初めての天塩岳(山開きの旧道コースとショートカット)

2014年06月01日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 7.5km
• 登り: 786m
• 下り: 437m

コースタイム

5:50　天塩岳ヒュッテ
10:40〜11：30　天塩岳頂上
12:00　避難小屋
14:30　天塩岳ヒュッテ

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

何せ初見参なので何がなにやら。
ルートは3つの正規ルートと1つの途中合流ルートがあります。
今回は残雪期のこの時期だけ比較的楽に歩ける旧道コース。
沢伝いに山頂めがけて直登するイメージのルート。
途中は雪解け水が轟音を立てて流れています。
何回か一枚板の橋を渡り右岸から左岸へ。
左岸から右岸へ。
もちろんスノーブリッジも渡りますが
毎日の高温でところどころが抜けて激流がかいま見えます。
おそらく今はかなり厳しい状況になっているかと。
ルートはGPS軌跡ではありません。

写真

前乗りし天塩岳ヒュッテ前の駐車場で車中泊の準備をしつつ、そろそろ夕焼けなと振り返ると何と！！
慌ててカメラ機材をかついでヒュッテ2階ののテラスで撮影。いい絵をご馳走様。

3時半起床。
朝食を摂りながら朝焼けを待ちました。
美味しい朝焼けご馳走様です^^

さて、最初はなだらかで落ち着いた雰囲気の登山道をテクテク。
あちこちにリュウキンカの群落。
まぁ別名ヤチブキとも言って山菜として見てしまう方も多いかと・・・。

好きな高山植物はいくつかありますが
黄色系の花がけっこう好きです。

渡し板にビビりながら激流の沢を右左に行ったり来たり。
途中に巨大なデブリもあったりして
こんなのに出くわしたら人間の存在なんてちっぽけ！冬山の恐怖・・・。
ラクダ岩直下から本日のメインイベント。
超ロング急雪渓の直登。
正直、トムラウシのコマドリ沢分岐から前トムまで上がるよりきつかった。

この写真はラクダ岩下から登ってきた方向を見たものです

でも、山頂に着いてこの景色を見た途端に全てが吹き飛んじゃう。
どんな疲れも吹き飛んじゃうから不思議。

こんな眺めも。

表大雪をアップ気味に。

思いっきりひくとこんな風景。

旧道が近づき、雪渓の下部に来ると
ダケカンバと雪渓と青空のコントラストが抜群に綺麗。

そんなこんなで、ご覧の様なお天気と雪渓による反射でこんがりと焼けてしまった。
翌日会社に行くなり山ですか？
否定できるはずもない焼け方w

感想

minisam

天塩岳に行ってみたいと思ってはいても
そこに至る距離を考えるとなかなか一歩を踏み出せませんでした。
どうせ登るなら山開きの日に！と思っていたところ
友人のsatoさんが行っちゃうって事を耳にし、何と天気予報も今シーズン最高の予報。
これは行かないわけには！と思い、雌阿寒野中温泉別館から帰ったばかりなの
車は一路道北の地へ。
しかもsatoさんは単独で登りたいと言っていた様な気が・・・。
でも、もう向かっちゃったし！って事で山ストーカー状態。
satoさん。いつも迷惑かけます^^/

さて、天塩岳ヒュッテに至る林道はダムまでは舗装。
それ以降は砂利道。まあまあ走りやすい道でした。
特に危険な箇所もありませんが対向車が来たら交差するには道幅が狭いかも。
で、天塩岳ヒュッテは立派で綺麗です。
2階建てになっていて、それぞれにテラス付き。
おまけに水が来ている流し付き！！
もちろん薪ストーブ付き！！煙突から出る煙りを見ているのも哀愁でした^^
ヒュッテ前はキャンプ地にもなっているので炊事場、バーベキュー、トイレ完備です。
何かあまりにも完璧で驚きました・・・。

が・・・夜中は強風で車が浮き、更には激しい雨。
え〜〜〜〜〜天気がイイって言うから来たのに〜〜〜(@@;;
起床した3時半には快晴。
向かいの山はモルゲンロートで黄金の山。
最高の一日になる予感。
さぁ〜〜〜出発！！

最初はのどかに作業道歩き。
リュウキンカの群落に一人で歓声^^/
更に歩くといきなり沢道に。
見れば雪解け水で轟音と急流が・・・。
最初の橋以外は渡し板状態の完全仮設橋。
何故か激流に吸い込まれそうな感覚に襲われへっぴり腰。
スノーブリッジも所々が抜けていてけっこう大変。
完全に山開きの時にしか登れないコースだって事を実感。
でも、見上げれば抜けるような青空。
テンションが上がらないわけがない^^
そんな気分をどん底に落としてくれたのが
ラクダ岩直下から見上げる延々と続く大雪渓。
しかも傾斜が・・・。
ここから山頂までが試練でした。
だんだん三脚を含めたフル装備の重さが・・・。
いや！俺は写真を撮りに来ているんだ！！

そんな苦労も山頂にたどり着くと吹き飛びます。
この場所から見たいと思っていた表大雪の全貌。
霞んではいますが十勝連峰まで一望できました。
でもテンション上がりすぎて五月蝿くてsatoさんには叱られ・・・(笑)
きっと一人で楽しみたいと思っていたんでしょうに・・・^^;;
なんか迷惑かけちゃっていますが、また山ストーカーします^^/

来年は山開きの前日に登り、避難小屋泊りにしようかな・・・。
どうしても夕陽と星空と朝陽を狙いたくなりました。
天塩岳・・・この時期の眺望を楽しむには最高でした！！