不老山


- GPS
- --:--
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,246m
- 下り
- 1,188m
コースタイム
12:23 番ヶ平(12:50まで30分程度休憩)
13:00 林道(番ヶ平の表示あり)
13:38 不老山
13:50 不老山南峰
14:17 世附峠(5分程度休憩)
14:30 樹下の二人(10分程度休憩)
14:55 峰坂峠(5分程度偵察)
〜〜 来た道を戻る 〜〜
16:02 不老山南峰
17:25 (中島貯水池付近でヤブに突っ込んだ挙句、来た道を戻る)
18:00 駿河小山駅への近道との分岐
18:10 金時神社(18:25までお詣りと休憩)
18:50 駿河小山駅
天候 | 晴れ 日差しが眩しかった。 山市場側植林の中は適度に風が通って気持ち良かった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
向河原BSは、以前、棚沢キャンプ場前BSという名称でした。 帰り:JR御殿場線 駿河小山駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に平成22年(2010年)の台風で大きな損害を受けているそうですので 古い地図やガイドブックを使用している方はその点ご留意を。 吊り橋が流されたり、一部の林道・登山道が崩壊していたりします。 また、西丹沢自然教室−新松田駅間のバスはとにかく 駿河小山駅を通る電車(JR御殿場線)は本数が少ないです。 〜河原BSより不老山山頂〜 登山道入口で川を渡ることと、その上流に三保ダムがあるので、 増水の可能性は頭に留めておいた方が良いといったところでしょうか。 登山道は整備されており、歩きやすいです。 途中で1ヶ所崩れて道が分かり難いが、頭上にピンクのテープがあるので これを目印にすれば問題はありません。 〜不老山山頂より世附峠・峰坂峠〜 稜線自体は歩きやすい道で問題はないものと思われます。 樹下の二人周辺を除けば、風も遮られそうです。 地図上では世附峠から駿河小山駅に下りる道が複数あるようですが 中には酷く崩壊して通行が危うい場所があるようです。 (火山性の砂礫が多く見られ、崩壊しやすいだろうと推測できます。) 地元小山町等で最新情報を確認することをお勧めします。 峰坂峠から駿河小山に下りる道は。。。よく分かりません。 これぞと思った道は一見作業道のようですが、確証はありません。 時間の余裕がない人はアテにしない方がよいかもしれません。 (短いですが、いちおう破線です) 〜不老山南峰より金時公園〜 途中で鉄塔工事を行っている個所があり、迂回路を通るよう誘導する表示があります。 素直に従ったら、まさかのヤブに突っ込みました。 1回のヤブは突破、2回目は後退を余儀なくされました。 後で地図を見ると昔は登山道があったようですが、荒れて通行不能になった印象を受けます。 ついでに書くと、林道が迂回路であり、登山道?がショートカットではないかと。。。 もし県境尾根から金時公園に出る場合は、迂回路は無視し、できるだけ 林道を通るのが良いようです。 また、薄暗くなっても林道に出たら安全なように感じますが、一本道ではないので 地形図で現在地を確認することを怠らないことをお勧めします。 |
写真
感想
※ 長文です。
中島林道付近の不可解な道については最後の方に記載しています。
向河原BSで西丹沢自然公園行きのバスを降り、丹沢湖から流れる川を渡り、
茶畑や耕作放棄地の傍を過ぎるとすぐ、ヒノキの坂が始まります。
登り始めてまもなく作業道に突っ込みそうになりましたが、
暑い中でにも香りのよい涼しい風が吹いて、快適な道です。
植林の手入れが行き届いており、山が荒れていないことに安心します。
坂道は緩やかになり、峠のような平坦地に出ると、そこが番ヶ平です。
番ヶ平から富士山の頭がちょこっと見えます。
右に目をやると御正体山らしきものが見えます。
端正なイメージが強い御正体山のちょっと間抜けな姿です。
番ヶ平の先にある林道を横断し、緩やかな道を調子よく進むと楽に山頂に到着です。
サンショウバラの花が咲く季節なので、山の会がいくつか来て賑わっていました。
ただし山頂のサンショウバラはほとんど咲いておらず、期待外れでした。
ゆるゆる歩くと間もなく不老山南峰。さっきの不老山山頂よりも景色がきれい。
富士山がドーンと見えます。
山頂は期待外れでしたが、折角なのでサンショウバラがもっと咲いているという
樹下の二人の方向へ行くことにしました。
世付峠から浅瀬に下りることも検討しましたが、こちらは通行不能のよう。
同じく駿河小山駅方面も通行不能らしいのですが、ルートが複数あります。
どの道なのか、全ての道がだめなのかよく分かりません。
