーのヘルメット後部へヒット。身体に外傷はないがヘルメットの損傷とムチ打ちになるかもしれない。まあまあの大きな石だったみたいで顔とかに当たらなくて本当に良かった。高巻きは注意が必要。少しトラバースしてF6へ。なかなかの迫力。右から登るか左から登るか見た感じで判りにくい。過去2回登ってるはずだけど印象に残ってないのに難しそう。右側はかなり苔が多く、左側の方が登れそうな気がする。ロープを結び左から登り始める。んーースタンスが細かい、、、支点も取れる場所がない、難しい姿勢のまま、なんとかハーケンを7割ほど打ち込み根本にスリングをタイオフしロープをかけ少し安心、まあ落ちても水深あるので、あまり問題はないのだけど。今度は細かいスタンスもなくなり滑りやすいフェイスになる。何度か悩みながら一歩立ち上がりガバだと想像していた場所に手をやると意外に悪い、そして、支点も取れない、、、何度か耐えながら頑張るがスリップして楽。頼りないハーケンはちゃんと聞いてくれてロープの伸びのおかげで、ゆっくりとドボン(笑)悔しい〜。その後、新人の11クライマーに交代したら、あっさりと登っていった。流石である。フォローでじっくり観察しながら登ってみると、簡単に登れた。失敗したのが悔やまれる。気を取り直して、次はf7、前2回の遡行の時は水に入らず左岸側をへつり、右岸へバランシーに移り、またへつる感じで行ったが折角なので水の中から行く。ここが思ったより大変で面白かった。水流に何度も押し変えされ流されては又、戻り違う方法で何度もチャレンジ。かなり体力を奪われながら4度目ぐらいで意地で越えた。水の中でアタック待ちをしていた2人は身体が冷え顔が白くなって寒さで震えていた、、、時間がかかってスマヌ。抜け口の処にハーケンをうち、3人はフィックスで登ってきた。F7を越えるとF8までは平凡な沢が続き、結構遠い。もうビバークして翌日にF8に行っても良かったのだが時間も早いしF8を目指して黙々と歩く。前回、F8はトップロープで登ったので、ちゃんと登って見たかった。F8手前ぐらいから予報通り夕立ならぬ昼立ちがやってくる。結構、激しい雨だ。逃げる場所はいくらでもあるし、漸く付いたF8に登る。遡行図には「難 面白い」と書いてある。緊張しながら左岸のチムニーから登る。大雨で空が暗いのでチムニーの中は真っ暗、クラックにカムを決めたいのだが暗くて見えない。ヘッデンを着けとけば良かったの思う。想像していたより難しくなく無事、左岸側の落口に抜ける。空荷で登ったので楽だったのかもしれない。ここで満足したので全員、登ってラッペルでF8を降りる。降りると、もう水は濁っていて水量もかなり増えてきていたが、もう空は明るく雨も止みそうだ。そのまま沢を下り途中から管理道に出てF7の少し上でビバーク。濡れた薪だったが一発で火も着き濡れた身体を乾かし、思った以上にあった食材と酒で23時頃まで焚火を見ながら語り会う。翌朝は帰るだけなのでダラダラと過ごし、漸く重い腰をあげ片付けて下山開始。駐車場までたったの19分だった(笑)
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