鈴鹿のええ沢 元越谷本谷（中又）から水沢岳を詰める

2022年08月15日(月) [日帰り]

• GPS: 06:39
• 距離: 11.7km
• 登り: 774m
• 下り: 761m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:36
• 休憩: 1:03
• 合計: 6:39

8:03 スタート地点
9:22 9:34 元越大滝
9:59 9:59 元越谷本谷（中又）、右又出合い
10:07 10:11 元越谷本谷（中又）、左又出合い
12:02 12:44 水沢岳
13:02 13:03 水沢峠
13:41 13:45 元越谷本谷（中又）、左又出合い
14:42 ゴール地点

天候

晴れ　水沢岳山頂にて小雨パラパラ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

林道に入り、車止めゲートまで進む。
5台程度
林道に入って直ぐにも駐車スペースあり。

コース状況／危険箇所等

最近の雨のため増水
ただし、元越谷本谷（中又）から外れ水沢岳への名の無き滝が多い支沢は普段ほとんど水が無いと思います。
今回は最近の雨のため沢に流れがあり登りやすかったと思います。
支沢に流れが無かったら、苔や土でドロドロになっていたと思います。

写真

8/15 8:03

鈴鹿スカイラインから林道へ入り車止めゲートまで進みました。

8/15 8:03

車止めゲートには既に、駐車した車がありました。
遡行沢屋さん？　渓流釣り?
駐車地の下は直ぐに遡行する沢？と言うには既に川？（元越谷の下流）ですが、ドデカイ砂防ダムが連発するので林道を上流へ歩きます。

8/15 8:27

駐車地から林道を歩きます。
ここから、林道を外れ沢を目指します。
先行するKUさん

8/15 8:30

本日遡行する元越谷です。
元越谷は初めてですが最近の雨のため、増水しているのでしょう。
明らかに水量が多いですが、濁ってはいません。
（KU:本当に広々としてかつ明るく美しい渓相でしたね。）

8/15 8:34

やはり、増水してますね。

8/15 8:48

さて、一つ目の砂防ダムです。
増水して、砂防ダムから溢れる水量です。
遡行図によると、砂防ダムの左から（右岸）巻くとあるのですが？
果たして、この位置からは巻けるのかは不明です？
(KU:遠目では左岸から登るの？でも堰堤を眼前にすると納得でした。)

8/15 8:50

砂防ダムに近づくと急斜面で戯れていますが、左から巻くことが出来ました。
先行する、KUさん

8/15 9:04

砂防ダムを登って、沢屋さん装備をします。
ハーネスとガチャ物、脛当て、膝当て、上着で完了です。
なお、風波は常にヘルメット着用です。
なにせ、ヘルメットは風波のズラ（相棒）です(笑)。
ここまでで、風波には奴（ヒル）が1匹取り付いていました。

8/15 9:09

元越谷は初めてです。
増水していますが、なんかいい感じです。
ワクワクしてきます。
(KU:少し濁っているようですが明るくきれいな谷でした。）

8/15 9:09

さて、最初は右岸、左岸
どちらから攻めましょうか？

8/15 9:11

KUさんは、右岸から攻めますが・・・
経攣りっていますが深そうです。
(KU:何の考えもなしに左岸に取り付きましたが・・・）

8/15 9:12

風波は左岸から攻めました。
経攣りは左岸が正解でしょうか？
沢屋さんなので、寒く無ければどちらも正解でしょう！
泳いでもOKですね。
(KU:今日のコンディションだからよかったですが・・・）

8/15 9:16

(KU:本当に明るくて気持ちいい谷です。）

8/15 9:18

先行する
風波ですが・・・
なにか、神々しいですね！

8/15 9:18

元越谷最大の滝
元越谷大滝
「鈴鹿の山と谷」では18mとあります。

8/15 9:20

元越谷大滝
物凄い水量です。
今日の登攀は無理と見上げている風波

8/15 9:22

大滝滝壷左岸を経攣る風波です。

8/15 9:23

元越谷大滝
(KU:滝心からの登攀を試みるも、普段から水量が多くてほとんどの方が敗退するようです。この日は特に水量が多いですね。)