手持ちの山と高原地図を確認すると峰坂峠から駿河小山に下りる道があります。
最悪の場合、来た道を戻ることになりますが深く考えず峰坂峠に向かいます。
世附峠を過ぎると間もなく樹下の二人(別名サンショウバラの丘)に到着。
サンショウバラは咲いていますが、ここもまた期待ほどではありませんでした。
そこそこ数は咲いているのですが忙しなく歩いているせいでしょうか。
ですが、ここは景色を遮るものが少なく、のんびり休むのには良さげな場所です。
サンショウバラがポツポツと咲く下を峰坂峠に急ぎます。
もうすぐ峰坂峠かと思いながら稜線を下っている途中、右側に峰坂峠と書かれた道標を発見。
ここは鞍部じゃないのにと思いつつ、とりあえず峠らしき場所まで行ってみますが
ベンチとテーブルがぽつんと置いてあるだけで、峰坂峠の表示が見当たりません。
さっきの「鞍部じゃない峰坂峠」まで戻り、南側の林道に下りる道を探しましたが
どこが降り口なのかよく分かりません。
下りられそうな道も、人ではなく鹿の足跡が残っているばかり。
時間が限られている中で道を間違えると致命的なので、ここは諦めで世附峠に戻ります。
世附峠には林道が通っていますが、世附方面、駿河小山方面ともに「通行止め」。
林道を覗くと鬱蒼としており、あまり人が通ったようには見えません。
強引に駿河小山に下ることも考えましたが、どうしようもなく崩壊した道だったら
また同じ道を登らなくてはならないので不老山南峰まで登り返すことにしました。
不老山南峰から人気のある県境尾根に進むと、金時公園に下りる分岐があります。
日が暮れる前に林道に出た方が安全だとの理由で、金時公園への道を取ります。
林道は予想よりも早く現れましたが、元々の山道?などが交差し、紛らわしいです。
林道沿い鉄塔(建設中)のすぐ先に、道標のほか、ラミネート製の「迂回路」表示があります。
迂回路と示された道を通ろうとして林道から外れて登山道に入っていったのですが
この道をずんずん下ると灌木が倒れかかったヤブっぽい場所にぶつかります。
足元も崩れていましたが、強行突破すると林道に出ました。
ここに建てられている道標は朽ちて無残な姿。不思議な迂回路です。。。
現れた林道にはまた道標が建っており、右「中島貯水池」、左「金時公園」とありますが
再びラミネート製の「迂回路」表示に誘導されて登山道(至 金時公園)に入りました。
しばらく行くと踏み跡が草地に姿を変えたり、道の右側に足跡が沢山現れたりしましたが
自分たちは直進した結果、再びヤブに突っ込みました。
1回目のヤブを突破したことから、また同じようなヤブを突破するかと思いましたが、
固いササの生えた急坂の先に川(最初は林道に見えた)が見えたので
崖から川に落ちる可能性もあると思い引き返しました。
ここからは推測ですが、
歩いてきた「迂回路」は風水害で荒れた古い登山道で、本当の迂回路は金時公園に至る林道。
つまり、ラミネート製「迂回路」の設置個所が不適切なのではないかということ。
(大体、「迂回路」の表示距離の方が短かったので変だとは感じていた。)
地形図を見ると、「古い登山道」は道の右側に下り、中島貯水池の近くへ道が続いているようです。
以前は中島貯水池を経由して、中島集落に下りるようになっていたのではないでしょうか。
この後は心を入れ替えて、林道を愚直に下りました。
薄暗くなってきたところで、手書きの道標を発見。やれやれ、これで大丈夫(笑)
駿河小山駅への近道もありましたが金時公園(金時神社)に寄り、神社にお詣りし、
この日の山行を終えました。
1時間に1本程度しか走らない御殿場線の電車は、駿河小山駅を出た直後でした。(涙)
最後に反省。当たり前のことなんだけれども、端折ってました。
1.現地情報の確認を怠らないこと。
2.地図は新しいものを確保する。
ネットで最新の地形図を入手していたのがせめてもの救い。でも小さくて見難い。
3.一度通るとヤブの隙間が登山道に見える。
想定外のヤブは冷静にヤブであると認識し、むやみに突っ込んだりしない。
お疲れさまでした。
「樹下の二人」はいい雰囲気ですね。気持ちよさそう。
サンショウバラもまずまずと言った感じでしょうか。
お花の感想よりも帰路のハプニングが痛かったようで。。。
想定外の進路変更はその後の経過も要注意ですね。
(ぜんぜん人様のこと言えないのですが・・・
コメントありがとうございます。
サンショウバラがこの日の目玉でしたので、見られて良かったです。
だけれど、雨が降っていたらもっと綺麗だったんじゃないかと思っています。
無事に帰ってきたからこんなことも言えますが、雨降る中で
崩壊した林道を下りていたらと思うとゾッとします。
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