8/15 9:23

元越谷大滝
下から見上げています。
ただ、ただ、圧巻です。

8/15 9:23

元越谷大滝
ワイドで撮影
右側のルンゼから攻めます。

8/15 9:23

大滝右側（左岸）のルンゼです。

8/15 9:25

大滝滝壷を左岸を経攣る
KUさん

8/15 9:26

大滝左岸ルンゼを登る
KUさん

8/15 9:27

大滝左岸ルンゼを登攀中です。
大滝は普段の水量なら、弱点がありそうです。
まあ、還暦沢屋さんは何時もこんな、「強がり」を言っています。(≧▽≦)

8/15 9:28

でも、落ち口付近にラインが見えます。
(KU:黒く見える岩付近から、巻きのルート用に二つの捨てアンカーがあるようです。次は挑戦します・・・・？？よね！）

8/15 9:30

還暦沢屋さんは、先達山行記録を詳しく見ていません。
大滝左岸ルンゼから落ち口上への巻き道ラインがありました。
トラロープもありました。

8/15 9:31

大滝の巻きを登ってくる
KUさん

8/15 9:32

元越谷大滝は三段でしょうか

8/15 9:32

元越谷大滝
これは是非ともトライしたいと思う
風波です。

8/15 9:34

でも、今日の元越谷大滝の一段目にドボンしたら・・・・
これまでの全てを洗い流され、異世界へ転生され、登山で無双できるかも。
（還暦風波は、ラノベ異世界転生書籍が好物です。）

8/15 9:35

元越谷大滝から上流は・・・
更に、いい感じ
明るい花崗岩の小滝、ナメ滝・・・

8/15 9:38

8/15 9:41

8/15 9:42

8/15 9:42

風波

8/15 9:43

(KU:軽快にへつる風波さん)

8/15 9:43

KUさん

8/15 9:44

兎に角
花崗岩の明るいナメ滝、小滝が続きます。

8/15 9:44

左岸に
風波

8/15 9:56

テンション
爆上です。
風波

8/15 9:57

左（右岸）を経攣りました。

8/15 9:59

元越谷本谷（中又）、右又出合い
我ら、還暦沢屋さんは本谷へ進みます。

8/15 10:01

KUさん撮影
山椒魚？
風波は気が付きませんでした。

8/15 10:08

ドデカイ
砂防ダムです。
風波は右（左岸）から巻きました。
KUさんは更に上にある林道から巻きました。
砂防ダムの上は広い河原で壊れた木の橋が在りました。

8/15 10:29

8/15 10:29

先行する
風波

8/15 10:29

KUさん
(KU:後ろの一本杉？頑張ってますね！）

8/15 10:30

本谷（中又）
チョット荒れてきました。

8/15 10:35

8/15 10:38

元越谷本谷（中又）では〆の滝かな？
風波が予め入手した遡行図では10mとありますが？
「鈴鹿の山と谷」では？10m滝は在りません？
KUさん命名、流木で釜がせき止められているので、
「ビーバーの滝」とあります。
ビーバーは、いませんが・・・
(KU:一目見て！！びーばー！！でした。）

8/15 10:40

遡行図では10mですが・・
10mは無いかな
風波は169cmなので8m位かな？

8/15 10:42

左を登攀中、風波
2手目の時、右足スタンスの岩が剥がれ落ちてグランドホールしましたが1m程度だったので大事無しでした。ホ・・
「ビーバーの滝」は流木で砂が溜まり釜が在りません。

8/15 10:43

登り切った
風波

8/15 10:44

「ビーバーの滝」
登るKUさん
(KU:見た目よりも水流がすごくて・・・カッパが欲しかった。）

8/15 10:45

KUさん

8/15 10:46

ガッツポーズ
KUさん
(KU:カメラマンからポーズの要求が・・・・）

8/15 10:57

「ビーバーの滝」通過すると増々沢が荒れてきました。

8/15 11:00

本谷に支沢が左右から合流しています。
これは、右側の支沢で直ぐに二段滝があります。
(KU:今までの沢のぼりの中で、どのコースを選択するかもっとも迷ったポンとでしたね。）

8/15 11:00

左側の支沢の奥に滝が見えています。
では、もうほぼ小滝も無い本谷（中又）から滝の見えている左側の支沢へと進みます。

8/15 11:05

先行する
風波

8/15 11:07

KUさん

8/15 11:12

小滝を登るKUさん
この支沢は普段は黒い苔具合から、水量が少ないと思われます。
岩が苔でヌルヌルしている所が結構あります。

8/15 11:12

8/15 11:13

KUさん

8/15 11:14

小滝を登った
KUさん

8/15 11:15

同じく小滝を登る
風波

8/15 11:16

この滝は、大きく左岸から高巻きをしました。
(KU:水量が少ないときに挑戦したいです。）

8/15 11:22

またまた、二又になっています。
しかも、どちらも滝が見えています。
左側はさらに奥にも滝が見えているので、左側を進みます。

8/15 11:23

この滝は、全体に脆く岩を掴むと崩れる所がありました。
この滝も左岸から大きく高巻きをしました。
(KU:離陸地点がハングしていて私には無理でした。）

8/15 11:27

沢は荒れていますが、まだ奥に滝が見えています。

8/15 11:35

苔でヌルヌルした小滝を登る風波

8/15 11:36

振り返って見てますが、倒木で沢が荒れています。

8/15 11:38

倒木をかき分け、小滝を登って行きます。

8/15 11:39

8/15 11:42

小滝を登ろとするKUさんですが・・・

8/15 11:43

岩がもろいです
左岸から巻きます。

8/15 11:51

水沢岳へ向っている支沢にも小滝が無くなりました。
斜面が滑になり視界も開けてきてあと少しで、稜線へ出れそうです。

8/15 12:02

ココが、この支沢の始まりです。
伏流水が出てきています。

8/15 12:10

水沢岳山頂へ詰めました。
沢屋さんで山頂まで詰めるのは今シーズンは初めてです。
(KU:標高差のわりにスムーズに登り切りましたね。）

8/15 12:15

水沢岳山頂付近から
鈴鹿の秀峰
鎌ヶ岳

8/15 12:51

水沢岳山頂付近から
仙ヶ岳方向

8/15 13:05

水沢峠

8/15 13:15

水沢峠からは登山道で下山します。
この小滝は、元越谷本谷（中又）から水沢岳へ向った三又にあった、右側の小滝です。
頭から水をかぶり、クールダウンです。
(KU:これはホントに気持ちいかったです。）

8/15 13:41

砂防ダム上にある、左又出合いの広い河原です。
流された木製大橋があります。
この後、林道が無くなる？
九十九折で尾根の上にある林道へ登ります。

8/15 14:15

打たせ水で
クールダウン

撮影機器：

iPhone 8 Plus 64GB SIMフリー Apple

感想

風波

山友のKUさんと元越谷本谷へ沢屋さんをしました。
前回、本越谷を予定しましたが鈴鹿スカイラインが降雨災害のため通行止めだったので今回となりましたが、やはり、最近はほぼ毎日雨が降っており本越谷は増水していました。
しかし、初めての本越谷は花崗岩で明るい小滝、ナメ滝が連続するとても楽しい沢でした。
予定では、本谷（中又）を詰めて水沢峠としていましたが、本谷（中又）最後の滝かな？で三又となり、本谷（中又）から左の水沢岳へ向う支沢に連続する落差のある滝が見えていたのでこの支沢を詰めることにしました。
この支沢は小滝が連続しますが、岩質が脆く苔でヌルヌルしているので普段は水量が少なく（上部は枯れているかも）、増水している今回で登りやすい水量でした。
多分、普段なら、苔と泥と汗でドロドロのグタグタになっていたと思います。

支沢を詰めて水沢岳山頂にて、楽しい昼食タイムと思ったのですが・・・
山頂には強敵、アブがブンブン・・・アブを撃退しながらの昼食となりました。

下山は、水沢岳山頂から県境稜線にて水沢峠〜登山道にて駐車地までとしました。

下山時、風波は沢靴（ラバーソール）にゴムスパイクアイゼン
KUさんは沢靴（フェルトソール）にチェーンアイゼンを装着しました。
沢靴での登山道下山は滑るので軽アイゼン装着が無難かもです。

今回、右又出合い付近で女性4人パーティーさんが先行しており、右又を詰めて水沢峠で再度お会いしました。
時間的に、本谷（中又）から支沢を詰めた私たちと同じ時間程度なので、次回は右又を県境稜線まで詰めたく思っている風波です。

本日の被害
奴（ヒル）×2匹　吸血無しで取り付かれただけ（クライマーか(笑)）
下山中にアブに4か所、ブヨに5か所やられました。
アブには両足のすね付近をやられました。
アブが沢山いる所では、下山時沢屋さんで装着していた脛パッドは暑いですが外さないが吉の様です。
アブ、ブヨに食われた（刺された）後は何時までの痒く、化膿して腫れも引きません。
(´Д⊂グスン